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日々の生活にみる驚きの中国

単身赴任中の中国(大連)で日々発生する“驚き”を強引かつ身勝手な比較文化で紹介。

早ければいいの?  続社会保険

2012年02月01日 | 比較文化
どうなることやら・・・ やるぞと政府が決めて、どうやるのか地方政府が迷う。 外国人の社会保険加入問題は進展しているのだろうか 

昨年末、12月16日、実施に向けての意見や質問攻めで、社会保険徴収の延期が伝えられた。 ところが、春節前の1月17日、今度は、12月31日までに手続きをとれば滞納金を免除する。 えっ? 1月に発表して、12月とは・・・ それは過去の話。 では、16日の通達は何? 

こんなところでの面子はないのかなぁ~。 詳細(基数は? 現地給与がない場合は?)がわからない中で、手続きをしろと言う。 手続き? 何だろう? 状況が変わらない中で次の通達が出たようだ。

中央政府の決定事項(と言っても実施要領は不明確)が各地区で勝手に解釈され、実施もまちまち。 上海地区は様子をみると発表。 おいおい。 この状態で、何も遡らなくてもいいのでは。 延滞金と言われてもこちらに責任があるわけではない。 払わないとは言っていないのだ。 払い方を示して欲しいのだが・・・・

中国の政策決定、施行は実に早い。 今回同様遡って施行するほどだ。 予算も何もない。 国の政策だから私がいろいろ言う筋合いではないのだが、こんなばらばらではどうしようもない。 一本化して発表できないものだろうか。 

地方政府も他の行政区と企業誘致合戦を激しく展開している。 国内と言えども競争相手。 相手の出方を見てどうするか・・・  さすが上海は余裕を見せている。 解釈で運用が変わるからたまらない。

日本で3年程仕事して、その期間厚生年金に加入していた者が中国に帰国していたのだが、今日、その分が本人に戻ってきた。 まとまった金額だ。 さすが、日本の制度はしっかりしている。 申請さえすれば担当者にタバコを贈る必要もない。 中国は返してくれるのだろうか? 



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根本的相違

2012年01月26日 | 比較文化
日本に戻り今更ではあるのだが、本当にゴミがない。 むろん掃除をする人も必要ない。 物はまっすぐ置いてある。 接客は笑顔で、丁寧、親切。 過日の旅行では500kmほど車を運転したが、マナーがよく、教習所内を運転しているような気がしたほど。 配慮、気配り、人に迷惑をかけない事を前提とした行動が徹底している。 異色なのが私。 注意しないと中国流に・・・ 都会と田舎の差があるにしろ、中国との差は歴然としている。 これをみんなが自然に出来るところがすごい。  油断すると中国流になる私が怖い。

では中国流とは・・・ といっても日本人の私の範囲
人の顔はあまり見ない(人の気配を無視する)、過度な遠慮はしない。 この“過度”の判断に開きがあるのだが・・・・  一番出るのが車の運転。 譲り合いだ。 大連でも信号は交差点の監視カメラもあり、よく守ると思う。 だが、割り込みは必要不可欠。 これが日本に来ると・・・ 出るタイミングのズレはなかなか修正できない。 『通過するまでじれったく待つ』と言う感覚だ。 (譲り合いは中国ではまずない。)

私にこんな行動が時々出ると、家族が厳しく指摘。 反省したり、反論したり。 わたし的には今のは大丈夫だろう・・・  なのだが、やはりズレがあるようだ。 今ので行かねば中国では中国では後続車のクラクション・・・。 やはり体にじわじわ染み付いたものがあるようだ。

総じて日本人はまじめだなぁ~とつくずく思うのである。 しかし、残念ながら元気が無い。 不景気感がただよっている。 中国の人件費があと30~50%上がって、元が切り上がって、円安に少しだけ動いた時。 日本製造業の復活は始まる。 むろん品質の違いは言うまでも無い。 農産物もしかり、まず安心感が違う。 中国もおかしくなりだした。 もう少しの辛抱か。




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最後の日曜日

2012年01月15日 | 比較文化
今年も(? 春節休暇まで)最後の日曜日となった。 景気が悪くなる中で、いろいろあった一年だが、一番疲れた原因は・・・・ 未だに文化、考え方の違いを原因とするもの。 

中国でも安全作業は不可欠、再三の安全教育を繰り返すが、どうしても労災事故が発生する。 車の運転同様、好きで事故を起こす者はいない。 仕方ない原因であれば、明日は我が身とも思うのだが、まず言い訳の出来ない自己責任のレベルだ。

怪我した社員は当面おとなしくしているのだが、時間の経過とともに会社に対して金銭的要求を繰り返すようになる。 怪我したのが特権か・・・勲章か・・・ 実に嫌な、疲れる対応となる。 治療中の補償額を上げろ、食事手当て、看病代、春節に家に帰るから旅費を出せ・・・ あほくさっ (本音で言えば)

中国では“雇用単位”という考えが未だにある。 つまりは会社の事だが、会社は国民の生活を守らなくてはいけない的定めがある。 会社での怪我、以前紹介したが、持病(出社して48時間以内)で亡くなっても同様だ。 

胸を張って、堂々と要求してくるのを冷静に話を聞く・・・これがどれほどの苦痛となるか。 最後は労働仲裁なる場所があるのだが、これが外資系には全く不利な場所。 基本が、国民、弱い方の見方という。 法律でも、道理でもない。 その道理は民間企業がない、全てが公営企業時代の“単位”という考えだ。 彼らも言う、会社が面倒を見るのは道理だ! (“道理”は発音が日本語と近く残念ながら私でもわかる。)  あほくさっ! 

(ちなみに、日本人はこじれた時、もめた時だけ呼ばれる。 この手の対応は直接的には中国人でないと無理。)

最近の経営環境の悪化で、脱大連、脱中国を検討する企業が増えてきていると聞く。 それが国の方針であれば間借りしている会社としてはどうしようもない。

同僚のパソコンの画面


気分転換で二人でよく眺めている。



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ぶらり開発区 赤 赤 春節の飾り 

2012年01月14日 | 比較文化

春節まであと一週間なのだが、既に始まっている感じがするほど。 街に出てみると赤が目立つ。






春節の飾り物コーナーもいたるところで










いつも人が多い映画館は意外と人が少ない。 みんなお土産や春節の贈り物の買い物に向かっているのか。

服の売場でも赤い色が目立つ。 年女、年男は春節の時新しい下着、靴下をつける。 女性は赤い服までとか・・・



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過大包装

2012年01月14日 | 比較文化

中国人は豪華なもの、豪華に見えるものが好きなようだ。 カーテンの店を覗いたことがあるが、まるでラブホテル? 派手。 ホテルや賃貸マンションでも、ベットは3人でも大丈夫、でかい。 車もでかいのが好き。 接待に使うような食事の店は実に豪華。 中国の会社の総経理の部屋はやたらと広い。 机はまるで作業代台並みのでかさ。 依然書いた(?) ワインの展示会では高いものからバンバン売れる。(ちなみに日本では中間より) 料理も量が多く、やたらと並びたてる。 タバコも高いもの、味ではなさそうだ。

中国らしい・・・ の一面で、豪華・派手・大げさ・太っ腹、これらは不可欠だ。

今日の話はこちらなのだが、中国の過大包装はすごい。 特に、贈り物の対象となるものは度を過ぎている。 中身より包装代が高くない?  極めつけは“月餅”なのだが、今回、春節前に組合から配布されるお茶もこの通り。(ちなみに中国人は、油やビニール袋に入った海鮮物が配られる。) 写真のレベルはごく当たり前のレベルに過ぎない。 政府も、省エネルギーの為に過大包装は止めようと指導するほど。 確かに。




満足度は・・・ 確かに『これって 高そう』と思うのだ。 箱のふたにはマグネット式で再利用可能ではある。 かといってそうそう必要ない。 捨てる時、結構躊躇するのは私だけだろうか。

中国人から見ると
日本人はお金を持ってる(かつては)のに、ケチ臭い・・・ このイメージは確実にあると思う。 質素、控えめとかむろん省エネルギーとかの評価はない。

困るのが、お世話になった中国人への贈り物だ。 日本よりいい品物を持ってきても、包装でイエローカード。 品物の評価基準は包装と金額。 中国では割引で買っても(失礼)贈る時は正規の正札をつけたまま贈る。 日本人は必ず外すし、それを礼儀(?)とする。 

日本の商品は、彼らにとって包装だめ、金額もない。 評価材料がない。 以前は日本ブロンドであればそれなりの評価もあったのだが、大連はそれも溢れている。 的を得た彼らが求めていた商品にずばり当たるかどうか・・・・ 的を外せば満足度は下がるばかりだ。 いっそ豪華包装で日本製では? 中身は何を・・・



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チケットを求め戦闘開始  

2012年01月12日 | 比較文化
中国ではすでに春節の特別輸送体制《春運》に入っているそうだ。 この時期(40日との事)の人民大移動の旅客輸送量、なんと延べ31億人超というからものすごい人数だ。 延べだから往復ならば半分の15.5億人か・・・ 中国の人口は、13億では???  私のような人間も入っているにしろ、ちょっと?  40日間でみればこうなるのだろうか?

ちなみに内訳は、
道路、水路: 28億9000人
鉄道: 2億3500万人
飛行機: 3400万人

『旅客総数が輸送能力を超え、各交通機関は本来の能力以上に力を発揮する必要がある。』と警戒感を示したとの事だが、そう言われても能力以上・・・ こんなことを言って大丈夫だろうか。

大連では、旅客数: 1213万人
うち鉄道: 221万8000人
道路: 883万5000人
水路: 51万人
空路: 56万8000人

長距離バスは前年より11%多い3218台、鉄道では臨時列車を14往復増やす。

なんと恐ろしい数字だろうか。 すでに列車その他のチケットを買うだけでも大変。 帰省チケット争奪戦!


春運 ←こちらで

何せもともとが能力を超えている。 最後は鈍行(?)で行くようだが、トイレの中まで大きな荷物を持った人達でぎっしり詰まり、それも5時間とか9時間とか??

おいおい、ではトイレは? 経験者の話では、トイレに行くのに一時間かかりました。 だから、飲まない、食べないそれでいてすし詰め列車、笑い事ではなく、まるで地獄絵。 とても私にはできそうもない。

それでもひたすらふるさとの我が家を目指す。 安全第一! 無事の帰省を祈るしかない。



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新婚さんの収入? 

2012年01月11日 | 比較文化
昨年は結婚式ラッシュの年だったのだが、大連婚姻業界協会が2011年に大連市の約1000組の新婚カップルを対象に実施したアンケート調査結果が発表されていた。

新郎の月収
4000元以下        35%
4000元以上        65%

その内 5000元~1万元   30%
        一万元以上   15%

結婚年齢はどのくらいだろうか。 でも、これって高くないか?  うちの社員が結婚するためには相当残業する必要がありそうだ。 
 
大連市の女性が結婚相手を選ぶ際求める条件
1「安定した仕事を持っていること」
2「住居条件」
3「収入」

新郎の仕事
1 新郎がサラリーマン     65%
2 新郎が実業家        25%
3 新郎・新婦ともに親に頼り  10%

驚くべきは、実業家25%。 結婚する4分の1は社長さんではないか。 なさけないのが3番目。 裕福な家庭のぼんぼんちゃん。 

月収5千元あったとしても、結婚時点ですでにマイホームのローンがあるはず。 5千元あろうと、共稼ぎしないと大変か。 

ご参考までに
1,000元 = 約12,300円  大連市最低賃金 1,100元(無論これでは募集できない) 大連市の平均賃金は3700元台では? 新婚さんの収入がこうも高いのか?

式を挙げないカップルとか、田舎で挙げるとか・・・・ どうもこのデータには裏があるように思う。 25%が実業家と言われれば理解できないでもないのだが、65%が4000元以上とは。 私の金銭感覚のずれかもしれないが、どうも納得いかない高収入だ。



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現実との乖離

2012年01月07日 | 比較文化
いよいよ本稼動。 ではあるが・・・・  春節を控え実に妙な期間である。 気持ちは春節にあり、帰郷する人はお土産の準備もある。 スーパー等は春節用品で溢れている。 気持ちも逸るというものだ。

待ち切れず? 宴会が・・・ これは新年会か忘年会か? いずれにしろお世話になりました的意味合いが強いように感じ、私の中でも忘年会として受け止めている。 

今日も妙な会に出席。 "新年好”と挨拶して、次は、『今年はお世話になりました。 来年もよろしく・・・ 』 ??  会の趣旨がこうだから、中国ではこうならざるを得ない。

私の部署でもみんなに催促され、春節前には妙な会を開催予定。 毎年私が沈没し、文字通り全ての記憶を失う会。 やはりこれは忘年会だ。 未だに忘年会に参加する日本人・・・・ 時代遅れもいいところ。

ところが、実際はこんなのんきな事を言っている状況ではない。 1月の工場の稼働日は各社18日前後では? 製造メーカーにとっては大変な月。 



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年頭の挨拶に注意

2012年01月02日 | 比較文化

新暦と旧暦が入り混じる中国で、1月1日から春節(中国のお正月)までの期間は、いろんな意味で非常に微妙な時期。 

日本人は年末の特番、紅白歌合戦、除夜の鐘、年賀状、初詣を経て気持ちは見事に新年に切り換わり、完全に1月1日にリセットされる。 ところが、対する中国人は、一番重要で楽しみな春節を前に、新年であっても気持ちは切り換わっていない。 普段あれだけ上げる花火もなく、休み明けの気分はあれど、リセットのタイミングとなっていない。 

唯一、カレンダーや手帳は変わり“新年を迎えた”という認識はある。 挨拶は“新年好(シンネンハオ)”となる。 (春節の後は、“過年好(グオネンハオ)”と変わる。) これに騙されてはいけない。 イメージであり、本心はと言えば、すでにカウントダウンが始まったビッグイベント“春節”にあり。

初仕事の時、気持ち新たな日本人が、『さぁ~今年もがんばるぞ!』という場面で、対する中国人は、『さぁ~春節が来るぞ』 言い方を代えれば、『楽しい休みは直ぐそこだ』 一番気合が抜けている時期。 さもあらん。

考えてみれば、世界中のほとんどはリセットされ、再スタートを切る中で、旧暦の中国、韓国はその期間は中途半端。 その内に変更される? 日本でもお盆がそうだ。、新盆(8月)・旧盆(月)が混在するが、未だにあわせる動きは聞いてない。 やはりこのままかも。

“新年” 彼らはこんな感じて聞いていたのか・・・ 神妙、おめでたいのは日本人(帰国した人)だけだ。 これは初めての経験なのだが、年末日本に帰国してない私は、年末気分も、正月気分もなく、気持ちの切り換えが出来ていない。 新年はどうでもいい、ひたすら帰国する春節を待っている。 正月気分を味あおうと努力(?)もしたが・・・・

この時点で、さぁ~新たなスタートを・・・と言われても、正直なところまもなく帰る私だ。 帰国準備を気にしている人間が さぁ~ と言われても、実に申し訳ないのだが気分は今一だ。

これまで、中国の人にとって春節がいかに大切なものかは理解はしているつもりながらも、しかしどこかで、『何が今さら正月だ・・・』的気持ちもあった。 改めて反省、思いもよらぬ発見だ。 

年頭の挨拶なのだが、気持ち(気分)のギャップは思いのほか開きがある。 空回りにご注意を。 



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Merry Xmas

2011年12月25日 | 比較文化
クリスマスイブを皆様いかがお過ごしか?

クリスチャンの人達はクリスマス休暇となる。 日本人のお正月みたいなもの。 開発区で仕事する彼らは日本人より一足先に帰国する。 

中国のクリスマスは?  
開発区ではないのだが、地域によってはクリスマスカーニバル、夜は外でお祭騒ぎだとか・・・・ 開発区では(他の地区は?) ビニール袋の下にろうそくを燃やす手作り、簡易バルーンを飛ばす。 意味、意図はわからない。 火が着いたまま空に飛ばすわけで、乾燥したこの地では極めて危険。 禁止されてるそうだが、空を見ると結構な数のバルーンが飛んでいた。 ちなみに、子供達へのクリスマスプレゼントは無いようだ。
 
親父一人の生活でクリスマスもないのだが、意外と要注意の日。 お宅に化した私には影響ないが、夜な夜ながんばる御仁は気配りを。 夜の世界のプレゼントは需要供給の原理で、日本以上に派手。 面子の世界も有り、なに貰った? あなたは? 客からみれば、面倒なイベントだ。

こんな日は静かに家で酒でも飲んで・・・・ と思いつつ、明日は日曜日。 脱お宅を実践。 スナックへ。 皆様面倒なカラオケに出かけたか? スナックは少な目の客。 ご苦労様でした。



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一番怖い規定は・・・・

2011年12月13日 | 比較文化

中国の制度はある日突然、かつめまぐるしく変わる。 激変する経済、急成長する中国、制度的に追いつけ追い越せの途上国である事に間違いない。

適正納税に向けての税務制度の整備ということで、今年もいろんな通達が発表されたのだが、面白い(?)のを見つけた。


『国家税務局機関の「小金庫」予防問題に関する規定』

「小金庫」とは、法律法規その他の規定に反して会社の帳簿に記載していない資金の事で、わかりやすく言えば裏金だ。

清廉潔白な税務機関の樹立を目指し、国家税務局内の裏金作りの根絶、予防のための監督・管理責任などについての規定を制定。 こんなの規程か? 税務局になるのであれば一般企業にはなおさらあるのであろう。 脱税を防止するのであればその前に・・・・ ちょっとレベル的にお粗末、恥ずかしい話では。


ではこちらは

『納税者の違法行為の摘発の奨励』

納税者や源泉徴収義務者の税収違法行為の摘発に関し、違法案件通報センターを設置。 脱税や偽造などの違法行為を行う企業についての通報は、実名・匿名に関わらず全て受理すること、実名による摘発には褒章を与ること、通報を受理する税務職員は礼儀正しいマナーをもって、真摯に対応することなどが規定され、摘発通報しやすい環境を整備。また、「権利保護」の章が設けられ、摘発者自身の情報漏えいを厳格に禁じるとともに、被摘発者の合法的な権利を保障することも規定。

内部告発の促進と言う事であろう、一説では、最高10万元の報奨金もあるとか。 役所内には10万元規模の密告内容がたくさんあるのでは? この規定が国民にとって一番恐ろしい規定ではないか。 




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新規赴任者の皆様へ 

2011年12月03日 | 比較文化
過日、『中国に赴任が決まったのでアドバイスを・・・』とメールが入った。 正直なところどこから話せば? 中国での生活・中国人との仕事の上で必ず発生、ぶち当たる、経験する、悩む・・・・ たくさんありすぎる。 手っ取り早く、『このブログの最初の1年をしっかり見て』 と返事を送った。 それなりに悪戦苦闘を記録しているつもりだ。 今考えると失敗の始まりか? という内容も。 

いつも読んでいただいている方には繰り返しになるのだが、気づいても、理解するまで多少時間がかかる部を改めてここでご紹介したい。

中国で仕事する上で、社員の仕事に対する意識をまず確認して欲しい。 
それが明確に出るのが個別の賃金交渉だ。 結論から先に。 彼らは社員ではなく、一人ひとりが下請け業者の社長だ。 認識もそれに近い。 下請けがゆえに『それは私の仕事ではありません』ともの申し、配置転換も至難の業。(特に女性だが) 『そんな契約はしていません』と主張する。 

ゆえに、最大の関心は契約したその料金(賃金)であり、決して報酬としての賃金ではない。 社内にいる拘束時間に対する料金。 無論全てこうだということではなく、全体を考える上で、この考え方が理解しやすい。 

私は、これを理解するまでに、仕事の与え方、対応、指導の仕方でどれだけから回りした事か。 相手は何とも思ってなかったのだ。

賃金に対する不満は?
意外と金額の多寡ではない。 同僚との比較(それが小額でも)で不満を持つ。 中国では初対面でも『あなたの給料はいくら?』と尋ねる国だ。 まして同じ会社の社員同士、まるで賃金一覧表を見てるがごとく同僚の賃金を知っている。 がんばってる社員に手当てをつけると、その同僚に明確な説明責任が生じる事になる。 本人ではなく、その同僚に。

私が知る中国国営企業の話
他人と給料を比較した場合は、両者の賃金を低い方に合わせるという規程を厳しく実施している。 どこも同じということだろう。 

基本的に日本人は『そんな給料のことをごたごた言うな。 いやらしい。』なのだ。 要するに嫌な面倒くさい話。 

次に、同業種との比較となるのだが、こちらも細かくやり取りしているようだ。 ただ、全社的にレベルが低いと判断すると退職理由として、賃金が安いと言い残して会社を去る。 ごたごたする事は少ない。 こんな人は実に単純。比較は単純に手取り金額。 転職したものの、環境、福利厚生・・・・実際は違った。戻りたい。 これまたある話。

日本人が力説するのに効果が無いのが・・・
将来の夢(計画であれ)。 これに対しては『あ~そうですか』。 “そんな事にはだまされない”的発想? まず、目先のお金。 要は現実的、具体的道筋を明確に示す必要がある。 これは正論ではある。 

最近の傾向として、就職難が背景にあるのだが、目先の給料ではなく自身のレベルアップのためにがんばる人が多くなったのも事実。 そうなると日本人の得意分野。 “社員育成”となるのだが、日本に研修にやる、引き立てる、一緒にがんばろうと飲みに行く。 ああそれなのに・・・   その内の半数は転職を考えているし、実際去っていく。 

米国系企業は優秀な人材を引き抜き、それでいて使い捨てる。 このやり方は、自己評価Aの中国人は好んでいるようだ。 涙ながらに(演技?)訴える社員に情がからむ日本人にはこれも苦手。

日本、韓国、アメリカ、ヨーロッパと入り混じった大連なのだが、この地ではやはり日本人が特殊。 中国人を理解する場合は、欧米系の人間と思う方が近道のようだ。 姿かたちに惑わされないように。 要は日本人が違う。 それを同僚中国人に理解してもらおうとか考えないこと。

一言余計・・・
年初に結ぶ労働契約。 会社はかなり縛られる部分があるのだが、中で1年間の賃金を定めているのに、春先からの政府指導の賃金改定はなに?  労働契約を盾に賃金交渉を拒否したら? 


先輩駐在員の皆様、いかがでしょうか。 (コメント欄にアドバイスを)




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これだから・・・・

2011年12月01日 | 比較文化
いつものことなのだが、いきなりこれだ。 

『中国国家発展改革委員会は30日、12月1日から全国の電力料金を1キロワット時当たり0.03元引き上げると発表した。一般家庭用は対象外。』

12月1日から ?  今日ではないか。 

私の会社の電気使用量はエリア内でもトップクラス。 何の予告も、通知も無く、『今日から上げますよ。』 

ちなみに、今日は停電で工場はストップしている。 こちらも数日前に小さく新聞に掲載されただけ。 直接には何の通知もない。 発電と配電は別組織らしく、配電部門さえ知らないそうだ。

これが中国流と言うしかない。 さすが・・・


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当然リコールでしょう

2011年11月24日 | 比較文化
免許取立ての知人が車を購入。 仕事で使用して、荷物が入り、安くて・・・ VWのジェッタに決定。 日本で以前私が乗っていた車。 前回の話ではないが、安全性は高いし、賛成。 ところが、3週間後、壊れたとの事。 早すぎませんか?

ディーラーに持ち込んだところ、有償修理と言われたとの事。 なぜ? 普通だったら、お詫びの一言もあるべきではないか。 

彼の説明では、購入する時に、一定の期間内に故障した場合に無償で交換する部品のリストにサインをしたそうだ。 今回はそれから外れており、原因は運転が下手だったから。

『そんなばかな・・・』という私に、素直な彼は、『私の運転が悪かったんです。』

もしもこれが、日本のメーカーで日本ならば、リコールとして処理、その問題もメーカーに連絡されて、今後の発生も防ぐであろう。 ご迷惑をおかけしましたの世界だ。

中国で販売されている車は日本車でもこうなんだろうか? まずは、無償修理の対象とする部品のリストとか見たこともない。 安く買ってるんだから、壊れる部品もあるという前提で車を販売しているのだろうか?

そう言えば、同僚が以前話していたのだが、『車を買う時は、お金を払う前に全体をチェックしないといけない。 一旦店を出るとクレームが通らない。』 

日本という国は何といい国だろう。 改めて思う。 きちんと物作りして、購入するお客さんを大切にしてくれる。 これは車に限ったことではない。 



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なんとご無体な

2011年11月23日 | 比較文化

中国にある会社、特に外資系の会社は労働争議の一つや二つは必ずある。 金銭的要求がほとんどだが、個人的交渉から始まり、労働者は駆け込み寺の労働仲裁所に持ち込む。 むろん、相手に理があれば応じるのだが、このような場合、一方的、理不尽な内容で相手に出来ない。 どうぞ・・・ なのだが。

労働仲裁での結果は、圧倒的に労働者側のいいなりだ。 これを許せば社内の規律はどうなる? と思いきや、やはりそれは社員の常識が勝り、次々に・・・とはならない。 この差は何を意味するのか? 

納得いかない仲裁の結果。 ならば裁判までという事例もよく聞く話だ。 日本ではそこまでは・・・かもしれないが、中国の外資系企業でこれを放棄すると次々に要求が高まってくる。 

では裁判ではどうか? なかなか変わらない。 弁護士曰く、『弱者保護の立場』を強調する。 個人と会社では金銭的には当然弱者かもしれない。 ただ、そこで求める理不尽な金銭の額は個人にして見ればあまりにも大きい。 その前に、弱者と強者の話ではなく法的解釈はどうなんだ? これが不思議と明確ではない。 人情裁判とでも言わんばかりだ。

裁判の場では本来、法の遵守であり、その解釈が争われるべきだが、その前に判例を重要視する。 この判例が日本と中国ではあまりに違いすぎる。 外資系企業は国営ではなく、民間、いわば個人だ。 全てが国営(公営)だった中国とは違う。 ここで弱者・・・という発想とましてや相手が外資系企業。 裁判官との人的関係も発揮し中国らしい判決が下る。

何が頭にくる。 こんな話が日本にいる人に理解できるはずはない。 何をやってる、やり方が間違ってる・・・ うんぬん。 言われたい放題。 やってられるか・・・・  


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