日々の生活にみる驚きの中国

単身赴任中の中国(大連)で日々発生する“驚き”を強引かつ身勝手な比較文化で紹介。

温州発?

2011年10月08日 | 経済動向
私の中国経済への不安(疑問?)は日に日に強まっていく。 二重構造、全土における開発競争、日本のバブルを越えた建設ラッシュ、個人では、自信過剰気味な素人の不動産、株式投資。 当てにならない統計資料。 上げればきりがない。

鉄道事業一つ見ても、事故があったとしても、資金不足で賃金の遅配で抗議行動が起こるほど。 国策の事業でもこれだ。 下請け企業においてはなおさらだ。 代金を払わない独特の文化もある。 実態がなかなか見えない。 ただ、出てくる数字はりっぱだ。

これらに対して政府は躍起になって抑制、調整、改善を促しているものの、もはや止まらない。 なにせ日本とは規模・文化・歴史が違う。 全てにおいて激変、急激過ぎたのだ。 

以下ニュースの抜粋

『 中国で民間企業の活動が最も活発といわれる浙江省温州市(靴、眼鏡、玩具、ライターなどの中小企業が集中)で、地下金融の高利貸に起因する民間中小企業の債務危機が深刻化し、全国に拡大する恐れ。 中国全体で地下金融の規模は数兆元(1元=約12円)といわれ、年利は100%を超えることも。

温州では利用者が特に多く、数カ月前から債務を返済できなくなった80社以上の中小企業経営者の夜逃げや自殺が相次ぎ、社会問題化。

市場経済化が進む中国経済では民間企業も大きな役割を果たしているが、銀行融資はいまだに国有企業優先。このため、金融が引き締められると、多くの民間企業は地下金融に頼らざるを得ない。 また、民間企業が高利貸から調達した資金を本業に使わず、不動産や株式に投資して失敗するケースも多いとみられている。

中国の温家宝首相は3、4の両日、浙江省温州市などを視察。 国慶節(建国記念日)の連休中に現地に足を運ぶ異例の対応。

温州を基盤とする「温州商人」と呼ばれる企業家は中国各地で不動産の大量買い付けなどを行っており、温州の状況は中国経済の行く末を占う試金石との見方。 』

火種に困らない。 どこで火が付くのか?

先日興味深い話を聞いた。 大連地区に立ち並ぶマンション。 その購入者は地方の金持ちとのこと。 現役を引退した時点で市内で生活するためのもの。 むろんその前に値上がりすれば売却するであろうが・・・・  なるほどね。 完成後電気がつかないはずだ。 


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