都立高専交流委員会ブログ

都立高専と城南地域の中小企業(特に製造業)との交流・連係を図り、相互の利益と地域社会・地域経済の発展を目指します。

ご報告 と 当面の活動の課題 / 学生海外派遣、コミュニティカレッジ 政策要望 など 

2012年09月02日 | Weblog
  ☆★☆☆ 大田支部 都立高専交流委員会 よりのご案内 2012. 9. 3 ☆☆★☆
 
 
 平素より、大変、お世話になります。
 
 7月17日(火)の「都立高専/産学交流会」
 8月6日(月)委員会運営会議以降の活動の進捗について、
 ご案内させていただきます。
 
 
1.本年度の 学生海外派遣 の スケジュ-ルの確定 について
2.11月支部例会/テクノシティ城南コミュニティカレッジについて
  (9月4日(火)午後1時より 理化学研究所 大森整 氏 と 打合せ)
3.東京都への政策要望/原案 と 政策対話のテ-ブル形成 について
  (須永様より、ご意見をいただきました。)
4.本年度の 中小企業家経営塾の 日程 について
4.都立高専図書館 中小企業家経営塾のコ-ナ- 書籍寄贈 について 
 
  
 
   本年度の 学生海外派遣 の スケジュ-ルの確定 について
 
 
 本年度の 中小企業家経営塾 学生海外派遣 のスケジュ-ルが確定いたしました。
 下記をご覧いただけば幸いです。
  http://blog.goo.ne.jp/ota-doyu-kosen/e/9438b982e353f84bd56933073218486e

 
 企業訪問は、
 大連アルプス電子有限公司、キヤノン大連事務機有限公司
 三菱電機大連機器有限公司、大連浅間模具有限公司 様 の 4社様
  最初の2社は本社が大田区、三菱電機では、現場実習もしていただきます。
 大連浅間模具有限公司 は、中小企業の日系金型メ-カ-です。
 
 そのほか、大連市政府、経済技術開発区(金州新区)管理委員会
 現地の工業高校、大連外国語学院日本語学院(学生との交流あり)訪問
 
 また、みずほコ-ポレ-ト銀行 大連支店長(大連日本商工会前理事長)
 日経新聞社大連支局長 のお話を伺うなど、
 
 大変、充実したプログラムとなりました。
 
 昨年は、大震災の余波を受け、事前学習に行き届きませんでしたが
 本年は、8月10日に、事前学習の機会を持つとともに、
  http://blog.goo.ne.jp/ota-doyu-kosen/e/53487f9cbaf3cf6f1c77ba48c7acddde
 学生の皆さんに、より多くのものをつかみ取る機会にしていただきたく
 学習文献を指定する学習指示を出しております。
  http://blog.goo.ne.jp/ota-doyu-kosen/e/539726268d2505318d9081f3a4ee4baf 
 
 
 
 
  11月支部例会/テクノシティ城南コミュニティカレッジについて
 
 
 11月支部例会 = テクノシティ城南コミュニティカレッジ(第6回)は
 
 下町深海探査基地始動
 「江戸っ子1号」プロジェクトと産学連携・オ-プンイノベ-ションの課題(仮題)
  http://edokko1.jp/
  http://edokko1.jp/docs/20120827_01_topics.pdf
 
 
 日程/11月16日(金)午後6時30分前後より、
 会場/大田区産業プラザ コンベンションホ-ル が 確定いたしました。
 
 深海挺「江戸っ子1号」プロジェクト 委員長の
 ㈱杉野ゴム化学工業所 杉野行雄 氏を中心とした人選を進め、
 
 このプロジェクトを共同で進める 海洋研究開発機構 の方などに
 ご参画いただくべく、杉野氏と打合せをしておりましたが
 
 この点で、いくらか問題が生じ、
 従来より、私どもの産学連携にご協力をいただいている
 理化学研究所大森素形材工学研究所 大森整 氏に、ご参画をいただくこととなりました。
 
 以下が、今回のシンポジウム の 講師/パネラ- となります。
 
 「江戸っ子1号」プロジェクト推進委員会
  株式会社 杉野ゴム化学工業所 杉野行雄 氏 (確定)
  東京東信用金庫 中小企業応援センター コーディネータ 桂川正巳 氏(予定)
 理化学研究所大森素形材工学研究所 大森整 氏 (確定)
 
 
■ 9月4日(火) 理化学研究所 大森整 氏 と 打ち合わせ
 
 直近ではございますが、
 このシンポジウムについての 大森整 氏との打ち合わせを
 9月4日(火)午後1時より 理化学研究所 板橋分所 にて行います。
  http://www.riken.jp/r-world/riken/campus/itabashi/index.html
 
 
 ご参加可能な方は、当方にご連絡ください。
     
  
 今回のシンポジウム
 産学地域連携によるオ-プンイノベ-ションのプラットホ-ム形成を
 実践的に進める一歩といたしたいと考えております。
 
 学生海外派遣(9月17日~)の前に、企画の概要を確定し
 運営体制づくりを並行して進めて行きたく考えておりますので、
 宜しくお願い申し上げます。
 
 
 
  東京都への政策要望/原案 と 政策対話のテ-ブル形成 について
 
 
 皆様にご案内させていただいた 東京都への政策要望/原案 を
 交流委員会のブログに掲載させていただきました。
 
 第一部が、
 世界経済のグロ-バル化 と 産業政策の地域化、分権化、補完化 を
 中間(広域)自治体の課題から扱った「総論」
  http://blog.goo.ne.jp/ota-doyu-kosen/e/d9e6d75d7dabcb012330a60dc28095e5
 
 第二部が
 公立大学法人首都大学東京への移管をめぐる問題点と高等専門学校のあり方
 地域産業コミュニティに立脚したオ-プンイノベ-ションのセンタ-形成という
 「各論」となります。
  http://blog.goo.ne.jp/ota-doyu-kosen/e/a78795e619194552326ef36b1ab7a621

 
 この「政策要望/原案」を作成した目的は、
 特定の政策要望を行政にすること(だけ)ではありません。
 
 むしろ、次世代人材育成、産業の担い手の生涯教育
 産学地域連携による地域産業コミュニティの将来ビジョン形成という
 地域社会の持続的発展に欠かせない課題について
 地域社会自身がコミットメントしていく機会をつくることにあります。
 
 そのために、必要な基本的課題について扱うことにより
 政策対話のテ-ブルを形成していくことが、本「政策要望/原案」の目的となります。
 
 
 この点について、
 学校の卒業生であり、この間の産学連携プログラムにご参加いただいている
 須永様より、下記のメ-ルをいただきました。
 
 
  7月17日「都立高専産学交流会」参加させていただき有り難うございました。
  また、会場の写真などのメールも送っていただきながら、
  お礼が大変遅くなってしまい恐縮です。
 
  また、8月6日の
  都立高専交流委員会の運営会議も拝聴させていただこうと思っていたのですが
  伺えず、残念に思っています。
 
  ところで17日にいただきました『東京都への政策要望/原案』
  今頃読み終え申し分けないのですが、
  常に地域産業の活性化を考えておられることに敬服致しました。
 
  政策要望の内容、私にはちょっと難しく全部が理解出来たとはいえませんが、
  グローバル化の中での地域産業の活性化のキーは
  財源的裏付けをもった地域分権にあると、私も思います。
  記載された要望が実現することを期待しています。
 
  また、雑感で済みませんが読ませていただき二点ほど思ったことがあります。
 
  1.・・・高専のあり方・・・の2項のなかで
  
  「本来、『高等専門学校の教育は……「7年間を要する高校段階から大学工学部レベル
  の教育を、重複なく5年間で完成する一貫教育を行う」とするもので……」とありましたが
 
  多くの高専に専攻科が設置されたことで、
  この明確な目標・意気込みというか自負というかそういうものが欠けていくのではと
  危惧しています。
 
  専攻科ができた時、仕事に就いたOB・OGが
  業務の中でさらに高度な知識習得の必要性を感じたとき、学べるような
  夜間制の仕組みだったら良かったのになどと思ったものです。
  
  2.・・・東京都の果たすべき役割 の5項で 
 
  「東京国際空港跡地や……、整備していくべきは、展示場やトレードセンターではなく……」
  とありますが、日本で国際**展示会と称している展示会も
  まだまだ、国際化しているとは思えません。
  
  規模的な面でもサービスの面でもっと充実させ
  海外からのバイヤーとベンダーをもっと呼び込めるものにすべきと感じます。
 
  規模的に力のある企業が最適な場所に自ら展開していくのは良いことと思いますし、
  それらをサポートする仕組みも充実させることは大切ですが、
  多くの中小企業は地域を基盤とすることで成り立っているのだと考えます。
 
  多くのバイヤーとベンダーが海外からも来るような展示会が
  頻繁に身近なところで開かれる様になれば、
  中小企業にとって情報発信と情報収集の機会になるはずです。
 
  もちろん地域の産業が次の技術、次の商品を生み出す力なければ
  情報発信/情報収集もないわけですが、生み出す力を養う仕組み作りと合わせ
  情報発信/情報収集の場の充実も大切ではないかと思います。
 
  都立高専のOBとして、種々高専の教育を支援されていることに感謝しています。
  これからもよろしくお願い致します。
 
 
 ご意見は2点ですが、
 
 特に、「7年間を要する高校段階から大学工学部レベルの教育を、
 重複なく5年間で完成する一貫教育を行う」という高専の教育の実践的目標について
 
 多くの高専に専攻科が設置されたことで、
 明確な目標・意気込み、自負が欠けていくことを危惧する……とされているのは重要です。
 
 公立大学法人への移管のプロセスも、
 なされているのは、高等専門学校の教育の発展 ではなく
 既存の教育制度(大学教育)の漂流をどうするか? の議論の中に
 高等専門学校が吸収されていったように見えるのは、何故でしょうか?
 
 ご意見を拝読させていただいて、
 改めて、考えるのは、高専の改革なるものが、高専の大学化 に捻じ曲げられ
 特に、東京では、公立大学法人 首都大学東京 傘下に入ることにより
 埋没しつつあるのではないか? ということです。
 
 専攻科については、
 須永様のおっしゃる通り、下記のように議論されてきたはずです。
 
 「改革構想の根本は産学公連携……
  専攻科の特色は地域産業界との産学公連携と昼夜開講。
  これは生涯教育、生涯教育時代に即応するもの……
  エネルギ-を専攻科と(総合科学)交流センタ-に振り分けていくこと、
  本校がアイデンティティを持って生き延びていくにはこれしかない……」
 
 (伊藤邦彦教授『学科改組・新校舎完成記念誌/二十一世紀を翔ける』より) 
 
 高等専門学校の教育のあり方、目指すべき目標について
 改めて、原点に立ち戻った議論を進めていくことが問われます。
 
 
 二点目の 
 海外情報提供 また 海外への情報発信 のより広い取り組みを進めるのことも
 当然のことです。
 
 特に、これを基礎自治体の仕事に組み込み、
 広域自治体(都道府県/中間政府)が、強くバックアップすることが問われます。
 
 そのためにも大切なのは、市場環境の変化を理解することです。
 
 下記は、日中の経済動向のうち 工作機械 について扱ったものです。
  http://www.jc-web.or.jp/JCobj/Cnt/2-2-3_%E5%B7%A5%E4%BD%9C%E6%A9%9F%E6%A2%B0.pdf
 
 
 世界四大工作機械展覧会のひとつ「日本国際工作機械見本市」に対して
 上海国際機床展の出展企業数が2割以上上回り、
 海外出展国数は2倍の48か国にのぼるということです。
 
 基本的な競争優位にある工作機械でも、これが現実です。
 我が国が 東アジアのロ-カル市場 になりつつある現実を前提に
 地域産業コミュニテイの、独自の対外戦略を組み立て、
 独自の情報発信を進めていくことが、今ほど、問われているときはないでしょう。
 
 
 「東京都への政策要望/原案」を、どのように使っていくかを
 これから考えていきますので、
 
 皆様のご意見をいただけば幸いです。
 
 
 
     本年度の 中小企業家経営塾の 日程 について
    
 
 第11期(2012年度)中小企業家経営塾 日程 が、下記のように決まりました。
 (時間は昨年と同じ、10:25~12:00です。)
 
  第1回 11月 9日(金)
  第2回 12月 7日(金)
  第3回 12月21日(金)
  第4回  1月18日(金)
  第5回  2月 8日(金)
 
 現在、講師の選定を進めておりますが、
 上記の日程を基本に、スケジュ-ル調整を進めてまいりますので、宜しくお願い申し上げます。   
 
    
 
   都立高専図書館 中小企業家経営塾のコ-ナ- 書籍寄贈 について
 
 
 都立高専図書館 中小企業家経営塾のコ-ナ- に、
 下記の書籍を寄贈させていただきました。
  http://blog.goo.ne.jp/ota-doyu-kosen/e/c4c15cfa3517be20ee0a248ded52f6f8

 
 今回が6回目、
 図書館のシステム変更のため、現在、図書の登録を停止しており
 学生の皆さんの所へ書籍が届くのは、夏休み明けとなりそうです。
 
 今後とも、皆様のご協力を賜りますようお願い申し上げます。
 

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