PARK'S PARK

パクのお庭にようこそ。環境問題、ロハス、バイオ、空手、映画、多言語など情報満載です。少々硬派な内容を目指します。押忍

仕事を選ぶ価値観

2010年04月27日 | 世の中を良くしたい!

●昨日のブログで書いたように私が今の会社に入社したのは昭和53年(1978年)でした。
当時は繊維不況の波が押し寄せ、繊維学部の私たちはまともにそのあおりをくらい、今の就職難より悲惨な状況だったのです。
優秀な学生が、当時は馬鹿にされていた公務員となり、やる気もなく糊口を凌いでいたのです。

■私もご他聞に漏れず、さらに在日のハンディもあって卒業時にはまったく就職することができませんでした。
卒業後1年間研究生として在籍し雌伏していたのです。

親戚の紹介もあって今の会社に面接に行ったのですが、社員が若い事にビックリ!。
研究室の代表はなんと京都大学を出ているし、東大の出身者も外部研究員としている。

◆これは驚きましたね。
会社から歩いて5分のちんけな場所に宝のような会社があったとは。
そして仕事の内容が、微生物を利用して水質浄化、連作障害を克服しようと言う。

★率直に思ったのは『この会社に入れば、世の中のためになる!』でした。
子どもの頃から、人の役にたちたい。社会に貢献したい。と考えていた。
人間は社会に貢献するために生まれてきたと、素直に考えていた。

そして現在に至るわけですが、人のために働くのは気持ちがいい。
人に喜んでもらえるのは、もっと気持ちがいい。

※最近の若い人は、給料がいいから、安定しているから・・・、だけで仕事を選んでいるようだ。
そして、期待は裏切られ仕事は長続きしない。

『自分のために働くのではなく、人のために働く』と言うコンセプトがあれば、多少の苦労は覚悟の上でしょう。
そして人のためになることは、社会のニーズですから、必ず安定して長続きする業種のはずです。
短兵急で近視眼的に見ずに、長期的で鳥瞰した観点から見るべきでしょう。

私は今、幸せです。

記念樹が花を咲かせる

2010年04月26日 | スキルアップしたい!

●我が社の桜は今が見ごろです。
私が会社に入って最初にやった仕事が、この桜の植樹。
いまだに何故植えたのかは分からないけど、私にとっての記念樹です。


■入社したのが1978年。
桜を植えたのは、4月の2日だったと思う。

◆ですから樹齢31年。
まだまだ寿命は長いけど、かなりいい枝ぶり。

★春になると毎年思うのだけれど、同じ時に同じ土地に根を生やしたのに、桜は毎年綺麗な花を咲かせている。
私は毎年、変化も無く日々を暮らしている。

そろそろ花を咲かせたいね。

2010年 春の昇段審査

2010年04月12日 | 空手いのち!

●4月10日に春の昇段審査が行われました。
我が道場からは、今回6名が挑戦しました。
日本空手松涛連盟の昇段は非常に厳しいことで有名です。
実力がなければ何回受けても受かりません。

  【今回は型のみのKSさん、MYさん:合格!】

■↓見事に2段に合格したOT君。
素晴らしい。現在の我が道場のリーダーです。


◆お母さんたちも頑張りました。
OEさんは基本が素晴らしかった。
型と組手がもう少し⇒1ヵ月後に再審査です。


★2段を受けたMKさん。素晴らしい廻し蹴りです。

今回は初段に4名、2段に2名が合格しました。
今の世の中はお金さえ出せば、たいていの物は手に入る。
だけど黒帯はどんなにお金を出しても買えません。

黒帯を取れる人は、努力できる人です。
OEさんは、仮合格ですが、感激で涙、涙、涙。
大人になってから感動の涙を流せるなんて、素晴らしいことですね。

※さて私も3段を取らないと!

2010年春の香川先生講習会

2010年04月11日 | 空手いのち!

●4月10日に『香川首席師範』による講習会が行われました。
黒帯、茶帯が約150名集まると壮観です。
他の道場からも、お集まりいただきました。
香川師範も私たちの道場も、空手の発展のために、流派にとらわれずオープンに門戸を開いております。

■香川先生の”凄いな~”と関心する点が2つあります。
1つは、年に2~3回指導して戴き、それを10年以上続けているのに、一度として同じ内容が無いことです。
毎回の練習をメモして、次回は何をしようか?とは考えていないと思います。
それだけ、”引き出し”の数が多いということでしょう。

◆もう一つ感心するのは、子どもには子ども用の教え方ができることです。
普段は帝京大学の空手部部長、松涛連盟の首席師範、ナショナルチームのコーチとして日本のトップの選手にばかり教えているのです。
さらに最近は海外からの要請が多く、背が高く体格のいい外国人選手にも教えている。
ところが、小学生にも、そのレベルに合わせて教えることができるのです。

◆今日は、ゲーム感覚での練習から始まりました。
向き合って敵のサイドステップに合わせての動き。
帯にサポーターをつけて、取り合うゲームなど、子どもは大はしゃぎで身体を動かします。
そして相手の膝を叩くゲーム。
これらが、中段を突くコツになるのです。

そして徐々に本格的な組み手を教えて戴きます。
模範となるのは帝京大学の現役の学生です。
最高の指導です!

子どもの背中を押してあげることによって、前に踏み込む感覚を養います。

深く飛び込んでの突き。

中段突きを防ぐコツ。

帝京大学の学生による廻し蹴り。

香川先生の廻し蹴りは学生に引けをとりません。

最近のポイントを取るコツの”後廻し蹴り”これは難しいのです。



★最高の指導を受けている事は光栄です。
この技術を生徒に伝える責任があります。

香川政夫先生首席師範就任祝賀会

2010年04月10日 | 空手いのち!

●4月9日に『内閣府認証NPO法人 日本空手松涛連盟』の首席師範に『香川政夫』師範が就任された記念祝賀会が行われました。


■浅井先生がお亡くなりになって『次期首席師範は香川先生しかいない』と言われていましたが、タイミングもあり、この4月に正式に就任されました。
そして、全国に先駆けて、松本の地で最初の祝賀会を行えた事は名誉なことです。

◆長野県本部長の杉山先生は、香川師範には内緒で、完全なサプライズとして秘密裏ですすめてきました。
会場のブライトガーデンの案内も隠して、徹底した遊び心です。

★松本厳誠会の松澤代表の乾杯の挨拶にもありましたが、『私たちは”直系”です!』
帝京大学に多くの優れた先輩を送り出し、また、香川師範、本部指導員の先生方にも直接指導していただいております。
本当に名誉なことです。
直系の名を汚さぬよう、精進していかなければならないと改めて感じた素晴らしいパーティでした。

2010年春の審判講習会

2010年04月07日 | 空手いのち!

●3月31日にNPO法人 日本空手松涛連盟 長野県支部主催による審判講習会が行われました。
この講習会を受講しなければ、長野県大会の審判を行うことはできません。


■年度末の超繁忙期の平日とあって、8時からの開催でした。
しかし、遅刻する方は誰もいませんでした。
さすがです。

審判規定のブレザー、ズボン、ネクタイで参加して戴きました。
やっぱり、しっかりした服装は格好いいです。

まだ慣れない方も多く、当初は戸惑いがありましたが、徐々に慣れて、大きな声が出るようになって来ました。


◆審判はとにかく経験を積まなければ上手にはなれません。
このような講習会で恥をかいておくことが必要なのです。

4月11日には、第15回長野県大会が行われます。
ローカル大会ですから、積極的に体験して欲しいですね。

★それにしても、兄弟道場の明誠会の指導員の先生は、女性が多いのに圧倒されます。
しかも皆、元気いっぱいです。

私たちの道場も、負けずに頑張らなければ・・・。

桜は何故、花が先?

2010年04月06日 | ニュース拾い読み

●春が遅い信濃路にもようやく桜の便りが届き始めた。
桜は好きですね~!
桜の色は淡く、はかなく、なんとも趣きがある。そして、散り際がいい。
春の風に吹かれ一気に散る花の潔さ。これが男だ!的な潔さが好き。
海外では、葉が茂らないし、掃除が大変との事で、人気が無いらしい。

■さて、開花宣言の誤差が小さい理由は、ソメイヨシノはクローンだから、と言う話しは以前も書きましたら今日は違う話題。
     

『桜の花は、何故、葉より先にでるの?』
普通の作物は葉が出て光合成をして、栄養を溜めてから、花を咲かす。
しかし、桜は花が咲いて、散ってから葉が出てくる。

◆ソメイヨシノは「花だけが木につく」と言う見た目の美しさを重視して、江戸末期に染井村(現在の豊島区駒込)で品種改良された。
花が散った後に出てくる葉は、来年の春の栄養を作っている。
今年咲いた花の栄養は去年の葉が作った栄養で咲いているんです。

★ソメイヨシノは「ヤマザクラ」「オオシマザクラ」などの花と同時に葉もついてしまう従来の桜とは全く違う美しさがあった。
これが江戸の町民に馬鹿受けしたようです。

国の仕組みや身分制度が大きく変わった明治維新の波に乗って、北海道から沖縄まで急速に広がって行ったらしい。
「ソメイヨシノ」は新しい時代の象徴だったらしい。

個体差も無いし、樹齢もさほど差が無い訳です。
ですから一斉に咲き乱れるのですが、一方、生物多様性の観点からみると日本の桜の約90%がソメイヨシノであることは問題ですね。

人間の都合で品種改良され、ゆがめられた環境でもしっかりと順応し、逞しく生き延び、皆に愛された「ソメイヨシノ」をますます格好いい!と思ったこの春です。

犬、猫が山に登る被害

2010年04月05日 | 環境問題を考える!

●4/4付けの信濃毎日新聞、市民タイムスによると『山に登る三毛猫』の本が話題になっているらしい。

さて、これは大きな問題ですね。

まず、基本的に問題なのはペットが山に登る事によって野生動物が被害を受けていること。
さらに問題なのは、そのような観点を持たずに平気でこのような書籍を上梓した出版社の無知、無責任。
日本機関紙出版センターから出版。
さらにさらに問題なのは、これを記事に取り上げた、マスコミの社会的非常識!

■犬が山に登るブームは10年ほど前から始まり、その弊害についてもブログ、新聞でも取り上げられている。
そして山では犬の登山禁止の良識派と、それに反対する輩とのもめ事が絶えない。

◆犬の登山の弊害についてはいまさら議論するまでも無いと考えるので、たくさん書かれているブログを参照してください。
http://homepage3.nifty.com/nihon100kei/mochikomi%20no.htm

主な害としては犬の糞からの感染症。
犬に怯えて卵を産まなくなる。等です

野生動物にとって山はサンクチャリーだったのです。
そこに今まで見たことも無い”野獣”があらわれるのですから、その恐怖ははかり知れない。

★人間が登るべきではないとの意見もある。
う~ん、これは難しいですね。

頑強な登山者だけの特権でなく、一般の方でも登山の喜びを味わいたいとの気持ちも分かります。
だからと言って、無軌道な開発には反対です。

八方のゴンドラから降りた1000m以上の山を、背広に革靴、くわえタバコ、缶ビールを片手に歩いている酔っ払いのオヤジを見た時はゾッとしましたね。
上高地をハイヒールで歩く女性。
駐車場でスケボーをやる若者の神経は理解できません。

山は”聖域”であるべきだと考えます。

2010年春の昇級審査

2010年04月01日 | 空手いのち!

●3月31日に今年度最後の昇級審査が行われました。
左側のNさんは信州大学医学部の学生さん。
1ヶ月半前に入門したばかりなのですが、非常に練習熱心で、ほとんど休まずに稽古をして昇級審査を受けるまでに上達しました。

右側は年長のY君ですが、いつも楽しそうに練習しています。
この時期は、空手を楽しんでもらう事が一番大切です。
二人とも格好いいですね。

■中年のOさんも小学生と一緒に頑張ります。
Oさんも熱心で、自宅でも練習しているようです。
年齢差は関係ありません。
全く同じ審査基準で審査します。
他のスポーツでは考えられませんよね。

◆みんな普段とは違って緊張しています。
特に大人の会員の方は緊張するようです。
女性のMさんは”頭が真っ白になって、何も覚えていません”と言っていました。

大人になると、試験など受けません。
増してや、空手を受験するなんて稀ですよね。
でも、その緊張感がいいんです。

★”試合は3ヵ月分の練習に匹敵する”と言います。
”昇級審査は2ヶ月分の練習に匹敵しますかね?”

かく言う私こそ、昇段審査を受けて3段を目指さなければ。
みんな忙しい。
でもその中で、最大限頑張って、スキルアップするのは楽しいですね。

空手を続けている人はみんな溌溂としていて魅力的です。