音多歌樂箱 オタカラバコ・音楽療法の待合室

東信濃に生息する看護師×出前音楽療法士ハラサチコの覚書。

課題クリア&教育について考える

2007-05-07 23:33:16 | 音:Music Therapy
最近ようやく、自分の手元(ピアノ鍵盤)を見ずに演奏する技術
を体得・活用できるようになりました。
(これもブラインドタッチと言うそうです。ちなみにPCは全然ダメ)

譜面不要で弾けるかわりに、自分の手元から目を離すのは案外難しく、
弾く姿勢が悪くなる一因、そして大きなコンプレックスでした。
臨床を積み重ねるうちに、「手元よりも見なければならないもの」が
見えてくるようになり、同時に演奏の世話を焼かなくてもよくなった、と
いう感じです。(どっちかというと、演奏フリーの方が先かなぁ・・・)
この「自分の演奏の世話を焼かずに」というのは、療法士を志して以来の
克服課題の一つ。
まだまだ演奏技術そのものが稚拙なので、もっと自在に場をつかんで
指を動かせるようになりたいです。

余談ですが、小学2年生の3割が「ひとつ」を漢字で書けない、という
調査結果を見て、音楽療法士養成教育における問題点と重なるように
感じました。
「音楽療法士はニーズの高い職業」と述べる学校はたくさんありますが、
臨床の場でクライエントやスタッフから求められるセラピストへのニーズは
養成校のいうニーズとは似て非なるものです。
(社会から必要とされている、という宣伝と、音楽療法士ならせめて○○は
分かって・あるいは出来ていてほしい、ということは一致せず、むしろ
乖離していることが多いのですが、それを問題視している学校がどれだけ
あるのかは謎です)
これについては、後日まとめて改めて。


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