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peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

「いちのせき健康の森」の自然観察会(その8)カタクリ(片栗) 2016年4月23日(土)

2016年04月26日 | 植物図鑑

(上)カタクリ:花弁の基部にW形の模様がある。

 

2016年4月23日(土)、いちのせき健康の森(一関市厳美町字祭畤251)主催の自然観察会(春の

妖精といわれる花が開催されたので参加しました。この催事は毎年行われており、私は先週に続い

て6回目ぐらいです。

先週[4/16(土)、4/17(日)ミズバショウを観よう]は、いつもは積雪が沢山残っている山道にも、

全然ありませんでした。そのせいかミズバショウ(水芭蕉)の葉が伸びすぎて、昨年のように見事な花

(仏炎苞)は少ししか見られませんでしたが、今回の「エゾエンゴサク(蝦夷延胡索)」「ミヤマキ

ケマン(深山黄華鬘)」は丁度見ごろを迎えていました。また、ウスバサイシン(薄葉細辛)ミヤマ

カタバミ(深山傍喰)、カタクリ(片栗)も花を咲かせていました。 

]

(上と下)国道342号線を横断してキャンプ場の方へ進みます。

(上と下)キャンプ場内の一角にカタクリやエゾエンゴサクが咲いていました。

カタクリ(片栗)ユリ科 カタクリ属 Erythronium japonicum

北国に春を告げる花として親しまれている。雪解けを待ちかねたように花を開き、

2カ月足らずで地上から姿を消してしまうので「春の妖精」と呼ばれる。名前の

由来は、古名のカタカゴからカタコユリ、さらにカタクリへ変化したものといわ

れる。山野のやや湿った所に群生する多年草。葉は地表にふつう2個展開し、長

さ10~12㎝の長楕円形で、だら模様があるものが多い。花期3~5月。

花茎は高さ10~20㎝になり、紅紫色または淡紅色の花を1個つける。花は下向き

につき、開くと直ぐに花弁がクルリと反り返る。花は日が当たっているときだけ

開く。地中の鱗茎から採ったデンプンが本物の片栗粉。若葉も食べられる。

分布:北海道~九州。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より] 


一関市東山町松川のヤマブキ(山吹)   2016年4月23日(土)

2016年04月26日 | 植物図鑑

2016年4月23日(土)、一関市東山町松川字滝ノ沢平県道19号線沿いにある「もしもしピット」付

近の道路沿いに生えているヤマブキ(山吹)が、鮮黄色の花を沢山咲かせていました。

ヤマブキ(山吹)バラ科 ヤマブキ属 Kerria japonica 

枝垂れた枝が風になびく姿から、古くは「山振」の字を当て、これが「山吹」になったという説がある。

山地に生える落葉低木。庭や公園などにも広く植えられ、幾つかの園芸品種もある。自生のものは谷川

沿いなどのやや湿り気のある所に多い。高さは1~2m。茎や枝ははじめ緑色、葉は互生し、長さ4~

10㎝の卵形で、先は尖り、側脈が目立つ。縁には欠刻状の重鋸歯がある。4~5月、直径3~5㎝の

やかな黄色の花が咲く。花弁は5個。果実は長さ約4㎜で、花1個につき1~5個つくものが多い。

ヤエヤマブキは八重咲きの園芸品種。太田道灌の逸話で有名なヤマブキはヤエヤマブキのほうで、雄しべ

が弁化し、雌しべも退化しているので、果実はできない。分布:北海道~九州。[山と渓谷社発行「山渓

ポケット図鑑1・春の花」より]