大阪城公園の野鳥 元山裕康のこんなん出てます!

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こんな時期に ポツンと ムシクイ! 2019.7.10

2019年07月10日 | Weblog
 大阪城公園に着いたらとりあえず音楽堂西側上を目指す。途中も多少目をやって観察しながら歩いているが、正直言って軽く流す程度。

 渡りの時期は、興味いっぱいになってじっくり探している。鳥に対する姿勢に波がある。
 しかし、こんな時期に、渡りの時期と同じように力を入れていたら30年間続けられない。

 例えば徹底的にやって10年で記録を止めてしまうのか?、だらだら30年間記録を続けるのか? どちらが将来にわたって、大阪城公園の野鳥の歴史を記録できるか。貴重な資料となるか。

 前回のブログ訂正。

 育雛日数 (ヒナが孵化してから親と離れるまでの日数) について、キビタキは分からないが他の鳥などから推定して30~40日間とした。
 
 そしてキビタキを推定したが、ヒナの孵化日と巣立ち日を間違った。
 で、やり直しすると、推定孵化日が6月6日なので、育雛終了は7月5日~15日になる。

 これは驚き! もう既に親離れ、子離れの時期に入っている。いつ見られなくなっても不思議ではない時期。

 最長の40日間としても残り5日間。せいぜい今週末の連休あたりまでで親離れ、子離れの時かも。

 今日は、ますます観察し辛くなって、ピースおおさか東で蚊に刺されて頑張った。♂の日光浴が観察できた。
 H本氏が早朝5時頃から観察をしている結果、♂♀幼鳥とも、音楽堂西側上や沖縄復帰の森での行動が確認されている。

 数人で林の中に座り込んで、やって来るのをひたすら待つ。無数の蚊がまとわりついて我慢ができない。ミントのスプレーをかけまくる。もういや!の気分。
 途中、ひょうひょうY氏や、マダムTさんもやってくる。

 H本氏は、腕や首筋に無数の蚊の跡をつけて、始終掻きながら頑張っている。
 ちょっと前に大将とメールした時、大将は仕事が忙しくて登城できないがH本氏がいればキビタキの動向は分かると。

 確かに彼がいないと観察は難しくなってきた。その彼もセミが鳴き出したので幼鳥の声が聞こえにくいと・・・。これからどうなるだろう。

 H本氏が音楽堂西側上階段付近でムシクイを観察撮影。こんな時期に珍しい。モニターを見せてもらったが、識別できない。エゾムシクイではと思うが断定にはいたらない。

 過去の記録をひらいてみると。7月の上旬に記録があるのはエゾムシクイのみ。(2007.7.8 音楽堂西側上) 中旬になるとセンダイムシクイが見られる。


◆◆ハシボソガラス (2008.6.4 城南地区)
 東京ではほとんどすべてハシブトガラスである。大阪城公園では、もともとハシボソガラスの方が多かったのが、2002年~2003年ごろから逆転しハシブトガラスの方が多くなった。
 最近では6割から7割はハシブトガラスのようである。そのうち機会があれば、再び全数の一斉調査をやりやいが、多くの方に調査協力を求めなければならないのが億劫になって動きだせない。
 学校とか何らかの団体で、10~20人程度のまとまった人数が協力してもらえるなら、計画から準備までやるつもりはあるが。
 ひょっとしたら10年後はハシボソガラスが見られなくなっているかも知れない。珍鳥になっているかも知れない。冗談でなく。定期的なカウントや撮影をしておく必要があるだろう。
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