都立高専交流委員会ブログ

都立高専と城南地域の中小企業(特に製造業)との交流・連係を図り、相互の利益と地域社会・地域経済の発展を目指します。

1月22日 都立高専交流委員会 運営会議 開催 / 中小企業家経営塾 など の ご案内

2013年01月15日 | Weblog
  ☆★☆☆ 大田支部 都立高専交流委員会 よりのご案内 2013. 1.11 ☆☆★☆
 
 
 謹賀新年
 本年も宜しくお願い申し上げます。
 
 震災/原発事故(一昨年)につづき、昨年も、なかなか大変な年でした。
 日本経済新聞の「経済教室」欄に連載されているのは
 「2013年 混沌(カオス)を超えて」ですが、
 カオスは 人の心の中 にこそあるでしょう。
 
 都立高専交流委員会では、
 中小企業家経営塾が11年目、大連学生派遣は5年目
 インタ-ンシップの受入れ人数も着実に増加
 テクノシティ城南コミュニティカレッジ の これからの課題も見えてきました。
 少しずつ、活動の厚みか生まれてきたように思います。
 
 
 さて、都立高専交流委員会では
 来る1月22日 午後6時より、京浜工業所会議室にて
 本年の最初の運営会議を開催させていただきます。 
 
 これまでの活動の蓄積を踏まえ、
 3~4名の会員の方に、報告/問題提起をしていだくとともに
 来年度の活動方針について、議論させていただきたく考えております。
 多くの皆様のお知恵をお借りいたしたく、ご参加をお願い申し上げます。
 
 交流委員会の当面のスケジュ-ルを、併せて、ご案内させていただきますので、
 多くの皆様のご参画を賜りたく、宜しくお願い申し上げます。
 
1.1月22日(火) 交流委員会運営会議(報告と問題提起 3~4件 / 来年度方針)
2.1月18日(金) 経営塾(㈱デュコル 山本邦明/問題解決でオンリーワンを提供する!)
3.1月15日(火) 経営塾 講師打合せ (第5講 / 日進工具㈱ 後藤勇 氏)
4.1月28日(火) 国際ビジネス支援部会例会 / その他
 
 
 
     1月22日(火)18:00~ 京浜工業所 にて
    
     都立高専交流委員会 運営会議 開催
  
~~ 会員よりの報告・問題提起 と 来年度方針 をめぐって ~~
 
■ 日 時 1月22日(火) 午後6時より
■ 会 場 株式会社 京浜工業所 会議室 にて
     東京都品川区東大井2-13-8 ケイヒン 東大井ビル 1階
     TEL 03-3761-2131 (内田由美子)
      http://www.keihin-kogyo.co.jp/company/foothold.html
 
■ 参加お申込み 右記にご連絡ください。  gc-t@ac.auone-net.jp  (田中)
 
  
■ 活動報告と問題提起など
 
1.ア-ルシ-ソリュ-ション 栗山章 氏 (新宿支部)
   http://www.rcsc.co.jp/
  インタ-ンシップ と 産学連携の継続発展 の 課題 について
 
2.日本コンピュータ開発 高瀬拓士 氏  http://www.nck-tky.co.jp/  
  異業種交流会の欧州視察団に参加して/これからの地域産学連携に望むもの など
  
3.株式会社 京浜工業所 内田由美子 氏  http://www.keihin-kogyo.co.jp/   
  リ-マンショック後の経営課題と海外市場開拓
 
4.テクノシティ城南コミュニティカレッジ 組織化のプロセスで見えてくる
  地域のものづくり企業の課題と取り組み  (田中)
 
 
■ 都立高専交流委員会 の 来年度の活動方針 について
 
 来年度の活動方針の基本は、これまでの継続(と発展)に置きたいと考えております。
 ご意見を、お寄せいただきますようお願い申し上げます。
 
1.「坂の上の坂」を登る課題を明確にする年に!
2.地域の産業の 公共的なプラットホ-ム として、産学連携を推進、発展させる。
3.様々な取り組み と その成長 を 結びつけ、より発展的な挑戦を!  など
 
 
 
     都立高専 中小企業家経営塾 平成23年度 第4講
 
     問題解決でオンリーワンを提供する!
 
     面倒なところにこそ、ビジネスチャンスはある!!
 
講師 株式会社 デュコル 代表取締役 山本邦明 氏
          http://www.ducol.co.jp/

 
■ 日 時  1月18日(金)am 10:25 (講義開始) ~ 12:00
■ 会 場  都立産業技術高等専門学校 西棟6階 PBL多目的教室
       京浜急行鮫洲駅9分(品川区東大井1-10-40 TEL 03-3471-6331)
        http://www.metro-cit.ac.jp/map/map_shinagawa.html

■ 懇談会 講義終了後、講師を囲み、昼食懇談会 (1時間程度)
       お弁当(千円程度)を用意いたします。参加される方はご連絡ください。
 
■ お申込 参加お申込は、下記にお願い申し上げます。
       ggc-t@ac.auone-net.jp 
 03-5746-3041 田中
      昼食懇談会のご参加の有無を、ご明示いただきますようお願い申し上げます。
 
 講師の 山本邦明 氏は 42歳
 芝浦工業大学 機械工学科 を卒業後、大企業のテクニカルセンタ-に勤務。
 事業所閉鎖の影響などもあり、4年後に新たな目標を見つけるべく退職
 オ-ストラリアに留学して経営学を学び、
 帰国後は、環境機器関連の中小企業に就職して、技術営業を経験
 
 これら、10年余りの経験を踏まえ、2002年に独立。
 設備なし、お金なし、社員なし …… という環境から始め
 大企業の手の届かない 集塵 の現場に入り
 仕様がバラバラ、汚い、臭い、現場確認しにくい、手間ばかりかかるという
 現場の問題解決を進め
 集塵装置の設計/製造/施工で、企業と自治体の信頼を勝ち取ってきた企業です。
 
 現在、金属粉末製造装置など、新しい技術開発を進めるとともに
 東京同友会の経営指針成文化セミナ-に参加、
 次の10年のスタ-トラインを作りつつあります。
 
 
 
  1月15日(火)16:00~ 中小企業家経営塾 第5講 講師打合せ
  
        日進工具 株式会社 代表 後藤勇 氏
 
      超硬エンドミルなどを製作/《国内から世界へ》にこだわる
 
■ 日 時 1月15日(火) 午後4時 ~ 午後5時 
■ 場 所 日進工具 株式会社 本社 にて
      http://www.ns-tool.com/

■ ご参加 下記へご連絡の上、現地集合でお願い申し上げます。
 
 日進工具 株式会社 は、中堅工具メ-カ-
 売上60億円程度(経常利益率15%超)ですが、ジャズタックの上場企業です。
 《国内から世界へ》にこだわり、超硬エンドミルなどを製造しています。
 
 中小企業家経営塾 の 講義は、
 
 2月8日(金) am10:25 ~ am12:00 (終了後 昼食懇談の予定)
 東京都立産業技術高等専門学校 品川キャンパス
 西棟6階 PBL多目的教室 にて
 
 後日、ご案内させていただきますので、お時間をお取りいただけば幸いです。
 
 
 
    国際ビジネス支援部会例会 / その他 
 
 
1.1月28日(月) 東京同友会 国際ビジネス支援部会 例会
 
     飽くなき「攻めの経営」、その先に経営者の見る夢は
     ~~ 中国からバングラデシュ・ミャンマーのアパレル最前線ヘ ~~
  
■ 講 師 株式会社 小島衣料 オ-ナ- 小島正憲 氏 (岐阜同友会)
     (中小企業家同友会アジア情報センター/旧 同友会 上海倶楽部)
      http://www.kojima-iryo.com/
      http://www.shanghai-doyu.net/
■ 日 時 1月28日(月)18:30~21:00
■ 会 場 東京中小企業家同友会会議室
     千代田区九段南4-7-16市ヶ谷KTビル3階
      http://www.tokyo.doyu.jp/map/index.html
■ 参加費 2,000円 
      http://www.tokyo.doyu.jp/tokyo-doyu/flack/9341.pdf

 
 
 講師の 小島正憲 氏 は、
 
 1990年に中国に進出、1万人余りを雇用して、現地でアパレル縫製業を展開
 いくつもの都市の経済顧問を務めるとともに、
 中小企業同友会 の 上海事務所(上海倶楽部)を設立された方です。
 
 他のアジア諸国へも果敢に進出、
 労働集約型産業の中国からアジア後発国への移転が進む中、
 上海工場を 老人ホ-ム へ転換売却、バングラデッシュなどで、新しい挑戦を始めています。
 
 中小企業家同友会上海倶楽部 では、
 中国国内の「暴動発生」などのニュ-スの実際について、現地を訪れて情報提供
 
 労働集約型産業の中国からアジア後発国への移転が進んだことに伴う
 ASEAN、南アジア地域の政情不安、ストライキの激発等の
 労使関係の緊張などについての情報を、現地から克明に提供するとともに
 バングラディッシュで、新しい労使関係づくりの試みを進められています。
 
 参加お申し込みは、下記よりお願い申し上げます。
  
http://www.tokyo.doyu.jp/tokyo-doyu/flack/9341.pdf
 
 
2.その他
 
■ 鉄道総合研究会の学生 と 林総事 株式会社 様 を 訪問
 
 昨年末の12月26日(水)、
 都立高専品川キャンパス 鉄道総合研究会の学生10名、顧問を務める 富永 教授と
 鉄道のポイント機器
、軌道、信号などを保守する機器を 開発/製造 する
 林総事 株式会社 様(大田区大森東)を、訪問させていただき、
 大変、充実した時間を過ごしました。  
http://www.hayashisoji.com/
 
 林総事 株式会社 様には、既に、インタ-ンシップでご協力をいただき
 昨年は、この 鉄道総合研究会 の学生1名が、現場実習をさせていただいております。
 これを機会に、より発展的な関係をつくっていくことができればと考えております。
 
■ 同窓鮫洲会 賀詞交歓会
 
 中小企業家経営塾 大連学生海外派遣 に、ご寄付をいただいている
 同窓鮫洲会(都立高専品川キャンパス同窓会)の賀詞交歓会(1月12日) に
 内田由美子 田中基茂 が、ご招待をいただいております。
 参加させていただきますので、後日、ご報告させていただけばと思います。
 
 
 運営会議の詳細につきましては、
 委員会のブログに掲載いたしました。ご覧いただけば幸いです。
    http://blog.goo.ne.jp/ota-doyu-kosen/e/8750e27832175b851445589422ef7e25

 
  
 それでは、本年もよろしくお願い申し上げます。
 
 

1月22日(火) 運営会議開催 と 当面のスケジュ-ルのご案内

2013年01月11日 | Weblog

 皆 様
 
 
 謹賀新年
 本年も宜しくお願い申し上げます。
 
 年頭に思うことなどを、交流委員会のブログに掲載させていただきました。
 「禅問答」のように感じられる方もいらっしゃるかも知れません。
 自由と民主主義の価値観と市場経済に立脚する社会の基礎工事を
 一からやり直すことこそ問われるという 意 でございます。
 ご興味のある方は、お読みいただけば幸いです。
  http://blog.goo.ne.jp/ota-doyu-kosen/e/8c298acfe850e5b59cc97d4588d51952

 
 
 さて、
 年頭の交流委員会のスケジュ-ルをご案内させていただきます。
 多くの皆様にご参画いただきたくお願い申し上げます。
 
 
1.1月22日(火) 交流委員会運営会議(実践報告3件/来年度方針)
2.1月18日(金) 経営塾(㈱デュコル 山本邦明/問題解決でオンリーワンを提供する!)
3.1月15日(火) 経営塾 講師打合せ (第5講 / 日進工具㈱ 後藤勇 氏)
4.同窓鮫洲会 賀詞交換会 / 1月28日(火) 国際ビジネス支援部会例会
 
 
 
   1月22日(火)18:00~ 京浜工業所 にて
    
    都立高専交流委員会 運営会議 開催
  
 ~~ 会員よりの活動報告 と 来年度方針 をめぐって ~~
 
 
 当日は、後段の小報告を踏まえ、
 2月の拡大幹事会に提出する来年度方針について、議論させていただきます。
 
■ 日 時 1月22日(火) 午後6時より
■ 会 場 株式会社 京浜工業所 会議室 にて
     東京都品川区東大井2-13-8 ケイヒン 東大井ビル 1階
     TEL 03-3761-2131 (内田由美子)
      http://www.keihin-kogyo.co.jp/company/foothold.

 
■ 参加お申込み 
     ご出欠を 下記に ご連絡いただきますようお願い申し上げます。
     gc-t@ac.auone-net.jp
 
 
■ 会員よりの活動報告など
 
 
1.ア-ルシ-ソリュ-ション 栗山章 氏 (新宿支部)
   http://www.rcsc.co.jp/

  インタ-ンシップ と 産学連携の継続発展 の 課題 について
 
  ア-ルシ-ソリュ-ション では、
  電子情報工学コ-スの学生を受け入れるインタ-ンシップで
  大変よい良い成果をだすだけではなく、指導教官の提案などもあり
  企業の課題解決に、より深く学生がかかわる新しい取り組みが進められそうです。
  また、新宿支部において産学連携を進める課題について
 
 
2.日本コンピュータ開発 高瀬拓士 氏  
   http://www.nck-tky.co.jp/
  
  異業種交流会の欧州視察団に参加して/これからの地域産学連携に望むもの
  
  昨年、異業種交流会の欧州視察団に参加した 日本コンピュータ開発 高瀬拓士 氏
  このなかで見た 欧州の生産現場 と 現地の問題意識から見る私たちの課題
  また、先方より志願した 荒川キャンパスの学生のインタ-ンシップを受け入れています。
  (当社の対象は地方の学生に絞り、都立高専のインタ-ンシップに登録していない。)
  地域のものづくり企業の発展 と 産学連携を結びつける課題など
 
 
3.株式会社 京浜工業所 内田由美子 氏
   http://www.keihin-kogyo.co.jp/

  リ-マンショック後の経営課題と海外市場開拓
 
  自動車業界を中心に、研削砥石、ダイヤモンド工具を製造/販売する 京浜工業所
  リ-マンショックでは、売上が7割減
  この経営危機を打開する中で進めたのが
  韓国(ヒュンダイ)、ASEAN、インド等の海外市場開拓
  
  この海外営業を担当する 副社長 内田亨 氏に、
  じっくりと、お話を伺いたく考えておりますが、不在となりましたので
  今回は、さわりのみをお話しいただくことになると思います。
 
 
4.テクノシティ城南コミュニティカレッジ 組織化のプロセスで見えてくる
  地域のものづくり企業の課題と取り組み
 
  昨年11月の テクノシティ城南コミュニティカレッジ 第6講
  「江戸っ子1号」プロジェクトと《新産業創成地域センタ-》の課題 を
  組織するプロセスで、大変、多くの地域の中小企業の方と話をさせていただきました。
   
 ・下町ボブスレーネットワークプロジェクトの マテリアル 細貝氏(ウィル奥山さん)より
  プロジェクト運営上の課題/市民ファンドと開発資金について
 ・大連市のメッキ廃水処理対策に協力する 池田車框製作所 池田氏より
  現地企業 や 我が国の高度経済成長期と比較した行政指導上の問題
  鍍金工業団地の形成の現状について (大田工業連合会の取り組み)
 ・大田区の中核中小ものづくり企業の1社であったA社は、
  1990年代の経営危機で国内3工場のうち2工場を閉鎖して、中国で合弁企業を設立
  日中を結んで、研修生受け入れの制度化に深く関与、中国合弁企業の売上は70億円
  これと並行して、独資の現地企業を立ち上げ、日中間のビジネスの見直しに着手
  などなどなど
 
  この中から見えてくる、産学連携や
  地域のものづくり企業の取り組みと課題について、簡単に報告させていただきます。
  
 
■ 都立高専交流委員会 の 来年度の活動方針 について
 
 
 来年度の活動方針の基本は、これまでの継続(と発展)に置きたいと考えております。
 ご意見を、是非、お寄せいただきますようお願い申し上げます。
 
 
1.「坂の上の坂」を登る課題を明確にする年に!
 
 昨年の方針は、(危機に立ち向かい[日本経済の]総反攻を!)
 「坂の上の坂」を登る礎を築く年に! …… でした。
 
 敗戦の焼け野原から立ち上がった戦後の日本経済
 高度経済成長期を経て、
 1970年代以降、国際競争で勝ち上がるまでをつくったのは、戦前生まれの世代です。
 経済のバブル化から1990年代以降、
 私たちは「坂の上」の「特権的地位」に安住してきたのではないでしょうか?
 世界経済のグロ-バル化に、我が国が対応しきれなかったのは、このことにつきます。
 「坂の上に雲あった」などとして、呆然と時間をやりすごすことは許されません。
 
 言うまでもなく、
 この20年、すべての人々が茫然自失してカオスに向かったのではありません。 
 この環境変化と闘ってきた教訓を胸に
 「坂の上の坂」を登る
 意志と課題を明確にしていくべき時に来ているように思います。
 
 
2.地域の産業の 公共的なプラットホ-ム として、産学連携を推進、発展させる。
 
 これも、これまで述べてきたことですが、
 大切なのは、(果実を)刈り取る資本主義ではなく
 (種を蒔き、果実を)育てる資本主義を、地域社会で実践し、
 地域の産業全体の発展のための 公共的機能 として、産学連携を育てていくことです。
 
 同友会の活動でいえば、
 同友会理念から出発し、そこに、付加価値を積み上げていく活動
 これを、私どもの活動方針の基本に、改めて据えたいと思います。
 
 
3.様々な取り組み と その成長 を 結びつけ、より発展的な挑戦を!
 
 中小企業家経営塾を始めたのが11年前、
 3年後に授業に組み込まれ、講義の形式も変更され、着実に前進しています。
 この中から、大連学生海外派遣 や 図書館の「経営塾のコ-ナ-」が生まれました。
 
 昨年で5回目となる 大連学生海外派遣、3年目より
 大連日本商工会 や 大連市政府(東京事務所)のご協力により、派遣先を多様化、
 本年は、現地の中小企業にも直接訪問(以前は、大企業の紹介により間接訪問)
 現地の女性中小企業経営者に、中小企業家経営塾で講義していただくことになりました。
 
 インタ-ンシップは、当初より会社説明会を開催
 紆余曲折をへて、受入人数が拡大、学生の進路選択とも結びつくものになりました。
 
 テクノシティ城南コミュニティカレッジは、
 中小企業と地域産業が直面する課題を検証しつつ、
 地域における《新産業創造拠点》形成へと、問題意識を絞り込みつつあります。
 
 中小企業家経営塾 や インタ-ンシップ での、
 東京同友会IT部会傘下の企業のご協力をはじめとし
 内外の多くの企業や関係者のご協力を得、外延性の広い活動を進めてきました。
 
 これらを踏まえ、
 特に、新事業、新市場創造の共同プロジェクトなど、
 新しい挑戦を準備していく時期に入りつつあるように思います。
 
 
 以上、
 3点の基本的な考え方により、来年度方針を組み立てていきたく考えております。
 ご意見をいただけば幸いです。
 
 
    
     都立高専 中小企業家経営塾 平成23年度 第4講
 
     問題解決でオンリーワンを提供する!
 
     面倒なところにこそ、ビジネスチャンスはある!!
 
講師 株式会社 デュコル 代表取締役 山本邦明 氏
         http://www.ducol.co.jp/

 
■ 日 時  1月18日(金)am 10:25 (講義開始) ~ 12:00
■ 会 場  都立産業技術高等専門学校 西棟6階 PBL多目的教室
       京浜急行鮫洲駅9分(品川区東大井1-10-40 TEL 03-3471-6331)
        http://www.metro-cit.ac.jp/map/map_shinagawa.html

■ 懇談会 講義終了後、講師を囲み、昼食懇談会 (1時間程度)
       お弁当(千円程度)を用意いたします。参加される方はご連絡ください。
 
■ お申込 下記に、ご連絡いただきますようお願い申し上げます。
       gc-t@ac.auone-net.jp  田 中 
      昼食懇談会のご参加の有無を、ご明示下さい。
 
 
 講師の 山本邦明 氏は 42歳
 芝浦工業大学 機械工学科 を卒業後、大企業のテクニカルセンタ-に勤務。
 事業所閉鎖の影響などもあり、4年後に新たな目標を見つけるべく退職
 オ-ストラリアに留学して経営学を学び、
 帰国後は、環境機器関連の中小企業に就職して、技術営業を経験
 
 これら、10年余りの経験を踏まえ、2002年に独立。
 設備なし、お金なし、社員なし …… という環境から始め
 大企業の手の届かない 集塵 の現場に入り
 仕様がバラバラ、汚い、臭い、現場確認しにくい、手間ばかりかかるという
 現場の問題解決を進め
 集塵装置の設計/製造/施工で、企業と自治体の信頼を勝ち取ってきた企業です。
 
 現在、金属粉末製造装置など、新しい技術開発を進めるとともに
 東京同友会の経営指針成文化セミナ-に参加、
 次の10年のスタ-トラインを作りつつあります。
 
 社会人として、10年ごとの区切りのある人生を生きてきた 山本 氏
 現在は、起→承→転→結(→起)の《転》に入り始めたところでしょうか……
 社会人として価値ある挑戦をするとはどういうことか?
 是非、この点を、学生の皆さんには、学習していただきたいと思います。
 
 
 
1月15日(火)16:00~ 中小企業家経営塾 第5講 講師打合せ
  
        日進工具 株式会社 代表 後藤勇 氏
 
      超硬エンドミルなどを製作/《国内から世界へ》にこだわる
 
■ 日 時 1月15日(火) 午後4時 ~ 午後5時 
■ 場 所 日進工具 株式会社 本社 にて
      http://www.ns-tool.com/

■ ご参加 下記 ご連絡の上 現地集合でお願い申し上げます。
      gc-t@ac.auone-net.jp  
  
 
 日進工具 株式会社 は、中堅工具メ-カ-
 売上60億円程度(経常利益率15%超)ですが、ジャズタックの上場企業です。
 《国内から世界へ》にこだわり、超硬エンドミルなどを製造しています。
 
 中小企業家経営塾 の 講義は、
 
 2月8日(金) 10:25AM ~ 12:00AM (終了後 昼食懇談の予定)
 東京都立産業技術高等専門学校 品川キャンパス
 西棟6階 PBL多目的教室 にて
 
 後日、ご案内させていただきますので、お時間をお取りいただけば幸いです。
 
 
 
  同窓鮫洲会 賀詞交換会 / 国際ビジネス支援部会例会 
 
 
1.1月12日(土) 同窓鮫洲会 賀詞交歓会
 
 1月12日(土)、
 中小企業家経営塾 大連学生海外派遣 に、ご寄付をいただいている
 同窓鮫洲会(都立高専品川キャンパス同窓会)の 賀詞交歓会 が、開催されます。
 
 内田由美子 田中基茂 が、ご招待をいただき、参加させていただきます。
 後日、この模様などをご報告させていただく予定です。
 
 
2.1月28日(月) 東京同友会 国際ビジネス支援部会 例会
 
 
     飽くなき「攻めの経営」、その先に経営者の見る夢は
     ~~ 中国からバングラデシュ・ミャンマーのアパレル最前線ヘ ~~
 
■ 講 師 株式会社 小島衣料 オ-ナ- 小島正憲 氏 (岐阜同友会)
     (中小企業家同友会アジア情報センター/旧 同友会 上海倶楽部)
      http://www.kojima-iryo.com/
      http://www.shanghai-doyu.net/
■ 日 時 1月28日(月)18:30~21:00
■ 会 場 東京中小企業家同友会会議室
     千代田区九段南4-7-16市ヶ谷KTビル3階
      http://www.tokyo.doyu.jp/map/index.html
■ 参加費 2,000円 
      http://www.tokyo.doyu.jp/tokyo-doyu/flack/9341.pdf
 
 
 講師の 小島正憲 氏 は、
 
 1990年に、中国に進出、1万人余りを雇用して、現地でアパレル縫製業を展開
 いくつもの都市の経済顧問を務めるとともに、
 中小企業同友会 の 上海事務所(上海倶楽部)を設立された方です。
 
 他のアジア諸国へも果敢に進出、
 労働集約型産業の中国からアジア後発国への移転が進む中、
 上海工場を 老人ホ-ム へ転換売却、バングラデッシュなどで、新しい挑戦を始めています。
 
 中小企業家同友会上海倶楽部 では、
 ここ数年、毎年10万件余りの暴動が発生 …… という
 中国国内報道に疑問(どう考えても発生件数が多すぎる)を感じ
 「暴動発生」のニュ-スがあるたびに、その現地を訪問、
 中国全土を縦走、横走して現地調査、その実際をお知らせいただいておりました。
 
 昨年、これが、中国当局の関係者の一部に問題視されたようで、
 中国国内での活動が制約、上海倶楽部の事務所は閉鎖せざるを得なくなり、
 中小企業家同友会アジア情報センターへとアジアへと軸足が移されることになりました。
 
 これと並行して、
 労働集約型産業の中国からアジア後発国への急激な移転に伴い
 ASEAN、南アジア地域の政情が不安定化し、
 労使関係が、ストライキの激発等、大きな緊張を孕んだものになり
 
 このことを、現地から克明に情報提供するとともに
 バングラディッシュなどで、新しい労使関係形成の試みを進めることが
 小島正憲 氏と、中小企業家同友会アジア情報センター の
 役割や課題となっています。
 
 この間の事情を含めて、お話しいただきますので
 多くの皆様にご参加いただきたく、ご案内させていただくます。
 
 参加お申し込みは、下記よりお願い申し上げます。
  http://www.tokyo.doyu.jp/tokyo-doyu/flack/9341.pdf

 


謹賀新年 …… 年頭に思うこと           by 田中 

2013年01月10日 | Weblog
 皆 様
 
 
 謹賀新年
 本年も宜しくお願い申し上げます。
 
 
 一昨年は、
 震災/原発事故に始まり、危機が連鎖するとしでしたが
 昨年もまた、大変な年 であったように思います。
 それを、年末の総選挙が象徴していたように思います。
 
 比例区の《自民党と民主党の得票率の合計》は 44%弱にすぎず、
 得票数でいえば、民主党は前回の33%に満たず
 自民党も200万票強の減少となりました。
 
 (逆説的な見方と思われるでしょうが)
 
 小選挙区制が日本を救った(底割れの猶予をもらった)と言えるように思います。
 我が国における
 政権交代可能な政治システム確立 の 困難性 や、現実の課題 が見えてきます。
 
 すでに、
 我が国の富を創造している人々の生活はグロ-バル化しているにもかかわらず
 国民国家という組織を
 (国民主権の原則に基づいて)カバナンスする基盤がつくられていないという
 特異な環境の中に、私たちは生きており、
 社会の様々な問題が、このことに結びついて派生、深刻化しています。
 
 こうして、私たちは
 基礎工事抜きに「(政治の)促成栽培」を進めて、
 大騒ぎを繰り返すことが許されない環境へと入りつつあるでしょう。
 
 これまでの教訓から何かを学んだ人々が、
 どれだけ生み出されたかによって、
 これからの日本のあり方が決せられていくように思います。 
 
 
 
    2013年 混沌(カオス)を超えて?!
  
 
 さて
 先週末来の日本経済新聞の「経済教室」に連載されているのは
 《2013 混沌(カオス)を超えて》です。
 
 前東京大学教授の 御厨貴 氏は、その論考を、下記のように結んでいます。
 
  かくて、既視感に満ちた「追憶」の内閣から、いかにして脱することができるのか
  「戦後レジ-ム(枠組み)」からの脱却を説く安倍首相に必要なのは
  いつの日にか「戦後・自民党レジ-ム」からの脱却を図る決断をすることであろう。
  (2013.1.7 経済教室)
 
 言うまでもなく、
 戦後の世界秩序(戦後レジ-ム?)と
 保守合同(解りやすく言えば「責任政党」の翼賛)から始まった
 「戦後・自民党レジ-ム」(55年体制)は、意味が違います。
 
 興味深い論考ではありますが、
 小泉内閣後の6年間に直面した現実、これに対して、
 自民党と民主党の2つの政党が舞台廻しとして果たした役割を考えるならば
 
 もはや、戦後日本の延長に、
 何を決めるも、何を実施するも、できないのは明白です。
 
 今までは、言葉は先に、現実は(旧態依然に)取り残されたままに
 (旧い奴ほど、新しい粉飾を求めたがるものです。)
 これからは、
 現実が先に、言葉は、現実に合わせて作られていくでなくてはなりません。
  
  
 
     混沌(カオス)は、人の心の中に
 
 
 一方、藤本隆宏 氏は、
  
 世界がカオス化したと人が感じるとき、
 カオスは(世界にではなく)人の心にあり、
 特に混乱は、
 工場より本社、中小企業より大企業、産業人より言論人にある …… とします。
 (2013.1.8 経済教室)
 
 1990年代以降の「冷戦後の世界競争」は、
 途上国の賃金高騰で、既に、折り返し地点を迎えており
 この環境変化に対応できなかった経営者、為政者、マスコミ・言論界の
 産業空洞化論、ものづくり衰退論に乗ってはならない。
 
 今は、意思決定者が「内なるカオス」を克服し、
 現場/現物の原点に立ち返り、正しい長期判断をすべき時である というものです。
 
 
 
     世界の指導者たちの足元を揺るがすもの
 
 
  本日(1月9日)の V・ラインハ-ト氏(元FRB金融政策局長)は、
 
 2013年は、ここ数年の停滞を吹き飛ばすような
 《様々なチャンス》が、世界経済にもたらせるだろう。
 世界の指導者がためらいつつも正しい方向に向かえば
 2013年は、輝かしい《成功への移行期》となる可能性が高い とします。
 
 米国の「財政の崖」をめぐる議会の対立、欧州債務危機や、
 TPP交渉参加についての不毛な対立が示すのは、
 (中国の国内は言うに及ばす)
 これら、世界の指導者の足元で、
 各国の国民の間に、深い分裂や亀裂が走り、指導者の意思決定を困難にしていることです。
 (TPP交渉参加の前で暗礁に乗り上げる我が国は、最も課題が整理されていない一角)
  
 言うまでもなぐ、この背後には
 「1990年代以降の冷戦後の世界競争」により、
 経済の分配構造が、これまでにない世界大の規模、速度で変革され
 これが、各国の国内にも鋭く反映する現実です。
 
  
 
    国境を超えて価値観を共有する人々の結びつきを!
  
 
 自由、民主主義、市場経済は、言うまでもなく、国境を超える価値観です。
 世界経済のグロ-バル化(国境を超えた一体化)は
 経済上の再分配のプロセスと並行し、
 このことを世界大の規模で、認識していくプロセスにならざるを得ません。
 
 こうした時期、
 他方で、ナショナリズム(一国主義)をめぐる軋轢が高まらざう得ないのも
 当然のことです。
 
 
 昨年、領土問題をめぐる軋轢と反日デモの渦中、
 訪問させていただいた中国/大連で、心を通じ合わせた現地の中小企業経営者との
 年末、年始のやり取りは
 「夜明け前が一番暗い …… トンネルの向こうには《別の風景》が広がる」となりました。
 
 
 
    現状を冷静に認識し、変革する真の力を!
 
 
 さて、本年は、下記の言葉が人々の心にしみる年となるのでしょうか?
 
  神よ、
  変えることのできくないものを冷静に受け止める心を
  変えることのできるものを変革していく勇気を
  そして、この二つを識別する智恵を
  私たちにお与え下さい。
  (ラインホルト・ニ-バ-)
 
 私たちに問われているのは、
 すぐには変えることのできないものを正しく認識し
 (この期におよんで)
 「急がば回れ」という最も困難な道を歩んでいく
 (戦略的な)意志であるように思います。 
 
 
 (この文章は、1月9日に書いたものですが
  1月10日の日経新聞「経済教室」欄は、細谷雄一 氏の 下記 となっておりました。
   「共通利益」、国際秩序の鍵に
   地域安定、成長の条件 / 日本はル-ル確立 主導を )
 
 
 
 
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