PARK'S PARK

パクのお庭にようこそ。環境問題、ロハス、バイオ、空手、映画、多言語など情報満載です。少々硬派な内容を目指します。押忍

2010年 盆のチェサ

2010年08月16日 | 韓国大好き!

●15日は新暦のお盆の「チェサ」(祭祀)韓国式の法事を行なう。
ご先祖様の霊を祀り、家族の安寧を願う。
自然への畏怖の念を忘れずに、伝統の行事を守って行きたい。

何回もインサ(挨拶)をする。
3歳の甥っ子も、一生懸命真似します。



今までのチェサはこのURLにまとまっているから、自分としても便利だ。↓
http://blog.goo.ne.jp/parksangyoung/s/%A5%C1%A5%A7%A5%B5

■弟家族、妹が手伝ってくれるから、2日で準備ができるが
“机の脚が折れるくらい”の料理を作るのは手間のかかる作業です。
最近は、通販の韓国食材も利用できるから、とても便利。
蕎麦のよせ=ムッや、甘酒=タンスルを作るのは大変だから助かる。



◆私の父を祀るのは新の暦で行なう。
正月、お盆、命日の3回。
本家では旧暦で行なう。
やはり正月、お盆、祖父、祖母の命日の4回。

合計7回。
昔は3代前まで祀っていたと言うから、12回程度あったらしい。

★韓国内でも、チェサの儀式は簡略化、またはやめてしまった家もあるらしい。
祖先を祀る行事は非常に大切なことだと考えている。
私の代になってもこの伝統は守っていこう。

『1Q84』を読んで

2010年08月14日 | 本のレビュー

●『1Q84』を読みきった!
単に「読んだ」では無く、読みきった~!と大きな声で叫びたいくらいだ。
VOL.1=554p、Vol.2=501p、Vol.3=602p。合計1657ページの久しぶりの大作だ。
読み始めると、夢中で時のたつのを忘れてしまう魅力がある。



■実に興味深い設定だ。(少しネタバレです)
ヒーローの天吾はゴーストライターで新人賞を取る。
ヒロインの青豆は刺客。
宗教法人、NHKの集金人、オカルトも少し加わりいくつかの紐が有機的に絡み合っていく。
しかし、この小説の一番のポイントは、青豆の天吾への“純愛”を丁寧に書いたVol.3がいい。
マンションから出られない“軟禁”状態で、滑り台を見張り、ただ祈ることしかできないシチュエーションが切なく、心を揺さぶる。

エンディングで、「青豆、良かったね」と言いたくなる。

◆1984年(昭和59年)という設定もいい。
現代とあまり変わらないようで、まず携帯が無いのが効果的。
マルキン、マルビなどと言う言葉が出始め、バブルが始まる序章のような時期である。
いろいろな場面で、現代と似て非なる時代だったことを思い出させてくれる。

★もう一つの魅力は、村上春樹独特の“異常に修飾語の多い文章”にある。
ストーリーだけをさらりと書けば、1/3のページ数で納まってしまうでしょう。
主語と述語に、プラスして○○のような、と言う補足が異常に多い。
それが実にイメージを膨らませてくれる。
そして音楽、映画、小説、武器、文化などの知識欲を励起する。

ヤナーチェックの『シンフォニエッタ』を買った。
今のところ、人生おけるベスト10に入る作品だ。

家庭崩壊:デンマークの例から

2010年08月07日 | 世の中を良くしたい!

●昨日の話しに関連して「デンマーク」の例を考えます。
デンマークは福祉国家としてよく取り上げられますね。
医療費は無料。入院、出産、臓器移植などすべて無料です。
教育費も小学校から大学院まですべて無料。
完全週休二日制、有給休暇が6週間程度ある。
高齢者福祉、年金制度も充実。
失業手当、住宅手当も充実。

まさに「ゆりかごから墓場まで」至れり尽くせりです。
これだったら消費税が25%、所得税が50%でも、文句言わないかも?



■しかし、完璧な社会はありえない。
欲物依存症、アルコール依存症が非常に多い。
犯罪率、殺人事件は日本の4倍にもなる。

◆この原因の一つに離婚率の高さが考えられる。
日本は離婚率は30%台なのに対してデンマークは50%以上ですから、かなり高い。
驚くべき数字は、非嫡出子は日本が1.9%なのに対して、デンマークは22倍の44%!
家族制度そのものが崩壊していますね。

★愛のある幸せな家庭があってこそ、健全な子供が育つ。
そして、健全な子供が、健全な社会を作っていくと思うのです。

シングルマザーの育児放棄が問題になっています。
子供を飢え死にさせて、自分はホストクラブ通いでは、あまりに子供がかわいそう。
この馬鹿母親もまともな育て方をされなかったらしい。
やはり、家庭ですね。

参考:【さんけんネットワーックニュース】


核家族から個人へ

2010年08月06日 | ニュース拾い読み

●東京足立区の111歳の老人が既に亡くなって白骨化していた事件を皮切りに、日本中で高齢者の存在が問題となっている。
それにしても「20年前に会ったきりです」とか、「今どこに住んでいるのか分かりません」などと言う“いいかげんな”発言にビックリさせられる。

年金の不正受給はもちろん犯罪ですから責められなければならないのですが、高齢の親がどこに住もうが、何をしようが関係ないと言えば、その通りです。
でも、世知辛い“ですね。

■農耕を生業とした極貧の時代には直系家族を中心とする大家族でなければ生きられない。
実際、私は昭和30年生まれですが、30坪程度の長屋に、15人前後が暮らしていた。
居候などもいて、とにかく人が多くいた。



◆核家族化などと言う言葉が出たのが、昭和30年台。
2次産業で収入を得られるようになり、若い世代でもアパートに住める時代“ニューファミリー”の出現です。
“DINKS”でいつまでも青春を謳歌する世代。
そしてジングルマザーでも、子供を育てられる収入と社会保障の充実。

★高齢者も年金のおかげで、一人暮らしができるようになった。
子供に嫌味を言われずに、嫁との衝突を避けることができるようになった。

大家族⇒核家族⇒個人の時代への変遷が今回の事件に現われたようです。
欧米諸国では老人は、若い人と離れ個人で住む傾向を好むようです。
一人で生きられなくなると老人ホームへ入所。

果たして、これでいいのかな~? 
そんな思いと話しは続きます。