大阪城公園の野鳥 元山裕康のこんなん出てます!

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6/17。大阪城 ササゴイのまき餌漁。

2010年06月17日 | Weblog
 梅雨の晴れ間。快晴でうれしいが湿度が高く不快だ。少し歩くだけで汗をかく。
 
 西外堀でササゴイの 「まき餌漁」 を久しぶりに観察する。小さな落葉のようなものを水面に浮かべていた。 出会った鳥友はトンボを使って魚を捕っていたと話す。
 この行動は、1983年に熊本の水前寺公園で初めて観察され話題になったもの。その後は各地での観察の報告がある。

 昨年もこの時期に書いたような気がする。ササゴイが増えるので目に付くのだろう。
 意外に思うだろうが、ササゴイは夏鳥である。オオルリやキビタキと同じ。東南アジアで越冬して、春に繁殖のために日本へ渡ってくる鳥だ。
 
 大阪城公園では、越冬する個体が見られるので留鳥と同じに思える。しかし初夏にはやはり増えてくる。そのため 「まき餌漁」 が目に付くのだろう。
 鳥の少ないこの時期、ササゴイを見つけてしばらく観察しているのは楽しい。

 カメラを持っているなら、くちばしに疑似餌を持っている。水面に浮かべている。寄って来た魚を捕らえる。等の連続した写真は面白いのでは。
 
 毎月第4水曜日に開催の 「大阪城バードウオッチモーニング」 の講師を務めて7年と少し。 今月から新しい講師の方と交代することになった。

 長年続けると何でもそうだがマンネリに陥る。引退の時期を考えていた。
 ちょうど、北海道苫小牧市のウトナイ湖で、1年以上に渡る研修を終えて帰って来られた方がいて、交代をお願いすることとした。

 もともと、教える事を仕事としていた方で、その面ではプロである。その上、ウトナイ湖でバードウオッチングの指導者としての技術や能力を磨かれてきた。
 鬼に金棒である。正直ほっとした気持ち。やれやれ、いい方に継いでもらえてよかった。
 
 振り返ると種々の事があったが、勉強になったと思っている。
 理解していても、説明するとなると、バックブランドにより広い知識が必要だから、もう一度本を開くことになる。 そこで記憶違いや、新しい知識を得るいい機会となった。
 「知っている事と、人に説明できる事は違う」 

 このブログを見ている方の中に、「大阪城バードウオッチモーニング」 に参加いただいたことがある方もいると思う。
 「ありがとうございました」 
 大阪城公園に通う事は変わりません。出会ったら声をかけてください。これからもよろしくお願いいたします。
 
●今日の観察種。
 シジュウカラ、メジロ、ササゴイ、カワウ、アオサギ、ホシハジロ、キンクロハジロ、コゲラ、キジバト、ヒヨドリ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス。

 



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