ターコイズ別館・読書録

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190 シリコンバレーから将棋を観る 梅田望夫

2011-02-05 07:12:28 | あ行
 図書館より。中央公論新社。副題、羽生善治と現代。

 羽生善治がいかに革新的であり、研究と勝負を両立させていったかがわかる本。
 著者はシリコンバレー在住のIT社長。あの「はてな」の偉い人でもある。

*趣味は将棋観戦
*これまでの将棋界は「好きな人」イコール「将棋が強い人」であった。だが「指さない将棋好き」がいてもいいじゃないか。
*量が質に転換する瞬間がある(羽生)
*連載『変わりゆく現代将棋』は「一章 矢倉」で終わった
#「超一流」=「才能」×「対象への深い愛情への没頭」×「際立った個性」
*羽生はタイトル戦の中継を見たことがなかった(自分が出ているから)
*佐藤康光に「5級向け」「初段向け」「五段向け」に解説を頼んだら、いい解説になって自分でも「できたできた!」と喜んでいる。
*「知のオープン化」 羽生は真理を究めるため手の内をさらすが、それでも勝つ。
*新聞には字数制限があるが、インターネットにはない。