旨い処探索同好会

アトリエ葉神 公式 ブログ・サイト

日誌 053 ガ 蛾 Moth

2013年06月11日 16時33分31秒 | 日誌


昨日、丁度玄関の外の床で大きな蛾を見つけた。 ドアを開けると犬どもが集まって来るので踏まれないようにするのに大変だった。



蛾の種類はなんと160,000程もあるらしい。 このモスの名前をネットで見つけるのは難しいと思ったが、意外と簡単にわかった、シアノサス・シルクモス(Ceanothus Silkmoth)で学名はヤロフォラ・ユーリャルアス(Hyalophora euryalus)のようである。



シルクモスと名前がつけられているのだから、カイコ蛾の仲間かもしれない。 日本語や英語では、蛾(moth)と蝶(butterfly)と分けられている。 しかしフランス語ではパピヨン(papillon)だけで区別はないそうだ。 ドイツ語も同じく区別がないようだ。



しかし蛾と蝶はよく似ているが同じではない。 蛾は夜に飛ぶ夜行性(nocturnal)で、蝶々は昼間に飛ぶ昼行性(diurnal)が多いようだ。 色や形も若干違いがある、蝶々の羽根は何となく蛾のより繊細で薄く思えるし、バランスで見ても蛾の胴体は蝶よりズッと太く大きいように感じる。



蛾と蝶を分類しようとすると、ややこしいことになるらしい。 結論を先に書けば、分類できないそうだ。 要するに明確な定義をもって区別出来ない、つまり分類しても必ず例外が出てきて旨くいかないそうだ。



蛾と蝶を分類することが無理な訳で、そもそも蝶は蛾の一種と考えた方が良いらしい。 蛾の種類は蝶の20倍以上ある、鱗翅類(Lepidoptera)では蛾の方が圧倒的多数はなのだ。



蛹(さなぎ)と繭(まゆ)の違いはどうなのだろう? 繭と言えばコクーン(cocoon)である、辞書を引くと昆虫の蛹(pupa)を保護する包被で、多くは蛹になる幼虫が吐く繊維が土台になるとある。 蛹はガとかハチのように繭に入っているものとチョウのように裸のものがある。 



葉っぱを食べている青虫が蛹になること自体ふしぎな事だが、蛹から出て来ると空を飛べる成体に変態することを考えるともっと不思議である。 蛹の中で何がおこっているのか、進化論を疑ってしまう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする