都立高専交流委員会ブログ

都立高専と城南地域の中小企業(特に製造業)との交流・連係を図り、相互の利益と地域社会・地域経済の発展を目指します。

1月21日 都立高専 中小企業家経営塾 「独自技術を事業化する人生の生きがい」 の ご案内

2011年01月16日 | Weblog

 
  ☆★☆☆ 都立高専交流委員会 よりのご案内 2010.1.17 ☆☆★☆
 
 
 平素より、大変、お世話になっております。
 
 今週の金曜日に行われる
 都立高専 中小企業家経営塾 を ご案内 申し上げます。
 
 都立高専中小企業家経営塾は、
 中小企業の経営者を講師とする 都立高専 の授業です。
 
 この授業を聴講することが可能です。
 また、授業終了後 講師と昼食懇談 の時間を設けております。  
 多くの皆様にご参加いただきたく、ご案内申し上げます。
 
 ご参加可能な方は、
 1月19日までに、ご連絡いただきますようお願い申し上げます。
  
  
 
   1月21日(金)10:25 ~ 中小企業家経営塾 平成22年度 第5講
    
     
独自技術を事業化する人生の生きがい
 
      講師: 株式会社 エミネントサプライ 代表取締役 垂水禧享 氏
         http://www.eminent-supply.co.jp/

 
  
■ 日 時  1月21日 (金) am 10:25 (講義開始) ~
■ 場 所  都立産業技術高等専門学校 4階 物理化学講義室
        京浜急行鮫洲駅9分(品川区東大井1-10-40 TEL 03-3471-6331)
         http://www.metro-cit.ac.jp/information/map_shinagawa.html
         http://www.metro-cit.ac.jp/information/access.html

   
■ 参加費 講義 無料  講義後講師と昼食懇談(12:00~13:00) 1500円程度
■ お申込 お弁当を用意いたします(講義終了後 昼食懇談)ので、
      19日までに、下記にご連絡の上、ご参加ください。
        gc-t@ac.auone-net.jp
  03-5746-3041(グローバル コミッション 田中)
 
 
 ㈱エミネントサプライは、
 欧州の工作機械の輸入販売を行う商社として発足
 「凍結チャッキングシステム」を開発し、この装置と工法技術を販売されています。
 
 従来の技術を画期的に改善することにより
 電子部品加工分野、光学機器分野等には多くのトップ企業に採用され、
 更に、半導体部品加工分野にも進出されているとのことです。
 
 下記について、お話しいただきます。
 
1.国際社会での優位性を失いつつあるわが国で、生きがいのある人生を切り開くとは?
2.学校の勉強 と 将来の自分自身の進むべき独自の道への模索
3.立ちはだかる矛盾と問題と悩み……これこそ独自技術開発の大きなチャンス
4.「異端児」として、自らを見失わず、いかに前向きに生きていくか?
5.多くの困難の向こうにある独自技術商品化、事業化の喜び。
 

 多くの皆様に、ご参加いただきたく、ご案内申し上げます。

  


都立高専交流委員会 当面のスケジュ-ルと課題 (2011. 1.12 幹事会)

2011年01月16日 | Weblog
    都立高専交流委員会 当面の活動について    2011. 1.12 幹事会
    
 
 
中小企業家経営塾
 
  (10:25~ 4階 物理化学講義室 終了後 講師と昼食懇談)
 
  
 第5講 1月21日 (金) 
 
     独自技術を事業化する人生の生きがい
 
     ㈱エミネントサプライ 垂水禧享 氏   http://www.eminent-supply.co.jp/

 
  1.国際社会での優位性を失いつつあるわが国で、生きがいのある人生を切り開くとは?
  2.学校の勉強 と 将来の自分自身の進むべき独自の道への模索
  3.立ちはだかる矛盾と問題と悩み……これこそ独自技術開発の大きなチャンス
  4.「異端児」として、自らを見失わず、いかに前向きに生きていくか?
  5.多くの困難の向こうにある独自技術商品化、事業化の喜び。
 
 
 ◎ 参加費 講義 無料  講義後講師と昼食懇談(12:00~13:00) 1500円程度
 ◎ お申込 お弁当を用意いたします(講義終了後 昼食懇談)ので、ご連絡の上、ご参加ください。
 
 
 
当面の活動スケジュ-ル
 
 
 1月20日 都立高専交流委員会 18:30~ PiO/F会議室
        来年度の活動方針と活動プログラム/
        これからの委員会のあり方/学校との関係のつくり方
 
 1月21日 10:25~ 中小企業家経営塾
 
        13:00~ 都立高専西棟2階の小会議室
        学校との来年度の活動スケジュ-ルの打合せ(学校の管理部門調整担当他)
        海外派遣/コミュニティカレッジ/インタ-ンシップ/ふれあいフェスタ/
        中小企業家経営塾/これからの連携スキ-ム
 
        18:00~ 椿山荘にて 東京同友会新春賀詞交歓会
             講演 JAXA はやぶさプロジェクトマネ-ジャ- 川口淳一郎 氏  
        荒金善裕校長、井上徹交流室長、吉田政弘先生(未来工房担当)
        石川智浩先生(人工衛星開発チ-ム顧問)に、ご参加いただきます。
 
 1月25日 理研シンポジウム「ものづくり技能継承の現状と展望」
       http://www.riken.go.jp/r-world/research/symposium/110125.html    
      (大森整主任研究員よりのご案内です)
 
 1月26日 理化学研究所大森素形材工学研究室 見学交流会 (発電会議) 
       10:30~ 和光市駅集合→和光本所→板橋支所→交流会→懇親会
       おおた Group Network、同友会、
       マイクロジェット山口氏 (インクジェット技術開発者)、
       大森研研究員、理研役員 魚森昌彦氏、都立高専 中西先生
       法政大デザイン工学と都立高専の学生、他
 
       「発電会議」……
         技術創成、製品開発、市場創造のオ-プンイノベ-ションの場づくり
 
 
 
当面の委員会運営と課題
 
  …… 来年度の活動計画づくり について
 
  
・来年度の学生海外派遣の実施スキ-ムの確定
 
 パンチ工業(第1~2回の受入先)と打合せを進めると共に、
 本年度(第3回)の訪問先にご協力をいただき、 
 来年度の実施スキ-ムの策定に入ります。
 海外派遣の学生数拡大について学校と打合せをいたします。
 
 
・テクノシティ城南コミュニティカレッジ の 来年度のプログラム策定
  
 年度が始まる前にプログラムを確定し、学校との共催をスム-ズに進める。
 現在の候補には下記が上がっております。
 
 テクノシティ城南コミュニティカレッジ 公開講座 として
 
 ① カムイスペ-スワ-ク代表 植松努氏(『NASAより宇宙に近い工場』著者)
   都立産技高専 准教授 石川智浩氏(荒川キャンパス 人工衛星開発チ-ム 顧問)
   志は、NASAより宇宙に近く (仮題)
    http://www.bk1.jp/product/03176445
    http://www.metro-cit.ac.jp/topics/2009/news_20090123.html
    http://www.metro-cit.ac.jp/~kks-1/
  
   
 ② 国立科学博物館 理工学研究部 科学技術史グル-プ 鈴木一義 氏
   グロ-バリズムと経済敗戦を超えて/わが国ものづくりの目指すもの(仮題)
  
 テクノシティ城南コミュニティカレッジ 研究会 として
  
   伊佐進一氏(文部科学省大臣官房課長補佐・
         前 在中国日本国大使館一等書記官・科学技術担当情報官)
   伊佐氏は、講談社刊『「科学技術大国」中国の真実』の著者です。
    http://www.bk1.jp/product/03327232

 
・学校との関係の再構築
 
 相互協力の広がりの上に、今後の関係を再構築する打合せを進めます。
 
 
 
運営会議の確立 と
   中期ビジョン・開かれた活動を両立する委員会の活動サイクルの確立(試案)
 
 運営会議 → 活動プログラムの計画と実施を集中して議論。
 (委員長、副委員長、塾長、事務局+…… のメンバ-による)
 
 委員会 → より広い視野に立って、中長期的な方向性と課題を議論、決定。
 
 日常の活動プログラム
 → 会内、会外により開かれたものに、一般会員、地域の中小企業の利益を実現。
 

謹賀新年 新春賀詞交歓会(JAXA 川口氏)/理化学研究所 見学交流会 など

2011年01月05日 | Weblog
 
   ☆★☆☆ 都立高専交流委員会 よりのご案内 2011. 1. 5 ☆☆★☆
 
 
  
 謹賀新年
 
 旧年中は、大変、お世話になりました。
 本年もよろしくお願い申し上げます。
  
  http://blog.goo.ne.jp/ota-doyu-kosen/e/f04f6a8c216c2374f3988c2414395b31

 
 
1.新年は、JAXA 川口淳一郎 氏 講演会 から (東京同友賀詞交歓会)
2.素晴らしいゲストを迎え 理化学研究所 大森素形材工学研究室 見学交流会
3.人材育成とテクノロジ-を軸に 地域再生 …… 山形県長井工業高校
4.1月25日 理研シンポジウム「ものづくり技能継承の現状と展望」のご案内
5.W杯 から バルセロナショツク へ ???! 
 
 
 
   新年は、JAXA 川口淳一郎 氏 講演会 から
   
 
 本年の委員会の活動は、
 1月21日の 東京中小企業家同友会 賀詞交歓会から始まります。
 (もちろん、会外の方も、ご参加いただけます。)
  
 講演の JAXA 川口淳一郎 氏 は、「はやぶさ」の生みの親であるとともに、
 システムを停止し、消息を絶った 工学実験探査機 を、
 地球へ帰還させ、最終目標を達成するという 前例のない離れ業 へと
 プロジェクトチ-ムを結束させたチ-ムリ-ダ-でもあります。
 
 賀詞交歓会へは、荒金校長先生 も お見えになる予定です。
 是非、皆様もご参加を!!!
 
 1月21日(金)18:00~ 椿山荘にて
 詳細と参加お申し込みは、下記よりお願い申し上げます。
  http://www.tokyo.doyu.jp/tokyo-doyu/flack/6879.pdf

 
 高専交流委員会のブログにも、この御案内を掲載させていただきました。
  http://blog.goo.ne.jp/ota-doyu-kosen/e/67c2ac753afd6a4d8a575656ba3fc1a1

 
 一方、日経ビジネス オンライン でに、
 「あかつき」の金星軌道投入失敗について、下記の論考が掲載されております。
  
 「あかつき」周回軌道投入失敗から見えてくる宇宙工学の受難
  http://business.nikkeibp.co.jp/article/tech/20101209/217480/?ST=print

 今すぐ「あかつき2」の製造開始を/思いきった予算を付け研究者コミュニティー崩壊を防げ
  http://business.nikkeibp.co.jp/article/tech/20101227/217755/?ST=print

 
 どこにおいても、
 テクノロジ-の担い手 の置かれている地位は、大変、危ういものがあります。
  
 机上の空論では、一歩も進まないテクノロジ-の 創新 と 積み上げ
 
 戦後の経済成長を支え、
 経済がグロ-バル化する困難な環境の中でも、わが国を支え続けてきたのは
 テクノロジ-の担い手であったはずです 
 
 国内の資源配分の適正化と次の時代のわが国のビジョンを結びつけていくことは
 私たちの焦眉の課題でもあります。
  
 
 
   1月26日 発電会議?! 理化学研究所 見学交流会
 
 
 本年度の活動に多大な協力をしていただいたのが 東新製作所 石原幸一 氏
  http://www.toshin-ss.co.jp/

 高専ロボコンの支援から始まり、
 「テクノシティ城南コミュニティカレッジ」 の パネラ-
 「中小企業家経営塾」の講師と、深く、私たちの活動に関与していただきました。
 
 (石原幸一氏は、ご入会予定。石原氏をご紹介いただいたのは
  ㈱タシロイーエル の 田代信雄 氏です。 http://www17.ocn.ne.jp/~t-el/
 )
  
 テクノシティ城南コミュニティカレッジ が 縁結びとなり
 石原氏の主宰する「おおた Group Network」「発電会議」を中心に
 私共が協力して、
 理化学研究所 大森素形材工学研究室の見学交流会が実現することになりました。
 
 この見学・交流会に、さまざまな関係者が合流しつつあり、
 大変、充実した会合になりそうです。
 
 
 和光本所 と 板橋支所 の二つの研究室を見学した後
 大森氏 の他に、もうひとつ、技術課題の問題提起をいただき
 発電会議?!を進めます。
 
 「発電会議」は、ものづくりをコアに、多次元の人々が様々な発想をもちより
 新技術、新製品、新市場創成の糸口づくりを競い合うプラットホ-ムです。
 
 今回は、石原氏のグル-プを中心に、
 あまり人数が多くても議論が回らないという配慮から、
 私共の参加は、(学校の関係者を含め)5名前後にすることにいたしました。
 ご興味のある方、ご参加を希望される方は、ご連絡ください。
 
 現在、検討中のスケジュ-ルは、下記の通りです。
 
 1月26日(水)
 11:00   理化学研究所 和光本所 大森素形材工学研究室 集合
 11:15~  大森素形材工学研究室(開発ファクトリ-) 見学
 12:00~  昼食
 12:45~  理化学研究所 板橋支所へ移動 ~13:30頃 和光→板橋へ移動
 13:30~  板橋支所 研究室見学
 14:30~  大森整主任研究員 話題提供
 15:30~  ある先端技術課題について、開発者より問題提起
         発電会議(ディスカッション)
 18:30~  板橋駅近くで交流会
 
  
 
   長井工業高校 …… テクノロジ-と人材育成を軸に地域再生
    
        
 私共が学校と共に実施する「中小企業家経営塾」は、中小企業経営者が講義する授業です。
 「中小企業家経営塾」の楽しみの一つが、授業が終わった後の講師を交えた昼食懇談。
 
 本年度の「中小企業家経営塾」の講義後の懇談の中で、
 再三、登場するのが 山形県の 長井工業高校 ……
 テクノロジ-と人材育成を軸にした地域再生の取り組みです。
 
 第1講の講師 スタビライザ- の 阿部敏夫 氏が
 山形県 長井市 に、工場をお持ちであったことからこの話題が出ると
 先日の第4講を聴講された ㈱ウィル の 奥山睦 さんよりも話題提供がありました。
  http://www.officewill.co.jp/

 
 下記が、奥山さんの「工業高校とソーシャルキャピタル」という論考です。
 
 人材育成を核に、産業、新しい雇用を結びつけ
 ソーシャルキャピタル(社会関係資本)を再生した 地域の取り組み
 新校舎建設 や 学科改組などを含め、私共の活動にも重なるものがあり
 また、私たちの将来の目標を照らすものがあります。
 
 長井工業高校の取り組みは、日経ビジネス オンライン でも、ご覧いただけます。
  http://business.nikkeibp.co.jp/article/person/20080408/152564/?ST=print
  http://business.nikkeibp.co.jp/article/person/20080415/153147/?ST=print
  http://business.nikkeibp.co.jp/article/person/20080423/154037/?ST=print
  http://business.nikkeibp.co.jp/article/person/20080507/155512/?ST=print

 
 奥山さんにご紹介いただきました …… 坂本九さんがギャラなしで ……
  http://www.asahi.com/jinmyakuki/TKY201101040166.html

 
 ご参考にしていただけば幸いです。
 
 
 
    理研シンポジウム「ものづくり技能継承の現状と展望
 
 
 理化学研究所の 大森整 氏 より
 第3回技能継承フォーラム「ものづくり技能継承の現状と展望」のご案内をいただきました。
 理化学研究所(大森素形材工学研究室)が主催し、
 産業技術総合研究所(デジタルものづくり研究センター)が協賛する
 内容の濃い シンポジウム です。
 
■ 日 時 平成23年1月25日(火) 13:00~17:15 (終了後 交流会)
■ 会 場 理化学研究所 和光本所 研究交流棟会議室(3F W317・321室)
      http://www.riken.go.jp/r-world/riken/campus/wako/index.html#map

 
 詳細は、下記をご覧ください。
  http://www.riken.go.jp/r-world/research/symposium/110125.html

 
 ご興味のある方は、是非、ご参加ください。
 (「参加申込書」を、ご希望の方は、ご請求下さい。)
 
 
 
    W杯 から バルセロナショック へ ??!
 
 
 日本経済新聞の
 大晦日の社説のタイトルは、「危うさ抱えて越年する世界経済と市場」
 元旦の1面のタイトルは、「先例なき時代に立つ……外で作り、内で創る」でした。
 
 とりあえず「内で創り、外で創る」は言ったが ……、
 後は、活字が漂流しているように見えます。
 
 年末年始の記事の中で興味深いのは、
 サッカ-ワ-ルドカップ日本代表(前)監督 岡田武史 へのインタビュ- でした。
 
 この内容などを中心に、下記を書いてみました。
  http://blog.goo.ne.jp/ota-doyu-kosen/e/e5bc551c296c59cc01a0aac406ac9335
 
 ご笑覧いただけば幸いです。
 

新年は、JAXA 川口淳一郎 氏 講演会 から …… 東京中小企業家同友会 新春賀詞交歓会 の ご案内

2011年01月03日 | Weblog
  
   新年は、JAXA 川口淳一郎 氏 講演会 から
 
 
          1月21日 東京中小企業家同友会 新春賀詞交歓会 18:00~ 椿山荘
 
    講師  JAXA はやぶさプロジェクトマネ-ジャ- 川口淳一郎 氏
  
     太陽系大航海時代のさきがけ・『はやぶさ』帰還までの軌跡
 
日 時  2011年 1月21日(金) 18時00分~21時00分
会 場  椿山荘 文京区関口 2-10-8  TEL 3943-1111
参加費  記念講演 3000円  記念講演+懇親会 8000円
参加お申込み  下記にてお願い申し上げます。 
          http://www.tokyo.doyu.jp/tokyo-doyu/flack/6879.pdf
         (会外の皆様のご参加を歓迎いたします。)
  
     
  どうして君は、それほどまで、我々の指令に応えてくれるのか?
  地球に向かう軌道の正確さ、大気圏再突入の正確さを追求することは、
  自身の最後、熱に焼かれて燃え尽きるという、残酷な運命を徹底することにつながるというのに。
  そして、その冷酷なシナリオを書いているのが、我々だというのに。
  どうして、そうしてまで君は……
 
 
 都立高専交流委員会の新年度は、
 JAXA はやぶさの生みの親 川口淳一郎 氏 をお呼びする
 東京中小企業家同友会 新春賀詞交歓会 から、始まります。
 
 「はやぶさ」は、工学実験探査機、
 宇宙空間を航海し、小惑星を探査して、その成果を地球に持ち帰る ロボット です。
 
 川口氏が、NASAとの研究会で、この衛星の実現を「宣言」したのは、
 1990年代前半 …… まだ、30代の頃です。
 
 先進的と見られている宇宙開発のテクノロジ-は、
 失敗を避けるために、むしろ、保守的にならざるを得ないといいます。
 
 そこに、いくつもの世界初の挑戦を盛り込んだのが、
 工学実験探査機「はやぶさ」です。
 
 NASAに追随しない、
 宇宙開発史に、日本人として 新たな章 を書き加え、
 新たな歴史の扉を開く 決意 があります。
 
 イトカワから地球に帰還する「はやぶさ」が、通信を途絶し、消息を絶った際に
 「地球への帰還」という目標が揺らぐことがなかったのも、
 この深い決意によるものでしょう。
 
 システムが停止し、行方不明となった惑星探査機が再発見されたのも
 前例のないことです。
 川口氏のリ-ダ-シップとチ-ムの結束が、このプロジェクトを最終目標に導きました。
 
 わが国宇宙開発の様々な紆余曲折の経験を結集した「はやぶさ」とその運用
 人々の英知が盛り込まれた探査機が人格を持ち始めるのは、当然のことでしょう。
 
 
 新年の私共の活動は、この「賀詞交歓会」からスタ-トします。
 大変よい、スプリングボ-ドをいただくことができました。
 
 多くの皆様にご参加いただきたく、ご案内申し上げます。
 
 
 最後に、川口氏の言葉をもうひとつ記させていただきます。
 
  奇跡というのは、意図して起こせるものではない。
  (けれども)
  自分を信じ、一心に一つのことを貫いていけば、奇跡に立ち会える資格だけは持てるのだ。
  人類史上に残る発明や発見には、そんな過程をへて生まれた奇跡の産物がたくさんある。
  
   http://www.bk1.jp/product/03345965


W杯 から バルセロナショック へ?! …… 2011年の課題

2011年01月01日 | Weblog
  
 
    W杯 から バルセロナショック へ ??!
 
 
 
 日本経済新聞の
 大晦日の社説のタイトルは、「危うさ抱えて越年する世界経済と市場」
 元旦の1面のタイトルは、「先例なき時代に立つ……外で作り、内で創る」でした。
 
 その日経新聞の年末の記事の中で、最も興味深かったのは、
 
 12月29日、30日に連載された
 サッカ-ワ-ルドカップ日本代表監督 岡田武史 へのインタビュ-です。
 (武智孝徳 編集委員 による)
 
 その内容を紹介させていただき、新年の課題を考えてみたいと思います。
 
 
   ベスト16へ、チ-ムの再編成は、どう実現したか?
  
 
 日本中を熱狂させた南アフリカのサッカ-W杯日本代表チ-ム
 直前の壮行試合の苦戦で、チ-ムはどん底の状態に見えました。
 
 このチ-ムから
 (調子を落としていた)中村俊輔、楢崎ら、それまでの主軸を外し、
 本田の1トップ登用など、チ-ムに大胆に手を入れて
 決勝ト-ナメントに進んでいく 岡田ジャパン ですが
 
 岡田氏は、直前で行われたチ-ムの再編成について、
 思いつき や ギャンブル でしたことではないとして、
 W杯の予選突破へチ-ムを導いたものについて、次のように述べています。
 
 第一に、
 メンバ-の人選にあたり、私心なき一体のチ-ムづくりをしたこと。
 このことが、トップからチ-ムの末端にまで浸透し、
 5月24日の韓国との壮行試合の敗北を踏まえて行われたチ-ムの再編成の決断が
 個人的な感情とか、不純なものが何もなく行われたことについて
 チ-ムに間違いのない理解があったこと。
 
 結果、中村俊輔、楢崎、川口らの控えに回った選手が、
 レギユラ-メンバ-をフォロ-し、鼓舞し続けたことにより、
 チ-ムの一体感が、より強固になったこと。
 
 一方、チ-ムの能力強化としては、
 
 体幹トレ-ニングを続けることにより、
 一対一で競い負け、当たり負けしない能力をつちかい、
 トップチ-ムと競い負けしないことを実感するところまで、引き上げるとともに
 
 指導方法を、
 選手という器に何かを詰め込むことから、選手の能力を引き出すことに変更
 指示を守らせることで結果を出すのではなく、
 自分で判断してスム-ズに動き、自分でリスクをとって行動しする習慣を
 選手に身につけさせた。
 
 こうした準備によって、
 合理的判断 が チ-ムの一体化を深め
 指揮と選手が深い部分でつながっていると実感できるチ-ムを実現することができた。
 
 
   新しい高みへ! バルセロナショックとは?
 
 
 この岡田氏をショックに陥れたのは、
 退任後にテレビの解説を務めた FCバルセロナとリアル・マドリ-ドの一戦です。
 
 岡田氏は、レアルを5対0で粉砕したバルサの余りの強さに現地で言葉を失い
 これを「バルセロナショック」と呼びます。
 
 変数が多く「勝利の方程式」が成り立ちにくいサッカ-ゲ-ム
 これまでのサッカ-チ-ムは、
 この複雑系のゲ-ムを安定させるためにセオリ-(定石)をつくり、
 このセオリ-(定石)に基づいて、チ-ムの能力を磨いてきました。
 
 ところが、バルセロナは、このセオリ-(定石)そのものを超え
 「自分たちのサッカ-はこうだ」というクラブとしての全体設計を優先させ
 この力で、リアル・マドリ-ドを粉砕したといいます。
 
 一つ一つの部分に目を向けて、それらをすべて良くして、束ねたら
 理想の方向に、全体として向かうとかというと、そうとは限らない。
 これからの日本のサッカ-は、
 先に全体としてどこにいくかを定めないと、どこにも進めないのかもしれない。
 
 「サッカ-が変わろうとしている」……バルサ発の大きなうねりの中で
 岡田氏が感じているのは、上記のことであるといいます。
 
 私心なき一体のチ-ム形成 と このチ-ムを勝利の導く着実な準備ができて、
 初めて、
 変数が多い複雑系のスポ-ツを自由にコントロ-ルする全体設計が見えてくる……
 ということでしょうか?
 
 編集委員の 武智孝徳 氏は、
 各論にとらわれることなく、組織を前進させる総論、理念の必要性……
 と、総括しています。
 
 社会の前線で、活躍する人のなかに、
 次の時代が要求するものが、実感として見え始めていくことを
 理解することができます。
 
 
   複雑系のゲ-ムを闘う 人づくり へ 総結集を!
 
 
 12月29日のコラム「2011年 日本と世界」では
 iPS細胞を、世界で初めて開発した京都大学教授 山中伸弥 氏が、
 知財競争の課題について、
 「人づくりへ総結集を」のタイトルで、同様のことを述べています。
 
 科学技術予算、研究者数、論文数のいずれも米国の10分の1のわが国
 わが国が研究開発競争に打ち勝つためには、
 サイエンスの基盤となる技術や評価方法等、一番大切なところを押さえることが必須。
 
 科学論文の発表競争をラグビ-に例えるならば、
 知的財産の競争は、複雑系のアメリカンフットボール
 (同じようなボ-ルを使うが、
  アメフトは前に投げていいし、ボ-ルを持っていない人にタックルしてもいい。)
 
 研究者だけではなく、
 知財や広報の専門家、高度な技術をもつ研究支援者を育成することが必須。
 
 国の予算だけではなく、民間の寄付を結集するとともに
 研究者が、一般の人に解る言葉で説明して、社会的地位を高め
 目先の成果にとらわれずに、高度な課題に取り組む研究者を育成していくとともに
 
 よく努力して、よく働き、手を動かしてコツコツ取り組む
 お互いを思いやる気持ちが強いという日本人の美質を取り戻すことによって
 自信を回復し、リ-ダ-シップが、明確に行使されることが問われる。
 
 わが国の生命線と言える科学技術、研究開発もまた
 アメフトのような複雑系のゲ-ムであり
 これを総力を挙げて闘うメンタリティ-と(支援)体制、人材育成が要求されています。
 
 
   社会の現状を直視し、自己変革から次の一歩を!
 
 
 さて、大変、困難な環境にあるわが国
 
 2011年は、
 わが国にとって、「現状の延長での改革を考えられる最後の年」との指摘があります。   
 
 すなわち
 激しい破壊や社会の分断を伴わない形で、改革を考えられる最後の年
 この年を、無為に過ごすと、様々な改革が自動的にハードランディングになってしまう年
 という意味です。
 
 野球 から サッカ- へ
 ラグビ- から アメフト へという 複雑系のゲ-ム
 
 けれども、
 私たちを導く基本的考え方は「天は自ら助くる者を助く」です。
 
 私たちの社会の現状を直視し、硬直している問題設定を丁寧に解きほぐし
 自己変革から一歩を踏み出すことでしょう。
 
 
 
グロ-バルコミッション 田中基茂
東京都大田区山王 4-19-6 4F
TEL 5746-3041 FAX 5746-3081
gc-t@ac.auone-net.jp
 

謹賀新年  新しい取り組みの定着を基盤に 次の一歩 を!

2011年01月01日 | Weblog
 
            謹 賀 新 年   
 
           Happy New Year!   
 
      May this year be happy and fruitful. 
 
       年頭に際し、平素のご厚情に感謝し、  
 
         新年の祝詞を申し上げます。   
 
 
 昨年は、中小企業家経営塾学生海外派遣、
 テクノシティ城南コミュニティカレッジなど、
 産学連携の新しい取り組みが定着し始める年となりました。
 
 私共を快く受け入れていただいた大連市の皆様のご厚情、
 現地でのご活躍を忘れることはできません。
 
 地域のネットワ-ク、海外とのネットワ-クが広がり
 中小企業家経営塾、インタ-ンシップ、大都市産業集積論、高専ロボコンの支援など、
 すべての面で、多くの皆様に支えていただくことにより、
 また、そのネットワ-クにより、
 私たちの活動が成り立っていることを、強く実感した年でもありました。
 
 25年を超える私共の取り組みに、
 新しい活動を積み上げていくことができるのは、
 皆様のご協力の賜物です。
 
 皆様のご健康ご多幸を祈念申し上げますとともに、 
 本年も一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。
 
 
 東京中小企業家同友会 大田支部 都立高専交流委員会