都立高専交流委員会ブログ

都立高専と城南地域の中小企業(特に製造業)との交流・連係を図り、相互の利益と地域社会・地域経済の発展を目指します。

高専交流委員会11月活動報告 (11月26日 役員会)

2007年12月01日 | Weblog

      高専交流委員会11月活動報告 (11月26日 役員会)    
 
 
  10月23日 高専訪問 藤田校長に 第16回東京経営研究集会のご案内(内田由美子 田中)
  10月28日 第16回東京経営研究集会(高専 中西先生にご参加、ご挨拶をいただきました。)
  11月10日 「OTAふれあいフェスタ」参加(内田由美子 内田亨 井上 久米 天野 笠井 田中他、高専 中西
    ~11日 若海 遠山 山口 曹 学生の皆さん) 11月5日 高専にて打合せ(内田由美子が参加)
  11月14日 経営塾 第2講(講師 小松節子氏、内田由美子 内田亨 天野 内海 田中)、
         日刊工業新聞社より取材
  11月19日 経営塾講師打合せ 畠山鐵工所 畠山隆資氏
          (内田由美子 内田亨 井上 天野 田中、高専 中西 遠山 若海)
          経営塾学生海外派遣等の打合せ(内田由美子 内田亨 井上 田中、高専 中西 遠山)
 
  
1.第16回東京経営研究集会 …… 中西先生に ご参加いただきました。
 
 
  高専藤田校長をご訪問し、ご参加のお願いに伺いました。
  所用により 中西先生(産学公連携統括)にご参加いただくことになり、
  丁寧なご挨拶をいただきました。
  中西先生には分科会にもご参加いただきました。
 
  有難うございました。
 
 
2.「OTAふれあいフェスタ」に、高専の学生の皆さんと参加いたしました。
  
  
  「OTAふれあいフェスタ」は、
  1992年より毎年この時期に行なわれている区民のフェスティバル
  平和島競艇場、平和島公園、平和の森公園という広大なスペ-スに
  大田区の企業、商店街、同業者団体、新潟、山形などの区外の自治体等々が繰りだし
  数え切れない数のイベント、物産販売、模擬店などが行なわれます。
  
  毎年、20万人を超える来場者のある大田区最大のイベントです。
  
  東京中小企業家同友会大田支部(高専交流委員会)は、
  4年前から、高専の学生の皆さんや先生方と共に参加
  「ロボットで遊ぼうコ-ナ-」を「出店」しています。
  
  本年も、フェスタに参加する子供たちに、
  サッカ-ロボット、紙飛行機製作(下から上へ投げると前方一回転して手元へ戻ってきます)、
  かわさきロボット(競技大会に参加する格闘技ロボット)実演で遊んでいただき、
  ご両親に学校を宣伝し、合わせて、同友会や高専を舞台とした産学連携の紹介を行なっています。 
  東京同友会新春賀詞交歓会講演会(寺島実郎氏)のご案内などを配布致しました。
 
 
3.10月17日 中小企業家経営塾 第2講 ご報告
 
  ~~小松ばね工業㈱ 小松節子氏「小さな世界の大きな驚き」~~
 
 
  ある日突然! 専業主婦から経営者に !
 
  父親の株を相続して社長となった小松さんが、
  どのように経営の実権を掌握し、再構築していったのか? 
  インドネシア工場開設などの事業展開他についてお話しいただきました。
 
  一から経営について学び、工場を清掃し、銀行印を取り戻し、
  お客様を、繰り返し、繰り返し、訪問することにより、
  情報をつかみ、自社の足りないところを理解し、お客様とのコミュニケ-ションを深めたこと。
 
  これを、経営理念、経営計画書 (経営者の宣言!) に落とし込み、
  お客様を第一にして、事業構造を変革していくことによって
  経営の実権を掌握していったこと。
 
  月に1.2億個のバネを生産し、年間13億円を売り上げるが
  1社で月100万円あると、大変、大きい注文。
  年間4千点の新しい図面を扱い、15万点の図面が永久保存されていること。
 
  ばねは、あらゆる製品の中につかわれているが、その製品が、時代の中で大きく変化する。
  
  お客様の要望、時代の変化に合せて工夫を重ね、
  新しいアイディア、 考え方を生みだしていく感性豊かな人間を育てることが問われ、
  後工程を考え、ツ-ルを磨き、創意工夫や経験の蓄積により
  安定した品質を工程の中でつくり込んでいく品質管理によって
  お客様の信頼を獲得していくこと。
 
  工場開設の際、通貨危機で暴動になったインドネシア。
 
  進出地選択の基準は、現地の人と共に仕事を進めることのできる親和性。
  現地に、日本での習慣を持ち込んで、垣根をつくるのではなく
  現地に馴染んでコミュニケ-シュンを深めることが大切であり、基本となる。
 
  経営者に要求されるのは、深く学んで広い知識を身につけること。
  人を思いやり、責任感をもった心の豊かな人間となること。
 
  最後に、学生の皆さんへのメッセ-ジとして 
 
  自分の人生の設計図を書き、
  20代、30代、40代 …… と、
  その設計図を書き直し、更新し、夢を膨らませていくことが大切です。
 
  人生努力が全て、努力して身につけたものは、人生を生きていく力となり、
  次の新しい発見を生みだす力となります。
 
 
  大変素晴らしい講義でした!!
 
 
4.12月25日 中小企業家経営塾 第3講 ご案内
 
  ~~ 講師 ㈱畠山鐵工所 畠山隆資氏~~
 
 
  鉄を鍛える鍛造の原型は「刀鍛冶」。
 
  創業85年となる畠山鐵工所では、
  関東の中小企業では他に1社しかない 2000tプレスを保有し、
  自由鍛造により100kgから20t(!)までの造船や産業機械用の部品などを製造しています。
 
   http://www.hatakeyama.ne.jp/
   http://www.ttk.or.jp/html/y_hatakeyama.html
 
  14:00~  現地にて、工場見学+講義。
  欧州と日本にしかない高度な技術や経営の課題についてお話しいただきます。
 
 
  (詳細は、改めて、ご案内を差し上げます。) 


5.中小企業家経営塾・学生海外派遣 について

 
 
  中小企業家経営塾の学生海外派遣は、
  春休みに充分な時間がとれないため、来年の夏休みに実施することとなりました。
  派遣先は、中国、または、その他のアジア諸国
 
  派遣学生は、学校と同友会双方数名ずつで構成する「選考委員会」を設置して選考にあたる、
  学生の派遣先、現地での学習プログラムは、双方より知恵を出し合って検討する等
 
  学校の先生方と話し合いを進めています。
  学生のレポ-ト(第1講)も届き、皆様に配布させていただいております。
 
 
6.今後の相互交流のあり方を考える「座談会」開催について
 
 
  高専交流の関係者、学校の先生方などによる「座談会」を行ない、
  相互交流や高専交流委員会のこれまでの活動の経験を踏まえ、
  これからの交流の課題について議論を深める予定です。
 
  以前より検討されていた「座談会」ですが
  来年度からの独立行政法人化、新校長(公募)着任を視野に入れて、
  年度末前後に行ないたいと考えておりますので、皆様のご協力をお願い申し上げます。
 
  参考資料として
  平成13年に行なわれた「学科改組・新校舎完成記念座談会」の報告を配布させていただきました。
 
 
7.進路選択を間近にひかえた学生と中小企業の「懇談会」について
  
  
  来年1月、都立高専・遠山先生のご案内で
  中小企業への就職に興味をもつ学生との懇談会を行なう予定です。
 
  対象者は、来年度に進路選択を行なう4年生、
  中小企業への就職を希望したり、興味を持つ学生に
  中小企業経営者や関係者から、直接、メッセ-ジを送り
  学生の質問や疑問に応え、学生の進路選択に役立てていただきたいと考えていま
  
  規模、詳細については未定。 別途、ご案内を差し上げます。
 
 
8.12月7日(金) 13:00~ 都立高専にて 東京工学フォ-ラム
 
 
  東京工学フォ-ラム--高専のものづくりと産学連携による社会貢献
 
  第1部 学生による東京工学関連研究・活動発表会
  第2部 シンポジウム「東京工学と産学連携」
 
 ■ 日時  12月7日(金) 13:00 ~ 17:00
 ■ 会場  都立産業技術高等専門学校 3階 情報センタ-講義室
       http://www.tokyo-tmct.ac.jp/access.html
 
  第2部のシンポジウムには、同友会の関係者もパネラ-に加わる予定です。
   http://www.tokyo-tmct.ac.jp/event/tokyo_kougaku/tokyokougaku_poster.pdf
   http://www.tokyo-tmct.ac.jp/event/tokyo_kougaku/tokyokougaku_pgm.pdf
   
  
  皆様にご参加いただきたく、ご案内申し上げます。