大阪城公園の野鳥 元山裕康のこんなん出てます!

●●情報も含めた速報です●●( 詳しくはそれぞれご確認を)

今年もツバメがやって来た大阪城公園。 2022.3.15 

2022年03月15日 | Weblog
 毎年夏鳥の1番目はツバメ。今年の大阪城公園も、3/12にツバメが初観察されている。ウグイスの初音とツバメの到着は春を感じる出来事。気温も上がって観察も楽になった。
 人も虫も春になると心が弾む。各地に出掛けたくなる。今はコロナのせいでそうは出来ないのだが、こんな春は最後にしてほしい。
■ツバメの初認日
・ 2017年 3月6日
・ 2018年 3月10日
・ 2019年 3月13日
・ 2020年 2月29日
・ 2021年 3月1日

 卒業、入学、就職など、春は別れと出会いの季節。野鳥も冬鳥や漂鳥と別れ、夏鳥との出合いがある。

 孫娘の大学卒業式が今月下旬にある。大人の女性になったと感慨深い。両親が働いているので子育ては任せきりだった。風呂に入って遊ぶ相手をしたり幼稚園の弁当を作ったりした。ソーセージでカニやタコ作りの腕も上げた。
 園庭でママ友の会話にも入れず出てくるのを待った。小さな手を繋いで送り迎えの毎日。

 小学校の下校時間になると、道の先を見通せるマンションの通路の端に行って、ぞろぞろ帰ってくる子供たちの中に孫の姿を探した。
 中学受験することになり塾通い。帰りの遅くなるのが心配で心配で。孫がテレビを見ている姿は記憶にない。おかげで志望の中学から高校、大学へ進学できた。しかし今ではアホみたいに、朝から晩までスマホ中毒。

 自分の娘の子育てはすべて妻任せだったので思い出は多くない。しかし孫は自分が育てたとの思いが強い。当人はそんな事は忘れたよう。新しい社会人としての人生に思いがいっぱい。私も夏鳥との出合に胸がいっぱいの春。

 先日羽ばたいた時に撮影成功した赤星君 (アカハジロ×ホシハジロ) の写真をパソコンで拡大してみた。翼帯が見事に白い。ホシハジロでは灰色だがこの子はアカハジロやメジロガモと同じで真っ白。

 他の部分もアカハジロ×ホシハジロの特徴が見られるが、この部分ではより顕著に分かる。赤星君は大変マニアックな交雑種と言われているが、この部分ではよく分かって得した気分になる。ただし、この図鑑 (日本のカモ 識別図鑑 誠文堂新光社) が無ければ撮影しようと思わなかったかも。

 出かける時に思った。今朝の目標は、アカハラ、トラツグミ、ハチジョウツグミ、ツバメ。市民の森からアカハラのいるもみじ園へ。大将と出会う。彼は既に一通り回った。
 立ち話で、アカハラ、トラツグミ、ハチジョウツグミ、ツバメすべて観察済みと聞く、ありがたい。記録としてはラッキー!でもうれしいような、ちょっと悲しいような思いが残るのはなぜ。

 その後それぞれの場所に観察に行ったのは当然。いつものコースを回る。トラツグミは数日前にネコに襲われたとの事だが今朝は元気だったと。私は短時間の観察で空振りだった。
 ハチジョウツグミは、鳥友数人がいたが第二寝屋川沿いに降りて今は見られ無いと。でも元気で過ごしていると聞きなにより嬉しい。

 南外堀沿いでカモをカウントしていると近くに居た赤帽さんが、オオタカが居ると指さし教えてくれる。六番やぐらの西側の木にとまっている。オオタカは朝に市民の森で観察と聞いていた。多分同じ個体なのだろう。
 かなり遠いがのんびりとまっているオオタカ成鳥。カラスは気付いていない様子。遠いけどせっかくの機会なのでカメラを向ける。

■カモ移動の真っ最中
・オカヨシガモ 6羽 南外堀、内堀
・ヨシガモ ♂1羽 南外堀。
・ヒドリガモ 132羽 東外堀、南外堀、西外堀、内堀、北外堀
・マガモ 7羽 人工川、内堀
・カルガモ 1羽 内堀
・ハシビロガモ 74羽 北外堀
・コガモ 21羽 南外堀 一気に増加の理由は渡りのコガモが立ち寄ったから
・ホシハジロ 59羽 南外堀、内堀、北外堀
・キンクロハジロ 112羽 すべての堀
・オオバン 41羽

・ツグミ 5羽
・シロハラ 3羽
・ジョウビタキ ♂3♀2 みどりのリズム、南外堀、もみじ園、豊国神社裏ほか
・シジュウカラ 4羽
・アカハラ もみじ園1、豊国神社裏1羽の情報も
・オオタカ 1 市民の森の情報の後、六番やぐら西1羽 成鳥
・ツバメ 3羽 梅林
・イカル 5羽 南外堀
・トラツグミ 1羽 一番やぐら
・ハチジョウツグミ 1羽 桃園
・カワセミ 1羽 南外堀
・アカハラ 1羽 もみじ園
・ハクセキレイ 8羽 
・カイツブリ 1羽 西外堀
・カワウ 13羽 南外堀、西外堀、内堀
・ウグイス 1羽 城南地区 さえずり
・アオサギ 2羽 北外堀
・ゴイサギ 4羽 北外堀
・コサギ 1羽 第二寝屋川

 梅林のコンビニは閉店していた。おでんで一杯の楽しみがなくなった。梅見客も少なく大幅な赤字だったろうと思う。
 この時期だけの店舗でなく、前にも書いたが、そば「砂場」の通年開店を検討してほしい。

■■オオバン(①2009.10.29 ②10.31 北外堀)
 三度目の出合いは北外堀だった。北外堀の天端からカモのカウント中に発見。実は少し前に内堀でバンを見つけたばかりだった。バンが来たと喜んでいると今度はオオバン。
 初日は1羽の確認だったが翌日は2羽。しかも北外堀の外側からかなり近い。その辺りまで進んで行って、堀際の垣根の間からそっと顔を出しすばやく数枚撮影する。私に気付いたオオバン2羽は、ゆっくり堀の中央へ向かって離れていく。あわてて逃げるような行動でなく2羽で戯れるようにしながら。
 2羽が前後に交錯して動く。2羽の額板とくちばしの白が見える時にシャッターを押した。心臓がドキドキ。よしよしと高揚してくる。うれしいねー。わずかオオバン2羽でこのうれしさ。
 2枚目は北外堀の天端からすぐ下でカモたちと一緒に水中に頭を沈めて採餌中。そっとのぞくと食事に一生懸命で気づいていない。
 見つからないようにカメラを向けたが、やはり分かってしまった様子。それでも落ち着いて採餌していたので、十数枚撮影させてもらう。陰になるのでデジタルにとっては好条件。先日撮影できているので、余裕を持って見ていられる。
 オオバンは、琵琶湖で千羽を超す群れを、何度か見た事がある。しかし自分のフィールドで出合うと何とも言えない幸福感に包まれる。
 犬の散歩で通りかかった人など誰彼なしに教えたい気分。こんな時は、大阪城公園をテーマに続けてきたことに、誇りと喜びを感じる。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« アカハラ、トラツグミ、ハチ... | トップ | さえずりの春 2022.3.17 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Weblog」カテゴリの最新記事