一関市東山町「柴宿団地」 2009年9月30日(水)
2009年9月30日(水)、一関市東山町長坂字久保にある「柴宿団地」と呼ばれている住宅団地内の民家の庭に、朱橙色の果実を沢山付けた鉢植えのフユサンゴ(冬珊瑚)が展示されていました。この画像のものは、園芸種の「ビッグ・ボーイ」だと思います。
フユサンゴ(冬珊瑚) ナス科 ナス(ソラナム)属 Solanum pseudo-capsicum
タマサンゴ(玉珊瑚)、タマヤナギ、リュウノタマなどの別名もある。また、属名のままに「ソラナム」とも呼ばれる。地中海沿岸から中近東、南アメリカ原産の無刺、無毛の非耐寒性常緑低木で、高さ50~100㎝になる。暖かい地方では庭木として、寒い地方では冬の鉢物として、赤く熟した果実を観賞する。よく枝分かれして、こんもりと茂り、葉は密に互生し、披針形~長楕円形。葉縁は全縁で波状となる。ほぼ一年中、白色で直径1.5㎝ほどの星形の花を咲かせ、実をつけ続けるが、主な観賞期間は秋から冬。果実は大きいものは直径1.5~2㎝ほどあり、球形で緑、黄色、赤色となり、翌年の春まで残るので長く観賞できる。果実が橙色の品種もある。寒さに強く、暖地では戸外で冬を越し、こぼれ種子でもよく増える。また、日なたから半日蔭までどこでもよく生育するとのこと。
園芸品種には果実の大きさと色の異なるものがあり、ビッグ・ボーイcv.Big Boyなどがある。果実にはアルカロイドを含み、毒性があるといわれる。[栽培]繁殖は種子による。園芸上は春播き、一年草として扱う。[果期]秋~冬。