春の日の花と輝く

中小企業で働く女性の日記です。
ぼんやり子づくり→治療開始→なんとか出産

『ぎりぎりの女たち』(真野朋子)幻冬舎文庫

2012年01月24日 21時31分33秒 | 読書感想文
 マルセル・プルーストは元彼が専攻していたフランス文学の小説家だ。

 『失われた時を求めて』はプルーストの未完の代表作。

 私は『失われた時を求めて』を読んだことが無いし、元彼以外の人やメディアからその作品の話を聞くことはなかったけれど(あ、でもモンブランが文豪シリーズとして彼の名を冠したペンを作ってた)、古本屋で目にした「ぎりぎりの女たち」という短編集の一番初めの一篇にこのタイトルを目にして、ハイボールですっかり酔っぱらった頭がスッキリしてしまった。

 主人公の不倫相手の奥さんが専攻していたのがこの作家のこの作品で、彼女の叔母が彼女のために残した家が、私の元彼の実家とごく近い横浜の青葉台という設定になっている。

 なんだかそれだけで落ち着かなくなって、話の先を読む気がしなくなった。

 日本国内でマルセル・プルーストの事を知っている人は一体どれくらいいるんだろう。

 私が専攻していたバーナード・マラマッドと同じくらいの認知度ではないだろうか。

 結局、二人とも変わっていたんだな。

 だからうまくいかなかったんだ。

 なんて考えていたら、小説の中身がまるで頭に残らない。

 短編集の二作目は独身女性が妊娠した話だ。

 私は前彼と付き合っていた24歳の時に妊娠したかもしれない、と思ったことがある。

 前彼は途中までゴムをつけない人だったので、私は常に不安だった。

 あるとき、生理と生理の間くらいに出血したことがあって、私はそれが着床出血ではないかと疑って不安になった。

 時期的にはたぶん排卵出血だったんだけど。

 彼に「妊娠したかもしれない」と言った時に、なんといわれたのか忘れたけど、散々悩んだ挙句に私が取った行動は、中絶をするための婦人科探しと低用量ピルの服用をすることだった。

 そんなこんなで、自分自身にやましいことがある人には色々辛い短編集だった。

 ギリギリっていうのは、ギリギリアウトのことかもしれない。

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 先週読んだのでうろ覚えだけど。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ヌーピー)
2012-01-25 12:09:27
わかる~。
そんじゃそこらのビビリとは違うから、気になっちゃったらダメでしょうがなくて、よく検査薬やってたわWW

結果何でもなくてソッコー生理が始まるパターン。

この間も性病になったかと思って一人で騒いでた。結果、異常なし。
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Unknown (owned_owner)
2012-01-25 14:35:55
焦った時に検査薬も考えたんだけど
あれって結構日数経過しないと
結果が出ないのよね。

だから「生理が来なくておかしい」くらいの
時期になるまで悶々と待たなきゃいけなくて
それが辛い。

まあ、結果が一緒なら焦っても仕方ないんだけど。
返信する

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