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peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市博物館の枝垂れ桜  2016年4月16日(土)

2016年04月17日 | 植物図鑑

2016年4月16日(土)、一関市博物館(一関市厳美町字沖野々215)に立ち寄りました。国道342号線側の樹木園に植栽されているシダレザクラ(枝垂れ桜)の木が、ピンク色の花をびっしりと付けていました。 

シダレザクラ(枝垂れ桜)/エドヒガン(江戸彼岸)バラ科 サクラ属 Prunus pendula f.ascendens 

春の彼岸の頃に花が咲き、東京周辺に多く植えられているので、この名がついた。長生きのサクラ(桜)として有名で、山梨県の山高神代桜、岐阜県根尾谷の薄墨桜など、天然記念物に指定されている老木も多い。山地に自生する落葉高木で、高さは20mほどになる。樹皮は灰褐色で縦に割れ目が入る。葉は長さ5~10㎝の長楕円形。花期3~4月。花は直径2.5~3㎝で淡紅色~白色。萼筒が丸く壺形に膨れているのが特徴。枝が長く枝垂れるものをシダレザクラ(枝垂桜)またはイトザクラ(糸桜)といい、花の色が濃いものや八重咲きのものがある。分布:本州~九州 [山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]


一関市博物館のサンシュユ(山茱萸) 2016年4月16日(土)

2016年04月17日 | 植物図鑑

2016年4月16日(土)、一関市博物館(一関市厳美町字沖野々215)に立ち寄りました。樹木園に植栽されているサンシュユ(山茱萸)の木が、黄金色の花をびっしりと付けていました。

サンシュユ(山茱萸)ミズキ科 ミズキ属 Cornus officinalis

朝鮮、中国原産の落葉小高木。日本には江戸時代中期に薬用植物として入ってきたが、現在は花木として植えられていることが多い。早春に黄色の花が咲くので「ハルコガネバナ(春黄金花)」ともいう。

樹皮は灰褐色で鱗片状にはがれる。葉は対生し、長さ4~10㎝の卵形または楕円形で、裏面の主脈の基部には褐色の毛が多い。花期3月。葉が出る前に小さな黄色の花が密に集まってつく。果実は長さ1.5㎝ほどの楕円形で赤く熟す。乾燥した果実を漢方薬や薬用酒などにする。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より] 


「いちのせき健康の森」の自然観察会(その3)キクザキイチゲ(菊咲一華) 2016年4月16日(土)」

2016年04月17日 | 植物図鑑

 

2016年4月16日(土)、いちのせき健康の森(一関市厳美町字祭畤251)主催の自然観察会(ミズバショウを観よう)が開催されたので参加しました。この催事は毎年行われており、私は5回目ぐらいです。例年になく暖かかったようで、いつもは積雪が沢山残っている山道も、全然ありませんでした。そのせいかミズバショウ(水芭蕉)の葉が伸びすぎて、昨年のように見事な花(仏炎苞)は少ししか見られませんでした。なお、この催事は明日(4/17、日曜日)も実施されます。

水芭蕉を観に行く途中の道の脇などに「スプリング・エフェメラル(春の妖精)」といわれるキクザキイチゲ(菊咲一華)などが咲いていました。4月23日(土)の「自然観察会」は、春の妖精といわれる花を観に行くことになっていますが、この日も幾つかの花を見ることができました。

キクザキイチゲ(菊咲一華)キンポウゲ科 アネモネ(イチリンソウ)属 Anemone pseudo-altaica 

早春に花が咲き、初夏には姿を消す「スプリング・エフェメラル(春の妖精)」のひとつ。茎の先に菊に似た花が1個つくことからこの名がある。キクザキイチリンソウ(菊咲一輪草)ともいう。落葉樹林の下や林縁に生える多年草。高さは10~30㎝になる。茎には3出複葉が3個輪生し、小葉は羽状に深く切れ込む。

根もとの葉は2回3出複葉。花期3~5月。茎の先に直径3㎝ほどの花を1個上向きに開く。淡紫色、青紫色、ピンク、白など変化が多い。イチリンソウ属の花で花弁のように見えるのは萼片で、花弁は無い。キクザキイチゲの花には8~13個の萼片があり、花柄には白い毛がある。分布:北海道、本州(近畿地方以北)[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より] 

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%A1%E3%83%A9%E3%83%AB

 [スプリング・エフェメラル:Wikipedia]

 http://keima.la.coocan.jp/season-full/season-plant/spring-ephemeral/ [スプリング・エフェメラル:春の妖精たち(季節のスケッチ)] 


「いちのせき健康の森」の自然観察会(その2)イワウチワ(岩団扇) 2016年4月16日(土)

2016年04月17日 | 植物図鑑

2016年4月16日(土)、いちのせき健康の森(一関市厳美町字祭畤251)主催の自然観察会(ミズバショウを観よう)が開催されたので参加しました。この催事は毎年行われており、私は5回目ぐらいです。例年になく暖かかったようで、いつもは積雪が沢山残っている山道も、全然ありませんでした。そのせいかミズバショウ(水芭蕉)の葉が伸びすぎて、昨年のように見事な花(仏炎苞)は少ししか見られませんでした。なお、この催事は明日(4/17、日曜日)も実施されます。

水芭蕉を観に行く前に「イワウチワ(岩団扇)が咲いているので案内する」と第一駐車場に

近いブナ林に案内されました。昨年ほどではありませんでしたが、岩団扇が花を咲かせていました。また、昨年千田さんから白花岩団扇の生育場所を教えていただいたのですが、今年も花をつけていました。このような珍しい花の生育場所を教えると直ぐ掘り取って行く人が

いるそうですが、そのままそこに置いて、みんなで末永く楽しみたいものです。

イワウチワ(岩団扇)イワウメ科 イワウチワ属 Shortia uniflora 

山地に生える小形の多年草。岩場に多く、葉が丸くてウチワ(団扇)のような

形なのでこの名がある。葉は長い柄があり、直径2.5~8㎝のほぼ円形で、厚

くて光沢があり、縁には波状の鋸歯がある。先はやや凹み、基部はハート形。

花期4~6月。高さ3~10㎝の花茎の先に淡紅色の花を横向きに1個つける。

花は直径3㎝ほどで、縁には細かい切れ込みがある。葉の形や大きさは変化が

多い。分布:本州。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]