都立高専交流委員会ブログ

都立高専と城南地域の中小企業(特に製造業)との交流・連係を図り、相互の利益と地域社会・地域経済の発展を目指します。

3月25日 企業見学のご案内  現代の名工 栗原富栄 氏 と アンリツテクマック㈱

2010年03月22日 | Weblog

 
  ★☆☆ 都立高専交流委員会よりのご案内 2010. 3.19 ☆☆★☆
 
  
 
 平素より、大変、お世話になります。
 
 直近ではございますが、
 大田支部都立高専交流委員会より、
 都立高専の学生と共に訪ねる 企業見学 のご案内をさせていただきます。
 
 
 
    現代の名工 栗原富栄 氏 と アンリツテクマック㈱
 
      
切削加工の精度を板金加工で実現 
 
   
   経験と挑戦、学習と応用、忍耐と創造が新技術を確立する    
   
        訪問企業:アンリツテクマック㈱  
     講師:管理部 栗原富栄氏(現代の名工・黄綬褒章受章) 
 
 
■ 日 時  3月25日 (木) 午後1時 25分 ※ 参加お申込み
■ 集 合  小田急本厚木駅 中央改札口 午後1時25分 (時間厳守)    
■ 参加お申込み  3月23日(火)までに 下記に ご連絡ください。
      
gc-t@ac.auone-net.jp   (直近で恐縮です。)          
 
■ スケジュ-ル 
 
   14:00~14:05 ( 5分)  会社よりの挨拶
   14:05~14:30 (25分)  アンリツグル-プ および アンリツテクマック の紹介
   14:30~15:00 (30分)  現代の名工・栗原富栄氏 講演
   15:00~15:10 (10分)  製品展示場案内
   15:10~15:50 (40分)  工場案内(アンリツテクマックの製造工程の見学)
   15:50~16:00 (10分)  質疑応答
 
 
 広沢電機工業 天野隆 氏のご紹介により
 天野氏の地元・厚木市に、
 アンリツの 製造部門 アンリツテクマック を 企業訪問 し
 現代の名工 として表彰され、昨年春の 黄綬褒章 を受章された
 同社・管理部 マネ-ジャ- 栗原富栄 氏のお話をうかがいます。
 
 直近ではございますが、
 ご興味のある方は、是非、ご参加ください。
 
 
      ア ン リ ツ 株 式 会 社 に つ い て 
 
 
 アンリツ株式会社(旧安立電気)は、
 明治28年創業、わが国工業製品の黎明期を支えた開発型企業です。
 
 日露戦争日本海海戦の「敵艦見ゆ」も、この会社の無線電信機で打電されています。
 
 その後も、世界初の無線電話機の実用化、
 わが国初のテレビジョン放送機製作、自動式公衆電話国産1号機、 
 また、世界初の光パルス試験機の開発など、情報通信のインフラを支える計測分野で、
 様々な世界初の機器を生みだし続けています。
 
 設立当初のソニ-(東京通信工業)に
 テ-プレコ-ダ-の母体となる
 交流バイアス式磁気録音機の技術を供与したのもこの会社です。
 
   
      アンリツテクマック 株式会社 について
 
 
 アンリツテクマック 株式会社 は、アンリツの製造部門
 
 65名の従業員のうち、
 現代の名工2名、多くの 特級技能士、一級技能士 が在籍。
 練達した技能者により、
 精密測定装置などの高機能部品の多品種少量生産が進められ、
 
 CAD-CAM によるデ-タ作成、切削加工、板金加工、溶接等の一貫生産ラインが、
 同一工場内にレイアウトされています。
 
 
http://www.anritsu.com/ja-JP/
  http://www.anritsu.co.jp/Techmac/
  
    
     現代の名工(黄綬褒章受章) 栗原富栄氏
 
 
 栗原富栄氏は、2005年「現代の名工 (卓越した技能者) 」として表彰、
 2009年 春の褒章 で 黄綬褒章 を受章。
 
 (黄綬褒章は、「業務に精励し衆民の模範たるべき者」に授与される褒章、
  「現代の名工」は、卓越した技能を持つその道の第一人者を、
  厚生労働大臣が表彰する制度です。)
 
 1965年、安立電気に入社以来、一貫して、板金技術者として歩み、
 板金部品加工寸法の許容差 ±0.05mm が 普通 という製造現場を支えるとともに、
 高周波電子機器用の板金シ-ルドケ-ス等、
 精密測定装置の根幹を支える高機能部品の製造技術を確立してきた方です。
 
 技術者としての歩み、新技術確立に要求されるものなどをお話しいただきます。
 
 
     地に足のついた相互交流の拡大のために
 
  
 東京中小企業家同友会 大田支部 都立高専交流委員会 は、
 中小企業家経営塾、学生海外派遣、テクノシティ城南コミュニティカレッジ開講と、
 産学連携の新しい挑戦を続けてまいりました。
 
 この共同事業に「新しい節目」ができつつある今日、
 これを支えるのが、地に足のついた相互交流の拡大です。
 今回の「企業訪問」も、地域の産業・企業と学校、学生の皆さんの距離を縮め、
 垣根を低くしていく試みの一つとなります。
 
 
 直近で恐縮ではございますが、
 ご興味のある方に、ご参加いただけば幸いです。
 
 


日本のものづくりに求められるもの テクノシティ城南コミュニティカレッジ 第3講 の ご案内

2010年03月22日 | Weblog
 
   ★☆☆ 都立高専交流委員会 よりのご案内 2010. 3.19 ☆☆★☆
 
 
 
 3月24日(水)18:30 ~ 大田区産業プラザにて
 
 東京中小企業家同友会/大田支部 と 都立産業技術高等専門学校が共催する
 テクノシティ城南コミュニティカレッジ 第3講 を、開催いたします。
 
 昨日(3月18日)の東京同友会総会での 寺島実郎 氏の問題提起は、
 
 わが国産業ビジョンをどう描いていくのか?
 この転換の中に、中小企業の役割を位置づけていく! で、あったと思います。
 
 企業人であると共に、教育者(多摩大学学長など)であり
 公共セクタ-の担い手でもある 寺島実郎 氏
 
 同友会のめざす これからの経済人像 とも、一致するように思います。
 ( これからの経営者に 要求される総合的な能力! …… 3つの目的② )
  
 さて、
 テクノシティ城南コミュニティカレッジ の 取り組みは、
 これからの時代の 地域産業ビジョン を拓いていく
 一翼となることができるでしょうか?
  
 多くの皆様に、ご参加いただきたく、改めて、ご案内申し上げます。
 
 
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       テクノシティ城南コミュニティカレッジ 第3講
 
        日本のものづくりに求められるもの
     …… 環境激変に立ち向かうと技術経営と地域産業 ……
 
   講師:東京理科大学MOT(技術経営)大学院 教授 宮永博史 氏    
   パネラ-:大橋製作所 大橋正義 氏 / 新興セルビック 竹内宏 氏
 経済産業省 経済産業政策局 産業構造課長(新成長戦略担当) 松永 明 氏
 
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■ 日 時 3月 24日 (水) pm 6:30 (講演開始) ~   
■ 会 場 大田区産業プラザ(PiO)4F コンベンションホ-ル 
     (東京都大田区南蒲田 1-20-20 TEL 03-3733-6600)
      http://www.pio-ota.jp/plaza/map.html

■ 参加費 千円(学生無料)
■ 主 催 東京中小企業家同友会 / 東京都立産業技術高等専門学校
■ 後 援 大田区 / 品川区 / 財団法人 大田区産業振興協会
■ 参加申し込み 下記より、お願い申し上げます。
   http://www.tokyo.doyu.jp/tokyo-doyu/common/meeting.php?meeting_id=6058
   http://www.tokyo.doyu.jp/tokyo-doyu/flack/6058.pdf
  
   
   
    テクノシティ 城南 コミュニティカレッジ について
 
 
 「テクノシティ 城南 コミュニティカレッジ」は、産学の共同事業 です。
 
 企業の技術開発や技術経営 と 地域の産業、日本のものづくり
 更に、この基盤となる人材育成を結びつける
 地域社会の共同事業を進めることにより
 
 産業と人材育成を基軸に
 
 コミュニティ を コミュニティ として成り立たせる
 相互協力と共働の関係を生み出し、
 地域コミュニティの自主的能力を高め、
 
 大きな転換期にある、
 わが国の社会の将来を切り開いていくパワ-を
 地域社会の中に生み出していくための 試み の 小さな一歩 を 踏みだすものです。
 
 
     日本のものづくりにもとめられるもの!
 
 
 昨年末の第1講では、
 
 山田伸顯氏(大田区産業振興協会専務理事)の問題提起
 「産業のグロ-バル変動と日本のモノづくりイノベ-ション」
 (世界経済のグロ-バル化が従来の産業ビジョンの変更を要求する)にもとづき
 
 企業のメンバ- と 学校で「中小企業家経営塾」を担当する遠山恭司先生
 また、会場の発言を交え、
 
 企業の経営課題の変容や、学生海外派遣など、共同で進めた人材育成事業
 これから地域産業 や 地域社会のビジョンとして問われるもの ……
 について、議論をさせていただきました。
 
 (低炭素社会へのパラダイムチェンジの課題に論及した 第2講 をはさんで)
 
 第3講では、
 
 東京理科大学MOT(技術経営)大学院教授 宮永博史 氏 の 問題提起に基づき
 「日本のものづくりに求められるもの」について、
 改めて、議論を深めます。
 
 宮永博史氏のご出身は、NTT(電気通信研究所)の技術(研究)者
 半導体材料や高速デバイスの研究をされ、MITに留学されるとともに
 
 NTT民営化後、
 
 日本AT&Tベル研究所、日本ル-セントテクノロジ-
 SRIインタ-ナショナル
 (世界で最初にインタ-ネット通信を行ったスタンフォ-ド研究所)
 デトロイトト-マツコンサルティング(統括パ-トナ-)を経て、現職。
 
 日米の半導体、情報通信産業に、
 技術(研究)者、マ-ケティングの担い手、財務コンサルティング
 そして、企業経営者として、かかわり続けてきた方です。
 
 現職では、企業の前線で活躍する社会人(平均年齢が40歳弱)の啓発、教育
 アジア生産機構の日本視察に関与され
 インド現地で、「技術経営」の講義もされています。
 
 パネルディスカッションでは、
 ものづくり企業の経営者2名の他
 
 経済産業省で、
 新政権が昨年末に「骨子」をだした「新成長戦略」を担当する
 松永明氏(経済産業政策局産業構造課長)をお呼びし
 
 企業の技術開発と技術経営の課題、地域産業
 そして、日本のものづくり全体の「技術経営」の課題を結びつけて議論し
 
 私たちが直面するイノベ-ションの課題や道筋について
 現状認識を深めていきたく考えております。
 
 
 
宮永博史氏 (東京理科大学専門職大学院総合科学技術経営専攻 教授)
 
  1956年生まれ。東京大学工学部電気工学科、MIT大学院卒業。
  NTT電気通信研究所、日本AT&Tベル研究所、日本ルーセントテクノロジー、
  SRIインタ-ナショナル、 デトロイトトーマツコンサルティングを経て、
  2004年より現職。
  著書に『理系の企画力』(祥伝社新書)、
  『顧客創造/実践講座』(ファーストプレス)など。
 
 
㈱大橋製作所 大橋正義 氏 
 
  半世紀にわたり、大田区を拠点に製造・製品開発を続ける。
  1999年 卓上型COG実装機が日本経済新聞社の優秀賞を受賞。
  2006年 世界初のフルオ-トFOBラインを開発・納入。
  中小企業家同友会全国協議会 全国政策委員長。
 
 
㈱新興セルビック 竹内宏 氏 
 
  1946年生まれ、14才より父親の金型工場を手伝う。
  1987年 ㈱新興セルビック設立。
  2005年 超小型射出成型機で第1回ものづくり日本大賞経済産業大臣賞受賞。
  技術集団アイデア工房 主宰。 取得した特許は120を超える
 
 
経済産業省 経済産業政策局産業構造課長 松永明 氏 
 
  1961年生まれ。東京大学法学部卒、ハ-バ-ドロ-スク-ル修士。
  1986年通産省入省。
  在ミャンマ-日本大使館一等書記官、中小企業庁政策企画官、
  長崎大学経済学部教授、
  通商政策局情報調査課長、産業政策局調査課長、
  製造産業局自動車課長を経て現職。
  
 
 
 多くの皆様に、ご参加いただきたく、ご案内させていただきます。