PARK'S PARK

パクのお庭にようこそ。環境問題、ロハス、バイオ、空手、映画、多言語など情報満載です。少々硬派な内容を目指します。押忍

信州自遊塾『信州の自然エネルギーを考える』

2011年09月10日 | 世の中を良くしたい!
9月11日に『信州自遊塾』主催による第1回講座が松本大学で行われます。
テーマは
『信州の自然エネルギーを考える~水・森林・そしてあれこれ~』



信州自遊塾のホームページは↓をご覧ください。
http://www.jiyujuku.org/

東日本大震災、福島原発事故から、多くの方が電力の作り方、使い方に深い関心を寄せています。
これまで当たり前に使うことができた電気をはじめとするエネルギーのあり方を考えなければいけないと思います。
今回の講演では、自然エネルギーに豊富な知識を持つ第一人者の3名をお迎えしてエネルギーについて学びます。

信州自遊塾の名誉塾長は元松本大学学長の中野和朗先生、塾長は元いわさきちひろ美術館の松本猛さんです。
入場料は500円。午後1時半からです。
是非お越しください。

さて、私は今回の事故が起こるまでは“原発推進派”でした。
安いコストで発電できる、CO2を発生しないなど、良い事づくめであり、プルサーマルを含めて積極的に建設するべきであると考えていました。

しかし、“安全”に対する認識が甘かった。
特に“つり橋の上”と称される地震列島に原発を建設することはクレージーな行為であると思い知らされた。

また、原発村の隠蔽体質、政財界の癒着などの醜い面も認識できた。
地震の発生しない岩盤の安定した地区ならともかく、日本列島に原発を建設することには絶対に反対する。

電気が現代の快適な生活を維持する上に必要不可欠であることに異論はない。
しかし電気は再生可能なエネルギーで作られるべきだ。
効率の悪さも改善しなければならない。
遠くで作られた電気は、消費地に着くまでに7割が熱になって消えてしまう。
電気もできるだけ近くで生産する“地産地消”が望ましい。
“フードマイレージ”の様に“エネルギーマイレージ”を意識しなければならない。
小規模水力発電機、風力発電、蓄電技術などの効率を上げる技術開発が求められている。
信州は水・森林など自然エネルギーの宝庫なのです。

到達目標の頂上までは遠く険しい道のりだと思う。
しかしこれは日本が背負った“責務”、カルマと言ってもいいかもしれない。
まず、勉強し、同士を増やすところから始めようではありませんか。
多くの方のご参加をお待ちしております。

PS.当日は『原発いらない“サウンドデモ』が行われます。
午後4時に県の森出発⇒中部電力⇒東京電力⇒松本城で解散になります。
こちらもよろしくお願いします。

9月11日は、原発事故から半年。
ニューヨークの国際貿易ビルが爆破されてちょうど10年。
しかも日曜日!
この日はイベント満載ですが、
“何でもいいから動いて欲しい!” これが日本を変え、世界を変える第一歩になると信じています。


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2010年11月22日 | 徒然なるままに

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『ザ・マジックアワー』を観た

2010年11月01日 | 映画レビュー

●三谷幸喜監督の『ザ・マジックアワー』を観た。
三谷幸喜は天才だな!と思った時期があった。
始めて監督の名前を知ったのは『12人の優しい日本人』。
その綿密なプロット、意外な方向への展開に引き込まれた。
続いて『ラヂオの時間』『笑いの大学』で完全に虜になった。

落語の『あたま山』のように気がついたら頭の上の池に落とされたような、とんでもない場所に持っていかれる面白さがある。



■テレビドラマの『古畑任三郎』シリーズ、『新撰組!』も面白かった。

しかし、その才能も枯渇してきたのか?
前作の『THE有頂天ホテル』あたりから面白さに陰りが出て来た。
ぐぐっと引き込まれる感じが無いんだな。

◆今回の作品も悪くは無いんだけど、昔のように引っ張っていかないんだな~。
佐藤浩市は売れない大根役者を好演している。
オチがイマイチなんだな~。
西田敏行はいつもうまいとは思わないけど、今回は前半良かった。
ところが最後は“ハマちゃん”になっちゃうんだな~。

★古き良き“キネマの世界”のほのぼのした場面と雰囲気を撮りたかったんだろうけど、撮りきれてないですね。
”日暮れの時間”=マジックアワーのほのぼのと希望を表現したかったんだろうけど、ついていけない・・・

市川昆監督、香取慎吾、唐沢寿明などがカメオ的に出てくるのは好きだけど・・・。

阿伽羅、コンピュータ将棋のプログラム

2010年10月15日 | ニュース拾い読み

●10月11日に情報処理学会の50周年記念として、人間VSコンピューター勝負が行われましたね。
将棋もパソコンも好きだから、この結果は楽しみだった。

人間代表は日本将棋連盟の清水市代女流王将。

これに対して情報処理学会は特製の「あから2010」システムで勝負を挑んだ。
将棋の局面の数に近い10の224乗(阿伽羅)にちなんで名付けされた「あから2010」システムは、激指、GPS将棋、Bonanza、YSSの4つの将棋プログラムで合議制を行うというもの。
ハードウェアには東大のクラスターマシンを利用し、Intel Xeon 2.80GHz 4コアが109台、Intel Xeon 2.40GHz 4コアが60台、バックアップマシンも配備済という容赦のなさ。

人間の知能はPC169台分レベルか?すごいね。

結果はコンピューターに軍配が上がった。


4手目の角交換チキンレースはPCとは思えない大胆な手。

■将棋会の権威を守るためにプロ棋士とPCとの対決は事前に許可を取らなければ認められない。
実際に対決することはほとんど無い。
清水市代女流王将は女流棋士トップだが、男性棋士のハイアマチュアレベルなのですね。
女流棋士を出したのも負けた時の複線。

◆チェスの局面は将棋の半分の10の110乗だから、とうの昔にPCに完敗。
駒を再度使える将棋の局面は10の224乗で、格段に複雑。
囲碁はさらに数百乗複雑で、人間には当分勝てないと言われている。

いつも思うのだけれど、次の一手から数十手先をシミュレートするプログラムを組むより、過去のデーターの蓄積で決定できないかな?

膨大な棋譜をストックして、ある局面からの次の一手は、結果的に勝った最多数の手を指していく。
最終的には勝つのだから、それを逆にしていくだけの事。

これならパーソナルコンピュータでも十分に戦えるのではないだろうか?
究極は1手指しただけで“投了”なんてこともあるかも。
ミスが無ければ、先手必勝か後手必勝の結論が出るかもしれない。
ちなみに“3つ並べ”はPC同士なら絶対に引き分け。
”5目並べ”は先手必勝。
「ウォー・ゲーム」でPCが”3つ並べ”が引き分けになることから、”戦争”も引き分けになる結論を出していたね。

★わき道にそれるけど“阿伽羅”と言う単位を始めて知った。
中学1年の数学の時だったと思うけど、兆より上の単位を習った。
京、垓、禾予(し)、穣、溝、潤、正、戴、極、恒河沙、阿僧祇、那由他、不可思議、無量大数と習った。
後半の那由他なんかが格好良くって、1万、2万が1那由他、2那由他って言うのかな、と面白がって、全部覚えた。
それと違う概念で“阿伽羅”=10の224乗、なんて考えができる古代人の知能とロマンに脱帽する。

大町病院でのチャレンジ!

2010年10月14日 | ニュース拾い読み
●10月13日の信濃毎日新聞によると、大町市は医師確保のために就学資金貸与制度を創設したと言う。
全国の医学生に対して、月額20万円、または30万円を奨学金として貸与する。
20万円コースは卒業後、大町病院に貸与期間と同じ期間を勤務する義務がある。
30万円コースでは、その1.5倍勤務すれば、貸与金の返還を免除される制度だ。
大町病院に勤務しない場合は、年率12%の利子をつけて返還しなければならない。

■なかなか、いい制度だと思う。
もちろん問題は医師が確保できない事にある。
医師不足の原因は簡単に言えば2つ。
ひとつは、1982年に始まった、医者系議員による“医者過剰論”
自らの地位と収入を確保するために、医者が溢れていると偽り、医学部の定員を抑制した。
そのつけはいまだに尾を引き、人口当たりの医師の数は先進国中最低どころか、70位レベルを低迷している。

◆もうひとつは、“新臨床検査制度”にある。
従来、医師の人事は大学教授を頂点とする医局の絶対的なヒエラルキーが確立していた。
しかし、これは非人道的だとするマスコミや官僚のバイアスで解体することになる。
これにより、新人医師は、薄給で過酷な大学病院での勤務を拒み、地方の中堅病院での研修にシフトした。
結果、大学病院での医師不足が顕著になり、地方からの若手医師の“吸い上げ”現象が起こっているの。
自然、地方の病院の医師不足が問題となっているのです。

★まず、国家を見ず、己の利益を追い求めた医師系議員の“売国奴”とも言える行為が、今日の問題を引き起こした。
医局にも問題は内包するが“必要悪”であったと思う。

地方の病院が、やむにやまれず、高額な給料で医師を確保すると、またマスゴミや一部のプロ市民は騒ぎ、揶揄する。
地方で崇高な志を持て、献身的に勤務するつ医師も、あまりにハードな勤務に体調を壊している。
情けない事だ。

大町病院の例から、長くなってしまったが、姑息な医師、アホなマスゴミ、話しにもならない議員、保身しかない官僚、まったく情けない者しかいない日本。
不利益は国民がかぶるだけ!情けない、情けない。

ブログにも時間をさこう!

2010年10月13日 | 世の中を良くしたい!
●ミクシーは“公開日記”だから、毎日あったことを気楽に書くだけで10分もかからない。
忙しいけど、全然負担にならないし、いいアーカイブになる。
時には自分を鼓舞することもできるし、メリットばかり。

■ところが、ブログは不特定多数が見るから“突っ込まれない”ように“注意深く”書かなければいけない。
政治問題を書けば“ネット右翼”から大量にメールを送られ、環境問題を書けば“温暖化原理主義者”から、オマエ呼ばわりの雑言罵詈を浴びせかけられた。

◆格調高い文章にするために、裏づけも取らなければいけない。
自分の主義主張もクリアにしなければいけない。
どうしても時間がかかり、その時間が取れずに、書き込み回数が減ってくる。

★でも、世の中への苛立ちは、いつも感じる。
サイレントマジョリティーでは、何も伝わらないし、何も変わらない。
世の中を少しでも良くしたい。
“ハチドリのひとしずく“でも続ければ、必ず世の中を変えられる!!
そう信じて、生きてきた。
そしてこれからも、この道を進むだけ。

ミクシーもご覧ください。
http://mixi.jp/home.pl?from=h_logo

ノーベル平和賞に思う

2010年10月08日 | ニュース拾い読み
衝撃的なニュースが飛び込んできた。
中国の活動家「劉暁波」氏にノーベル平和賞の授与が決まった。
御存知のように氏は「国家政権転覆煽動罪」で服役中。
受刑者へのノーベル賞など聞いたこともない。

当然中国は怒り心頭である。
国内に住む中国人へのノーベル賞が一人も出ていないのが不満で悲願だったのに、思わぬ形での受賞になってしまった。

“国際社会のルールを無視する思い上がった巨人”
に対する刺激になればいいのですが。
尖閣諸島問題での横暴な行動、レアアースの輸出停止など
“国際間のルールを守らないと駄目だよ“とのメッセージであろう。

反発は必至だったことを考えれば、ノルウェイへのイルミナティからのバイアスは当然考えられる。
中国がこれで
“すみません、いい子になります”などと言う路線に進路変更する訳も無い。
少しでも暴走を止められるブレーキになればいいのですが。

若いインテリの中国人に聞けば、現在の中国政府の問題点はよく分かっている。
尖閣問題も騒いでいるのは一部の”アジテート専従のプロ市民”だ。

ノーベル賞の原点を想いおこせば、ノーベルの発明したダイナマイトが戦争に使われた=“科学技術が人類の不幸を招いた”事への反省が発端だったはず。
科学技術の発展と人類の平和に寄与した人物に与えようと言う目的だった。

ノーベル平和賞の過去の受賞には首を傾ける例もあったが、中国の民主化に貢献する劉氏に与えられるのには大賛成です。

今回の受賞が平和への一石となるといいですね。



本題と関係ないけど、何故、奥さんは坊主なの?
似た者夫婦??

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2010年 盆のチェサ

2010年08月16日 | 韓国大好き!

●15日は新暦のお盆の「チェサ」(祭祀)韓国式の法事を行なう。
ご先祖様の霊を祀り、家族の安寧を願う。
自然への畏怖の念を忘れずに、伝統の行事を守って行きたい。

何回もインサ(挨拶)をする。
3歳の甥っ子も、一生懸命真似します。



今までのチェサはこのURLにまとまっているから、自分としても便利だ。↓
http://blog.goo.ne.jp/parksangyoung/s/%A5%C1%A5%A7%A5%B5

■弟家族、妹が手伝ってくれるから、2日で準備ができるが
“机の脚が折れるくらい”の料理を作るのは手間のかかる作業です。
最近は、通販の韓国食材も利用できるから、とても便利。
蕎麦のよせ=ムッや、甘酒=タンスルを作るのは大変だから助かる。



◆私の父を祀るのは新の暦で行なう。
正月、お盆、命日の3回。
本家では旧暦で行なう。
やはり正月、お盆、祖父、祖母の命日の4回。

合計7回。
昔は3代前まで祀っていたと言うから、12回程度あったらしい。

★韓国内でも、チェサの儀式は簡略化、またはやめてしまった家もあるらしい。
祖先を祀る行事は非常に大切なことだと考えている。
私の代になってもこの伝統は守っていこう。

『1Q84』を読んで

2010年08月14日 | 本のレビュー

●『1Q84』を読みきった!
単に「読んだ」では無く、読みきった~!と大きな声で叫びたいくらいだ。
VOL.1=554p、Vol.2=501p、Vol.3=602p。合計1657ページの久しぶりの大作だ。
読み始めると、夢中で時のたつのを忘れてしまう魅力がある。



■実に興味深い設定だ。(少しネタバレです)
ヒーローの天吾はゴーストライターで新人賞を取る。
ヒロインの青豆は刺客。
宗教法人、NHKの集金人、オカルトも少し加わりいくつかの紐が有機的に絡み合っていく。
しかし、この小説の一番のポイントは、青豆の天吾への“純愛”を丁寧に書いたVol.3がいい。
マンションから出られない“軟禁”状態で、滑り台を見張り、ただ祈ることしかできないシチュエーションが切なく、心を揺さぶる。

エンディングで、「青豆、良かったね」と言いたくなる。

◆1984年(昭和59年)という設定もいい。
現代とあまり変わらないようで、まず携帯が無いのが効果的。
マルキン、マルビなどと言う言葉が出始め、バブルが始まる序章のような時期である。
いろいろな場面で、現代と似て非なる時代だったことを思い出させてくれる。

★もう一つの魅力は、村上春樹独特の“異常に修飾語の多い文章”にある。
ストーリーだけをさらりと書けば、1/3のページ数で納まってしまうでしょう。
主語と述語に、プラスして○○のような、と言う補足が異常に多い。
それが実にイメージを膨らませてくれる。
そして音楽、映画、小説、武器、文化などの知識欲を励起する。

ヤナーチェックの『シンフォニエッタ』を買った。
今のところ、人生おけるベスト10に入る作品だ。

家庭崩壊:デンマークの例から

2010年08月07日 | 世の中を良くしたい!

●昨日の話しに関連して「デンマーク」の例を考えます。
デンマークは福祉国家としてよく取り上げられますね。
医療費は無料。入院、出産、臓器移植などすべて無料です。
教育費も小学校から大学院まですべて無料。
完全週休二日制、有給休暇が6週間程度ある。
高齢者福祉、年金制度も充実。
失業手当、住宅手当も充実。

まさに「ゆりかごから墓場まで」至れり尽くせりです。
これだったら消費税が25%、所得税が50%でも、文句言わないかも?



■しかし、完璧な社会はありえない。
欲物依存症、アルコール依存症が非常に多い。
犯罪率、殺人事件は日本の4倍にもなる。

◆この原因の一つに離婚率の高さが考えられる。
日本は離婚率は30%台なのに対してデンマークは50%以上ですから、かなり高い。
驚くべき数字は、非嫡出子は日本が1.9%なのに対して、デンマークは22倍の44%!
家族制度そのものが崩壊していますね。

★愛のある幸せな家庭があってこそ、健全な子供が育つ。
そして、健全な子供が、健全な社会を作っていくと思うのです。

シングルマザーの育児放棄が問題になっています。
子供を飢え死にさせて、自分はホストクラブ通いでは、あまりに子供がかわいそう。
この馬鹿母親もまともな育て方をされなかったらしい。
やはり、家庭ですね。

参考:【さんけんネットワーックニュース】


核家族から個人へ

2010年08月06日 | ニュース拾い読み

●東京足立区の111歳の老人が既に亡くなって白骨化していた事件を皮切りに、日本中で高齢者の存在が問題となっている。
それにしても「20年前に会ったきりです」とか、「今どこに住んでいるのか分かりません」などと言う“いいかげんな”発言にビックリさせられる。

年金の不正受給はもちろん犯罪ですから責められなければならないのですが、高齢の親がどこに住もうが、何をしようが関係ないと言えば、その通りです。
でも、世知辛い“ですね。

■農耕を生業とした極貧の時代には直系家族を中心とする大家族でなければ生きられない。
実際、私は昭和30年生まれですが、30坪程度の長屋に、15人前後が暮らしていた。
居候などもいて、とにかく人が多くいた。



◆核家族化などと言う言葉が出たのが、昭和30年台。
2次産業で収入を得られるようになり、若い世代でもアパートに住める時代“ニューファミリー”の出現です。
“DINKS”でいつまでも青春を謳歌する世代。
そしてジングルマザーでも、子供を育てられる収入と社会保障の充実。

★高齢者も年金のおかげで、一人暮らしができるようになった。
子供に嫌味を言われずに、嫁との衝突を避けることができるようになった。

大家族⇒核家族⇒個人の時代への変遷が今回の事件に現われたようです。
欧米諸国では老人は、若い人と離れ個人で住む傾向を好むようです。
一人で生きられなくなると老人ホームへ入所。

果たして、これでいいのかな~? 
そんな思いと話しは続きます。

「クロッシング」を観た

2010年07月29日 | 映画レビュー

●民団主催の映画「クロッシング」を観た。
北朝鮮からの脱北者の問題を描いた韓国映画。



■あらすじ
主人公は北朝鮮の北部の炭鉱の町に住む三人家族。
サッカーで元北朝鮮代表選手のヨンス、妻ヨンハ、11歳の一人息子のジュニは貧しいけれど幸せに暮らしていた。
しかしヨンハが妊娠と栄養失調から肺結核で倒れてしまう。
北朝鮮では薬を手に入れられずヨンスは危険をおかして中国に渡るために家を出る。
これが妻子との永久の別れになることも知らず。

命からがら国境の川を越え、薬を得るためにヨンスは中国で必死に働く。
脱北者は発見されれば容赦なく強制送還され、それは即、死を意味していた。
中国公安の手入れから脱出、民間の救援団体にも騙され中国のドイツ大使館へ亡命、韓国で暮らすことになる。
北朝鮮の妻子の元に帰る術を失った主人公は落胆の日々を過ごす。

◆北朝鮮では、夫の帰りを待ちわびていたヨンハがジュニを残して無念にも息を引き取る。
一人きりになったジュニは、父を探して中国との国境を目指す。
コッチェビ(ストリートチルドレン)に食料を盗られ、夜寝ている間に靴までも盗まれてしまう。
幼馴染で恵まれた境遇だったのミソンとの再開と別れ。
豆満江を渡ろうとするが警備隊に見つかり、強制収容所に入れられてしまう…。

ヨンスの献身的な力でブローカーを通じ、ジュニをモンゴルへ亡命させようとするが・・・

★映像は実に淡々と流れていく。
派手な演出も無ければ、くさい演技も無い。
実にリアルだ。
ドキュメンタリーを観ているようだと思って引き込まれるが、ふと気がつく。
これは映画の中のフィクションで無く、現実であること。
この家族と同じ悲惨なケースが何千件も存在すること。

脱北者は30万人程度いるとされている。
そのうちの2万人が韓国で暮らしている。
そして、200人程度が日本に暮らしている。
民団では、RENK[救え!北朝鮮民衆/緊急行動ネットワーク]などと連携を取り合い、救援活動をしている。

観終わって、力が抜ける。
私の叔母、友人が北にはいる、いた。
皆、飢えて、あるいは既に収容所で息絶えている。
現在、韓国と北朝鮮は、世界で唯一の分断地域国家。

怒り、悲しみ、苛立ち・・・。
この悔しさを、どこにぶつければいいのだろうか。

教員早期退職は年に1万2千人!

2010年07月21日 | 世の中を良くしたい!

●7/20の朝日新聞によると《公立の小中学校で定年前に早期退職する教員が全国で毎年1万2千人を超えていることが分かった。
この数字は文部科学省では把握しておらず、実数が明らかになったのは初めて》との事。



■まず、情けないのはこの実態を、教育委員会がつかんでいなかったと言う事。
現場にいれば、教員の早期退職が多いという異常を身をもって感じるはずであり、その実態を把握し、対策を打ち出そうとするのが“仕事”だと思うのです。
どう傍から見ても、教育委員会というところは、碌でもないことはするけど、肝心なことはやっていない気がする。
仕事量が多いのなら、事務員の数を増やして対応すべきでしょう。
日教組との同化で、組織のことばかりに頭を痛めているのでしょうか?

◆次に、この不景気にあって、安定した公務員の立場を捨ててまで、退職しようとする理由について考える。
よく言われるように「先生になるのは優等生のひ弱な人物」だからでしょうか?
それとも、よほどストレスのたまる職場なのでしょうか?
民間人である私からみると、一般企業の社員のストレスは並大抵ではなく、教員の負荷だけが特別に大きいとも思えない。

★学校の乱れは一時期の“荒れた時代“は過ぎ、生徒に対するストレスは減ってきているように見える。
しかし、“モンスター・ペアレント”などの理不尽な要求に頭を痛めるのは想像できる。
また、職場の人間関係の軋轢もあるとは思う。

※教員は、親からの苦情や、様々な雑務作業を軽減し、“教育に専念”できるようにするべきだと思う。
30人学級より、クレーム対策室の設置や、営繕専業(昔で言えば“用務員”)スタッフを充実すべきなのかな~?
子供手当てなどの“バラマキ”は、どこに消えたか分からない。
それより、上記のような部分に経費をつぎ込み、教員の負担を減らすべきなのでしょう。

日本郵便に思う

2010年07月18日 | ニュース拾い読み

●郵便受けに下のようなチラシが放り込まれていた。



「もっとそばに、もっと便利に」ですって。
思わず笑ってしまった。
巷ではJPになってからの34万通の大遅配が問題になっているというのに・・・。
「申し訳ございません」の一言も無い。
現状は完璧で、さらに良くなります、とでも言うのだろうか??

■先週から母が入院しているので、普段は書留を受け取れるが、昨日は不在通知が入っていた。
コールセンターに電話するが、受け持ち範囲が大きいのでしょうか、名前、住所、生年月日などのアイデンンティテーを証明に時間がかかる。
しかも今日は配達できないという。
明日取りに行くといっても、持って出ているとかで、なかなか折り合えない。
結局、再配達してもらって、手にしたのは3日後。


【社員による受付? 普通”オペレーターがお受けいたします。”ですよね】

◆クロネコや佐川なら、運転手の携帯電話の番号が記載されているから、それほど遅くない時間なら、すぐに持ってきてくれる。
運転手も顔なじみだから、会社に持ってきてもらえたりの融通もきく。
JPの社員は、声もかけずに、逃げるように置いていく。

★件の大遅配の時に、JP、日通の社員は慣れない器械操作で、徹夜をいとわず何とか早く届けようと苦労していた。
ところが、組合幹部は参議院選挙の郵政族の応援に奔走していたという。
そこまで酷いか、とあきれ返るだけです。

クロネコ、佐川は社員教育も徹底している。
ゴルフ便、クール便などのビジネスモデルを苦労して開発してきた。
民業つぶしの中、軽自動車で北海道の草原を走った例は有名ですよね。

親方日の丸の体質と言うものは、民間のまねをしても、絶対に抜けないようです。
なるべくJPは使いたくないですね。

※そういえば今回の大失態の責任問題はどうなったんでしたっけ?

姜尚中『オモニ』を読んで

2010年07月17日 | 本のレビュー

●母が体調を崩し、通院、そして今は入院している。
待ち時間に姜尚中さんの『母(オモニ)』を読んだ。

初めての自伝的小説は姜尚中のお母さんが亡くなる所から始まる。
オモニは当時日本の植民地であった韓国で生まれ、16才の時に日本に渡ってくる。
第二次世界大戦、朝鮮戦争と時代の波に翻弄され、差別され、不当な権力から虐められ、悲惨な一生を送ってきた。


 【”母”と言う字は、お母さんの顔に似ているね】

■作者の母への想いが非常に上品な文体で淡々と書かれている。
自分の母への想いと重なり、涙を誘う。
作品には、戦前から今日までの在日一世の悲惨な苦労話が切々と書かれている。

◆オモニが苦しい時に、♪なんだ坂、こんな坂、シュッポ シュッポ♪と頑張った場面に泣かされる。
在日一世は、本当に苦労してきた。
字が読めない。一般教養が無い。
差別される。お金が無い。
無い無いづくしなのです。

★在日2世、3世たちも苦労している。
今でも就職差別、結婚差別が歴然としてある。
一部で誤解のある“在日の特別な権利”などと言うものの恩恵に与ったことなど一度も無い!
税金を払っても、選挙権は無い、公務員にはなれない。
医者か弁護士になれる頭があればいいんだけど、ダメなら焼肉屋かパチンコか廃品回収業。
一昔前なら儲かったけど、今はどの業界も厳しいからね。

一世の苦労を考えると帰化はできる訳は無いし“頑張らなければ”と思う。