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日々の生活にみる驚きの中国

単身赴任中の中国(大連)で日々発生する“驚き”を強引かつ身勝手な比較文化で紹介。

スナックでの出来事

2012年04月06日 | 比較文化

師匠と飛び込みで入ったこじんまりしたスナックでの事。 若者3人なのだが、めずらしくみんなが演歌を歌い、実にうまいのだ。 お店のスタッフとは中国語ながらも、連れの人とは日本語で話しているもので、誰が見たって中国語がうまい日本人と思うのである。 むろん中国人独特の、飲んで大声、大騒ぎもない。

実は全員中国人だったのだ。 それも別々の会社。 共通点は日本での生活、仕事の経験があり、中国の日系企業で仕事をしている人の集まりだった。 

私が推測するに、彼らには二つの悩みがある。 日本での仕事を知ってる人は中国人の仕事のやり方が嫌な人が多い。 自身が中国人だからこそ、それは強烈なようだ。 (ある意味我々と同様の感覚を持つ?) ねっちこい、いやらしいストレスが溜まるのだ。 ふたつ目は、日系企業における中国人の不満。 この3人がどうして一緒に日本人を相手とするスナックで飲んでいるのか。 何を想い日本の演歌を歌ったのか。 何となくその心情がわかるような気がする。 

我々は中国語の歌、彼らは日本語の歌。 ならば、師匠は韓国の歌、ところが相手も朝鮮族? 韓国の歌。 何とまた・・・ あなたらはいったいどこの人? 小さなお店でみんなで楽しく盛り上がった。 お店のママも満足そうな笑顔。 こんな店を作りたかった・・ とでも思ったか。

彼らが先に帰り、その後ママもいろいろ話し出した。 実はこの方、中国人大嫌いだった。(むろん彼女は中国人) 日本人を相手とする店のスタッフは結構こんな人が多いのだ。 日本人にもいろいろいるだろうが、日本人を知ると中国人のマナーの悪さが目に付いて嫌でしょうがないらしい。 日本人としては嬉しい話なのだが、先ほどの若者3人のようないい中国人も、馬鹿な日本人もいるのも事実。 そんな一方的な・・・・ 私が弁護したくなるほど。

そうは言ってもお客だから・・・ いや断る。 西洋人も接客できないので断る。 これはきっぷが言いというの? 

最近、日本人を相手とする店でも、中国人客が多くなった。 マナーのレベルを合わせてくれればいいのだが、独特の騒ぎ方は威圧的に感じ、なかなか慣れないもの。 かく言う私は? どうだろうか? 酔った時は知るか・・・


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中国でヒッチハイク研修は?

2012年04月03日 | 比較文化

今朝のNHKで新入社員研修にヒッチハイクを取り入れている会社が紹介されていた。 ご覧になった方も多いと思う。 いろんな事を考えるものだ。

これが中国ならば? その後のトイレで考えていたのだが(すいません)・・・

中国でこの研修が出来るのか?
まず、乗せる人がいるのだろうか。 田舎なら?? 他人(知らない人)を基本的に信用してないのだから、“お前はなにを言ってるの”で終わりか、金額の交渉をしてくるか。 ただで、危険な事をあえてするかなぁ~。 乗せる方にメリットがない。 乗せても、最後にお金を要求することがあるかもしれない。 もちろん乗る方も危険なのだが。 

ちなみに中国の道端で手を上げている人は、道案内のお仕事(むろん有料)、ヒッチハイクではないので停まらないように。 案内もまともかどうかわからない。

問題はそこではない。 なぜこんな研修をするか。 最近の若者は、(これは使いたくないのだが)他人に対してものが言えない、コミュニケーションが出来ないからだそうだ。 日本男児は既にメス化してしまっているのか。 女性には失礼な表現だが、日本の女性の方がよっぽど強いし、ものも言える。

中国ではまずこんな目的の研修は要らない。 自己主張は明確に出来る。 自分の事をそこまでいうか・・・ いつも呆れながら聴くのだが、でも見事である。 人前でも実に堂々と話す。 中国人の癖? ひとつは・・・ 次に・・・・ 三つ目・・・ この表現法は学校の教育だろうか?

ただ、コミュニケーションはどうだろうか。 自己主張のぶつけあいが多いような気がする。 そばで見てると喧嘩そのもの。 油断すると実際喧嘩にまで発展するから困ったもの。 確かにコミュニケーション能力はないようだ。 ここは笑うしかない。

仮に、この研修を中国でやったら
むろん研修の目的は知らないわけだから、まず、彼らが考えそうなこと、知人に電話して「他人になりすまして俺を乗せてくれ。 後で礼はする。 ガチャッツ」 まず結果を出す。 たぶん・・・  やはり中国には合わない研修内容のようだ。 

日本男児を情けなく感じ、中国人(女性も)をたくましく感じた。 彼らは中国でタクシーのお釣りは絶対に貰えないだろう。 情けない。 
 


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目のやり場 

2012年03月29日 | 比較文化

世の女性、おしゃれの吸収力は早い。 街中に日本、韓国(中国語版)のファッション雑誌がずらりと並ぶ。 おしゃれ度が上がる中で、ごく普通にパンストが使われるようになったように感じる。 北国だけに、どうも中にパッチのようなものが入っているのもあるようだ。 それはそれでいいのだが・・・・

何か勘違いしてないか? やはり尻(お尻というべきか)が見えたらまずいでしょう。 パンストはパンスト、パンツルックとは違うでしょう。 尻丸見え(?)丸出しする子をよく見かける。 親父に限らず男の好みは見そうで見えないが・・・ 男がわかってないなぁ~

先日、日本人と中国人女性が会社に見えた。 商談の折、これを見て下さい・・・ 床に置いた物を取ろうとする時に、スカートはあるものの形だけ、ばぁ~ん と思いっきり尻丸出し。 それも目の前で。  見ろといわれたから見たのだが、商品よりも尻に視線が・・・  同席する日本人は思わず目をそらした。 本人、同席の中国人は平然としている。 私ら親父がおかしいのか? その子を連れてきた日本人も目をそらしたので同類のはず。(笑) 

写真で紹介して私が言ってることが正しいこと証明したいのだが、まさか尻を追いかけて写真を取るほど変態ではない。 実に残念。

おしゃれは上品でなければ・・・ 品がなくなったら逆効果。 まだまだ勉強不足。


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今の時代まず実施

2012年03月19日 | 比較文化
一向に先が見えない外国人の社会保険加入問題だが、未だに進展めいた話は入ってこない。 いろんな会合の席で質問が続くのだが、取り扱い機関も降って湧いた話で右往左往。 ただ決まっているのは昨年の10月に遡って実施するというから、ものすごい技を使うものだ。

対して、日本では2年後に上げる消費税をすったもんだやっている。 このギャップをどう理解すればいいのやら。 世界の事情は日々変化している中、2年先の話・・・・  

結果、政策実施のスピードが違う。 出してうまくいかなければ修正していい、乱暴ながら激変する世界経済の中で中国流が現代的、現実的であるのは間違いない。

今朝のニュースで、大卒、高卒の就職率に関して報道されていた。 唖然とする数字に驚くばかり。 企業は、かつては販売拡大のため、今は生き残りのために最後の賭け(?)で海外に逃げる。 見てみろ、目先の現実を! 被災地、被災者の現状を。 二年後・・・ 確かに大切な話ではあるのだが、党を超え、理解できる人に絞って(金魚の糞は切り捨てて)、じっくり話し合ったらどうだろうか。 時間はあるじゃないか。 まるで学級会。 



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大胆に! 五彩城再構築 (案)

2012年03月13日 | 比較文化
開発区と言えば、“五彩城”と言われる程。 本来、開発区は日系をメインとした外資系企業が数多く、メーカーを中心とした産業区。(今ではインテルがNo,1)  ちなみに英語ではレインボータウンと看板がある。 虹が7色なのは日本だけ。 中国では虹は5色だからこうなる。 五彩城は七色の街という訳だ。 博多の中洲、北海道のススキノと言ったところ。

普通、海外に行けば現地人が飲み食いする場所によそ者(外国人)がお邪魔するというパターンながら、五彩城に限っては、日本人が現地人で中国人はよそ者的感覚。 飲食店ではどこの店でも日本語が通じ、実に不思議なスポットである。 

とはいえそれは以前の話。 最近は、中国人はもちろんの事、西洋人、韓国人も結構多く、すでに単独支配下にはない。 どうしても飲むと(飲まないでも)元気な中国人、2~3倍の人数に感じるから不思議。 食事の店には家族連れも、ここ数年で大きく変貌している。 ただ、侵略されたわけではなく、迷惑がるのは大きな勘違い。

海外にある日本人街といわれる場所は? 
本来、日本人街と言うのであれば、国際(文化)交流の場所ではないのか? 単に飲み屋街ではむなしい気がする。 せっかく外地に日本人を対象とした街があるのであれば、むしろ中国人が入り込んで国際交流・・・ 長崎の中華街では中国の春節にあわせ、ランタン祭りが開催されるように。 これが本来の姿であろう。 

タイで言えば、タニヤとパッポン。 ここは明らかに飲み屋街。 日本人が行く店と西洋人が行く店と明確に分離。 しかし、共倒れで日本が目立つことは無い。

しかし、ここは独断場、日本(人)のイメージが悪い。 日本人は仕事もするが、酒・カラオケ(女性)・・。 五彩城は日本人街でありながら、日本のイメージアップにはつながっていないようだ。 

私が人事のように言う資格があるのか・・・ 絶対にない。 それはそれで当たり前。 ただ、五彩城=日本人のイメージが強いだけに困ったもの。

夏になれば、いたるところで踊っている。 せめて五彩城の広場では日本の祭り、踊りを見たいもの。 いっそ、盆踊りでもやってみたら。 日本のイベントの開催は見たことがない。 せっかくのスポットを活かしてないのは日本人自身。 飲みに行くだけだから吸い上げられる。 飲む、食べるだけの場所ではなく、もっと文化交流的な場所に変貌してもいいような気がする。 この地で阿波踊り、ヨサコイ、竿灯・・・ 見てみたいし、中国人にも見せてあげたい。 

大連にはいろんな県人会があるようだが、(残念ながら私のところは無い)飲み食いだけでなく、一度企画されたらいかがだろうか? ID、ビブレ等のミニコミ誌の関係者の方、“日本の祭り”のイベントを主催されたらいかがだろうか? 各県派遣事務所の方、観光誘致を目的に地元の祭りを五彩城で再現されたらいかがだろうか? 各企業の広報担当者の方、集客は間違いない・・・・ (即売も可能、見落としてませんか?)

いずれにしろ、日本をテーマとしたイベントの場所として最も活かせる場所であることは間違いない。 



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悪の根絶

2012年03月12日 | 比較文化

中国(東北地区)社会に蔓延する賄賂の世界、裏の世界。 ある意味これも成長過程であり、文化のようなもの。(やっとここまでたどり着いた) 何も中国だけの話ではない。 今でも世界中にあり、人がいるところ大なり小なり必ずあるようだ。 違うのはそれが悪であると言う認識の差にある。

ただ、社会はそうかもしれないが、会社では・・・・
本来“悪”と思ってない者に“悪”を繰り返し言いさとし、根絶する。 会社の事より自らの収入源が優先。 これは当然の共通認識。 気が遠くなるような話だが、現地の管理者としては諦めるわけには行かない。

中国の、特に外資系企業にはどこの会社にも必ずある。 ないという会社は気づいていないだけ。 むしろこの点は中国の会社の方が管理は厳しい。 何せ、手の内を知っているから防御するし、親族を配置する。 逆に全社員が・・・ ??

業者との結託。 そこは会社と会社の取引ではなく、彼らの感覚は担当者と担当者の取引。 その時点で会社の責任者となっている。 いわば役得なのだ。 

日本のお中元、お歳暮は? 中国の月餅は? 接待されたら? 要は、程度、レベルの話だが、その判断はまず大きく異なる。 微妙な話が通じるはずもない。 文書で明確に・・・  それこそガチガチにしてしまう。 これが現実的とも思わない。

たちが悪いのは、現地駐在員が、これが中国流だと勘違いして、自らも仲間入りする者。 現地ではそれなりのポジションで仕事をすればお誘いの“ささやき”はみな経験済みだろう。 

そこで手を出し、調子に乗ると・・・・
仲間うちで酒を酌み交わす時、○○社では・・・。 うわさは広がるのである。 名前が出ることさえある。 得た利益が遊びに回り最悪への道へ・・ となりかねない。 

恥ずかしながら、なぜ度々このような話題を・・・・ 納得できない、疑わしき事がある度にストレスが溜まってしまうのだ。 会社がコストダウンを唱えても、自分は別世界。 会社は確かに収入の源泉だろうが、金づるではない。



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海を渡る犬の中国語

2012年03月07日 | 比較文化


そろそろ卒業、新学期の時期。 私の同僚、奥様は中国人なのだが、子供の進学に合わせ日本へ渡った。(帰ったのではないような?) 残されたのは日本人の旦那と犬。 『妻子に逃げられた男』 と我々は言うのだが、では私は、逃げた人か?   いずれにしろ、中国人の奥さんは日本で、日本人の旦那は中国でという逆単身赴任状態となった。

残された犬、こちらも旦那様を独り残してまもなく日本に渡るそうだ。 奥さん、子供は日本語を話すので問題ないが、犬は?? と言うことになった。  これに対して、犬にも捨てられる同僚は、家に帰ると日本語を教えているとか? 

では犬に中国語があるのか? それがひょんなことからあることが分かった。 日本人は犬の鳴き声を“ワン”という。 これは“wan”。 中国人はこれを“wang”と書くのだ。 出たぞ、発音、ヒアリングで難しい“g”!  やはり、中国の犬は日本人には聞き分けが難しい、“g”を使っているようだ。

日本人の彼が、ましてや犬に、“g”のないワンを教えるのは難しそうだ。 犬は日本で困らないのだろうか? 犬にも日本語、中国語ありかなぁ~。 少なくともなまりはあるだろうが・・・・

犬よりも子供たちなのだが、彼は日本の学校に行かせるために長期の休みの度に、日本の学校へ特別登校をさせていた。 やはり逃げてきた方が気軽なようだ。 



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中国のカレーライス

2012年03月05日 | 比較文化


何を今更と言うほどに身の回りには日本料理店は多い。 ただ、日本でいう、ステーキ、ハンバーグ、スパゲッティー、ドリアなどチーズ系の料理等々の洋食屋さんは意外と少ない。 では、カレーはどちらに入るのか? 日本料理の店には確かにあるのだが、そこであえてカレー? 私は躊躇するところだ。 実際、親父さんが多いと言うこともあろうが、意外と注文する人は少ない。 ましてや、ハヤシライス、オムレツはメニューでも見たことがない。

カレーと中国を考えると、食べ方は絶対に合うと思う。 皿一枚にご飯の上にかけてスプーンで食べる。 一般の中国料理もよく見ると、料理をご飯の上に乗せて、ぶっかけ飯的な食べ方が多い。 でも、カレー味が浸透していないのだろうか、全く市民権を得ていない。 

ラーメンは? 麺の食文化は確立しており、中国式ラーメンは安くて一般的メニュー。 日本式ラーメンもさほど抵抗はないようだが、やはり高い。 私が知る人は、というかテーブルにおいてあるから一般的かもしれないが・・・・・ 日本式ラーメンに“酢”を多めに入れる。 味見したがとても日本人が好む味ではないと思う。 (あの酢は餃子用に置いてある?)

中国人は人が集まる時には餃子を食べる習慣がある。 わいわいがやがやみんなで作り、肉も野菜も入っていると言う理由で、餃子だけ食べる。 作る過程は別として、カレーも肉も野菜も入っている。 大量に作れる点では簡単だ。 やはり定着すべき料理だと思うのだが。 中国人に聞いてみた。 カレーを入れるとみんな同じ味になる。 一ヶ月に一度食べれば十分。 ??  カレーをいろんな料理で広げようということか?

実は、あるカレーメーカーの誤算。 カレーよりも“わさび”が予定以上に売れるとか。 定着すると日本の使用量の比ではないそうだ。 わさび、からしは日本人の使用量はしれている。 中国では積極的にいろんな料理に使っているようだ。

ハウス食品が中国でカレーを拡販するそうだ。 上海のカレーの認知率は60%、購買率は25%くらい。 上海でこれだ。 確かに待ち受ける市場は大きい。

私にとってカレー・ハヤシライスは保存食。 大量に作り冷凍、いつでも食べれるし、飽きも来ない貴重なメニュー。 ハヤシライスがポイント。 開発区ではあまり見かけない。 


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日本にバスで帰るには?

2012年03月02日 | 比較文化
あなたは日本のどこですか? よくある質問。 日本人でも佐賀県の位置を正確に言える人は少ないのに、彼らにわかるはずもない。 日本の地図を書いて、中国人に有名な北海道、東京、大阪、福岡を示してその隣・・・ 

まずこの時点で、『日本人はみんな地図を描くのが上手ですね。』 そうかなぁ~ 私は下手なんだけど。 人の顔を描いたら間違いなく笑われる私である。(まるで子供の絵)

大連ー福岡は飛行機で1時間半・・・・ そんなに近いのかと驚くのである。 彼らは普段バスで帰省するのだが、その程度は近所というレベル。 こんな事もあった。『バスで行くとどの位かかりますか?』 『そうねぇ~ 回りは海だからたどり着かないと思うよ。』  失礼ながら、日本語を勉強し、話す人でも地理は苦手なようだ。 (というか興味がないのかも。)

話では中国では地理の教科はない??(定かではないが) 確かにそうかもしれないと思う。 ここ大連には各地より中国人もたくさん観光に訪れるのだが、地図を広げる人は見たことがない。 地図自体も非常に少ない。 たぶん、見方もよくわからないのかもしれない。 

関連して、中国人のお宅にお邪魔した折、豪華な内装に驚いたのだが、これも豪華な地球儀があった。 しかし・・・ 各大陸は形状も、大きさもめちゃくちゃ。 沖縄は中国の海にあった。 もしも、地理の教科があったとしても、こんなもので教育されたらたまらない。

中国でもカーナビの時代。(まだ不完全だが) 既に普及してきたアイフォーンでナビも使えるようになる。 地図を正しく理解できないでいきなりこれだ。 一抹の不安も残るのだが。 自国の地図を書いて、主要な都市を当てはめるまでは勉強すべきでは。 (そういえば以前テレビ番組でそんなクイズをやっていた・・・)

ちなみに、“近い・遠い” これは日本人と中国人ではギャップがあることに注意が必要。 考えてみれば、飛行機では近いだろうが、バスでは遠い。 道が混めば時間はかかる。 その辺の基準自体がしっかりしてないのだが。 概してこれが近いかなぁ~と思う場面が発生する。

経験的に言えば、自分も歩く場合は、日本人より中国人が遠くに感じる。 でも、車の場合は日本人より中国人は近いと感じる傾向があるようだ。 道を尋ねる時は特に注意が必要で、とんでもない距離を平気で近いと言う傾向がある。 これは感覚の違いだろう。 広い国のおおらかな国民性。 



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物に対する愛着心  

2012年02月28日 | 比較文化
日本では、テレビドラマの豪邸は別として、家に入るとまず靴を脱ぐ習慣がある。 むろん中国でも靴は脱ぐが・・・  その理由は微妙に違うのではと思う事がある。

私の部屋は全てフローリングながら、ソファに座るより、ソファーを背もたれにしてテーブルの前のカーペートに座る方がゆっくり出来る。(だから腰に悪い?) 部屋ではスリッパも使わず、いわゆる裸足。 むろん畳にスリッパはない。 靴を脱ぐ習慣は日本独特な文化。

事務所でよく見るケース。
高いところに手が届かない場合、近くの椅子を持ってきて靴を履いたまま上に乗る。 布張りの椅子でもお構いなし。 終われば・・・ むろん、そのまま。 これは社員であれ、部外者であれ同じ。 電球の交換の時など机の上でも靴を履いたままやっていた。 靴のまま椅子・机の上に乗るのはあまりに無神経では? と思うのである。

話はそれるが、靴下を脱ぐ時、破れているのを発見。 さぁ~どうしよう。 洗濯して捨てるかそのまま捨てるか? 一度はゴミ箱に捨てたものの、取り出して洗濯して捨てた。 靴下と言えども、私が使い、洗濯もしてきた。 私の場合は確かにオーバーかも知れないが、彼らは椅子にしろ、靴下にしろ物に対する考えが根底から違う。 たかが物、そこには魂も神経も何もない。

日本人はどうだろうか? 物にも“神がやどる”という考え方がある。(残っていると言うのが適切?) 私は椅子に靴を履いたまま乗るという行為は気がとがめる。 椅子に悪いと思う。 靴下を捨てる時、そのまま捨てられない自分がおかしかった。 物に対する“愛着”が強すぎるかもしれないが、自分が使う物はそれが何であれ、こんな感じ。  
これを家族(特にお袋)が見たら笑うだろう。 家では物を捨てまくる張本人。 物とごみとの判断は早いほうなのだが・・・・・

靴と靴下とまとまりがない内容だが、こんなことを考えていると、使い捨て商品は別として、いい物づくりで日本(人)に勝さる国はない。 物に対する愛着度が格段に違う。 これが言いたかったのだが。 ご理解を!

 

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これもチャイナリスク 

2012年02月23日 | 比較文化
あるセミナーの案内文

『明文化された法令・法規は確かに重要。 しかし、中国における事業経営を実践的に機能されるためには、地域特有の事情・商習慣や実務の実態を理解することも極めて重要です。 本には書いてないが・・・・(省略) 』

うまいなぁ~。 駐在の皆様はこの裏はご理解されると思う。 実践的に機能・地域特有の事情・商習慣。本には書いてないが・・・ 書けないだろう。 1人でこの文章を楽しんでしまった。 このセミナー必ず出席しなくては。

ここなんだよなぁ~。 よく聴く言葉で、『毎月出張する人ではわからない。 短くても駐在すれば見えるものがある。』 私はブログできわどいところまで書き続けているのだが、やはり限度がある。 まず、伝えたとしても理解はしてもらえないだろう。 

一般常識(これは日本人が考える)、倫理・道徳とまでは言わないが、せめて、法令、法規、契約を守ってもらえれば。 これとて解釈、運用に余白部分がかなりある。 社員の労働契約は? 義務は果たさず、権利は都合よく解釈する。 その主張はすさまじい。 “3K(金、コネ、権力)がある人は何でも出来る”と中国人も思っている。 余白どころか無法地帯と化す。 

師匠の言葉を借りれば、これをチャイナリスクとみるのか、だから中国は面白いと思うのか。 まだまだ私はリスクにしか見えないのだが・・・・

日本でもコンプライアンスを唱えながらも、上場企業でお粗末な経営トップ。 それを指南・支援した証券会社。 中国だからではないようだが、まともな人が馬鹿を見るようでは社会がよくなるはずはない。 

悪貨は良貨を駆逐する。 この地で3Kがあればオールマイティー、メイウェンティー(没問題)。 みんな手口は知っている。 ただ、それが悪とは思ってなく、それが役得、うまくやってる、俺もやりたいと思う(人が多い)のがやはり文化の差。 格差の拡大は不満の拡大であり、不満には限度があると言うもの。 でも、日本人が考える不満とは少し違うのは確か。

では、みんながそうしたら・・・・ この辺も今のままではチャイナリスクでは?

参考までに
昨年の高級車の販売台数。 全体的に減少しても高級車志向は高まっているという。 




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日系企業への警告

2012年02月17日 | 比較文化
コラムニスト莫邦富氏の記事で駐在員をものの見事にバッサリ。 彼が接した日本の一流企業の日本人幹部の話があった。 場所は上海。 黒い配当金で私腹を肥やす者。 それが日本を代表する企業数社で・・・・  

彼らの堕落振りを嘆き、“日本人社員はモラルが高い、愛社精神が強い” 長年信じていた彼は唖然としたそうだ。 実に迷惑な話! 

人材派遣会社の社長の話も紹介されていたのだが、日系企業の不人気の責任は、現地日本人幹部社員に有りと明言。 いつまでも国籍にこだわり、現地化できない。 上は日本人が独占し、中国人社員は将来像が見えず、日系企業ではキャリアアップできないと見ている。 

会社は現地化できないくせに、自分は現地化して賄賂をもらう。 調子のいい話。 これでは中国人が見限っても仕方ない。 

私の持論、個人戦は中国。 団体戦は日本。 個々の能力は中国人は優秀だ。(実力でやれば、やらせれば)  中国人はどんなに優秀でも日本式経営の組織に入れると足かせを付けられる。 足かせをどうはずせば・・・ 現地化する上で、日本人のみならず、彼らも戸惑っていることだろう。

話は細かくなるが、
中国人の仕事の進め方は、担当業務を任されたと思えば、既にその範囲のTOPと思う。 単独行動、単独決済(報告なし)で結果を追求。 『これをやれと言ったでしょ。』 確かにそうだ。 会社の方針に沿っている。 でも、仕事はいろんな業務が入り混じる。 下請け事業ではあるまいし、ばらばら勝手に進められたら後が大変だ。 

これに対し、日本人は報告、連絡、相談に始まり稟議を経て決済。 他部門のバランスを配慮して・・・・ しかし、仕事には相手がいる。 中国はその場決済で回答を求める場合がほとんど。 日本人との仕事はやりづらいとなる。(実にじれったい)  しかし、日本人はチームを組めば最強。 場合によっては他の会社の人までも巻き込んで対処していく。

結果、日系企業は日系企業との取引が多くなる。 どうしても中国系企業は、問題を生じる。 その場の解決は約束となっていないケースが多過ぎる。 継続とか将来とか関係なく、その場のみ。 

両者のメッセージ
『このままいくと全廃するという危機感を日本にいるみなさんにも認識してほしい。』 『海外に展開する日系企業はもっと器を大きくしないと世界に勝てない。』

ほぼ単独民族の島国気質では今の時代に乗り遅れているぞという警告だ。



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名前の話

2012年02月16日 | 比較文化
学校は継続中。 ただ、雑談はするわ質問はするわこれまたマイペース。 先生の予定を狂わせている。 結果、今のところ楽しく・・・・ 継続は力なり。 ただ、忘却は加速する。

今日の雑談より
日本人は2文字~4文字が主流ながら、ほぼ4文字。 中国は2文字、3文字が主流で、ほぼ3文字。 これを背景に次の話。

中国で結婚しても、名前は変わらない。 (以前は日本同様だった) これが困ったもので、私の会社、あの人は実はあの人の奥さん・・・ 親戚・・・ 仕事に関係ないとは言いながらも、やはり事前に知っておいた方が無難。

では子供は? と言うのが話題となった。 (日本でも別姓もありだが、子供は? 私は知らない。) 

周さん(パパ)と陳さん(ママ)が結婚し子供が生まれたとしよう。 子供の名前は? 

1  周 + 名前  これが主流
2 陳 + 名前  ここまでは普通の話。 

これには驚いた。 3 周陳 + 名前  両親の名前を組み合わせて新たな苗字を誕生させるそうだ。 結果、中国では苗字がどんどん増えているとの事。 これからは中国人も4文字の名前が増えてくる。

夫婦公平にと、(一人っ子政策でも、農家の場合男が生まれるまではいいらしい)一人はパパ姓、1人はママ姓もあるようだ。

まぁ~ 日本でもギャルママがつける日本人も読めないような名前も有りだから、いいにしろ、苗字でこう来ると・・・・

確かに、今の中国人の名前は似たり寄ったり。 3文字で縁起のいい文字を選び、ましてや13億人だ。 私の会社でも、同姓同名はいるわ。 一文字違いはざら。 王明東と王東明。 間違いも発生すると言うものだ。 名前が増えるのはいいのだが、家系がわかる範囲で増やして欲しいの。



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朝礼での攻防

2012年02月13日 | 比較文化
今日の朝礼での事。

女性社員が明日のバレンタインデーを取り上げ、男性の皆さんよろしく! とあり大笑い。 前に並ぶ日本人・・・   

私も中国に来て知ったのだが、バレンタインデーに女性から男性にプレゼントするのは日本だけ。 世界的には男性が女性にプレゼントする日。 ここ中国もこの辺は世界標準。 街ではバラの花が売られ、チョコレートの売り場が並ぶのだ。

日本人同僚が、我々は日本人。 日本では男性が女性からチョコレートをもらい、お礼はホワイトデーなる慣わしを説明。 対してその女性は、 ここは中国です。 確かに 

中国人男性は、彼女や奥さんにバラの花を買ってプレゼント。 それがまめだこと。 バラの花を持って街を歩けるか・・・ というのが日本人の親父殿。 よくやるなぁ~ 感心するばかり。

夜の世界もまたいろいろあるようだが、常連の方々、お疲れ様です。 



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今夜も大騒ぎ

2012年02月06日 | 比較文化
日曜日の夜、妙に花火が多いと思ったら、新年最初の満月を祝う「元宵節」が昨日から3日ほどお祝い? されるそうで、中国の会社は休みになるとか? (わが社は出勤) また休みか・・・

日本人がせわしいのか、中国人がのんびりしているのか。 ヨーロッパは金融危機ながら夏のバケーションは一ヶ月休むのだろう。 そうなるとやはり日本人がせわしいような気がしてくる。 確かに、供給過剰気味に物づくりが進んでいる中、いっそ一斉に生産量を減らせば、価格を維持できるのかもしれない。 長い目で見た時どちらの考えが正解か? 生き残り合戦か、ワークシェアリングか。 いずれにしろ競争社会においては甘い考え。 

日本の暗いニュースを見るたびに、せわしいだけの日本人のような気がしてならない。 ブータンの国民の幸福を追求。 これも確かにありではないか。 

花火に戻るが、今日は大連市内の星海公園で大花火大会が開催されるようだ。 満月を祝う花火・・・ 闇夜がきれいだと思うのだが。 

中国のこの花火、大気汚染が言われる中でよく上げるものだ。 ある新聞記事では、春節の時、北京では前年より打ち上げ量が減少。 喜んで花火を上げているのは40代以上・・・・ とあった。

開発区でも今夜は派手に上がる事だろうが・・・ 春節はまぁ~わかる。 ただ、昨晩、一箇所で派手な花火が上がっていたが、“成金の自己満足”としか思えない。  上げたければ上げてもいいだろうが、ほどほどでいいんじゃないの。 競って上げるようなものだろうか。 このお金、社会貢献へ向けたら・・・ この発想は出てこない? どうだろう? 

中国人は派手に稼ぎ派手に使う。 日本人は小さく儲けて忙しいばかり? 一部の金持ちがいる国(と言っても日本の10倍だからすごいのだが)と平均値が高い日本の違いか。 


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