大阪城公園の野鳥 元山裕康のこんなん出てます!

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7/17 コサメビタキ、センダイムシクイが営巣するかも。

2017年07月17日 | Weblog
 猛暑の毎日。
 7月は大阪城公園で鳥の最も少ない月。8月になれば後半は、少ないながらも夏鳥が通過する。
 この事は、今は普通に知られている。しかし、20~30年前はそうでなかった。

 真夏の8月に、大阪城公園で鳥を観察しようとする奴はアホか変人だ。9月になって秋の渡りが始まってから観察するものだった。

 そんな意識が当然のころ、私は大阪城公園へ通っていた。
 そして、大阪城公園では、お盆のあたりからセンダイムシクイやコルリなどが通過している事が分かった。
 これは 「大阪城公園鳥だより」 でも発表した。

 多少自慢も入っているが、当時、汗をたらしながら真夏の大阪城公園を一人回った思いも強い。
 それから数十年、今やショートカットして回り、頭はビールでいっぱい。真夏はろくな観察もしていない。
 
 しかし、こんな時期に、朝から晩まで大阪城公園で過ごす男が現れた 「大将」

 この暑い時に・・・と言うと彼は、部屋の温度は〇〇。いかにも大阪城公園の方が涼しいと言いたげ。
 
 エアコンのない部屋で暮らしているのか、あるいはクーラーが嫌いなタイプなのか。

 ともかく、彼の観察のお陰で、7月でも夏鳥が観察されることが分かった。

 これは大きな成果だ。今後に繋がる重要な記録。

 先日、彼から送られてきた飛騨の森でのコサメビタキの写真。
 詳細は分からないが、春に大阪城公園を通過して行く 「ダンディ」 なコサメビタキの姿ではない。

 秋の換羽でボロボロ気味なのか、幼鳥ですっきりしないのか、はっきり分からない。

 7月に大阪城公園見られる、センダイムシクイやコサメビタキなどは、早く渡りを始めた成鳥なのか、その年の幼鳥なのか。興味が次々と起こる。

 ひょとしたら、将来、大阪城公園でセンダイムシクイやコサメビタキが繁殖ということが起こるかも知れない。

 先月、岡山の鳥友から、後楽園でキビタキの繁殖を見つけたと連絡をもらった。

 後楽園と言えば、金沢の兼六園、水戸の偕楽園とともに、日本三名園として知られる。平地にある公園と変わらない。

 そこでキビタキが営巣。何故か♀が見当たらず、♂がヒナに一生懸命に餌を与えていると、写真も送られてきた。

 大阪城公園でも将来、キビタキやコサメビタキ、センダイムシクイが営巣することを夢に見る。
 ここで繁殖の障害は、ヒト、カラス、ネコである。 私が元気なうちに、夢が現実になれば・・・。

 野鳥は、これまでの常識を無条件に信じてはいけない。

 基本はフィールドワーク! 机上で理論を述べるだけの学者は好きではない。
 野鳥は野に出で観察から始まる。

 なんて言いながら、エアコンの効いた部屋で左手にビール。

 キジバト、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ、シジュウカラ、メジロ、カワラヒワ、エナガ、カワウ、カルガモ。

 先日、移転してオープンの 「キヤノンプラザ大阪」 へ行ってきた。場所は、中之島フェスティバルタワー・ウエスト1階。

 梅田から歩いて行ける。展示のレンズなど自由に使わせてくれるのでなかなか面白い。
 「200ミリF2」 という、とんでもないレンズを自分のカメラにつけて撮影してみた。これを購入するひとは・・・など想像しながら。

 購入予定のレンズやカメラを試すことができる。修理・点検なども、今後はここにお世話になる。
 ちょと時間つぶしに面白い場所だ。
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