日々の生活にみる驚きの中国

単身赴任中の中国(大連)で日々発生する“驚き”を強引かつ身勝手な比較文化で紹介。

薄情と言えるのか?

2011年10月24日 | 比較文化
最近の話題より

広東省でひき逃げされた2歳の女児を通行人18名が助けず、次に来たトラックに再びひかれた。 意識不明状態が続き、結局その女の子は死亡してしまった。 この一抹は監視カメラに記録されており、いろんな問題へと拡大しているようだ。

ネット上では通行人への非難が集中。 このような薄情な行為に対して罰則規定をとまで盛り上がる。 実は私もそうなのだ。 このような場面に2度遭遇している。 私も無視した。 その後、その場面が頭から離れず、いやな日が続いた。

背景は、まず第一発見者(通報者)は警察により拘束、質問攻め。 以前も紹介したが、助けた人が、助けられた人より訴えられ(お前が動かしたから・・・・)敗訴した事例がある。 積極的にかかわりたくない状況だ。

今回、有名な弁護士20名で「冷漠(薄情)停止連盟」を立ち上げたそうだ。 その中に、困っている人の手助けをして万が一疑いが掛けられれば、無料で法律面での支援を行うことにしたという。

待て待て、やはりそういう事か。 これって誰が悪いのだろうか? そんなリスクをあえておかして助けるか?

2歳の子供が目の前でひき逃げされたら・・・・ あなたは?

中国人に直接ぶつける。 んん~っ まずは戸惑い、悩む。 彼らとて助けたい。 ただ、2歳の子供は別として、日本でもあったように、“当たり屋”かもしれない。 そんな片棒は担ぎたくない。 非難されるかも知れないが、私とて、ここ中国では簡単に答えは出せない。


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