都立高専交流委員会ブログ

都立高専と城南地域の中小企業(特に製造業)との交流・連係を図り、相互の利益と地域社会・地域経済の発展を目指します。

ご案内 / 経営研究集会 / コミュニティカレッジ / 大連学生海外派遣 ご報告 など

2012年10月03日 | Weblog
  ☆★☆☆ 大田支部 都立高専交流委員会 よりのご案内 2012. 10. 1 ☆☆★☆
  
 
 平素より、大変、お世話になります。
 
 9月17日~23日の 中小企業家経営塾 大連 学生海外派遣は
 従来と比べても、ハ-ドなスケジュ-ルでした。
 9月中の仕事を済ませ、ようやく、海外の疲れも抜けたようです。
 
 これからの活動を、改めて、組み立てていきますので
 宜しくお願い申し上げます。
 
 
1.10月3日(水)東京経営研究集会 へのご参加を!
  (7分科会/町工場から世界に認められる産業装置メ-カ-へ)
2.11月16日(金)支部例会/コミュニティカレッジ第6回 の 準備
3.10月4日~5日 おおた研究・開発フェア の ご案内
4.本年度の中小企業家経営塾の準備について
5.都立高専交流委員会 運営会議 の 開催について
6.インタ-ンシップの反省会について
7.中小企業家経営塾 大連学生海外派遣 の ご報告
 
 
 
    10月3日(水)13:30~ 東京経営研究集会
 
 7分科会/町工場から世界に認められる産業装置メ-カ-へ
 
 
 直近ではございますが
 10月3日(水)13:30~ 東京経営研究集会
 まだ、参加お申し込みをされていない方は、是非、ご参加を
 
 7分科会/町工場から世界に認められる産業装置メ-カ-へ は、
 
 7月17日(火)の「都立高専/産学交流会」でお話しいただいた
 大橋製作所 大橋正義 氏 と
 嘉悦大学大学院 ビジネス創造研究科長 黒瀬直宏 氏によるセッション
 3時間半にわたり、報告と参加型の議論により
 これからの我が国ものづくりとチャレンジすべき課題を深めます。
 
 会場は、銀座ラフィ-ナ 7階 日光 (直接、左記分科会会場へ)
  http://www.raffinato.jp/access.html
 
 申し込みは、当方 または 直接 事務局 へ、お願い申し上げます。
  http://toshinkyo-doyu.net/20ken/
 
 
 
■ 10月3日(水) 東京経営研究集会 
 
 第7分科会
 南部協議会 町工場から世界に認められる産業装置メーカーへ!
 100年企業の成長の秘密にせまる
 
■ 報告者 大橋正義氏/㈱大橋製作所 代表取締役社長:東京中小企業家同友会大田支部
 
  大橋氏は円高などの高リスク社会とどう向き合うか、そのカギを「情熱と挑戦」とし
  “失敗と試行錯誤を繰り返しながらも、新事業と新製品の開発に挑戦した”と言う。
  大橋製作所の96年の歴史は危機のたびにそれを乗り越え脱皮してきた歴史であり、
  それがいま“町工場(待ち工場)”から
  世界に信頼される精密機器生産装置のメーカーとして実を結びつつある。
  年商30億円、自社製品80%、売上の5~10%を研究開発投資、従業員99名に成長。
  スマートフォンや携帯電話の実装装置を20ヶ国250社に提供している。
  金属加工の技を活用した新製品“数楽アート”も朝日新聞等で取り上げられ注目された。
  事業内容 ① ACF実装装置や光学樹脂貼り合せ装置など精密機器加工装置の開発製造販売
       ② 精密板金・金属部品加工(数楽アート他)  
  設立/1959年8月 資本金/9600万円 社員数/99名
 
■ コーディネーター 黒瀬直宏氏/嘉悦大学大学院 ビジネス創造研究科 研究科長
 
 
 報告者の大橋氏は、
 1984年、東京中小企業家同友会と同友会の都立高専の交流を立ち上げた方
 中小企業家経営塾と海外ビジネスを進める企業のあり方を学ぶ
 学生海外派遣の続きという位置づけで、ご参加いだけばと思います。
  
 
 
          11月16日(金)大田支部例会
 
テクノシティ 城南 コミュニティカレッジ 第6回 の 準備 について
  
 
 11月大田支部例会=
 テクノシティ 城南 コミュニティカレッジ 第6回 の 概要が、ようやく決まりました。
 
 講師(パネラ-)の選定については
 「江戸っ子号1号」プロジェクトを立ち上げた 杉野行雄 氏に
 人選をお願いしたのですが、紆余曲折があり
 
 理化学研究所大森素形材工学研究室 主任研究員 大森整 氏   
 東京東信用金庫 執行役員 で、プロジェクトに参画する 石毛弘之 氏となりました。
 
 杉野氏と「江戸っ子1号」プロジェクト については 下記
  http://edokko1.jp/
  http://www.njh.co.jp/small_company/sc15/
 
 東京東信用金庫 石毛弘之 氏 については、下記 24ペ-ジ より
 『地域でつながる信金と大学と企業』
  http://www.nett.or.jp/nett/pdf/nett59.pdf
  http://blog.livedoor.jp/sumidanotora/archives/2299817.html
 
  
 
 添付文書の「案内文案」(省略)の最後にも書きましたが
 北海道では、同友会の会員 カムイスペ-スワ-ク の 植松氏 が
 宇宙ロケット開発を、次世代人材育成と深く結びつけて、進めています。
 
 来年秋は、
 植松氏をお呼びして、改めて、シンポジウムを行いたいと考えております。
 
 合わせて、地域の産業と産業都市の将来を照らす
 未来社会創造型プロジェクト/これを実現する地域センタ-の糸口を作りたく思います。
 
 先日、これらの点も含め、井上先生と打ち合わせをさせていただきました。
 
 
 添付文書(省略)は、対外の案内の文案ですが、支部例会の案内を別につくりたいと思います。
 
 
 
    10月4日~5日 おおた研究・開発フェア の ご案内
 
 
 10月4日(木)~5日(金)は、
 大田区産業プラザ(PiO)にて、第2回 おおた研究・開発フェア
  http://www.ota-research2012.jp/
 
 10月4日(木)AM10:00より、
 東京大学大学院経済学研究科/東京大学ものづくり研究センター
 藤本隆宏 氏 の セミナ- があります。
 「技術はあるのに儲からないという悪循環からの脱却」
 中小企業は《ものづくりのよい流れを作ること》に時間をもっと割くべき!
  http://www.pio-ota.jp/news/seminar/post_374.html
 
 
 すでに、申し込み締め切りとのことですが、
 直接、会場へ出かけてみてはいかがでしょうか?
 
 
 
    本年度 の 中小企業家経営塾 の 準備 について
 
 
 第11期(2012年度)中小企業家経営塾 日程 が、下記のように決まりました。
 (時間は昨年と同じ、10:25~12:00です。)
 
  第1回 11月 9日(金)
  第2回 12月 7日(金)
  第3回 12月21日(金)
  第4回  1月18日(金)
  第5回  2月 8日(金)
 
 現在、講師の選定を進めております。
 
 第1回11月9日(金)は、
 超精密加工用工具を製作する 日進工具 株式会社 の「企業魂」について、
 お話しいただこうと、現在、お願いをさせていただいているところです。
 
 第2回12月7日(金)には、中国/大連より、
 大連豊安ビジネスコンサルタント有限公司 の 馬艶 さんにおいでいただく予定です。
  http://hooan.cn/
  http://www.chainavi.cn/dalian/blog.html?sid=13093
 
 
 後半(来年)には、
 アマダのインドのテクニカルセンタ-を立ち上げ、軌道に乗せた方に
 お話しいただければと、お願いをさせていただいております。
 
 東京同友会IT部会の推薦企業に1社、お願いさせていただきますので
 詰めの段階に入りつつあります。
 
 これは! と思われる推薦企業(経営者)を、是非、ご提案いただきたく
 お願い申し上げます。
 
 
 
    都立高専交流委員会 運営会議 の 開催について
 
 
 交流委員会 の 運営会議 を、
 10月9日(火)、11日(木)、16日(火)、17日(水)の
 いずれかに、開催いたしたく思います。
 
1.中小企業家経営塾 大連学生海外派遣 の ご報告
2.11月16日(金)支部例会/コミュニティカレッジ第6回 の 準備/運営
3.本年度の中小企業家経営塾の運営について
4.インタ-ンシップの反省会について 
5.都立高専交流委員会の基本的あり方について
  
 皆様のご予定をお知らせいただけば幸いです。
 
 
 
    インタ-ンシップの反省会の開催について
 
 
 従来、他のスケジュ-ルに押されて、あまり開催されていなかった
 企業、学校の先生方、企業で学習した学生による
 「インタ-ンシップの反省会」を、本年は開催する予定です。
 
 アールシーソリューション の 栗山氏よりもご提案があった点ですが
 インタ-ンシップの成果、これからの課題、学生はどのように受け止めているのか 
 あるいは、7月17日(火)の「都立高専/産学交流会」でも提起された
 より広い学習の機会をつくる可能性など、意見交換をしていきたいと思います。
 
 10月27日(土)~30(日)の産技祭(文化祭)の
 どこかに設定できないか? 学校と打ち合わせを進めているところです。
 
 
 
    中小企業家経営塾 大連学生海外派遣 の ご報告
 
 
 領土問題をめぐる反日(抗日)デモが、
 従来にない規模で進められる中(9月17日~23日)
 本年度の 中小企業家経営塾 大連学生海外派遣 が、実施されました。
  http://blog.goo.ne.jp/ota-doyu-kosen/e/9438b982e353f84bd56933073218486e
 
 
反日デモが起きたのは、中国の125の都市だそうです。
 けれども、日中関係では「特別の都市」と言える
大連では、反日デモはありませんでした。
 
 大変な時期の訪問となりましたが、訪問期間中、
 一つの不愉快な思いもなく、市内のすべての皆様に温かく接していただき
 充実した学習の時間を過ごすことができました。
 
 これも、温かくお迎えいただきました皆様
 また、この地域で、相互協力を進めてこられたすべての皆様のご努力の賜と
 皆様に、深く感謝申し上げます。
 
 
 訪問させていただいた4社の企業では
 それぞれの企業が、省力化/省人化、自動化、現地化、高付加価値化を
 早いスピ-ドで進めていたのが、大変、印象的でした。
 
 内部改革のプロセスは、広く、現地スタッフに委ねられており
 学生たちも、大変、濃密な学習の時間をいただきました。
 
 ワ-カ-層のなかにも、一人っ子政策、80後/90後の影響は広くあり
 昔は、必死に働いて、給与の90%を田舎に送金した……
 今は、楽しく働き、親から仕送りを受けているワ-カ-もいる…… 
 おしゃれなメガネとイオヤリングをつけた女工さんを見てお話しすると
 いや、問題なのは、男のワ-カ-が茶髪でくることだ …… とのこと。
 
 世界の生産センタ-を支えた基盤が急速に変容し
 これに、照応し、現地企業の経営改革と現場改革を加速しています。
  
 今回の日中間の軋轢については、
 どの企業も、自信をもって対処しており、
 天安門事件前に進出し、着々と事業を拡大してきた企業の総経理は
 
 「企業人が営々として築いてきたものが、このような形でギクシャクし
  このような形で崩されるとすると残念でならないし、憤りを感じる。
  このような時であるが故に、訪問を中止せず、おいでいただいて嬉しい。
  これからの課題を理解し、両国の若い世代がどのように交流していくべきか?
  考える機会にしていだきたい。」 と、話されるとともに
 
 現地法人の歩みを示すパネルを自らご案内いただきました。
 
 職業技術学校(工業高校)の訪問は、
 満州事変の先端が開かれた9月18日に当たったこともあり中止
 (学生を刺激することを避けたかったと思われます。)
 
 大連市政府(対外貿易合作局)では、むしろ
 中国社会の現状や問題について、大変、率直なお話をお聞きすることができました。
 
 お送りさせていただいた昨年の「中小企業家経営塾報告書」は、
 市政府にインタ-ンシップにきた学生の学習資料になっており
 植松努氏の『NASAより宇宙に近い町工場』も、全文読まれ
 大変、感動したとのこと。
 従来のハングリ-精神が後退するとともに、若者の生き方をめぐり、
 日中間の問題意思が共有される空間が広がっています。
 
 大連外国語学院(日本語学院) は、東北地方唯一の外国語大学、
 1万5千人の学生のうち大学生/院生を合わせて3500人が日本語を学びます。
 その前身は日本語専門学校、特に、日本語学院は入学が難しく優秀な学生が多いとのことです。
 日系企業の各部門の責任者にも 大連外国語学院日本語学院の出身者が活躍していました。
 
 たまたま
 学部長の研究室をご案内いただいた学生は、杏林大学に1年間留学した女子学生です。
 日本の印象をお聞きすると、間髪を入れず
 「日本大好き! 日本人、皆やさしい!」とのこと。
 
 普通の中国の方々が、多く、我が国を訪れるようになればなるほど
 語られるようになるのは、こうしたことではないでしょうか?
 
 我が国にも、一部に、観念としての(排他的な)反中国の方がいらっしゃいますが
 私たちが理解すべきは、等身大の中国の(方々の)多様性であるように思います。
 
 大連訪問の締めは、
 中国ビジネスの経験が長い邦銀の支店長に、
 「中国東北地方/大連の経済発展」について、包括的なご案内をいただくとともに
 社会人として、社会へ出て行く上でのアドバイスをいただくことになりました。
 (学生は、3名とも来年4月就職)
 
 
 5年目となる 大連学生海外派遣 ですが
 本年は、最も活発に現地を動き、
 より充実した学習の機会を持つことができたように思います。
 
 私どもと学校同窓会の寄付により実施させていただいている
 ささやかな試みですが、この5年間の教訓をもとに、
 より広い国境を超えた学習と人材育成の機会をつくっていきたく思います。
 
 領土問題などの軋轢の拡大が、私たちに要求するものは、
 これに過剰反応したり、恐れたりしたりすることではなく
 日中間のコミュニケ-ションと協力、互恵の関係を
 より高いもの、より広いものにしていくことにあるでしょう。
 
  http://diamond.jp/articles/print/25005
 
 私どもも、まったく微力ではございますが
 東アジアの共生 と よりよい日中関係 のために、
 より多くの活動をしてまいりたく考えております。
 
 平素より、私どものささやかな試みに
 多くのご支援をいただいている皆様に、厚く、お礼申し上げます。 
 
 
 
 帰国のご報告に対し
 大連市駐日経済貿易事務所 の 原田裕子 様より、下記のメ-ルをいただきました。
 ご案内させていただきます。
 
 
 田中様
 
 お帰りなさい。
 
 図らずも、この時期の訪問となり、
 大連とはいえ、もしかしたら街中で不愉快な思いをされないかと案じておりました。
 特にこれからの時代を担っていく若者の、
 今後の希望や展望を傷つけたくないと願っておりました。
 
 お疲れのところ、
 早々にこのような心のこもったメールを頂戴し、感謝の気持ちでいっぱいです。
 
 田中さんのご指摘のように
 現在の日中経済関係の発展は、
 間違いなく日中双方でお互いに理解すべく、努力した方々、
 もちろん
 リーダーのみならず、多くの一般の技術者、職員達の汗の結晶であると確信しております。
  
 私もこれから、微力でも、自分に出来ることを、精一杯やっていきたいとおもいます。
 
 ご連絡ありがとうございました。
 

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