人知れずの記録ー障害後期高齢者の日々のつぶやき

日々のリハビリをはじめ、何でもかんでも書いてやろう!という日記帳。

旅の追記

2017-11-19 12:10:05 | 日記
v小学校高学年の修学旅行団体としばしば行き交った。帰路、フェリーを下りてJR駅に向かう途中、頼みの杖を思いっきり蹴飛ばされて、危うく転倒しそうになった。背の高い女の子がキャーキャー言いながら仲間と歩いて行った。子どもの列の後ろを、違和感のある大人が一人、にやにやしながら歩いていたので、「失礼ですが、この子どもたちの学校の先生でいらっしゃいますか?」と、声を掛けた。
「そうですが、何か。」
「先ほど、ほらあそこに後ろ姿が見えますが、背の高い女の子に杖を強く蹴飛ばされてしまいました。何の声かけもせずに通り過ぎていきました。先生にお願いがあります。身体障害を持つ者にとって杖は命の危険から避けるツールであります。幸いこけずにすみましたが、それでも、すみません、などの言葉掛けは必要かと思います。どうか、この旨を子どもたちにご指導下さいますように。」
 <先生>はお若くはない。教頭クラスだった。彼の見せた仏頂面で、彼の内面が読み取れる。
「嫌なクレーマージジイだ!」音声として出されたのは、「ハー、それはどうも・・・」だった。
 人間の基本的なあり方さえ教えられていないのだなぁ。JRの車内も、猛烈な混み具合。空いた席を巡って、ガキどもが席の奪い合い。呆然として側に立つ杖突ジジイ。つい「急に怒り出す高齢者」のリアルな姿をお見せした次第。

渚で遊ぶのは男のガキだった。これは可愛い光景だが、彼は時として豹変する・・・