2010年2月1日(月)、朝から晴れて暖かい日和だったので、一関市山目の山目保育園や養護施設・藤の園がある所の道路を通って蘭梅山に登りました。山にはアオキ(青木)とミヤコザサ(都笹)/クマザサ(隈笹)ぐらいしか撮りたいものがありませんでしたが、いい運動になりました。
山道を登りながら、振り返ると市街地がこのように見えました。
管理棟(無人でした)
東北電力無線中継所
蘭梅山頂上にある見晴台
国道4号線を越えた向かい側の住宅地~館・沢内
蘭梅山頂上(標高151.0m)の三角点
イネ科 クマザサ(ササ)属 Sasa :日本、中国、韓国に約40種が分布する小型、大型種。根茎で急速に広がる。
ミヤコザサ(都笹) Sasa nipponica:
普通「クマザサ(隈笹)」と呼ばれているものは、この「ミヤコザサ(都笹)」のようです。主に太平洋の山地に生える多年生常緑笹。比叡山で発見されたのでこの名がある。稈(かん)は細く、高さ0.5~1mになり、基部から普通1個の枝を出す。節は球状に膨らむ。葉は枝先に5~7個つき、長さ10~25cmの線状長楕円形~狭披針形で先は急に尖る。裏面には軟毛が密生し、冬には縁が白く枯れる。葉鞘(ようしょう)の縁の肩毛は掌状に開出する。花序は稈の下部から直立する。小穂は紫褐色で長さ2~3cmあり、3~6個の小花がある。雄しべは6個。分布:北海道、本州(太平洋側)、四国、九州。[以上、山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]
クマザサ(隈笹) Sasa veitchii var.veitchii:多年生常緑笹。日本原産ということで、学名に「ササ」が使われている。冬になると葉の縁が枯れ、白く隈どったようになるのでこの名がある。「熊笹」と思っている人が多いが、正しくは「隈笹」。観賞用に広く植えられているが、京都の鞍馬山や大原などには自生している。茎(稈=かん)は横に長く延びた地下茎から直立または斜上し、高さ1~1.5mになる。稈鞘(かんしょう)は節と節間より長く、竹の皮には長い毛がある。節から1個ずつ枝を出し、4~7個の葉をつける。葉は長さ10~25cmの狭長楕円形で両面とも無毛。先は急に尖り、基部は丸い。葉鞘(ようしょう)は無毛で、肩毛は開出し、後に落ちる。栽培:半日陰で湿度があり、夜間冷えるような場所では、美しく隈が入る。繁殖は株分け。分布:本州(京都府)。[以上、山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」&同「山渓カラー名鑑・園芸植物」より]