peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

タチツボスミレ(立坪菫)

2009年04月25日 | Weblog
北上市国見山のタチツボスミレ(立坪菫)
 2008年4月13日










2008年4月13日(日)、北上市稲瀬町にある極楽寺前無料休憩所&
トイレの所の駐車場から、展勝地に向けて車を走らせていたら、国
見山神社の鳥居がある所の土手にタチツボスミレ(立坪菫)が花を
咲かせていました。近くに駐車スペースがあったので、車をおりて
写真を撮ってきました。花の色は空色に近いものや赤味の強いもの
など、変化が多いとのこと。









タチツボスミレ(立坪菫)スミレ科 スミレ属
Viola grypoceras
スミレViola mandshuricaと並んで、日本を代表するスミレで、北海道から沖縄まで、また海岸近くの道ばたから亜高山まで、日本中たいていのところで見られる。

国外の分布は、台湾や済州島などの朝鮮半島周辺の島にわずかに知られるだけで、日本特産同然といわれていたが、最近の中国の文献では、中国本土にもかなり分布していることが明らかになった。分布の中心は日本列島本土で、沖縄では少なく、本土からの帰化品ではないかといわれている。また、北海道の北部もあまり多くない。

環境への適応の幅は広く、日当たりのよい草地や落葉樹林の下、林縁はもちろん、植林された杉林の下のような所でも、少し日が入ればよく花を咲かせる。垂直分布のほうも幅が広く、本州中部では海岸から亜高山まで見られる。

この仲間の特徴は托葉で、クシ(櫛)の歯状の深い切れ込みがある。花期の草丈は2~15cm。咲きはじめは地上茎が目立たないが、次第に茎を斜上させる。
花は直径1.5~2cmで淡紫色。唇弁の距はふつう紫色を帯びる。花柄は、茎の葉のつけ根から出るものと、株の根元から出るものがある。これは根元から花柄を出さないオオタチツボスミレとの識別のポイントのひとつ。花柄に毛がないものが典型とされるが、毛のある個体も多い。花期の葉は長さ2~4cmの心形。花のあと茎葉は長三角形になる傾向が強い。個体数が多く、適応の幅も広いだけに、変異が多く、さまざまなタイプが知られている。花期:2~5月。分布:日本全土
[山と渓谷社発行、山渓ハンディ図鑑6「増補改訂・日本のスミレ」(写真・解説/
いがりまさし)より]

エイザンスミレ(叡山菫)/エゾスミレ(蝦夷菫) 2009年4月24日

2009年04月24日 | Weblog
北上市国見山のエイザンスミレ(叡山菫)
/エゾスミレ(蝦夷菫) 2009年4月24日








2009年4月24日(金)、北上市の極楽寺がある国見山に
行ってきました。 エイザンスミレ(叡山菫)/エゾスミレ(蝦夷菫)
を見に行ったのですが、昨年も見た「国見山裏山道上り坂
付近で見つけました。






エイザンスミレ(叡山菫)/エゾスミレ(蝦夷菫)
スミレ科 スミレ属 Viola eizanensis
青森県から九州の霧島山まで分布し、どちらかというと
太平洋側の低山に多いとのこと。日陰を好み、杉林の下
でも少し光が入ればよく花をつけるという。
また、細かい土砂が少しずつ崩れるような急斜面にも多
く、そういう場所ではかなり日当たりのよい所でも見かけ
る。

葉だけ見ると、これでもスミレかと思うほど葉が深く裂
けている種類である。このほか、日本にはヒゴスミレ、ナ
ンザンスミレ、大陸に歯マンシュウスミレ、コマスミレな
ど、裂けた葉をもつ仲間がある。その中でエイザンスミレ
は最も普通に見られる日本特産のスミレである。
和名は、比叡山(ひえいざん)で見つかったことによる
が、エゾスミレ(蝦夷菫)の別名もある。但し、北海道には
自生しないとのこと。

草丈は5~15㎝。葉の裂け方は深く3裂するのが基本で、そ
れがさらに裂けて一見5小葉に見えるものもある。しかし、
ヒゴスミレのように基部から5裂することはなく、また広げ
てもヒゴスミレのように五角形になることはない。

花期は4月上旬~5月中旬。花期の葉は長さ5~9㎝。花の後
は10~15㎝と見違えるほど大きくなり、裂片も広くなって、
普通完全に3裂する。花は直径2~2.5㎝。淡紅紫色が普通だ
が、紅色の強いもの、紅色の筋が入るもの、白に近いものと
変化がある。花弁の縁は波打っているものが多い。側弁の基
部は有毛。萼片は細長く、付属体の切れ込みが目立つ。花は
香りのよいものが多い。

 分布:本州、四国、九州。
白花品をシロバナエゾスミレ(白花蝦夷菫)f.candidaという。

エイザンスミレ(叡山菫)/エゾスミレ(蝦夷菫)

2009年04月24日 | Weblog
北上市国見山のエイザンスミレ(叡山菫)
2008年4月13日








2008年4月13日(日)、エイザンスミレ(叡山菫)を探しに北上市稲瀬町
にある国見山に行きました。極楽寺前の無料休憩所&トイレの駐車場に車
を置いて(ここの桜は、蕾がだいぶ膨らんでいましたが、まだ開花してい
ませんでした。)「国見山裏山通登り口」から登ってみました。(2006年
4月22日に行ったときは、西行法師歌碑がある方から歩きました。)

この道は、鉄の鎖がつけてある急な坂道を登るコースで(坂の名前は
「観○坂」で○の部分の字は読めませんでした。)上まで上ると平和
大観音や大悲閣展望台方面に行く道と珊瑚岳方面に行く道の分岐点に
到着します。ここから平和大観音までは30mぐらいしかありませんで
した。


道の両側の所々に、観音石像が建てられており、三十三観音あるそ
うです。









この日、はじめて見つけたの蕾をつけたエイザンスミレ(叡山菫)。
山道の真ん中に生えていました。一つ見つけたら次々に目に入るよう
になりました。











北上市国見山のエイザンスミレ(叡山菫)
 2006年4月22日






きょう(4/22)、「エイザンスミレ(叡山菫)」が見たくて、北上市
に用事があったこともあり、前に見たことのある北上市稲瀬町にある
国見山に行ってみました。
極楽寺の前の無料駐車場に車を置いて、市立公園展勝地や市立博物館、
みちのく民族村の方向目指して進みました。
前に見たことのある辺りを探してようやく花を咲かせているエイザン
スミレ(叡山菫)を見つけ出すことができました。









エイザンスミレ(叡山菫)/エゾスミレ(蝦夷菫)
スミレ科 スミレ属 Viola eizanensis
沢沿いの道ばたや斜面など、日陰のやや湿ったところに多い。葉は柄
があり掌状。3つに切れ込み、小葉はさらに細かく切れ込んでいる。よ
く似た「ヒゴスミレ(肥後菫)」は葉の切れ込みがさらに細かいので
区別できる。

花の後の葉は大きく、幅の広い3小葉に分かれている。花期は3~4月。
花は直径2cm内外で、淡紅紫色が多いが、紅色から白色まであり、芳香
をもつものもあるという。「エゾスミレ(蝦夷菫)」と呼ばれること
もあるが、北海道にはないとのこと。分布:本州~九州

仙台空港のパンジー 2009年4月14日

2009年04月23日 | Weblog
仙台空港のパンジー 2009年4月14日



2009年4月14日(火)、仙台空港から福岡空港行き
飛行機に乗るため、仙台空港鉄道で仙台空港駅に着きました。
搭乗開始までだいぶ余裕があったので、空港の1階まで
見て回りました。1階には、宮城県農業高等学校の生徒が
校外学習の一環として、四季折々の花を植栽、管理して
いるというパンジーが、沢山花を咲かせていました。


上:仙台空港から見た仙台空港駅



上:仙台空港 国内線出発口

上:国内線航空会社ご案内


上:若い女性像のある周辺













上:仙台空港2階ロビー

上:ANA航空搭乗改札口

上:ANA搭乗機


上:搭乗機とは別のANAの飛行機

上:JALの飛行機
 (注)この「仙台空港のパンジー」は、後日
4月14日に移行します。

奥州市水沢区「埋文」の桜 2009年4月19日

2009年04月22日 | Weblog
奥州市水沢区「埋蔵文化財調査センター」の桜
 2009年4月19日



2009年4月19日(日)、財団法人・奥州市文化振興財団
奥州市埋蔵文化財調査センター(奥州市水沢区佐倉河字
九蔵田96-1)主催の所長日曜講座”「奥州後三年記」を考える”
(4月から9月まで月1回・全6回)に出席しました。
九州旅行に出かけた間に見ごろを迎えた一関の桜は
ほぼ終わりでしたが、水沢区の埋蔵文化財調査センター
の桜は満開でした。








「奥州後三年記」は、平安後期に奥州藤原氏が台頭する
契機になった書物で、作者や成立の背景の多くが分かっ
ていない。
この日、講師の伊藤博幸所長は後三年合戦について、
「(奥州藤原氏初代の)清衡は京で(前九年役について
書いた)陸奥話記を読み、源氏を礼賛し安倍氏を横暴な存在
としておとしめた内容に衝撃を受けただろう」とし、「
奥六郡の主だった安倍氏を復権し、清衡自身の支配の正
当性も訴えようと決意したのでは」と説明。「源氏史観」
批判と統治の正当性を裏付ける意図で作成したとの見解
を示しました。(予約申し込みした約100人が聴講)。


奥州市埋蔵文化財調査センターの東側にある駐車場の所に「染井吉野」とは違うように見える桜が花を沢山咲かせていました。