日々の生活にみる驚きの中国

単身赴任中の中国(大連)で日々発生する“驚き”を強引かつ身勝手な比較文化で紹介。

観光客  街を歩けば・・・・・

2011年10月18日 | 比較文化
観光シーズンの大連。 飛行機の予約が取りづらくなってきた。 そこで、まず観光客の人が驚くであろう内容を並べてみた。 その背景は? 

● 買い物で
レジの人は笑顔も無く淡々と、時には乱暴に。 その店の出入り口には挨拶する人がいて、『いらっしゃいませ』 『また来てください。』 と連呼する。  レジの人はレジの仕事をするのが仕事、挨拶する人は挨拶するのが仕事。 レジの人が挨拶しても給料は増えない・・・だからしない。 本来、日本人よりも人なつっこい(普段は平気で誰とでも話す)国民性からして、意識的に無愛想にしているのではと思うほど。  家電品店などで一生懸命売込みするのは歩合制だから。 そうでなければ立っているだけ。 むしろ来客は迷惑。  おしゃべりの途中で店に入ったあなたが悪い。

これが日本なら、普段は無愛想な隣の娘も、職場で会えば気持ち悪いほどまでに愛想がいい。  職場なら・・・・

● 歩道はない
歩道でも、青の信号で横断歩道を歩いている時でも、クラクションを鳴らして車が飛び込んでくる。 歩行者優先であるべき、歩道であり横断歩道だ。  全く無意味。  最近は、歩道自体が駐車場となりご丁寧に駐車位置の線まで引いた。 さらに進みゲートをつけ有料化になってきている。  これまで歩行者が車の為のスペースを歩かせてもらっていたのだ。 

車を運転すれば立場は逆転。 いたるところで路を横断。 我がもの顔だ。 どちらもどっちの交通事情。

● タバコのマナー
喫煙率は高いものの、レストラン、歩行中や禁煙場所での喫煙は驚くほど少なくなった。 むしろ、日本人の親父度がマナーが悪い。 人のことは言えない。 どこでもタバコ、その後の投げ捨て。 今やその時代は終わったのだが、日本人だけは続けている?  やめて欲しい。 ただ、一部レストランでは・・・・ 『タバコすっていいですか?』 『いいよ。』 灰皿なし。 床に捨てる。

● 体当たり歩行
人が多いのもあるが、人は障害物としか思ってないのでは? と思うほど。 譲り合い・・・ ないとは言わないが、極端に少ない。 半歩先の動きをした方が優先権。  日本人は張り合うよりも遠慮した方が無難。 迫力が違う。

● ゴミの散乱 
確かに捨てているのだが、掃除をする人がサボっているとも言える。  こちらが悪い。 ゴミが無くなればこの人達は失業してしまう。 本気でそう言う人がいる。 
 
● 乱暴な運転。 
車を運転する人は偉い。 自分の都合で運転する。 周りがその人を尊重し譲らなければならない。 その争いの中での運転であれば当然の結果。 自らの命は自ら守るしかない。 タクシー、バスの運転手でさえ、客の命は考えていない。

● 立ち食い。
日本よりも外食文化が進んでいる。 外で食べるのが普通であれば、道端であれ、人ごみであれ関係ない。 食文化の違いがある。 

● どこでも大声携帯
これだけ人がいれば、どこの誰か、誰に電話してるか関係ない。 自分以外は障害物。 無関心。 周りの人も興味はない。

考えて欲しい。
大連は数十年前は田舎の漁港。 街が出来たのはこの前の話。 有線電話の前に携帯電話。 白黒TVの前に薄型カラーTV。 それでいてインターネットの世界。 こんな背景の中で、上記の状況が悪いと言えるか? 仕方がないこと。



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