peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

フユサンゴ(冬珊瑚)

2009年11月04日 | 植物図鑑

一関市東山町「柴宿団地」  2009年9月30日(水)

P1660947

P1660905

P1660942

P1660945

2009年9月30日(水)、一関市東山町長坂字久保にある「柴宿団地」と呼ばれている住宅団地内の民家の庭に、朱橙色の果実を沢山付けた鉢植えのフユサンゴ(冬珊瑚)が展示されていました。この画像のものは、園芸種の「ビッグ・ボーイ」だと思います。

P1660944

P1660907

P1660946

P1660906

フユサンゴ(冬珊瑚) ナス科 ナス(ソラナム)属 Solanum pseudo-capsicum

タマサンゴ(玉珊瑚)、タマヤナギ、リュウノタマなどの別名もある。また、属名のままに「ソラナム」とも呼ばれる。地中海沿岸から中近東、南アメリカ原産の無刺、無毛の非耐寒性常緑低木で、高さ50~100㎝になる。暖かい地方では庭木として、寒い地方では冬の鉢物として、赤く熟した果実を観賞する。よく枝分かれして、こんもりと茂り、葉は密に互生し、披針形~長楕円形。葉縁は全縁で波状となる。ほぼ一年中、白色で直径1.5㎝ほどの星形の花を咲かせ、実をつけ続けるが、主な観賞期間は秋から冬。果実は大きいものは直径1.5~2㎝ほどあり、球形で緑、黄色、赤色となり、翌年の春まで残るので長く観賞できる。果実が橙色の品種もある。寒さに強く、暖地では戸外で冬を越し、こぼれ種子でもよく増える。また、日なたから半日蔭までどこでもよく生育するとのこと。

 園芸品種には果実の大きさと色の異なるものがあり、ビッグ・ボーイcv.Big Boyなどがある。果実にはアルカロイドを含み、毒性があるといわれる。[栽培]繁殖は種子による。園芸上は春播き、一年草として扱う。[果期]秋~冬。


ヒマラヤトキワサンザシ~浪分神社(気仙沼街道を行く)

2009年11月04日 | 植物図鑑

一関市川崎町薄衣(うすぎぬ)  2009年10月29日(木)

P1710540

P1710544

P1710524

P1710458

P1710570

P1710465

P1710478

P1710455

江戸時代に描かれた仙台藩の「東山絵図」にある気仙沼街道は、一関市弥栄(やさかえ)方面から北上川を渡り、「薄衣村(うすぎぬむら)」(現在の一関市川崎町薄衣)を経て「千厩村(せんまやむら)」に至る。北上川の東側の「東山」と呼ばれた地域の始点がこの川崎町薄衣字諏訪前の浪分神社付近である。古い北上大橋もこの付近に架けられていた。

波分神社の前下側にある民家の庭先に植えられたヒマラヤトキワサンザシが、朱橙色に熟した実をびっしりと付けていました。

P1710519

P1710522

P1710534

P1710543

P1710537

ヒマラヤトキワサンザシ バラ科 トキワサンザシ(ピラカンサ)属 Pyracanrha crenulata

ヒマラヤ原産の常緑低木で、高さは2~3mほどになり、よく枝分かれする。枝には刺がある。日本には昭和初期に渡来したとのことだが、花も実も美しいので、庭や生垣などによく植えられている。葉は互生し、長さ2~5㎝の長楕円形または披針形で革質。両面とも無毛で、表面は光沢があり、裏面は淡緑色。縁には細かい鋸歯がある。5~6月、短い枝の先に散房花序を出し、直径約1㎝の白い花を枝いっぱいに多数開く。果実は直径7~8㎜の球形で、10月頃、光沢のある橙赤色または真紅色に熟す。一般にはヒマラヤトキワサンザシ、タチバナモドキ、トキワサンザシなどをまとめて、ピラカンサと呼ぶことが多い。用途:公園樹、庭木、垣根、鉢植え、盆栽、花材。

別名:インドトキワサンザシ、カザンデマリ。