2年生を対象に本校卒業生であり、現在音威子府村の木遊舘でお勤めされている横内様をお迎えして職業人講話が行われました。
生徒の感想の中にも「美術系進路ガイダンスはあって、工芸系進路ガイダンスは初めて」とか
「就職(社会に出た後のこと)の話は中々聞くことが少なくかったので良かった」と記載があり、
今後に生かしていきたいと感じました。
前半は横内さんが高校から現在の仕事につくまでの経歴や、
木工業界のこと。仕事につくために必要なことを講義形式で教わりました。
木工業界の特徴などは初めて知る人も多かったでしょう。
後半は横内さん自身が使っている工具や使い方や
生徒が苦手なカンナの薄削を披露していただき
技術と工具の状態の質の高さに感動していました。
見たことがない工具も手に取らせていただき面白かったです。
生徒達は工芸科の1年を通してカンナやノミの扱いの難しさを身をもって知っています。
刃物の仕込みがうまくいかないことで嫌になって投げ出したり、
うまくいったと思っても一瞬でかけてしまうこともありました。
そもそも使用すれば刃も台も消耗していきますし。
カンナを適切にひき、薄く鉋屑を出すスキル不足もあります。
職業人講話の話に戻すと、
だからそれを商いとしてお金を稼ぐ人の技術の高さを知ることができたのでしょう。
卒業してすぐではなく、
社会に少し染まった横内先輩の話と技術に刺激をもらった45分でした。