●昨日のブログで書いたように私が今の会社に入社したのは昭和53年(1978年)でした。
当時は繊維不況の波が押し寄せ、繊維学部の私たちはまともにそのあおりをくらい、今の就職難より悲惨な状況だったのです。
優秀な学生が、当時は馬鹿にされていた公務員となり、やる気もなく糊口を凌いでいたのです。
■私もご他聞に漏れず、さらに在日のハンディもあって卒業時にはまったく就職することができませんでした。
卒業後1年間研究生として在籍し雌伏していたのです。
親戚の紹介もあって今の会社に面接に行ったのですが、社員が若い事にビックリ!。
研究室の代表はなんと京都大学を出ているし、東大の出身者も外部研究員としている。
◆これは驚きましたね。
会社から歩いて5分のちんけな場所に宝のような会社があったとは。
そして仕事の内容が、微生物を利用して水質浄化、連作障害を克服しようと言う。
★率直に思ったのは『この会社に入れば、世の中のためになる!』でした。
子どもの頃から、人の役にたちたい。社会に貢献したい。と考えていた。
人間は社会に貢献するために生まれてきたと、素直に考えていた。
そして現在に至るわけですが、人のために働くのは気持ちがいい。
人に喜んでもらえるのは、もっと気持ちがいい。
※最近の若い人は、給料がいいから、安定しているから・・・、だけで仕事を選んでいるようだ。
そして、期待は裏切られ仕事は長続きしない。
『自分のために働くのではなく、人のために働く』と言うコンセプトがあれば、多少の苦労は覚悟の上でしょう。
そして人のためになることは、社会のニーズですから、必ず安定して長続きする業種のはずです。
短兵急で近視眼的に見ずに、長期的で鳥瞰した観点から見るべきでしょう。
私は今、幸せです。