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PARK'S PARK

パクのお庭にようこそ。環境問題、ロハス、バイオ、空手、映画、多言語など情報満載です。少々硬派な内容を目指します。押忍

ホタル祭り

2010年07月06日 | 環境問題を考える!

●7月4日に「新村のホタルを育む会」主催の“ホタル祭り”が行われました。
私は4年前からこの会に所属し、頑張ってきました。

新村せせらぎ公園を作り、ビオトープとしてホタルの舞う環境を整備するところから始まったのです。
ホタルの復活は想像を超えた難しさがある。
ホタルの幼虫の生育もデリケートでノウハウもある。
※を見てください。

★6時からのイベントには70人くらいの方が集まってくれた。



ワタアメを作り、ビンゴを企画し、ホタルの生活史の説明。
子供たちも飽きずに聞いてくれた。



今日は、10匹位が飛翔。
ホタルの光と飛び方には感動がある!!



写真を撮るけど、とにかく難しい。
眼で見るより光量が少ない。



じっとしていない。

被写体が遠い。

だいたい、出来上がりの作品のイメージがない。
今度は動画で“YOU TUBE”にアップした方がいいかな なんて考えている。

辰野のホタル祭りは20年くらいたつのだろうか?
今は大成功で1万匹以上が乱舞している。
新村は4年目。
水温が低い、土が固い、など条件は悪い。
自然の循環が始まるには7年かかると言われている。

今日初めてホタルをみる子供がたくさんいた。
手や肩に何の警戒もなく、とまってくれる。



子供は大喜び。
この感動を、伝えたい。
蛍は環境浄化の最適な指標だから。


※ホタルの生活史の超概略
今の時期にホタルは交尾して卵を産む。
新村のホタルは“源氏蛍”
源氏の方が光が強いし、生命力が強い。
源氏の方が光の点滅が長い。
一つの卵から1000程度の幼虫が孵る。
これを会員が大切に飼っている。
餌はカワニナ。

この繁殖が難しく、当初は業者から高いお金を出して買っていた。
ヒルに喰われてしまう。
小さな幼虫は小さなカワニナしか食べれない。
で、来年の3月まで幼虫を飼育して、川に放流。
6月から上陸して土の中で蛹になる。
で、やっとこの次期に羽化するのですが、羽化してからの寿命は一週間から10日!
セミと同じで、交尾して子孫を残すためだけのあまりにも短い春(?)
飛ぶのは当然オス。
自然界の基本どおりオスは小さい。
一生懸命、光を出してメスを引きつける。
メスは大きくて動かない(人間社会も一緒だって??)
今日数えて、メスが少ないのが気にかかる。

中国の電気自転車は最高の蓄電システム。

2010年06月21日 | 環境問題を考える!

●中国の電気自転車の普及はスザマシイですね。
1500社を超えるメーカーがあり、現在2000万台以上が走っていると言われている。
ガソリンより電気の方が安い。
ガソリンスタンドの数が少ないから、ガソリンを使ってスタンドに行くのは馬鹿らしい。
電気を充電するのは、家庭のコンセントでできる。



■電気自転車は自転車よりは当然高いが、ガソリンバイクより安い。
1回の充電で30km程度しか走れないが、それで十分。
バッテリーの寿命は長くは無いが、交換は簡単だ。
免許もいらない。
スピードも出る。

◆日本の車はハイブリット型なので、高い!
格好から入る日本と比べると、中国人は実に合理的で現実的だ。
最近は三輪車、リヤカーなどにもどんどんついているらしい。


日本でも佐川、日通が電動アシスト自転車での宅配を始めたようですが・・・。

★昔、某電力会社の研究所との共同研究で「とにかく夜、電気を使うシステムを作りたいんです」と切実に言われたことがある。
火力、原子力発電で作られる電気は、夜間でも大きくは落とせない。
送電線の効率の悪さは有名で、発電所から家庭に送る際に7割くらいはロスしてしまう。
その残りの電力で水力発電の水を揚水するが、馬鹿らしい方法だ。
各家庭で夜中に電気を貯めてくれる電気自転車システムを日本に導入できないものでしょうか?
余っている深夜電力の有効利用。
街中では、排気ガスが発生しませんから、空気も画期的にきれいになると思うのですが・・・。

エコと言う名の浪費

2010年05月29日 | 環境問題を考える!

●自動車税の納税通知が届いている。
昨年は3万9500円だったが、今回は4万3500円!
値上がりした理由は、簡単に言えば『古い車は燃費が悪くて環境に負荷をかけるから』だという。
http://www.pref.nagano.jp/soumu/zeimu/jizei/green.htm

■おかしいな~。
エコの基本は使い続ける=Reduceにある。
3つのRは次に、再使用=Reuse。
最後のRがRecycle。



◆多少燃費が悪くても問題なく乗れている車を廃車にし、新車を製造することに係るエネルギー消費とを比較すると、乗り続ける方が断然負荷は低いと思う。

★エコポイントなどと言う、嘘に対して反対したい。
使える冷蔵庫を捨てて、新しく買うなどと言うのは、まったくもってエコの精神から外れると思う。

”新品の買い替え需要で景気を回復したい”とはっきりした政策ならそれは良いと思う。
先日も書いたけど、鳩山政権には筋の通った哲学、グラウンドデザインが無い!

高速料金の問題にしてもしかり。
環境に配慮するなら絶対に鉄道を利用したモーダルシフトすべきなのに・・・。
しかもCO2を削減もとんでもない数字をぶち上げている。

環境問題を始めとして、普天間基地問題しかり。
ちぐはぐなことばかり。
浅い知識で、格好いいイメージだけでマニュフェストを決めただけだったのが暴露してきた。

犬、猫が山に登る被害

2010年04月05日 | 環境問題を考える!

●4/4付けの信濃毎日新聞、市民タイムスによると『山に登る三毛猫』の本が話題になっているらしい。

さて、これは大きな問題ですね。

まず、基本的に問題なのはペットが山に登る事によって野生動物が被害を受けていること。
さらに問題なのは、そのような観点を持たずに平気でこのような書籍を上梓した出版社の無知、無責任。
日本機関紙出版センターから出版。
さらにさらに問題なのは、これを記事に取り上げた、マスコミの社会的非常識!

■犬が山に登るブームは10年ほど前から始まり、その弊害についてもブログ、新聞でも取り上げられている。
そして山では犬の登山禁止の良識派と、それに反対する輩とのもめ事が絶えない。

◆犬の登山の弊害についてはいまさら議論するまでも無いと考えるので、たくさん書かれているブログを参照してください。
http://homepage3.nifty.com/nihon100kei/mochikomi%20no.htm

主な害としては犬の糞からの感染症。
犬に怯えて卵を産まなくなる。等です

野生動物にとって山はサンクチャリーだったのです。
そこに今まで見たことも無い”野獣”があらわれるのですから、その恐怖ははかり知れない。

★人間が登るべきではないとの意見もある。
う~ん、これは難しいですね。

頑強な登山者だけの特権でなく、一般の方でも登山の喜びを味わいたいとの気持ちも分かります。
だからと言って、無軌道な開発には反対です。

八方のゴンドラから降りた1000m以上の山を、背広に革靴、くわえタバコ、缶ビールを片手に歩いている酔っ払いのオヤジを見た時はゾッとしましたね。
上高地をハイヒールで歩く女性。
駐車場でスケボーをやる若者の神経は理解できません。

山は”聖域”であるべきだと考えます。

「海の森づくり」講演会

2009年05月30日 | 環境問題を考える!
●弊社の主催で信州大学理学部において「海の森づくり」という公開講座を開催しました。
講師には鹿児島大学名誉教授であり、NPO法人「海の森づくり推進協会」代表の「松田惠明」先生をお招きしました。
「海の森づくり」とは聞きなれない言葉で、ピンとこないと思います。
詳細はリンクを参照して戴きたいのですが、簡単に説明します。


■日本近海では「磯焼け」と呼ばれる「海の砂漠化」がおきています。
これは沿岸海域の海藻が極端に減少することにより魚の産卵場・保育場、海藻を餌とする生物が減少する現象です。
ところが中国では近年 遼東半島から福建省まで1300kmにわたる海岸線で大規模にコンブ養殖を行い、それに伴って漁獲量が飛躍的に増えたのです。

◆松田先生たちは日本でもコンブを養殖しようと「コンブで海中林を造ろうの会」を結成し実績をあげてきました。
現在、国内の漁業関係者は漁獲量の激減、燃料コスト等の高騰、後継者不足などの問題を抱え疲弊しているのです。

★海中にコンブの森を造ることはノウハウが確立していますから比較的容易にできるようです。
また成長も早く窒素・燐などの栄養塩を吸収し赤潮や富栄養化の防止に役立ちます。
CO2の吸収量は熱帯雨林以上と言われており地球温暖化の防止にも役立ちます。
さらにコンブは健康食品、医薬品、飼料、肥料、農薬への用途もあります。
将来的にはバイオエタノールの製造もコスト的にペイすると期待されています。

このように良いことづくめのプロジェクトを何とかすすめて行きたいものです。

”アースデイ in 松本”2009年春

2009年04月30日 | 環境問題を考える!
●29日は信州スカイパークのアルウィン横で行なわれた”アースデイin松本”のイベントに参加してきました。
このイベントは全世界でこの時期に行なわれていますが、松本では既に7年目になります。
もともとは1969年にアメリカで始まった運動で4月22日を国際環境デー”地球の日”として”環境問題”を考えようと言う企画です。

【主催者のキャッチコピーより】
【春には地球に種をまき、秋には収穫を喜ぶ地球の日のイベント。
「LOVE&PEACE」を合言葉に、音楽とピクニックの一日を持ちませんか?
春の空の下、のんびり芝生の上で、あらゆる人の上に恵みがあるように、歌い、遊び、平和を祈ろう♪
音楽ステージ、楽器を持ち寄ってのワークショップ、フリマーケットほか、アートクラフト、癒し系パフォーマンスも企画しています。】

■今日は最高の快晴に恵まれ、数千人の人手だと思います。【入場者数6000人とのことです!】
オーガニック、ナチュラルフードなどの飲食ブースには行列ができていました。
芝生の上では家族団らんのピクニック。
”安・近・短・エコ” 最高の休日の過ごし方ではないでしょうか。

私はHANAさんバンド、チーム・ザ・K2&香DONさんの応援に出かけたのですが、やっぱり野外ライブは楽しいですね。


他にも、アボリジニーの楽器デジュリドゥーを久々に聞けたし、アフリカンドラム「ジャンベ」の演奏&ダンス、アフリカン太鼓ユニット「サブニュマ」、SABAKANも最高でした!


◆やっぱり人が集まる時のイベントには音楽は欠かせませんね。
音楽は心をひとつにする魅力があります。


★ここに集まるのは、環境問題に対する意識が高くエコ、CO2排出削減に配慮した行動をしている人たちです。
でも歌を歌い、踊るだけでは地球と人類の寿命は伸びない。
具体的に一人一人が何をすればいいのか、明確な方向を示さないと単なるお祭で終わってしまう。

私は自転車で30分かけて行ったけど、ほとんどの人は車で来る。
駐車場には車が入りきらず、整理係りは汗だく!
こんな面を見れば、地球にやさしいってなんなのかな~? なんて考えてしまう。

さらにここに集まらない、アースデイなんて言葉を聞いたこともない人にどれだけ呼びかけ、啓蒙していけるかが課題でしょうね。

家庭内リサイクル⇒ゼロエミッション家庭を目指して

2009年04月22日 | 環境問題を考える!
●18日の最高の野良仕事日和に畑全体を手で耕し、雑草を取り肥料を施した。
肥料は有機肥料のみで化学肥料は苦土石灰だけ使うのです。
有機肥料は家庭から出る生ゴミをコンポスターで発酵した堆肥を使います。

■台所から出る生ゴミは配合餌料と混ぜて鶏の餌にしている。
コンポスターにその鶏糞と雑草、収穫後の枝などをサンドイッチ式に入れる。
雑草、枝の炭素分と鶏糞の窒素分のC/N比のバランスがとれて、さらに自分で開発した微生物をふりかけると発酵が始まる。

◆コンポスターは会社の原料容器の底をあけただけの簡単なもの。
2本あれば我が家から出る生ゴミ、枝など全てを放り込んでも溢れ出すことは無い!
そして半年もすれば底から良質の完熟堆肥が出てくる。
まさに魔法の容器なのです。

★家庭菜園で収穫した美味しい野菜を食べ、その食品残渣は鳥の餌となる。
その鶏は卵と鶏糞を作ってくれる。
これと枝などをあわせて堆肥化する。
その堆肥を畑に施して肥料とする。
見事なまでの家庭内リサイクルが完結してるのです。

★★自分で作った食べ物ですから安心安全なことは自分が一番知っている。
しかも”超”地産地消で新鮮な食材を手に入れている。
フードマイレージも関係ない。
理想的な有機物リサイクルの輪を構築している。

ゴミとして出るのは、プラスチック類ですが、これもできるだけ出ない様な買い方に気をつけている。
家庭からのゼロエミッションを目指しているのです。
買い物は肉、魚類を1月に1回買いに出るだけ。

▼今日は男爵、メイクイーンの種芋とネギを植えました。
さあ、本格的な家庭菜園の始まりです。


※仕事の合間に撮った 畑から望む北アルプスの素敵な風景をお届けします。



管理人からです。

2009年04月18日 | 環境問題を考える!
4月12日のブログに対しまして管理人が不適当と考えるコメントが書き込まれております。
したがいまして読者の皆様には大変ご迷惑をおかけいたしますが、コメントは管理人の承認後にアップさせて戴きますので、ご了承ください。

★「お前が騙されてんだよ」様へ
私は環境問題に危機感を抱いており、自分でできる限りの資料を集め、玉石混淆の資料を取捨選択し、一人でも多くの方々に関心を持って頂こうと言う主旨でブログを作成しております。
環境問題に関しましては百家争鳴、何が真実なのか私にはわからず暗中模索の霧の中を歩いているような気持ちです。
当然、自分の考えが絶対に正しいとは思っておりませんし、皆さまからご意見を戴き勉強していきたいと考えております。
武田邦彦先生の著書にも間違った箇所が数多くあると思っています。
議論のぶつかりあいより、みんなでどのようにすれば、地球と人類の寿命を少しでも長くできるか、前向きに切磋琢磨していけたら良いと考えております。

「対立からは何も生まれません」お互いの考えを潰そうとしても不毛の論戦になってしまいます。
今の環境問題に危機感を抱いていて「何とかしなければ」と言う点では、貴殿とコンセプトは同じであると信じております。

貴殿の気分を害するような表現があったとするならば、率直に陳謝いたします。
どうか私の気持ちをご理解いただき、過激な発言はなされないよう切に希望いたします。
重ねてよろしくお願い申し上げます。

日本型食生活のチャンス!

2009年03月28日 | 環境問題を考える!
●「百年に一度」といわれる不況によって家庭で食事をしようとする”内食”が増えているらしい。
これをチャンスととらえて、ご飯を中心とした日本型食生活を定着させ、お米の消費拡大、自給率向上につなげられればいいですね。

■一人暮らしの大学生にアンケートしたところ朝ごはんは9割が自炊しているとの事!
これだけでも驚くのですが、3食自炊している学生が2割もいるという!
つまりお弁当持参と言うことですね。
女子学生に多いのでしょうか?
とにかくこの数字にはビックリしました。
〔28日のNHKを見ていたら、毎日弁当を作る『弁当男子』なる言葉もあるらしいですね〕

◆この理由は”価格”が一番との事。
節約志向から、とにかく安いご飯に行き着くのでしょう。
前にも書きましたが、ご飯はお茶碗1杯約30円です!
カップラーメンでさえ安くても4倍はしますし、ましてや外食は20~30倍程度かかりますから、いかに安いかが分かりますよね。
これに野菜中心のおかずを加えれば、安くてヘルシー。


”一汁三菜”は食の基本!栄養的にもバランスがいいし、腹持ちも良い。
メタボ脱出には最適!

◆日本人のお米の年間消費量は61kgとの事。
かつては日本人が1年間に食べる量を”一石”としていたそうですね。
一石は1000合ですから、約150kgになります。
今の2.5倍位は食べていたわけですね。
他におかずが少なかったから今より多く食べたのでしょう。

★お米には炭水化物、カルシウム、タンパク質、食物繊維、鉄分、脂質などがバランスよく含まれ、さらにご飯を主食として、魚、大豆製品、野菜などをとる日本型食生活は糖尿病、高脂血症、高血圧などを防ぐ効果があります。

朝ごはんを食べる子どもは食べない子どもに比べてやる気があり、勉強ができるという調査もあります。
こんなに優れた食品だけは100%自給できている。
さらに副食の自給率を高められれば、日本は強くなれますね。
小泉武夫先生もおっしゃっていましたが、これからは”食料は武器になる”からです。

▼ちなみに一石は、一人が毎食一合食べると×3回×365日≒1000合になります。
しかも一石は当時一反(10アール)から取れる量なのです。
加賀百万石は百万人を食べさせていけるだけの農地と収穫があったと言うことなのです。
単位にはその根拠と由来があるのです。

知らない土地に行くと”この市は人口は何人ですか?”と聞くのは日本人だけらしい。
いろいろな国に行って、人口を聞いてみたけど、即答できる人は誰もいません。
こういうところにも、日本独特のお米の生産量と生存可能な人口の文化があるのですね。

「焼畑農業」について

2009年03月14日 | 環境問題を考える!
●昨日書いた小泉武夫先生の講演会で聞いた『畑』に関しての続きです。
業務でアフリカの農業問題のコンサルに係っている。
アフリカにおける農業問題の最大の課題は「持続可能な農業技術」の導入です。



■現在のアフリカの農業は「焼畑農業」に代表されるような「持続できない農業」なのです。
農家の人口密度が低く、自給するために農作物を栽培している場合は、熱帯雨林を焼いて灰によって酸性土壌のpHを矯正する農法は先達の知恵であり素晴らしい技術なのです。
病害虫による被害を低減することもできる。

◆ところが近代では、コーヒー、砂糖、カカオなどの経済作物ばかりを連作し、その栽培量もかつての数十倍であり、焼畑農業の面積とサイクルが格段に大きくなってしまったのです。
焼畑後の農地は繁殖力が旺盛な熱帯雨林と言えども15~20年たたなければ回復しないと言われています。
逆に言えば20年程度のタームで考えていけば持続可能だったのです。
その輪が歪んでいるのです。

★私どもが持つ技術は、有機物のリサイクルです。
収穫後の残渣を堆積し、微生物の力を借りて発酵、堆肥化します。
それを農地に還元し、有機物リサイクルの輪を構築しようとするものです。
さらに微生物による防除、品質・収量向上資材など多くの技術とノウハウを持っています。

企業ですから当然ビジネスとして成り立たなければなりません。
アフリカ諸国の資金は十分ではありません。
補助金制度の助成を受けて、何とかアフリカの農業技術の向上に貢献し、飢餓で亡くなる人を一人でも減らしたいのです。

『京都議定書』の失敗

2009年02月24日 | 環境問題を考える!
●1997年に開催された『地球温暖化防止京都会議』で議決した『京都議定書』で、日本は浅墓にも大きな罠にはめられてしまった。
『2010年までにCO2の排出量を6%削減する』などと言う非常に不公平で一方的な約束をしてしまったのです。

結果はご存知のように6%減らすどころか、なんとプラス8%に増加してしまったのです。
差し引き14%を減らさなければいけないのです。
何故こんなことになってしまったのでしょう!



■このカラクリを極簡単にまとめておきたい。
最大の問題点はCO2の排出量を基準を”1990年”としていることなのです。
1997年に行われた会議ですから、この時点を基準にすればよさそうなものですが、何故か1990年が基準なのです。
日本は1990年にはすでに世界のトップの環境防止技術を有しており、しかも厳しい規制を行なっていた。
それに対して、アメリカ、EU各国の技術・規制は遅れており、CO2を大量に排出していた。
さらに1989年11月の”ベルリンの壁崩壊”で規制が無く出し放題だった東ドイツが統合された。
統合により、公害防止技術が導入され、CO2の排出量は大幅に抑えられた。
京都議定書を締結した時点で、EUは目標値を達成していたのです。

◆さらにアメリカはこの不公平な条件を受け入れられないと認めなかった。
日本は、これを守ろうと環境税などの負担を強いられている。
CO2排出権、カーボンニュートラルなどのいかさまがまかり通り、理不尽な支出を求められている。

★国際関係に関しては日本は非常に”世間知らずの優等生”になっている。
国際間の約束など、すぐに反故にされる。
『○○については約束したけど実行するとは言っていない』などと平気で言う国がある。
根回し、駆け引き、ブラフ、脅し、ウソ・・・など百戦錬磨の醜い闘いなのです。
恰好いいトランプゲームでは無く、鉄火場のイカサマ博打なのです。

環境問題対策は”純粋まっすぐ君”が考えるようなストレートなものでないことだけは確かなのです。

「地球村」講演会について

2009年02月02日 | 環境問題を考える!
●31日は松本市民芸術館で行なわれた「地球環境講演会 美しい地球を子どもたちに」に参加しました。
講師はNPO法人ネットワーク『地球村』代表「高木善之」氏です。
結論から書けば、非常に問題のある発言がたくさん出ました。

■まずオープニングアクトは「雅音人」さんです。
雅音人は「ラブ・アース・ネットワーク」として音楽を通じて環境問題へのメッセージを発信してきた。

非常にストレートな詞と美しいメロディー、そしてボーカルのtamikoさんの透き通っていながら迫力のある歌声は聴く人を魅了します。

◆さて問題は「高木善之」氏です。
ネットで調べると単なる「環境問題への純粋な方」かと思っていたのですが、かなり違いましたね。
関西人独特の話術で、聴衆を引き付ける力は大きい。
しかし、都合の良いデータだけを見せて誘導していくような内容は感心できない。
都合の悪い話しは、さっさとはしょるから、「あっ、この人は都合の悪い事実を分かっていて歪めているな」と感じたのです。


京都議定書のカラクリを隠し、100年先の温暖化シミュレーションなどのナンセンスな内容で話しを積み上げていく。

それは環境問題にまったく興味が無かった人に刺激を与える効果はあったが、3割は”嘘”だと思います。

★一番嫌な面は、環境問題、飢餓の問題に配慮し「1日1食で1000カロリーしか食べない。酒は飲まない、タバコは吸わない、コーヒーは飲まない、チョコもバナナもパイナップルもハンバーグも食べない!」
こんな生き方は間違っていると言わざるをえない。
高木氏の著書を購入しましたから、良く読み込ませていただいてブログに書き込んで行こうと考えています。

地球温暖化より大切な問題

2009年01月24日 | 環境問題を考える!
※環境問題の整理をしておきたい。

●養老猛司の「本当の環境問題」を読んだが、我が意を得たりの感がある。
まず、温暖化は本当に起こっているのだろうか?
地球が温暖化して大変と騒いでいるが本当に問題なのだろうか?



■武田邦彦氏の著書は、良い観点だし、言わんとするところは良く分かるのです。
しかし、残念ながら科学者としての論理的な筋道が通っていない。
何より科学者としては絶対してはいけないこと=事実を都合よく捻じ曲げている。

◆現在、問題となっている事項を拾い出せば、
①温暖化:まず事実はどうなのか?
     本当に影響はあるのか?
②ゴミ処理問題:ゴミは燃やすのが一番環境に負荷がかからないか?
     ペットボトルは燃やした方が良いのでは?



それより大切なことは、
①資源の枯渇問題=エネルギーの確保
②人口の急激な増加と食料争奪の問題
③パンデミック
など緊急に手当てしないといけない課題が山積している。

★企業、マスコミは自分達に都合の良い方向に国民を誘導することは間違いない。
フロンが南極にオゾンホールを空けていますと言う話しはどうなってしまったのでしょう?
国民をすぐに飽きてしまう。特に日本人は・・・。

科学的に事実を理解し優先順位をつけて、行動していかなければいけないのではないでしょうか!

「生物多様性」ゲーム

2008年11月29日 | 環境問題を考える!
●先日参加した「びわ湖メッセ」で興味深いゲームをもらった。
「Bidi」=biodiversity「生物の多様性」ゲームです。
世界中を7つの地域に分け、各地域に10種類の絶滅危惧生物カードがある。さらに天災、開発、公害、密漁、条約などのカードがある。



■山札から1枚ずつ引き、同じ地域のカードを5枚集めた人が勝者です。
ゲームとしては単純ですが、遊びながら絶滅危惧種を覚えられるしかけです。

◆現在地球上で生きている生物は500万から3000万種と言われています。
その中で、絶滅の恐れのある生物は1万6300種以上と言われレッドリストにあげられています。

★「生物の多様性」1羽の鳥は小さな虫を食べ、その虫は植物の葉を食べます。
その植物は土から生えています。その土はもともと散った葉っぱやたくさんの生き物の死骸でできています。


【今月のナショナル・ジオグラフィックの特集】

生命はそれぞれの場所で、他の生命とつながりながら、大きな命の広がりを生み出しています。

このゲームを通して、生物の多様性をみなしてみたい。

中国が輸出関税引き下げ

2008年11月25日 | 環境問題を考える!
日本農業新聞によると、世界的な穀物の高騰に対して、国内への供給を優先してきた中国が方針を変更するようである。 
12月から輸出関税をソバ、モロコシ20%⇒0、小麦20%⇒3%、米5%⇒3%、大豆5%⇒0に引き下げる。
この最大の背景は、中国の穀物生産が大豊作が見込まれるからなのです。

■中国はこれまで人口13億人を養うための食料を確保する為に供給優先政策をとってきた。
穀物の国際相場が落ち着き、生産が順調であることから国内価格の下落が懸念される。
世界的な金融危機に対して輸出により外貨を稼ぐ目的もある。



◆当然日本国内への輸出が増え、国内の穀物生産農家への影響も考えられる。
中国からの輸入価格が高かったから、既に北米、その他の地域にシフトしているから、ただちに中国からの輸入量が増えるものでもないようである。

★現在、世界中がリンクしているから、オールハッピーは無い。
地球上で食料が大豊作なのはうれしいが、中国からの輸入が増えれば日本の農家は少なからず影響を受ける。
私も仕事では中国の高級有機野菜、高品質の豚肉生産のアドバイスに関わっている。

安心・安全な食料が安価で世界中で入手できればいいのですが・・・。