PARK'S PARK

パクのお庭にようこそ。環境問題、ロハス、バイオ、空手、映画、多言語など情報満載です。少々硬派な内容を目指します。押忍

「武井豊子」草木染め展覧会

2010年03月31日 | ロハスな生き方

●3月28日に信州紬/松本紬の伝統工芸士「武井豊子」さんの草木染展覧会を観に行きました。
豊子さんとは高校、大学(信州大学繊維学部)の同期生。
私が繊維学部を選んだ理由は李升基博士がビナロンを開発した事を知り、プラスチック関係の素材を開発し、何とか祖国の発展に寄与できないか、と考えたからです。

■彼女は繊維化学工学の専攻だったと思うけど、入学して自分の目指す道と大きく違うことに落胆していたようです。
そんな時、草木染めを知り、即日、学校を退学し、現在の道に進んだのです。

天職だったんでしょうね。それからの活躍は目を見張るものがあります。
総理大臣賞も受賞し、日本の草木染めの第一人者に登りつめました。

◆作品は本当に自然でやさしく、それでいて、丈夫で一生涯着られる素晴らしい着物です。
私は繊維学部を卒業しても、染色など全くできません。(笑)

彼女の作品は正絹、天蚕の自ら天然素材で染色するところから始まる。
藍、柿、一位、ログウッドなどなど。
写真が無くて残念ですが、本当にやさしい手触りと風合いがある。

★松本検定の資格を持っているので、松本藝術館の草間彌生の常設展を無料で見ることができます。
しかし、草間さんの作品は分かりやすくて、面白いけど、”狂気”と紙一重ですね。
写真を撮れないのが、残念ですが。

【この自販機は、横にある”自己消滅”↓と言う作品へのオブジェ。なかなか良いです。”



  【クレイジー フラワーから逃げる子ども】

忙中閑あり。久しぶりに芸術に触れることができました。

『Blue Moon』&『Blue Moon』

2010年03月30日 | 徒然なるままに

●今日、3月30日は今年2回目の『Blue Moon』
同じ月に2回満月がある、ブルー・ムーン自体が約3年に1回しか起こらず、『ありえない』ことの意味で使われている。
それが1月、3月に起こるとは、これはどのくらいの確立なんだろう?

■月の満ち欠けは約29.5日だから、1日に満月なら30日がまた、満月になる。
その後は全ての月が30日とすれば60ヵ月後に起こる。
31日の”大”の月があるからザックリ40ヵ月後(約3.3年)くらいか?
1年に2回あるなんて、2月が28日だから可能であって、1月と3月以外に考えられないが・・・。

▲ネットで調べたら、今度1年に2回Blue Moonがあるのは19年後の2029年との事。
私は73歳。元気でいられるかな~?

【会社の駐車場から見える月は明るすぎてブルーを超えている】

月は本当に不思議ですね。
自転と公転が全く同じで、絶対に裏側を見せないなんて、神でもできない偶然ですよね。

◆月のでき方にしても、諸説あっていまだに定説にならない。
親子説、兄弟説より巨大隕石衝突説が有力とのことですが、それにしても何故?何故?ばかりです。


【もちろんカクテルのブルー・ムーンは大好き!
 ドラジ・ジン30ml、バイオレット15ml、レモンジュース15ml】

★毎日、帰宅は深夜だけど、月を見ながら帰るのは気持ちがいい。
”月光浴”は気分が昂ぶってくる。

♪月がとっても青いから~ 遠廻りして帰ろう♪

『密約』の必要悪

2010年03月29日 | ニュース拾い読み

※年度末の繁忙期。でも乱筆乱文でも何か書いておこう。

●『防衛機密費』を公開するという。困ったものです。
昔、会計処理するからとスパイに領収書を持って来いと言った役人がいたとか・・・。


『密約』の話題もあっと言う間に忘れ去られてしまったようで。
岡田外務大臣は「核」をめぐる米政府との密約文書を表に出す事で、鬼の首でもとったように鼻高々ですね。

「行政の透明化」だという。
密約を透明化して日本の国益が少しでも増すのか。
国民の安全になんらか、役立つのか。

外交には密約が不可欠。
全て素っ裸にすればいいと言うものではない。



■「核密約」は核が、日本国土に果たして無いのか、ひょっとしてあるのか。
あるのか無いのか、敵を疑心暗鬼にさせることが「抑止力」となって、敵の軍事的行為をためらわせることになる。
佐藤栄作元首相の偉かったのは、”核”があるかどうか分からなくした点。
核があるに決まっているけど、もしかしたら無いかも知れない。
その曖昧さが外交には必要だと思う。

◆スパイに領収書と言えば、まるでジョークだけど、鳩山政権は同様の愚行を犯そうとしている。
民主党は期待はずれで”お坊ちゃま”集団のようです。

責任者がチェックして問題なければ、開示する必要など無い。
でも、かなり杜撰に使われているイメージがあるから、こんな話しになってしまう。

★外交はポーカーなどのトランプゲームに例えることができる。
敵のカードを推測し、こちらは手の内を隠す。
ポーカーフェイスはもちろん、はったり、脅し、無視する・・・。

いろいろな駆け引きがあることは、必要悪であり、悪くは無い。

第15回駒ヶ根市空手道選手権大会

2010年03月24日 | 空手いのち!
●22日に『第15回駒ヶ根市空手道選手権大会』が行なわれました。
約50名から始まった大会とのことですが年々盛んになり、今回は約300名の参加です。

今年度最後の大会であり、選手、審判、保護者とも忙しい中で協力し合って大会を盛り上げています。
エリート大会では無くアットホーム的な大会ですから、初心者が参加するには最適です。

■「大会に1回出場することは3ヶ月分の練習に匹敵する」と言われます。
大会に出るにために練習をしますし、大会での緊張感は出なければ経験できません。

◆来年度から”全空連”のルール変更に先駆けて一部に新ルールを導入したために、選手、審判に戸惑いがありました。
従来、上段の突きは”スキンタッチ”が有効とされていましたが、新ルールではこれは”当てすぎ”で反則。
10cm手前までが”有効”と変わりました。

【小学生3・4年の男子の部:キレイな中段突きです】

★安全性を重視しての措置ですが、非常に難しいです。
いわゆる”寸止めルール”が強化されたのです。
”寸止め”と言うと馬鹿にされる風潮がありますが、完全にコントロールできていなければいけませんから、バカスカ当てるより、はるかに難しいのです。

【中学生男子の部:田中選手は圧倒的な強さです】

柔道、野球、サッカーなどで重篤な事故が起きています。
子供さんには絶対に怪我をさせない!
関係者はそれを第一に考えてのルール改正です。

”空手”と言うと”危険な格闘技”であると誤解されていますが、非常に”安全なスポーツ”なのです。
私たちの道場では、万が一に備えて、当然スポーツ保険をかけていますが、開校以来大きな怪我をした事はありませんし、保険を使ったことはありません。

【安全で、集中力と礼儀が身につく”空手”をはじめてみませんか?】


【恒例の松澤師範の講評は好評です】

一斉清掃

2010年03月22日 | 世の中を良くしたい!

●暦のうえではとっくに春だというのに、昨晩は霰(あられ)。朝方は”春雷”。
近くに落ちたようで家が揺れ、ビックリして飛び起きました。
風も凄かったし、この時期の天候は荒れますね。

■21日は一斉清掃。
一斉清掃は、春と秋の2回行いますが春は”川ざらい”です。
寒いこの時期に冷たい川に入って臭い泥を上げるのはつらい作業です。
しかもジュースの空き缶、ペットボトルなどが流れ着いているのは、悲しいですね。

◆でも地域をキレイにすること自体は、気持がいい。
都会では、このような作業はあるのでしょうか?

★地区住民と一体になる連帯感もある。
出不足金”と言って欠席する時は1000円払わなければならない。
でも、ほとんど頂く事はありません。

自分の地区をきれいにすることは、自分たちの義務ですから。

【著者近影:まるで鬼瓦権造だね】

『集会所』の想い出

2010年03月21日 | 懐かしい思い出

●21日に新村地区、北東町会の『総会』行われ、ほぼすべての地区住民が集会場に行集まりました。

新村地区は14の町会に分かれています。
下北、下南、上東、上西、北東、北中、北西、北南、南中、南東、山王、根石、安塚です。
理路整然としているようでバラバラな東西南北&上中下の地名と、昔からの由緒にまつわる名前が混在していますね。

私の町会は”北東”。
さらにここは8つの組に分かれます。私は4組。
4組は7軒ですから御柱の年に組長が回ってきます。
私は来年度は4組の組長で、会計を仰せつかりました。
また、役が増えてしまった。

■さて今日の本題ですが、私はなんと この集会場に住んでいたのです。
もちろんこんなにキレイでなく、ボロボロの掘っ立て小屋みたいな建物でした。

父は祖父に連れられて1934年に4歳で韓国から渡って来て、何のあても無く、この地に根をおろしたのです。
そして私は1955年にこの地に生まれるのです。
在日の集落に生まれた私の幼い時の記憶は、とにかく人口密度が高かった。
6畳3部屋と4畳半に、なんと16人前後が暮らしていました。

食事の時など、荒くれ男たちがガツガツと飯を喰う場面は、殺気立ち まさに戦場でしたね。
その片隅で細々と飯を喰っていたのですが、よくぞ無事に育ったものです。
今でも食べ方は早くて、ガサツと言われますが、無理も無いことです。
もちろん好き嫌いなんて、全くありません。

◆3歳くらいから1年間だけ松本市内の借家に住んだのですが、父が祖父の家畜商を手伝うことになり、小学生からは新村に戻ってきた。

で、住んだ所が、なんとこの集会場!
牛を売った時だけ、祖父に現金収入があるのですが、ほとんど父には入らない。
お金が無かったから、無料の施設に転がり込んだだわけですね。

★ここの生活が、また悲惨だった。
元々家財道具など少ないく邪魔にはならないから、住まわせて戴いているのです。
悲しいのは、集会がある時は、屋根裏に避難しなければならないのです。

下では大宴会が開かれることが多く、夜遅くまで眠れなかった。
屋根はトタンだけだから、その下の屋根裏は冬は寒く、夏は暑かった。
特に真夏の時の暑さは尋常ではなく、脱水症状で死にそうだった。

みんな普通の家に住んでいるのに、自分は何でこんな屋根裏に居なければいけないんだろう、と情けなくなったものだ。

小学校5年から中学校2年までは、国道のそばの一戸建てを借りた。
そこは車の騒音がうるさくて、眠れなかった。

今の家に引っ越したのは、中学3年生。
オンボロだけど、やっと安住の地を手に入れた喜びは大きかった。

集会場で座っていると、夏の集会で避難した屋根裏の暑さを想い出してしまった。
つらかったな~。

送別会&納会

2010年03月20日 | 空手いのち!

●19日にNPO法人日本空手松涛連盟 松本厳誠会から旅立って行く先輩の送別会が行なわれました。
松澤昌希、松澤成基、加藤ニコラそれぞれの旅立ち。


3人とも素晴らしい挨拶でした。
特に成基君の挨拶は心にジ~ンとしみる内容でした。

■多感な中学生時代に空手へのモチベーションの低下。
それを乗り越えて、高校時代の猛練習。
そして全国レベルでの活躍。

はたから見ていれば、天才タイプで何も苦労をしないで結果を出したようにしか見えません。
しかし、その裏では涙ぐましい努力をしなければトップクラスにはなれません。

『頑張る人は格好いい!』
大人も子どもも合言葉は同じです。


◆成基君は兄の昌希に続いて、帝京大学で空手の道を歩みます。
加藤ニコラ君は法政大学に進み環境応用化学を学びます。
松澤昌希先輩はこの3月、帝京大学をめでたく卒業し、4月から今度は日本体育大学に進み体育教師を目指します。
3人とも実にいい顔をしていました。

★今日は年度末の納会も兼ねています。
新旧役員の交代もありました。
旧役員の皆様には御世話になりました。

最後のパーティーの設営も大変豪勢でした。
恒例のビンゴなどの余興はやめて、のんびりできたので子どもたちも大騒ぎ。
小さな子どもたちの親睦も深まったようです。
これを機会に道場での宴会を増やしたいですね。


プチ鬱です

2010年03月15日 | 徒然なるままに
●少し”鬱状態”です。
と言うほどではないのですが、落ち込んでいます。

仕事がうまく行かない。
働いても働いても、楽にならない。

■帰宅は22時過ぎになってしまうことが多い。
仕事は研究職だから際限なくある。
そこへネット管理だとか、総務だとか”なんでも屋”さんになってしまった。

昔から要領が良くって、苦労しないで何でもできた。
いろいろなスポーツ、趣味に手を出したけど、少しするとそこそこできて、飽きてやめてきた。

◆小学生の頃は利発と言われていた。
授業なんか全部分かるから退屈で、いたずらばかりしていた。
宿題なんかやったことが無かった。
中学でも勉強なんかした事が無かった。
でもそこそこの進学校に入れた。
高校では入学当初は10番以内にいたこともあった。
でも、勉強しないから、どんどん成績は下がって出る時は半分以下。

『三無主義』でもないけど、しらけ世代で悩み始めてしまった。
数学や物理は面白かったから、強制されなくても結構勉強した。
で、地元の国立大学に簡単に入ってしまった。

大学に入ってからの勉強は面白かったから、一生懸命勉強した。
本も良く読んだ。バイトもした。酒も飲んだ。
最高の友だちがたくさんできた。
人生最高の4年間だった。

★さて、会社に入ってからはとにかく勉強したし、努力してきた。
周りはT大、K大、有名私立大学の方ばかりだから、今までで会ったことの無い人ばかり。
記憶力の化け物みたいな人ばかり。
論理的な筋道が通って、結論が早い。
但し、人間的には偏っていると感じることもある。

負けてはいけない、ととにかく頑張ってきた。
自分たちで始めた会社だから、大きくしたいと言う夢もあった。
在日1世の想いも背負っているから、負けられない。

でも少し疲れました。
給料は半分になってもいいから、頭を使わないルーチンワークがしたい。
毎日、決まった仕事をチャンとこなす仕事がしたい。

休みを取って、旅にでも出たいですね。

『第18回 松本フォーク村』定例会

2010年03月12日 | HANAとコンサート

●3月9日にミュージックコート/HANAにおきまして『第18回松本フォーク村』が開催されました。
当日は今シーズン一番の大雪!
出演者も少ないだろうと思ったのですが、ところがいつもと同じくらいの参加者。
こう言う時に来る客が本当のお客さ! なんて言ってました。

■写真と簡単なコメント

崔さんバンド:ますます技術に磨きがかかっている崔さん。
いきなり本番でもちゃんと演奏できる最高のバックサポートは湘さんとSalさん
『乱入 大歓迎です』なんて言うメッセージも用意しました。



10回目の出場となります。
パクさん。松山千春を2曲
『大空と大地の中で』『夜明け』
まだまだ発展途上です。被り物した方がいいな~。


中村さん:アメリカのお友だちと一緒でした。
国際派です。海外で作られたオリジナルが多いですね。


リリーベルさん:諏訪から大雪の中、来て戴きました。


トーメちゃん:髪の毛を切りまして、本当に少年のような姿と心が曲に合ってました。

・ごめんなさい。COSOMOさんの写真撮り忘れました。


ぽこ村長:用事で10時半頃のご到着。
大雪で移動が大変だったようです。
疲れも見せずに、オリジナル素敵でした。


やっぱり、締めは長老。皆さん、出番が定まってきましたね。

◆本日も8組のエントリーがありました。
大体、8組前後に落ち着いてきましたね。

★4月9日には『フォークの日』のイベント。
5月のアルプス公園などの行事が着々と進んでいます。

HANAレーベルも立ち上がりました。
いつも思うけど、出演ミュージシャン、お客さん、お店。
みんなが楽しくなれる場所になっています。
オールハッピーが理想ですね。

借金王国『日本』! 大丈夫?

2010年03月10日 | 世の中を良くしたい!

●2010年度の予算案では収入は37兆円しかないのに対して支出は92兆円!
完全な大赤字。
それをまかなう国債の発行額は44兆円!
借金の方が、収入より多いのです!

来年度以降も毎年50兆円以上の税収不足が続くという予想です。



■現在の日本の公的債務残高は949兆円になる見込み。
GDPの約2倍!
先進国の中で際立って高い。
国民一人当たり750万円の借金を背負っている計算になる。

『日本の借金カウンター』を見ていると恐ろしくなってくる。

◆『201X年 日本破綻』の日は近い。
本当に日本の最期が具体的にイメージできて来ましたね。
永田町では相変わらず”山猿”がボス争いに狂騒し、国家百年の計など頭にも無いようです。

国民はますます”馬鹿”が増え、日本の将来は暗澹たる物です。
私は後30年も生きられないから、”俺には関係ねえや”と済ませられない、責任を感じます。
誰がいけなくて、こんな事態になってしまったのでしょう?

★私はこの国に生まれ、この国に忠誠を誓うとまで言わなくても、せめて国の利益になることを当然の責任として感じていました。
今、国のために働け、といったら文句を言う人がいるのでしょうね。
戦後のどん底から這い上がった、日本人のバイタリティーが無くなったために、この体たらくがあると思います。

愛国心が大切だと思うのです。
『愛国心』と言うとすぐに眉をひそめる人がいますが、愛国心とは運命共同体のこと。
ひとつ船の乗り組み員なのです。
この船を沈没寸前の泥舟にしたのは誰なのでしょう!

『アカデミー賞』の無意味さ

2010年03月09日 | 映画レビュー

●第82回アカデミー賞の授賞式が行われた。
ジェームス・キャメロン監督の『アバター』とキャスリン・ピグロー監督の『ハート・ロッカー』の元夫婦対決とされていた。
結果はご存知のように『ハート・ロッカー』の圧倒的な勝利。


【ピグロー監督とバーブラ・ストライサンド:監督、美人ですね】

■興行成績はアバターの方が断トツなのに、低予算で地味な『ハート・ロッカー』に軍配が上がったことに不満の声が聞こえる。
私は『ハート・ロッカー』は観ていないので比較して評価する事はできないが『アバター』の完成度は映画史に残る最高の作品であると思っているので納得がいかない。



◆アカデミー賞などの表彰で必ず出るのは、その”公平性”
フィギアスケートと同じように”採点競技”だから、審査員の主観に大きく左右される。

それは仕方のないことですが、興行成績が高いヒット作品を大衆娯楽作品だと低く評価し、難解な作風、戦争などを扱った作品を”社会派”として高く評価することには反対です。

★本来、映画は代表的な大衆娯楽であるべきであって、売上げランキングならば中立に評価できるが、芸術に点をつけたり順位をつけることは全くナンセンスだと思うのです。

そもそも自分のベスト10を選べと言われても、その時の状況、隣にいた女性などに左右されてつけられるものでもない。
10年後に観て良さが分かる作品もある。

『アカデミー賞』を中止するべきだとは言わないけど”へぇ~、そうなんだ”くらいのスタンスで軽く流しておこう。

今日はそんな徒然でした。
イルカ漁を”隠し撮り”した『ザ・コーヴ』が受賞したことは非常に不愉快だ。
これについてはまたの機会に。

韓国の躍進、日本の凋落2

2010年03月08日 | ニュース拾い読み

●引き続いて・・・
日本人は家電品を始めとして、技術立国だと勘違いしている。

以前も書いたが日本の大手8社の利益を合わせても、サムソン社の1/2にも満たない。
もはやBRICsを始めとする新興国は日本のひとり負けなのです。

■私もタイ、ベトナム、中国などを訪れた時には、デパートウォッチングをすることにしている。
家電売り場のメインはサムソン、LGを始めとする韓国勢。
かろうじてソニー、パナソニックが隅っこに並べられている。



◆何故、飛ぶ鳥を落す勢いだった日本は、こんなにも早く落ちてしまったのでしょうか?
日本企業は、自分達の開発した素晴らしい製品は必ず海外でも認められる、と言う考えに固執して新興国に必要の無い機能を高い価格で売ろうとしたのです。

しかしインドでは使用人に食料を盗まれないようにカギがかかる冷蔵庫でなければ絶対に売れない。
大きな音のでるエアコンでなければ清涼感を感じない。洗濯機は2槽式の方が売れるなどなど、日本人の発想では出ない”低機能”が必要なのです。
しかも価格は安くなければならない。

★端的に言えば、お客様のニーズを把握するマーケティングが甘かったのです。
サムソンは『地域専門家』と呼ぶ社員を販売対象国において、言葉、生活習慣など徹底的に現地化させて消費者の視点からニーズを掴んでいる。



それに対して、いつも言うように日本は”ガラパゴス”状態で、勘違いしている。
世界の現実を見ずに、独善的ポリシーを貫く日本企業は、オリンピックでも同様の失態を演じている。
まずは日本は世界の”負け組”になっていることを認識するところからではないでしょうか?

※参考:週間新潮:3月11日号

韓国の躍進、日本の凋落

2010年03月07日 | ニュース拾い読み

もう少しオリンピックネタにお付き合いください。

●今回のオリンピックで活躍が目立ったのはなんと言っても韓国でしょう。
日本が銀2個、銅3個なのに対して、韓国は14個!
しかも出場選手は日本の半分の46人しかいないのです。
まさに少数精鋭。
この違いはどこにあるのでしょう?

■簡単に言えば国のバックアップ体制がまったく違う。
日本では個人の悲惨なまでのボランティア精神で何とか練習できている。
(まさにアマチュア精神の賜物ですね。笑)


             【これ600万円!】

特にマイナーなソリ競技は選手は悲惨な生活をしているらしい。
600万円もするボブスレーは個人で買う。
海外への輸送量は一回100万円もする。
コースを一回滑ると6000円。
これらのほとんどをアルバイトで稼いだ収入から負担している。
さらに”仕分け人”は、これすら削ろうとしている。

◆ところが韓国はソウルの巨大なナショナル・トレ-ニングセンターで1年中無料で、しかも日当が出て練習できる。
日本は長野のMウェーブで練習できるのは半年だけ、さらに強化選手からもお金を取る!

韓国の社会保障も雲泥の差!
メダルを取ると、最大で月8万円の年金が一生支払われる。
兵役免除、現役引退後も監督、コーチへの就任が約束されている。

★逆に負けた時のバッシングもすごい。
もしキム・ヨナが金メダルを取れなかったら、国民とマスコミからの非難はスザマシイでしょう。
このプレッシャー、ハングリー精神がバネとなっているのです。

石原東京都知事が”銅メダルを取って狂喜している。そんな馬鹿な国はないよ”と発言。
たまにはいい事を言う。
浅田真央や上村愛子が負けて悔し涙を流す。
でなければ勝てるわけも無い。

8位くらいの選手が”勝てなかったけど、自分の力を発揮できたので満足です”みたいな発言には虫唾が走る。
負けてヘラヘラしている奴は絶対に勝てない。


【OECDの一人当たりのGDP:下がっているのは日本だけ】

日本は韓国にスポーツ、経済ともに既にキャッチアップされ抜かれています。
数年後には中国に抜かされるでしょう。
凋落の一途の日本で最も問題なのは、この現実を認識していないことでしょう。

”日本人は優秀な民族だ”は勘違いです。
日本人は一人でガラパゴスに住んでいるようです。

「新しい 経済指標 メダル数」

トリプルアクセルのリスク

2010年03月06日 | ニュース拾い読み
●皆さんは”3回転”と”3回転半”の違いが分かりますか?
私は(ウルサイ)解説者が言わなければ、まったく分かりません。

浅田真央が3回転半(トリプルアクル)をとんだと日本の関係者は大騒ぎですが、そもそも この”シャンプ偏重”が今回の敗因だったようです。



■浅田真央の「3回転半=8.2点や3回転半+2回転トーループ=9.5」より、キム・ヨナの「3回転ルッツ+3回転トーループ=10.0点」の方が基礎点が高いのです。
しかもヨナは難易度は低いが完成度の高いジャンプを綺麗に決めて、出来栄え点(GOE)でも加点しました。
荒川静香がトリノオリンピックで加点されないことは承知で、あえてイナバウアーを取り入れることによって全体の演技がまとまり、さらにGOEが加算され金メダルにつながったことは有名ですよね。
逆に難易度の高い技であっても、着氷が乱れればマイナス点が加算される。
ハイリスクの割りにハイリターンでは無いようです。

ヨナはそれだけでなく振り付け、音楽の解釈など5項目の芸術点すべてで浅田を大きく上回ったそうです。


要は一般大衆は、3回半廻ったかとかルッツだとかより、芸術性の高いショーを観たいのです。

根拠の無い八百長疑惑などが一人歩きしていますが、素人である私がどう見てもヨナのほうが優っていると思う。

◆”回転至上主義”とでも言うべき”シャンプ偏重”が今回の敗因であることは間違いないと思う。
この原因はロシアのコーチにあるようです。

浅田のコーチのタラソワが完全な回転至上主義者。
銀メダルに終わったプルシェンコも同様だと思う。

日本のマスコミのインタビューも「ソチでは4回転をとびますか?」
などと言う質問ばかり出る。
戦う前に作戦負けしているのかもしれない。

真央ちゃんには妖艶な女性は似合わない。
もっとかわいい女の子を演じさせたら?と言う声も多い。
曲の選曲、衣装、演技などの総合的に勝てなかったと思う。

★”日本を潰すためにルールが変えられた!”と言う趣旨の発言をよく聞く。
それは当然のことでしょう。
実力で勝てなければルールを変えるのは正当な戦いでしょう!

特に採点競技では、審判員の構成によって結果に影響が出るのはあたりまえ。
ライバル国の審判が低い得点を出したから負けた!は、負け犬の遠吠えです。

戦いは氷の上だけでなく、ロビーでも戦わなければならない。
他の競技でもそうですが、日本人はロビイストの行動を卑怯だと勘違いしている。

選手の実力だけでなく、スタッフの力量、サポート体制などすべての総合的な結果がメダルの色に集約されると思うのです。

※先週の朝日新聞の川柳に素晴らしい一句がありました。
「新しい 経済指標 メダル数」

ニュートラルです!

2010年03月05日 | 徒然なるままに

●自分の思想・信条を冷静に分析すると、非常にニュートラルだと思う。
右でも左でもない。
活動としては”左”に見られるが、一昨日のブログで国歌、国旗の話題を書くと”右”なんですか?と驚かれる。
私にとって右も左も無い。
完全に中立です。



■その元になるのは自分で考えること。
人からの受け売りや教条主義的な考えは無い。

現代社会ではネットを始めとして情報が集まりすぎている。
その中にはデタラメなものもたくさん混じっている。
そこで大切なことは、真実を見抜く判断力、リテラシーを鍛える。
論理的に筋が通っているか?
少しでもおかしいと思ったら、逆の情報を検索して見る。

■2番目に大切なことは『是は是、非は非』をはっきりさせること。
自分は様々な組織に所属しているが、おかしいと思ったことはおかしい!と意思表示をする。
もちろん話し方のテクニックはある。
いきなり大上段から大ナタを振るったのでは、相手もカチンときて話しにもならない。
ソフトに話す時とシビアにストレートに話す時は、相手と内容によって異なる。

◆理論武装も大切。
相手の立場に立って考えてみる。
想定問答を考えておく。
それは自分への問いかけにもなり、考えがまとまってくる。

★ディベートで負けてはいけない。
しかし勝ちすぎてもしこりが残る。
日本的な、ほどほどの結末が大事。

一番困るのは感情的になって、自分の意見だけを声高にまくし立てる人。
こちらから意見を言っても理解できない人。

ニュートラルの話しから、それてしまったが、徒然なるままに・・・