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何故か気になる季節外れの水仙

2023年04月18日 05時50分49秒 | 芸術鑑賞


令和五年四月の半ばでまだ水仙が咲いている、こんなに長く水仙が咲き続けているのは珍しい。 寒い雨季が例年より一か月ばかりずれ込んでいるからかもしれない。今年の冬は大雪と大雨で水不足のカリフォルニアにとっては恵みの雨ではあったが、代償は高いものについた。



大雪と大雨の被害はかなりのものであったが、シエラ・ネヴァダの雪解けの動向次第でさらなる洪水も予想されている。 先日フロリダで7時間で7か月分の雨が降って大洪水になったニュースがあった。 そういえばニュージーランドでも短時間に何か月分の雨が降って大変な洪水になったニュースもあった。



庭の木も二十世紀の梨がやっとツボミをつけ始めたばかりで、例年に比べるとかなり遅い感じがする。 水仙がまだ咲いているのもそうだが、野生のマンゾニダの花もまだ咲いているので、日照時間もそうだろうけれど気温も花の開花時期を決めるのに影響しているように思った。



アーモンドの花はそろそろ満開で、ワイルドプラムの花も沢山咲いてきている。 やはり例年と比べると一か月以上遅れているように感じられる。 まぁ例年と言っても十年から二十年単位の記憶程度のもので、かなりいい加減なものではある。



長い地球の歴史から見たらマバタキをする瞬間より短いかもしれないが、人間の感覚ってのはその程度のものだろう。 天候の記録が残っているのも長くて5千年程度だろうし、たかが知れている。



春先でも特に初春に咲く花は何故か、この辺りでは黄色の花が多い気がする。何時もだともう咲いている野生の黄色い花が咲いていないし、次に紫色の花が咲き始めるのだが、その気配はまったくない。



やっとお天気が良くなったので、週明けの月曜日夜あたりから又雨の予報があるし、早速畑を耕して肥料をすきこんでおいた。



話を季節外れの水仙に戻すが、アトリエからチョット遠くに見える水仙が何故か何時もより素敵に見えるのは、ひょっとしてこの季節外れが原因なのかなと思い始めた。



通常は春の初め頃は雨季もまだ終わっていないし野草もまだ芽を出すのは早い時期なのでバックグラウンドが土色や落ち葉などの茶色である。 今のバックグラウンドは少しづつ色んな草の芽が出てきているので、薄黄緑色に変わってきている。



初春に咲く水仙よりも春の終わり頃まで咲いている水仙の方が黄色が綺麗に感じる、この感覚を視覚的に伝える為に絵にしてみようと考えている。 こんな感じで普遍的な美を視覚的に残す作業がアーティストの仕事である。



とは言っても実際に考えていることと実行することとは違う。 そうこうしているうちに他の用事が出来て、気が付いたら気になる水仙の花は、気にならなくなって忘れ去られ、あの時描いておけば良かったと思うだけになるかもしれない。







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