松村知也、猫が大好きな爺さん

自身の忘備録です、日記風の記述だが政治的な意見や専門領域(電子工学・品質管理)の記述は意図的に避けています。

劣等生

2017年12月13日 | 日記
以下Facebookへの投稿の加筆である。
FBの友人の奈良市在住のK君が母校始まって以来の劣等生自慢?をやっていた、下松高校の歴史に残る劣等生のオレも負けずに想い出を記述してみたい。2年の終わりの試験全部を白紙で提出、親が学校に呼ばれてオレと同席して担任の小西先生からコテンパに説教された。何か言うことがあるかと言われて「この次の数学の試験で100点取ります」と宣言、先生「そんなことできるわけないだろう」そして3か月後幾何が95点、解析が90点だった、小西先生いわく「やればできるじゃないか」オレ「100点満点じゃないけどこれくらい当たり前です」以来教師達から徹底的にいじめを食らった。卒業の前も全部白紙答案を出して卒業証書を貰えなかったがお情けで卒業扱いにして貰った、6年後TDKの就職時に卒業していないと言われて下松高校に確認して卒業ということに記録を修正してもらった。その後の専門学校も出席日数が不足、というか全く学校に行かず、川崎のゼネラルのテレビ工場でアルバイトの身分で技術指導員をやって時給90円もらっていたが、学校お情けの追試験と研究論文提出でギリギリ卒業証書を貰った。
後で知ったのは卒業研究(発光素子とシリコン接合型トランジスタによるスイッチ動作からなる大型テレビジョン画面)は教師の間では抜群の評価だったらしい、その後大型スクリーンの実現には三菱電機が小型のCRTを数多く並べたもの、最近ではもちろん液晶やLEDを使用したものなどが知られている。
オレが19歳当時は特にスイッチという概念でパワートランジスターを利用する技術が無かったので無理だったが、ソニーから招へいされた芦田先生は授業の時にシリコン接合型トランジスタ―の将来性について熱く語っておられたのを覚えている。
卒業の年にソニーから発売されたトランジスタテレビ“TV8-301”には、シリコンとゲルマニウムを合わせて、23石のトランジスタと、ダイオードが19個、この中で各種シリコン接合型を含めた新開発のトランジスタが、水平偏向用や映像出力用、チューナー用などに使われた。
この時点で高圧整流ダイオードはまだ性能的に十分ではなく、ダンパー用途を含めて小型高圧整流用真空管が2個使われている。