goo blog サービス終了のお知らせ 

PADDY PHIELD RETURNS!

1977年、パンクロック勃発直後のロンドンへ渡った日本人ドラマー、パディが駆け抜けた激動の日々を記録するページ(管理人)

CUDDLY TOYS 3人でのスタジオ練習開始!

2006-11-28 15:25:44 | In Japan 2006

パディさんの近況をお伝えします。現在はカドリートイズ再結成ツアーに向けて、パディさんとベースのトニー、ギターのフェビアンの3人がスタジオに入ってリハーサルを開始しています。

まず、9月、トニーとパディさんの2人で練習スタート。この頃、パディさんは自分のドラミングについて「トニーとの 練習のせいか ビートが すごくタイトに なった。プレーが 昔みたいにシャープに なってきて すごく良い感じ」と教えてくれました。昔の曲をやりながら、新曲も作り始めたそうです。10月には「今日のトニーとの リハーサル、 ブレイク無しで 4時間も やっちゃった。2人とも すごーく 曲に 集中できて とっても気持良かった」という日もあり、好調な様子。隣のスタジオで、再結成カルチャークラブがリハをしていることもあるそうです。

11月8日、ドラムとベースのコンビネーションが固まったところで、いよいよフェビアンも参加。レイプド/カドリートイズのオリジナル・メンバー3人がそろって音を出すのは、約25年ぶりでしょうか。合わせた曲はMad Man, Universe, Time Warp, Astral Joe, Wolf, Normalの6曲。パディさんは「思ったより、昔のサウンドに 近い音を出せたの。ぼくもドラミングにだんだん 自信ができて、 ほんと うれしい!!!」とのこと。 「でも3人 集まって音出すと、ショーンが いないのが すごーくさみしい」とも……。

そのショーンに替わるヴォーカリスト。一時はスティーヴ・ストレンジ(元Visage)やマリリンの名前も候補に挙がっていましたが、やはり広く募集することにしたそうで、今、オーディションを進めています。早くいい人がみつかりますように!


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おもしろ写真-2/Paddy with Modern Art

2006-09-12 22:41:26 | In Japan 2006

かくれんぼ


みーつけたっ!


7月、都内某所にてビックリマーク「!」が2つ並んだような変わったオブジェを発見。さっそく遊んじゃいました。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おもしろ写真-1/謎のドラム怪人あらわる!?

2006-09-09 17:41:38 | In Japan 2006

7月14日のアンコール用に用意していた妖しい仮面がこれ!
ピンク色で、ちょっとデカダンスな雰囲気です。
仮面舞踏会というかファンタスマゴリアというか……。

Can you guess who's that monster ?



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

PADDY IN JAPAN 番外編Vol.2

2006-08-27 00:55:58 | In Japan 2006
 渋谷の青い部屋を出て、新宿LOFTへ向かう。今度はオールナイトのイベント、GALAXY NIGHT。ネオンまたたく歌舞伎町を歩くパディさん。このシーンにBGMを流すなら、ヤングパリジャンの「グラムール・トーキョー」がお似合いだ。

★ GALAXY NIGHT@新宿LOFT bar space
 主催は、今回パディさんが帰国してすぐ仲良くなったREOさんのバンド、ネオン・グループ。共演するのは環七スピードキャッツとヤングパリジャン。みんなパディさんのお友達で大好きなバンドばかりなので、ライブのハシゴもなんのその! 

 先陣を切るのは炎のR&Rレディース、環七スピードキャッツ。女だてら、男まさり、そんな類いの“ジェンダーほめ言葉”を軽く一蹴するアグレッシヴな爆裂サウンド、新宿炎上! パディさんは「すっごーーいっ!かっこいいーーっ!これ、ガールズ・バンドの音じゃないよ!」と大興奮。



CATS ON THE RUN !!!!!!!


 二番手は数時間前に青い部屋で妖しくスパークしていたヤングパリジャン。今宵は一晩に二度光る。見守るパディさんも楽しそう。そして……、中盤でいつものグリッターな空気が突如として変貌。鳴り響くイントロは、RAPEDのMOVING TARGET !!!! うおぉーーっと、オーディエンスから沸き上がる歓声、嬌声、狂声。今夜、目の前にいるRAPEDのメンバーに捧げられた入魂のカヴァー、真のトリビュートである。何も知らなかったパディさんは絶句、感激の面持ち。(「あ、カッコいい、なんて思ってたらRAPEDなんだもん、びっくりしたぁ!」と、あとで言っていた。) TSUNEGLAM SAMがパディさんをステージに引っ張り上げる。去年の8月から続く、ヤングパリジャンとパディさんのミラクルの連鎖。こんなシーンが生まれるなんて、一体誰が想像しただろう。……感動的すぎる!


REAL TRIBUTE !!!!!


「つねちゃーーーんっっっ!!!!!!」


WHITE LIGHT WHITE HEAT !!!!!!!


GREAT HUG !!!!!!!!!!


「ありがとぉぉぉーーーっ!!!!!!」


 感動さめやらぬうちに夜は更けて、いよいよ日本で一番夜の似合うバンド、ネオン・グループの登場だ。美しく凶暴なサウンドを奏でる3人の屈強な勇者たちと、そのヴェルヴェット・ヴォイスで暗黒世界をも手なずける永遠の少年REOさん。ROCKと稲垣足穂が出会い頭に衝突して星が散るような……。しなやかで強く、硬質なのに心地よい。ネオン・グループのステージは2度目のパディさん、もうすっかり曲も覚えたみたいで、とっても楽しそうに見ていた。

(お詫び)カメラのバッテリー切れでネオン・グループの写真が撮れてないので、CDのジャケから失礼します。ついでにパディさんが初めてこのCDを聴いた時の様子をご紹介します。


★Paddy meets Neon Group★
 6月某日。管理人とカフェでお茶してる時、パディさんが「まだネオン・グループ聴いてない」と言うのでiPodで聴いてもらう。身体を揺らして楽しげなパディさん、ノッてきたみたいで、いきなりカフェのテーブルでドラミング! 店内に響きわたる音! あわてて「たたいちゃダメ~!」 エア・ドラムに切り替え。しばらくして「あっ、この曲知ってる!」とTHE ONLY ONESのカヴァーに反応。いきなりイヤフォンのまま歌い出す。店内に響きわたる声! あわてて「しーーーーっ!」 なんとか鼻歌に変更。そしてパディさんはとうとうCD1枚分をその場で聴き終え「すっごくいいね、僕、大好き!」と微笑みました。めでたし、めでたし。



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

PADDY IN JAPAN 番外編Vol.1

2006-08-23 01:14:42 | In Japan 2006
 7月14日の『CHEAP NIGHT OUT!』を無事に終えたパディさん。その後、ロンドンに戻るまでの時間は、あっという間に過ぎていきました。まず、復帰ライブの成功をご両親のお墓に報告。そして、再び大貫憲章さんに会ったり、鳥井賀句さんや元オート・モッドのジュネさんと再会したり。いろんなバンドのライブも見に行きました。特に7月22日は夕方から翌朝までライブをハシゴ! その時の様子をご紹介しましょう。

★ BLUE VELVET NIGHT @渋谷・青い部屋

 鳥井賀句さんが青い部屋で定期的に主催するイベント、BLUE VELVET NIGHT。賀句さんは昔CUDDLY TOYSを取材したことがあり、最近もミュージックマガジンにRAPEDのCDレビューを書いてくれたので、パディさんは再会を楽しみにしていた。この日はNEW YORK DOLLS新譜発売記念ということで、ヤングパリジャンも出演。彼らと共に青い部屋へ向かう。リハーサル中の会場で、ロックンロールなゴッドファーザーみたいな賀句さんが、にこやかにパディさんを迎えてくれた。また、80年代伝説のゴシック・パンク系クラブ『ワルプルギス』のDJ、ZINさんもパディさんを待っていてくれた。(『ワルプルギス』は昨年から青い部屋で復活。CUDDLY TOYSの曲もかけているとか。)そんなわけで、パディさん、賀句さん、ZINさん、TSUNEGLAM SAM、という4人が一緒の写真に収まっているスゴイ写真が撮れてしまった!


L to R /賀句さん、TSUNEGLAM SAM、パディさん、ZINさん

賀句さんのサイトはこちら↓
http://www007.upp.so-net.ne.jp/gakugaku/

『ワルプルギス』についてはこちらを↓
http://www.clubwalpurgis.com/

 ライブのスタートまで時間があったので、ZINさん、パディさん、仲良しのKさんも合流して骨董通りのスタバでお茶。途中、おしゃれなショーウィンドーを背景に写真を撮ったり、楽しいひとときを過ごす。


Super model Paddy !


Princess Paddy !


 そして青い部屋に戻り、まず毛皮のマリーズのステージを見る。このバンド、若いんだけど70年代のヤバくて妖しいROCKの香りを強烈に放っている。彼らの音源を前もって聴いていたパディさんは、ますます気に入った様子。終演後にVo.の志摩さんと話もできたし、9月に出るアルバムのCD-Rもいただいてゴキゲン。(でも、一緒の写真を撮るの忘れた!)

 続いて、ヤングパリジャン。ドラムのHEROさんは先週の『CHEAP NIGHT OUT!』でパディさんが使ったピンクの三つ編み(終演後にパディさんからプレゼント!)を付けてプレイ。彼らのステージを客席から見るのは約一年ぶりのパディさん。とても楽しそうにノッている。ラスト・ナンバーはパディさんお気に入りの『SPARK』。「この曲、やっぱりかっこいい!」。


青い部屋の青いParisian


Sweet Paddy & Cool ZIN!


 ご存知の方も多いと思うけど、青い部屋は作家/シャンソン歌手の戸川昌子さんのお店。イベントも後半に差しかかった頃、このBig Mamaがふらりと現れてVIPルームのソファに腰をおろしてステージを観ている! 小柄な方だけど、すごい存在感! さっそくZINさんがパディさんのことを「70年代にロンドンへ渡って、向こうのバンドで活躍したミュージシャンで……」と紹介してくれた。戸川ママは「あら、そうなの♪」とパディさんを見てニッコリ。「ゆっくりしていってね」とハスキーヴォイスで応えてくださった。ワォ!(昔、戸川ママの作品『大いなる幻影』とか読んでた管理人は勝手に感激しました。で、写真撮るの忘れました、何やってんだ!……反省しつつ次回に続く)






  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

そしてパディさんはロンドンへ……。

2006-08-05 13:22:55 | In Japan 2006
 パディさんは、今週始めに約2か月にわたる日本滞在を終えてロンドンに戻りました。滞在中は本当に多くの方にお世話になり、ありがとうございました! パディさんも、カムバックへの大きな手ごたえを感じた様子です。今回出会った方々から受けた暖かい励ましを大きな財産として、ますますがんばってくれることでしょう。おそらく来年には、再び日本でパディさんの笑顔に会えると思います。パディさんの新しい物語は、まだ始まったばかりです。これからも、引き続き応援をよろしくお願いいたします!

 当サイトでは、7月中旬以降UPが追いつかなかった写真、エピソードなど、まだまだある『PADDY IN JAPAN』を番外編として今後も載せていく予定です。

 現在発売中の『DOLL』9月号に続いて、このあと以下の雑誌にパディさんのインタビューが載る予定です。お楽しみに!

●ストレンジ・デイズ(No.85)……8月19日発売

●シンコーミュージック「フラッシュバック・シリーズ パンク」
 ……8月24日発売
 
●ロックジェット(Vol.25)……9月上旬発売

●まるわかりピストルズ……10月発売


シンコーミュージックでの取材後、お茶の水の聖橋の上で。
後ろに見えるのはニコライ堂。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

CHEAP NIGHT OUT!(4)本番終了!

2006-08-02 15:52:46 | In Japan 2006

 ラスト・ナンバー「I WANNA BE YOUR DOG」で、場内は完全にヒート・アップ! パディさんの復活祭は最高潮に! そして、あいさつをするためにステージ前に進み出たパディさんに差し伸べられるたくさんの手、手、手! そして大声援。パディさんは少し声をつまらせながら「僕のために、こんなたくさん集まってくれて……、本当に、ありがとうございました! 僕、長いこと休んじゃって……、えっと、……すみませんでしたっ!」 最後はなんだか謝ってるみたいになったけど、なんだかジーンときてしまった。そして、お客さんから大拍手!



(写真提供/Sさん)

 このセッション終了後もDJタイムとトリを務めるCOMMONSのギグが続き、いつのまにかまぶしい朝日が……。たくさんの人たちと会って本当に楽しそうだったパディさん。このあと、そのままFIFIさんたちと長野へ向かった。その晩、長野で行なわれたFIRESTARTERのギグを見るためだったが、向こうではザ・ノウの皆さんとも合流。パディさんは主催バンドである地元の3rd CULTURE KIDSのステージに飛び入りして、THE WHOの「MY GENERATION」をたたいたそうだ! とっても、とってもPUNK!!!なドラム・プレイだったとか。もちろん長野のお蕎麦も堪能。


(写真提供/Jimboさん)

 後日、『CHEAP NIGHT OUT!』のステージをパディさんに振り返ってもらった。
「最初、MADMANを始めた時には全然緊張しなかったんだ。わくわくして、エキサイトしてた感じ。そのあとRAPEDの早い曲が続いて……、うん、ヴォーカルの人たちみんな、かっこよかったね! ZIGGY STARDUSTの時、急に暑さを感じてボーっとなっちゃった。多分1回早く終わりかけたんだけど、最後は合ってたね。一度引っ込んでからアンコールで出るとき、本当は着替えるつもりだったんだよ。あのね、胸にパッド入れてグラマーに変身してみんなを驚かせようって思ってたの! それに仮面舞踏会に行くような妖しいマスクも用意してたんだ。でも、すぐ呼ばれちゃったから、すっかり忘れちゃった! 最後の挨拶のとき、YOUNG PARISIANのメンバー紹介もするつもりだったのに、ボーッとして忘れちゃうし……。あ、僕のデモ音源を客席にまくのは忘れなかったよ(笑)。みんな喜んでもらってくれて、よかった! 「I WANNA BE YOUR DOG」が終わったあとは、ドラム・スティックも放り投げちゃった。本当に楽しかったなぁ!」

 すばらしい仲間たちとすばらしいお客さんたちに囲まれたパディさんの復活イベントは、こうして無事終了した。思い出しても夢のような時間だった。だけど、これは夢や空想じゃない。パディさんはミュージシャンとして、この夜から新たなスタートをきったのだから。 (END)


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『CHEAP NIGHT OUT !』レポート(3)本番!!!!!

2006-07-26 10:37:57 | In Japan 2006

 とうとう始まったパディさんのステージ。PADDY PHIELD SPECIAL SESSION の構成は以下の通り。(★=PADDY+YOUNG PARISIAN) 基本的にパディさんがドラマーとしてYOUNG PARISIANに加わり、曲によってヴォーカリストが替わる(MOVING TARGETの時はギターとベースもチェンジ)。宿命的な『MADMAN』でスタートしたあと、EGGさんによる『RAPED』でいきなりヒートアップ! ちなみにEGGさん、会場で販売していたピンクのカドリー・トイズTシャツをワイルドに切り裂いて、すごくカッコよく着こなしていた。続いてFIFIさん登場。白いシャツの胸をはだけて缶ビール片手にステージに立つだけで、ロックのオーラが。FIFIさんの凄みの効いた『NORMAL』は、NORMAL/NOT NORMALの境界線をたやすく突破した! 『MOVING TARGET』はSHINTARO(Vo)さん、NOGUCHI(G)さん、MASA(B)さんにパディさんのドラムという、この1曲のためのスペシャル・ユニット。マイク・スタンドを振り回すSHINTAROさんが熱い! オーディエンスも熱い! OHTSUKIさんがビールでぬれたステージの上を転がるように『ESCALATOR HATER』をシャウトする頃には、もう1978年のロンドンにいる気分だ。終盤は再びヤンパリ+パディで『CHEAP NIGHT OUT』からボウイの名曲2連発でいったん終了。すぐにわき起こるPADDYコール! アンコールの『I WANNA BE YOUR DOG』でステージの上も下もカオスに突入!! (次回へ続く)

[SET LIST] ★=PADDY+YOUNG PARISIAN
1. MADMAN (CUDDLY TOYS) ★
2. RAPED (RAPED) Vo/EGG (KEEN MONKEY WORK)
3. NORMAL (RAPED) Vo/FIFI (FIRESTARTER)
4. MOVING TARGET (RAPED) Vo/SHINTARO (BACK TO BASICS)+G/NOGUCHI (ex.TRIO)+B/MASA (PARACHUTE)
5. ESCALATOR HATER (RAPED) Vo/OHTSUKI (BRIGHTLINER)
6. CHEAP NIGHT OUT (RAPED) ★
7. ZIGGY STARDUST (DAVID BOWIE) ★
8. SUFFRAGETTE CITY (DAVID BOWIE) ★
~ENCORE~
1. I WANNA BE YOUR DOG (THE STOOGES) ★+some nice dudes!



(上のphoto2点/Sさん提供)


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『CHEAP NIGHT OUT !』レポート(2)本番直前!

2006-07-20 17:45:00 | In Japan 2006

 23時30分を回ったころ、いよいよ『CHEAP NIGHT OUT!』オープン! DJは真紅のジャンプスーツに身を包んだパンキッシュなYOUICHIROさんと急遽参加してくれたDAIGOさんの二人。カッコイイGLAM/PUNKなナンバーをガンガンかけて空気をHOTにしてくれる。ステージ前のスクリーンに写し出されるのは、なんとCUDDLY TOYSの激レア映像! 1979年にロンドンで撮影されたインタビューやライブ映像で、当時プロモーション用に使われたものだという。古い映像だけどお客さんは釘付け。壁にもパディさん秘蔵のRAPED、CUDDLY TOYSの写真(プリントアウトしたものですが)をディスプレイ。(これ、欲しい人は持ち帰りOKのつもりだったけど、皆さん『鑑賞』してました!) PAの前が物販コーナーで、RAPED、CUDDLY TOYSの日本盤CD、CUDDLY TOYSのバッジ、イベント記念の『CHEAP NIGHT OUT!』TシャツにピンクのCUDDLY TOYS Tシャツなどが並んで、なかなか壮観。1年前にはありえないようなアイテムばかり。

CUDDLY TOYSのバッジ


 ライブはRefuggesからスタートし、KILLTIMES、YOUNG PARISIAN Special Session、COMMONSの順番で、転換時がDJタイムになる。どのバンドもパディさんの好きそうなカヴァー曲を入れたり、MCで「おかえり、パディさん!」と盛り上げたり。今夜、この空間と時間はすべてパディさんのカムバックを祝福するためにあるのだ、と実感する。そして、いよいよYOUNG PARISIAN が登場。ジョブライアスのカヴァー(ROCK OF AGES)を含む5曲を華やかにプレイした後、ドラムのHERO氏がスッと席を立つ。場内に響き渡るのはCUDDLY TOYS『倒錯のギロチン・シアター』! ついに、ついに、ついに! 20数年の沈黙を破って、パディ・フィールドがステージに姿を見せた! 



 ドラム・セットに腰をおろし、パディさんがタイトなリズムを刻み出す。記念すべき1曲目は『MADMAN』! マーク・ボランとデヴィッド・ボウイというグラムロックの巨人の遺伝子を持ちながら、胎児の状態でさまよっていた数奇な運命の曲。CUDDLY TOYSがデビュ-曲として世に送り出したこの『MADMAN』が、今、パディ・フィールドの帰還を告げるファンファーレとなる。(次回へ続く)


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『CHEAP NIGHT OUT !』レポート(1)本番前

2006-07-19 13:29:02 | In Japan 2006

 梅雨も開けていないのに連日30度以上の暑さが続いた東京。パディ・フィールド復活イベント『CHEAP NIGHT OUT !』開催日は、昨年ふいにパディさんが現れた『あの夜』と同じような真夏の空気が漂っていた。会場入りの前に雑誌『ストレンジ・デイズ』の取材。16才でロンドンに飛んだ頃の話からジェットコースターみたいなUP&DOWNの日々をふり返る。復帰ライブの前に『過去の自分』を再確認する形となり、今夜のステージへの良い助走になったかも。写真撮影のためライブ会場のLUSHへ。(LUSHのホリイさん、ありがとうございました!) カメラマンの注文に応じて手慣れた感じでポーズをとるパディさん。昔、たくさんグラビアに出ていた頃の感覚は忘れていないようだ。無事に取材終了。

 出演者が集まって来て、サウンド・チェックが始まる。パディさんはドラムセットに座って音を鳴らしてみて「すごくいい音が出るね!」とニッコリ。まず、ヤングパリジャンと合わせてみる。続いてヴォーカル入れ替わりのセッションの曲をパワフルに叩く。さきほどの撮影でステージ用の衣装に着替えたまま、汗びっしょり。(衣装はあわてて楽屋に干したけど本番までに乾いたんだろうか?) 
 他の出演バンドのリハでは「みんな、うまいね~」と感心するパディさん。Refugeesの時には「あっ、これヘヴィメタルキッズの曲だよ!」と楽しそうにノッて見ていた。

サウンド・チェックでの笑顔!


 23時過ぎ、コンビニに行って戻って来ると会場の外にお客さんが並んでいる。先月、後楽園ホールで『パディさん待ち』してくれた方たちや、お祝いのお花を持って来てくださった方も。それまでは「ねぇ、誰も来なくてガラガラだったらどーしよー?」なんて言っていたパディさんだったけど、スタートまでの間にいろんな方とMeet & Greet できて、ずいぶん安心したようだった。そして、いよいよ復活の夜が始まった。(次回へ続く)


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする