PARK'S PARK

パクのお庭にようこそ。環境問題、ロハス、バイオ、空手、映画、多言語など情報満載です。少々硬派な内容を目指します。押忍

「天使と悪魔」を観た

2009年06月05日 | 映画レビュー
●4日は”シネマライツ8”で「天使と悪魔」を観ました。
木曜日はメンズデイなので男性は1000円で観られるのです。
しかも会員になっているので6回観ると1回無料で観られるから、300円の年会費を入れても実質1回900円で観られるのです。これは安いですね~。
いまどきラーメンと餃子ですぐに900円になりますからね。
今日は20時からの上映ですから、レイトショウなので、女性も1200円で観られます。
ビールを飲みながら大画面と大音量で観る映画は最高で、まさに至福の時間ですね。
小さな画面でコマーシャルでブツ切りにされ、でたらめにカットされた”テレビ映画”とはまったく違う。100倍面白い。お金を払う価値がある。
       

■さて肝心の映画ですが3年前のヒット作「ダヴィンチ・コード」の続編にあたる作品です。
どんでん返し、前ふりがあるからネタバレは避けて、あらすじはネットで見てもらうとして簡単な感想をまとめておきます。
非常にしっかりした脚本、撮影もキレイで引き込まれる。
ヴァチカンの教会の魅力も引き出せていて、ローマに行きたくなってしまう。
トム・ハンクスの演技はどんな役を演じてもそつが無くうまいですね。

前作よりアクションに重きが置かれ、謎解きの要素は減っています。
前作では敬虔なキリスト教徒からの反発がありましたが、そこらへんも抑えています。
緊迫度とアクションシーンが格段にパワーアップしている。

◆事件が起きてからエンディングまでは丸一日しかたっていない。
1時間ごとに殺人が、そしてラストは大爆発が起こるというタイムリミット物。
テンポが速く、まさにジェットコースター・ムービーです。
しかし、謎解きあり、どんでん返しありでミステリーもあきさせません。
キリスト教など周辺の事情にさほど詳しくなくとも、十分に楽しめる知的エンターテインメント作品に仕上がっています。

イルミナティを復活させ、キリスト教VSイルミナティの戦いにしている点は面白い。
本作品のタイトルの「悪魔と天使」は「科学と宗教」=「イルミナティとキリスト教」の対立を意味しています。
“天使”と“悪魔”のように対立する存在と長く捉えられてきた両者に歩み寄る道はないのか?という問いが作品の根底に横たわっているのです。

イルミナティなどのグループは存在するのでしょうが、秘密結社などではなく、仲良しサークルか慈善事業団体が実態でしょう。
それに尾ひれがついていると思うのです。
ましてやユダヤの陰謀などと言う、荒唐無稽な説は信じることができませんが・・・。