Burning Pavilion Part3

日常のもろもろ

ばらの花

2009-10-27 19:57:54 | 音楽
くるりのトリビュート盤(鶏びゅ~と)に奥田民生が参加し、ばらの花をカバーしているので即購入した。
これがまた良い。絶品。
民生のカバーが絶品なのはもはや定説だが、この曲も自分のものにしていた。いや、ライブとかで聞くと明らかに自作曲と違うので浮くんだけど
が、声、サウンドから来る情感が民生でしかない。うっすら聞こえる後半の高音ハーモニーが良い。雑誌のインタビューによるとプロトゥールスを使いこなすためにこの曲を取り上げたので何バージョンもあるとのこと。

ライジングサンのひとりポックルで聞いた弾き語りのが最高に良かったので弾き語りバージョンもいずれどこかで発表してくれないかな。
このアルバムでは、9mm Parabellum Bulletも良かった。オリジナルを聴いたこと無いんですが(笑)。

この間一人バンドで民生がスピッツをカバーしたバージョンのうめぼしをコピーしてみたけど、民生のカバー曲ばかりのライブもいつかやってみたい。

民生のカバー曲で聞き漏らしていた、AC/DCのWhole Lotta Rosie、ジュディマリの散歩道、MORAで購入したけどどっちとも凄い。前者はほぼコピーなんだろうなと。後者も普段と違うアレンジを試しつつ、サビのメロディは民生が歌うのを待っていたかのような、、、と言ったら言い過ぎですかね。
たまりません。


その他、キリンジの堀込泰行ソロ「馬の骨」のニューアルバムを購入。久々のソロだけど、前作1stよりも断然良い。amazonの評価を見るとちょっと低い。1stの方が良かったからという評価だけど、1stこそキリンジと比べると楽曲にパワーダウン感があってあんまり好きじゃないんだよな~。この2nd「River」はキリンジとは別世界であって、泰行が持つ嗜好が現れている。プログレ趣味の叙情編が出てきた感じがする。あと、ジャケットで出てくるグレッチのギターが全面的に大活躍している。これもこれまでない面でしょう。
メロディがとにかく良い。キリンジで泰行楽曲を聴くと兄・高樹のこってり系よりあっさり聴こえてしまうきらいがあるが、今作では高樹寄りの濃厚なメロディに聞こえる。
キリンジは冨田恵一の編曲から離れてから、薄味になった感じがして何度も聞きかえすことが無くなってきたけど、久々に何度も聴いてます。

あと、ちょっと前だけど、ユニコーンの半世紀少年。
これには救われた。今月に入ってからの急転直下の不運ぶりでどん底になった気持ちを救ってくれました。一時、いつになったら立ち直れるんだろうか不安だったけど、これまで思いの外鍛えられていた魂がこの曲に触れ、次なる一歩に踏み出せた、と言うくらい前向きな曲だと思う。
カップリング曲と共に、と言うのはあまり大きな声では言えませんが

このところいい音の収穫が楽しいです。


ヒゲとボインとジェフ・リン

2009-10-27 19:14:15 | 音楽
このブログを見て頂けるのが嬉しい私としては、どこから辿って来てくれたのかがやはり気になります。
どういう事に興味を持って来てくれているのか、検索ワードがわかるようになっているんですが、その中で今回ピンときたのが、「ヒゲとボイン ボコーダー」。はい、またマニアックな話しになります(笑)。

ライブでヒゲとボインをやったときにボコーダーを使ったという内容だったか、一人バンドでやったときにボコーダーを使ったからかどちらかと思いますが、よくよく考えたらボコーダーが無いとなかなかやりずらい曲ではあります。
1回ボコーダーなしでやたこともありますが、やはり使った方が感じが出ます。

ボコーダーとは何かというと、声を電気的に変換して音階をつけれる機械。と、簡単に言うとこんなところ。厳密には間違ってるかもしれませんが。

うちはボコーダーを使ってますが、ユニコーンバンドってみんなこれやるときボコーダー使ったりするんですかね?。嫌みとかじゃなくて。気になるところです。
最後にヒゲとボインをやった時は徹底的に聞き込んだ割に、結果ホンモノと違うオリジナルになったけどかなりグッと来る良い和音になったと思います。
お客さんや盛り上げ係のおかげで全体的に良い感じで盛り上がっていたおかげで、このボコーダーパートもおぉー!!みたいな感じの声が聞こえてきて嬉しかったです。心の中でやったぜ!と思ったもんです。あの快感は代え難いものがあります。あの機械って、、、?と聞かれた時は大体心の中でガッツポーズですね。

民生パートがいきなりボコーダーにシフトというのは違和感ありかもしれませんが、このパッと変わる感じはYMOのBehind The Maskにおける坂本龍一やZAZENBOYS向井秀徳がギターを背負いながらのキーボード捌きを意識しているのでお構いなしです。

それで、タイトルに戻りますが、ヒゲとボイン発表時に気になったのが、何でこのアレンジ??という。
まさに、ジェフ・リン(ELO)サウンドなわけですが、ヒゲとボインみたいな曲ってELOにはそんなに無かったと思うのでなんでわざわざこのアレンジにしたのかが当時?でした。この頃チョイ昔の洋楽ばっか聞いてたので。
当時奥田民生ってELO好きだったんだ~くらいにしか思わなかったけど、アジアの純真もこれだし、後年遡ったら、アルバム・ヒゲとボイン収録の車も電話もないけれどはモロに元ネタが存在しそうな音。
さらに、ハラダ記念日、月ひとしずくもジェフ・リン+ジョージ・ハリスンの音。

で、最も心当たりのあるELOの曲を聴いたところ、やっぱりヴォコーダーが入っていた。
あのドラムとボコーダーとあとストリングスが入ったら、この音になります。
久々に聞いたらよかった。

↓Youtube  Mr. Blue Sky by Electric Light Orchestra
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↓Youtube  大林宣彦監督が歌う、ホレスの日記 by Electric Light Orchestra
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