生まれながら祖父母がひとつ屋根の下にいて、祖父母主導で
いろいろ(お百姓など)を営む家庭に育ったので、
成るべくして「年寄りっ子」に成長しました。
(両親は「この子は親よりも年寄りの言うことをよく聞く」と
思っていたようです)思春期までは月替わりで祖父母と
寝ていたことも。灯りを消してから、いびきでも寝言でも
「ああ、息してるな」というのを確かめて眠っていました。
時を経て、新たな地で新たな家族と生活をすることになり、
その家庭にも私好みのすてきな老夫婦(つまり祖父母)が。
出来の悪いヨメさんを、実の孫同様に可愛がってくれた
祖父母でしたが、昨年相次いで他界しました。
祖父の荼毘の日、斎場の中庭にあった桜が満開で、
「今年は花見どころじゃなかったから、じいちゃんが見せて
くれたんだよ」と桜を眺めながら皆で泣いていました。
残されたばあちゃんのことをもっと大事にしなきゃ、と
思った矢先、夫婦仲の良さを証明するかのように、
じいちゃんからちょうど3ヶ月後の暑い夏の日に
ばあちゃんも旅立ってしまいました。
いなくなった直後は「ふたりともいない」ということが
ちっとも実感できず、もっといろいろ話したかった、
ほっぺた触らせてほしかった、お正月やお祭りを賑やかして
ほしかった、ひ孫を見せたかった…
何よりもっと生きていてほしかった。
年末、その祖父母不在の大晦日、細○○子が番組内で
言っていたこと。
「お墓参りに頻繁に通っても、ご先祖さまにいろいろと
お願い事をしに行くのは失礼なことで供養にはならない。
ご先祖様には心配かけちゃダメなの。感謝しなきゃ」
肉体があるうちに恩返しできなかった悔いは残りますが、
仲良く「新居」に入ったふたりに手を合わせながら
「ありがとね」と心から言うのも孝行かな…というのが、
気持ちの整理がついた最近の考えです。
いろいろ(お百姓など)を営む家庭に育ったので、
成るべくして「年寄りっ子」に成長しました。
(両親は「この子は親よりも年寄りの言うことをよく聞く」と
思っていたようです)思春期までは月替わりで祖父母と
寝ていたことも。灯りを消してから、いびきでも寝言でも
「ああ、息してるな」というのを確かめて眠っていました。
時を経て、新たな地で新たな家族と生活をすることになり、
その家庭にも私好みのすてきな老夫婦(つまり祖父母)が。
出来の悪いヨメさんを、実の孫同様に可愛がってくれた
祖父母でしたが、昨年相次いで他界しました。
祖父の荼毘の日、斎場の中庭にあった桜が満開で、
「今年は花見どころじゃなかったから、じいちゃんが見せて
くれたんだよ」と桜を眺めながら皆で泣いていました。
残されたばあちゃんのことをもっと大事にしなきゃ、と
思った矢先、夫婦仲の良さを証明するかのように、
じいちゃんからちょうど3ヶ月後の暑い夏の日に
ばあちゃんも旅立ってしまいました。
いなくなった直後は「ふたりともいない」ということが
ちっとも実感できず、もっといろいろ話したかった、
ほっぺた触らせてほしかった、お正月やお祭りを賑やかして
ほしかった、ひ孫を見せたかった…
何よりもっと生きていてほしかった。
年末、その祖父母不在の大晦日、細○○子が番組内で
言っていたこと。
「お墓参りに頻繁に通っても、ご先祖さまにいろいろと
お願い事をしに行くのは失礼なことで供養にはならない。
ご先祖様には心配かけちゃダメなの。感謝しなきゃ」
肉体があるうちに恩返しできなかった悔いは残りますが、
仲良く「新居」に入ったふたりに手を合わせながら
「ありがとね」と心から言うのも孝行かな…というのが、
気持ちの整理がついた最近の考えです。
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