PARK'S PARK

パクのお庭にようこそ。環境問題、ロハス、バイオ、空手、映画、多言語など情報満載です。少々硬派な内容を目指します。押忍

「クロッシング」を観た

2010年07月29日 | 映画レビュー

●民団主催の映画「クロッシング」を観た。
北朝鮮からの脱北者の問題を描いた韓国映画。



■あらすじ
主人公は北朝鮮の北部の炭鉱の町に住む三人家族。
サッカーで元北朝鮮代表選手のヨンス、妻ヨンハ、11歳の一人息子のジュニは貧しいけれど幸せに暮らしていた。
しかしヨンハが妊娠と栄養失調から肺結核で倒れてしまう。
北朝鮮では薬を手に入れられずヨンスは危険をおかして中国に渡るために家を出る。
これが妻子との永久の別れになることも知らず。

命からがら国境の川を越え、薬を得るためにヨンスは中国で必死に働く。
脱北者は発見されれば容赦なく強制送還され、それは即、死を意味していた。
中国公安の手入れから脱出、民間の救援団体にも騙され中国のドイツ大使館へ亡命、韓国で暮らすことになる。
北朝鮮の妻子の元に帰る術を失った主人公は落胆の日々を過ごす。

◆北朝鮮では、夫の帰りを待ちわびていたヨンハがジュニを残して無念にも息を引き取る。
一人きりになったジュニは、父を探して中国との国境を目指す。
コッチェビ(ストリートチルドレン)に食料を盗られ、夜寝ている間に靴までも盗まれてしまう。
幼馴染で恵まれた境遇だったのミソンとの再開と別れ。
豆満江を渡ろうとするが警備隊に見つかり、強制収容所に入れられてしまう…。

ヨンスの献身的な力でブローカーを通じ、ジュニをモンゴルへ亡命させようとするが・・・

★映像は実に淡々と流れていく。
派手な演出も無ければ、くさい演技も無い。
実にリアルだ。
ドキュメンタリーを観ているようだと思って引き込まれるが、ふと気がつく。
これは映画の中のフィクションで無く、現実であること。
この家族と同じ悲惨なケースが何千件も存在すること。

脱北者は30万人程度いるとされている。
そのうちの2万人が韓国で暮らしている。
そして、200人程度が日本に暮らしている。
民団では、RENK[救え!北朝鮮民衆/緊急行動ネットワーク]などと連携を取り合い、救援活動をしている。

観終わって、力が抜ける。
私の叔母、友人が北にはいる、いた。
皆、飢えて、あるいは既に収容所で息絶えている。
現在、韓国と北朝鮮は、世界で唯一の分断地域国家。

怒り、悲しみ、苛立ち・・・。
この悔しさを、どこにぶつければいいのだろうか。

教員早期退職は年に1万2千人!

2010年07月21日 | 世の中を良くしたい!

●7/20の朝日新聞によると《公立の小中学校で定年前に早期退職する教員が全国で毎年1万2千人を超えていることが分かった。
この数字は文部科学省では把握しておらず、実数が明らかになったのは初めて》との事。



■まず、情けないのはこの実態を、教育委員会がつかんでいなかったと言う事。
現場にいれば、教員の早期退職が多いという異常を身をもって感じるはずであり、その実態を把握し、対策を打ち出そうとするのが“仕事”だと思うのです。
どう傍から見ても、教育委員会というところは、碌でもないことはするけど、肝心なことはやっていない気がする。
仕事量が多いのなら、事務員の数を増やして対応すべきでしょう。
日教組との同化で、組織のことばかりに頭を痛めているのでしょうか?

◆次に、この不景気にあって、安定した公務員の立場を捨ててまで、退職しようとする理由について考える。
よく言われるように「先生になるのは優等生のひ弱な人物」だからでしょうか?
それとも、よほどストレスのたまる職場なのでしょうか?
民間人である私からみると、一般企業の社員のストレスは並大抵ではなく、教員の負荷だけが特別に大きいとも思えない。

★学校の乱れは一時期の“荒れた時代“は過ぎ、生徒に対するストレスは減ってきているように見える。
しかし、“モンスター・ペアレント”などの理不尽な要求に頭を痛めるのは想像できる。
また、職場の人間関係の軋轢もあるとは思う。

※教員は、親からの苦情や、様々な雑務作業を軽減し、“教育に専念”できるようにするべきだと思う。
30人学級より、クレーム対策室の設置や、営繕専業(昔で言えば“用務員”)スタッフを充実すべきなのかな~?
子供手当てなどの“バラマキ”は、どこに消えたか分からない。
それより、上記のような部分に経費をつぎ込み、教員の負担を減らすべきなのでしょう。

日本郵便に思う

2010年07月18日 | ニュース拾い読み

●郵便受けに下のようなチラシが放り込まれていた。



「もっとそばに、もっと便利に」ですって。
思わず笑ってしまった。
巷ではJPになってからの34万通の大遅配が問題になっているというのに・・・。
「申し訳ございません」の一言も無い。
現状は完璧で、さらに良くなります、とでも言うのだろうか??

■先週から母が入院しているので、普段は書留を受け取れるが、昨日は不在通知が入っていた。
コールセンターに電話するが、受け持ち範囲が大きいのでしょうか、名前、住所、生年月日などのアイデンンティテーを証明に時間がかかる。
しかも今日は配達できないという。
明日取りに行くといっても、持って出ているとかで、なかなか折り合えない。
結局、再配達してもらって、手にしたのは3日後。


【社員による受付? 普通”オペレーターがお受けいたします。”ですよね】

◆クロネコや佐川なら、運転手の携帯電話の番号が記載されているから、それほど遅くない時間なら、すぐに持ってきてくれる。
運転手も顔なじみだから、会社に持ってきてもらえたりの融通もきく。
JPの社員は、声もかけずに、逃げるように置いていく。

★件の大遅配の時に、JP、日通の社員は慣れない器械操作で、徹夜をいとわず何とか早く届けようと苦労していた。
ところが、組合幹部は参議院選挙の郵政族の応援に奔走していたという。
そこまで酷いか、とあきれ返るだけです。

クロネコ、佐川は社員教育も徹底している。
ゴルフ便、クール便などのビジネスモデルを苦労して開発してきた。
民業つぶしの中、軽自動車で北海道の草原を走った例は有名ですよね。

親方日の丸の体質と言うものは、民間のまねをしても、絶対に抜けないようです。
なるべくJPは使いたくないですね。

※そういえば今回の大失態の責任問題はどうなったんでしたっけ?

姜尚中『オモニ』を読んで

2010年07月17日 | 本のレビュー

●母が体調を崩し、通院、そして今は入院している。
待ち時間に姜尚中さんの『母(オモニ)』を読んだ。

初めての自伝的小説は姜尚中のお母さんが亡くなる所から始まる。
オモニは当時日本の植民地であった韓国で生まれ、16才の時に日本に渡ってくる。
第二次世界大戦、朝鮮戦争と時代の波に翻弄され、差別され、不当な権力から虐められ、悲惨な一生を送ってきた。


 【”母”と言う字は、お母さんの顔に似ているね】

■作者の母への想いが非常に上品な文体で淡々と書かれている。
自分の母への想いと重なり、涙を誘う。
作品には、戦前から今日までの在日一世の悲惨な苦労話が切々と書かれている。

◆オモニが苦しい時に、♪なんだ坂、こんな坂、シュッポ シュッポ♪と頑張った場面に泣かされる。
在日一世は、本当に苦労してきた。
字が読めない。一般教養が無い。
差別される。お金が無い。
無い無いづくしなのです。

★在日2世、3世たちも苦労している。
今でも就職差別、結婚差別が歴然としてある。
一部で誤解のある“在日の特別な権利”などと言うものの恩恵に与ったことなど一度も無い!
税金を払っても、選挙権は無い、公務員にはなれない。
医者か弁護士になれる頭があればいいんだけど、ダメなら焼肉屋かパチンコか廃品回収業。
一昔前なら儲かったけど、今はどの業界も厳しいからね。

一世の苦労を考えると帰化はできる訳は無いし“頑張らなければ”と思う。

GDPついに中国に抜かれる!

2010年07月16日 | ニュース拾い読み

●本日の日本経済新聞の記事によると、今年の上半期のGDPはついに日本は中国に抜かれたらしい。
中国にキャッチアップされるのは時間の問題とは言われていたが、ついにこの時が来ましたね。


【それにしても、腐ってもアメリカ。差があるね】

■”世界の工場”として始まった中国の躍進は、瞬く間に”世界の消費地”になり、そして”世界の頭脳”に変わりつつあります。
かたや日本は超少子高齢化、シャッター通り、自殺者は3万人を超える。
全くいいとこなしですね。
よくこれで、世界2位のGDPを維持していましたね。

◆さてさて、これから先は真っ暗闇なのでしょうか?
日本にはまだ幾分かの技術力の優位性、というか貯金がありますね。
このリードをどうやって守って、活用するかなんですが・・・

絶対に不可欠なのは政府のバックアップ。
科学技術振興機構などからの補助金が不可欠。
「1番じゃなきゃ、ダメなんです!」

★中国は日本の高度成長期と似ていますね。
最近はストライキが問題になっているし。
都市部の富裕層と地方の貧困層の差が大きすぎるし。

先富主義で富める者が先に豊かになるのはいいのですが、貧困層の生活は改善されませんね。
これらの問題を内包している。
さて、5年後、10年後はどうなっているのでしょう?

日本が中国を抜き返すことは人類が滅亡してもありえないでしょうがね。

日産マーチの戦略

2010年07月14日 | ニュース拾い読み

●日産がマーチをすべてタイで製造して、日本に逆輸入する報道を知った。
日産はマーチを世界160カ国に販売する“世界戦略車”と位置づけるらしい。
利幅の少ない小型車は低開発国に世界統一基準で作らせて、新興国に売る戦略。
電気自動車などの高価格、高付加価値の車は日本で開発、製造していくと言う。

■まさに『Think Global』戦略。
国内の新車販売数は頭打ち。
それに比べて中国を筆頭とする新興国の中流階級の人口は右肩上がり。
新興国を市場とする方がパイは大きいことは明白。

課題もある。
労働の質。日産は今回のマーチの生産を“念入りライン”として厳重に品質管理するらしいが国内のユーザーには一抹の不安があるでしょう。



国内の空洞化は昔から言われているが、これは止めようも無い。
国内の部品製造などの中小企業も世界に進出する以外に生き残る術は無い。
座して死を待つより、世界に飛び出すガッツを望むだけです。

◆韓国は市場が小さいから、世界進出を積極的に行ってきた。
サムスンの新入社員は全員TOEICの高得点者ばかり。

ユニクロ、楽天は社内公用語を英語にするという。
柳井社長、三木谷社長ともに先が見えているな~。

なんで日本の会社で英語を使うんだ?
コミュニケーションが取れないぞ、などといまだに反対する頭の固い経営陣や知識人?がいる。

★日本のトップ企業であるためには世界のトップになって行かなければならない。
そのためには市場は“世界”です。
インターネットの普及によって流通、言葉の壁が無くなり、ビジネスに国境が無くなって来ている。
『Think Global』が見えていない会社は、一流の企業にはなりえませんね。

※ユニクロの柳井社長はグラミン銀行と合弁会社を起こして『ソーシャルビズネス』に乗り出すと言う。
う~ん、さすが柳井社長。10年、20年先を見ているね。

『つかこうへい』さんが亡くなって

2010年07月13日 | 韓国大好き!

●『つかこうへい』氏の訃報を知った。
本名『金峰雄』
虫の知らせと言うのだろうか、2日前に、なんの気なしに本棚から『娘に語る祖国』を手にとって読んだところなのです。



■『娘に語る祖国』の中で自らが在日であることをカミングアウトし、その上でユニークなストーリーで展開していく。
そしてラストはホロリとさせられる。
氏のストーリー展開は実に独特で、時の経つのを忘れて読んだものだ!

◆氏の代表作は何と言っても『蒲田行進曲』でしょう!
最初は情けない、頼りない所から、シリアスに盛り上げていく独特の流れは、本当に引き込まれる。
『階段落ち』のシーンは本当に“死なないで~!”と叫びたくなってしまう盛り上げがあった。
そして印象的なラストシーン。最高だったね。

★大柄、怒りっぽい、自己中心的で主張が強い。
威張っている韓国人の典型です。
しかし、その内には優しさがある。

『つかこうへい』のペンネームの由来は『いつか公平』になって欲しい、との祈りを込めて、そして全部ひらがなにしたのは、漢字が読めない母にも読めるようにとつけたと聞いている。

遺書には自分の骨は対馬海峡に撒いて欲しい、とあったという。
いかにも彼らしい。
また、一つの時代が終わりましたね。合掌

ホタル祭り

2010年07月06日 | 環境問題を考える!

●7月4日に「新村のホタルを育む会」主催の“ホタル祭り”が行われました。
私は4年前からこの会に所属し、頑張ってきました。

新村せせらぎ公園を作り、ビオトープとしてホタルの舞う環境を整備するところから始まったのです。
ホタルの復活は想像を超えた難しさがある。
ホタルの幼虫の生育もデリケートでノウハウもある。
※を見てください。

★6時からのイベントには70人くらいの方が集まってくれた。



ワタアメを作り、ビンゴを企画し、ホタルの生活史の説明。
子供たちも飽きずに聞いてくれた。



今日は、10匹位が飛翔。
ホタルの光と飛び方には感動がある!!



写真を撮るけど、とにかく難しい。
眼で見るより光量が少ない。



じっとしていない。

被写体が遠い。

だいたい、出来上がりの作品のイメージがない。
今度は動画で“YOU TUBE”にアップした方がいいかな なんて考えている。

辰野のホタル祭りは20年くらいたつのだろうか?
今は大成功で1万匹以上が乱舞している。
新村は4年目。
水温が低い、土が固い、など条件は悪い。
自然の循環が始まるには7年かかると言われている。

今日初めてホタルをみる子供がたくさんいた。
手や肩に何の警戒もなく、とまってくれる。



子供は大喜び。
この感動を、伝えたい。
蛍は環境浄化の最適な指標だから。


※ホタルの生活史の超概略
今の時期にホタルは交尾して卵を産む。
新村のホタルは“源氏蛍”
源氏の方が光が強いし、生命力が強い。
源氏の方が光の点滅が長い。
一つの卵から1000程度の幼虫が孵る。
これを会員が大切に飼っている。
餌はカワニナ。

この繁殖が難しく、当初は業者から高いお金を出して買っていた。
ヒルに喰われてしまう。
小さな幼虫は小さなカワニナしか食べれない。
で、来年の3月まで幼虫を飼育して、川に放流。
6月から上陸して土の中で蛹になる。
で、やっとこの次期に羽化するのですが、羽化してからの寿命は一週間から10日!
セミと同じで、交尾して子孫を残すためだけのあまりにも短い春(?)
飛ぶのは当然オス。
自然界の基本どおりオスは小さい。
一生懸命、光を出してメスを引きつける。
メスは大きくて動かない(人間社会も一緒だって??)
今日数えて、メスが少ないのが気にかかる。

「世代間戦争」について考える

2010年07月04日 | ニュース拾い読み

●最近でこそ、さすがにテレビで流れなくなったけど、年配の女性が「私たち年金生活者をいじめる・・・○○には反対します」とか
「私たちは年金しか収入が無いんですから・・・」と言う発言。
今の年金生活者は支払った保険料よりはるかに多い額の給付を受けている。
日本の年金制度は積み立て型でなく賦課型なので、若い世代が年寄りを支えるシステムになっている。

■国民年金だけの夫婦でさえ、何もしないで月に13万円程度もらっている。
お得な企業年金に入っていた人は30万円以上もらっているはずだ。
かたや若者は頑張って働いても月に13万円稼ぐのは大変な時代だ。
さらに老人の面倒をみるために消費税を10%にすると言う政策を聞けば「若者は老人に搾取されている」と言う考えも出てくるのは納得できる。



『山野車輪』氏は『パラサイト・シルバー社会の到来』を上梓した。
そこには“高齢者は働かずして掛け金の数倍の年金を受給している”年金ニート“であり”パラサイト“であると言う主張がある。
いつの世も“仮想敵“を作るのがお上としては都合がいい。
日本の対立が“右vs左“とかでなく”若者vs年寄り“の構図ができかかっている。

◆氏の主張や若者の気持ちは 分からないではないが、違うと思う。
家庭でみれば親はお金と時間と愛情をかけて子供を成人するまで育てる。
子供は年老いて動けなくなった年寄りの親の面倒をみるのは当然のこと。

今は核家族化もあるから、これを社会的に行なうなら、年金制度によって若者は収入の一部を負担し、年寄りはそれを享受するのは当然のシステム。
年寄りは威張ってもらえばいい。
ただしデフレの影響もあるから、物価にスライドして下げるべきだとは思う。

★若者の負担が大きくならないように消費税を10%にして“薄く広く広平”に集めようとする考えに全面的に賛成する。
年金生活者も消費税を負担する。
これによって年金制度を破綻させないようにすることを目指す。
”超高齢化社会”のトップを走る日本としては、北欧の高福祉社会を、あるいはその上を目指すべきだ。

自分の親の面倒をみるのも、他人の親の面倒をみるのも同じ。
若者にこれを理解させるには“教育”が必要ですね。
儒教の精神=親孝行を基礎とする教育を徹底させることが、システムの基幹になると思う。

※山野車輪氏は「嫌韓流」などの”仮想敵”を作る作品が多いが、バックがあるのかな~。
嫌いな作家です。

参考【週刊ポスト7/9号】

韓国の世界進出

2010年07月03日 | 韓国大好き!

●最近の韓国企業の発展は目を見張るものがある。
それを支えているのは韓国人の積極性にあるようだ。
新聞記事によると、韓国の学生は海外に積極的に留学をするバイタリティとタフさがあるようである。
国が飛躍する理由が良く分かる。



■それに比べて、6月10日に書いたけど、ひ弱で情けない日本の学生たち。
「Think Global」が求められているのに、全く理解していない。
井の中の蛙もいいところだ。
日本の就職状況が氷河期だと考えるなら、海外に就職しようと言う気概や迫力が無い。
日本の未来を考えると、ますます、頭が痛い。

◆李明博大統領は、元大企業の社長だけあって、次々とトップセールスを決めている。
後発でありながらまた原子力発電所を納入したらしい。
一方、日本では原発の素晴らしい実績と技術を持ちながら、国民のコンセンサスを得られずに“プロ市民“の言葉に翻弄されている。

★韓国の躍進と、日本の凋落は目に見えている。
日本の家電製品は既に韓国に抜かれ足元にも及ばない。
次は中国にキャッチアップされ、みるみる引き離されていくことでしょう。

原因の一因は「ゆとり教育」にあると考える。
韓国では、熾烈な競争社会で鍛えられてきた力強さがある。
度を越して、弊害が出ることは好ましくないが、世の中は競争社会であることを早くから認識させるべきだ。
自分の考えを確立し、他人に意見を伝え、ディベートで勝つスキルを身につけさせるべきだ。

「プリンス・オブ・ペルシャ」を観た

2010年07月02日 | 映画レビュー

●この映画は、まったく知らないし、期待もしなかった。
マイミクさんが面白かったよ、の一言だけを頼りに観た。
ゲームが原作らしいけど、実写版はそれには忠実でないらしい。

面白い!!

例によってストーリーはネットで見られるから書きません。


■息をもつかせぬジェットコースター展開。
コテコテのストーリー、ベタなラブロマンス、タイムパラドクスは もろに予定調和の結末。
だけどこれが、一昔前のスペクタクル・アクション物を見るような安心感があるのです。

◆もちろん観るべきところはたくさんある。
主人公が魅力的。
ヒーローの肉体美、屋根の上を走る・壁を登るなどの躍動感。
ヒロインは、美しく逞しい。
CGによるペルシャの風景、お城は綺麗で迫力がある。
ユーモアのエッセンスも品がいい。

★映画は、奇をてらう必要はまったくない。
しっかりしたストーリー、丁寧な撮影があれば、ちゃんとした作品が出来上がる。

巷からは評判は聞こえないし、興行成績も分からないけど、ブログでは評判は上々です。

評価【上】
見て損は無いですよ!お薦めです。

消費税10%に賛成

2010年07月01日 | 世の中を良くしたい!

●管内閣の趣旨がマスゴミの誘導もあり、間違って伝わっている気がする。
管さんの進みたい道は“第3の道“
イギリスのブレアー元首相が打ち出した路線が有名ですが。
日本で言えば社会民主主義路線の“第1の道”から、小泉内閣の自由主義、規制緩和路線が“第2の道”。
アダム・スミスの“小さな政府”を目指したが、例えば規制緩和でタクシー運転者の収入は激減。
非正規雇用者を増やしたおかげで、格差社会が顕著になり、マツダのような悲惨な事件が起きてしまった。
中道左派路線は、納得のいくところです。

■菅さんの勇気ある発言は、消費税増税に“言及した”事。
増税は誰でも嫌です。
しかし現在の予算では、増税しなければ資金が無いのは明らか。
財政悪化に対する不安を感じ始めているから、菅さんも切り出せたと思う。
超高齢者社会が始まっている今 増税しなければ間に合わないと思う。

◆事業仕分け、公務員の給与引き下げなどで財源を増やす努力は当然継続しなければならない。
しかし、自民党の残した負の遺産を埋め、膿を出し切るには かなりの年月がかかる。
議員の定数削減をしたところで、たいして財源を増やせるとは思わない。

★諸外国の消費税を見れば、韓国10%を始めとして、北欧は軒並み20%。
企業への法人税の負担を減らさないと、国際競争に勝てない。
企業の利益は、国民の生活へブーメラン効果が期待できる。

消費税は庶民を虐める。
低所得者層に厳しいというが、私はそうは思わない。
“広く、薄く、公平”に徴収できている。
出なければ全世界でこれだけ採用されるはずが無い。



★増収分をしっかり福祉、介護、健康に回してもらえれば、必ずお金の循環が増えると考える。
お金が廻れば、景気は良くなる。
消費税が5%から10%になって、物価が上がれば、デフレスパイラルにも歯止めがかかる。
適度なインフレが健全だと思う。

時間が無い。乱筆乱文。ご容赦の程を。