紺碧の空に飛行機雲が一筋。東の方に向かっている。帽子も脱いで見上げる。
ウグイスのさえずり。シジュウカラも各所で鳴きやまない。春、春、春。
この冬は大阪城公園で越冬して楽しませてくれる鳥が少なかった。例えばキマユムシクイ、キクイタダキ、ニシオジロビタキ、ルリビタキ、マヒワなどなどだめだった。そしてトラツグミも。
しかし越冬しなかったが、今朝は山へ帰る途中のトラツグミが公園事務所前の林に立ち寄ってくれた。
これからは、夏鳥が到着するまでの間に、種々の冬鳥たちが通過するので気を付けて観察する必要がある。
・トラツグミ1羽 公園事務所前。
・ツグミ3羽 太陽の広場東の森、城南地区、一番やぐら。
・シロハラ5羽 太陽の広場東の森。豊国神社裏、飛騨の森ほか。
・カワラヒワ3羽 太陽の広場東の森、沖縄復帰の森。
・ジョウビタキ♂3♀1 一番やぐら、梅林、愛の森、北外堀沿い。
・コゲラ1羽 修道館裏。
・シメ1羽 市民の森。
・アトリ16羽 市民の森。
・モズ2羽 太陽の広場東の森、沖縄復帰の森。
・アオジ6羽 音楽堂西側上、梅林南側上桜広場、豊国神社裏。
・ウグイスさえずり3羽 音楽堂西側上、沖縄復帰の森、飛騨の森。
・エナガ4羽 音楽堂西側上、飛騨の森ほか。
音楽堂西側上の小径でエナガにカメラを向ける少年に気付いた。この鳥は何か分かる?と声をかけると
「シマエナガ」
当たらずとも遠からじ。予想外の答えで驚く。シマエナガはと説明していると、お母さんが来て少し立ち話。
彼は8歳とのこと、ハワイ在住で鳥が大好きらしい。日本の鳥が見たいと言うので連れてきたらしい。
こんな若い子から 「シマエナガ」 との言葉が出てくるのに驚き。きっと日本の鳥を勉強してきたのだろう。聡明そうな少年であった。
ウグイスが見たいと、沖縄復帰の森で鳴き声を頼りに懸命に探していた。TVゲームばかりに興じている子たちに比べ何と素敵な少年だろう。
・オカヨシガモ1羽 東外堀。内堀の西の丸庭園側の小島部にはボートで人が2人上陸。もちろん鳥は1羽もいなくなっている。ヨシガモを期待していたのだが。
・ヒドリガモ12羽 東外堀、北外堀。
・ホシハジロ72羽 内堀、北外堀。
・キンクロハジロ205羽 東外堀、南外堀、内堀、北外堀。
・コガモ13羽 南外堀、内堀。
・カルガモ3羽 人工川、内堀。
・マガモ3羽 人工川、内堀。
・ハシビロガモ21羽 内堀、北外堀。
・ハクセキレイ6羽 各所。
・オオバン33羽 東外堀、南外堀、西外堀、内堀、北外堀、第二寝屋川。
・カワウ88羽 第二寝屋川に78羽 多い。
・カイツブリ1羽 西外堀。
・ゴイサギ3羽 北外堀。
・コサギ1羽 第二寝屋川。
●今日の観察種。
ハクセキレイ、ツグミ、シロハラ、カワラヒワ、シジュウカラ、オオバン、オカヨシガモ、ヒドリガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、シメ、アトリ、モズ、エナガ、アオジ、ウグイス、コガモ、カワウ、トラツグミ、カルガモ、マガモ、カイツブリ、コゲラ、ジョウビタキ、ハシビロガモ、ゴイサギ、コサギ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。
◆◆カワセミ (1997.3.15 北外堀)
朝から2羽のカワセミが飛騨の森の樹冠部を「チィーチィー」と鋭く鳴きながら追いかけ合うように飛びまわる。時には高い木の突き出た先にとまる。
カワセミが高木の上を飛びまわることは少ない。つがい形成の行動であろうか。やがて高いところから聞こえていた声が北外堀の中から聞こえるようになった。
石垣が組み合った凹んだ隅に長い間上から落ちてきた土砂が積もり高く盛り上がる。
飛び回っていたカワセミが体当たりを始めた。しかしせいぜい30センチも掘れば石垣に突き当たってしまう場所だ。営巣できるだけの穴はできるのか。懸命に体当たりし、少しずつ掘り進み体が見えなくなるほど深くなった。
翌週には巣穴のそばに1羽がとまっている。1羽が中で抱卵の様子。結果3月9日が初認で23日が終認となった。抱卵日数としては不足ないが育雛の日数が足りないのでは。悲しいことだが何らかの理由で放棄した可能性もある。
場所さえあれば大阪城公園で必ずカワセミが繁殖すると断言できる。将来的には、積極的に鳥たちの営巣場所を造ることになるだろう。愚かな人間たちは致命的な影響が出始めるまで行動しない。間に合わないことも知ろうしないで。
ウグイスのさえずり。シジュウカラも各所で鳴きやまない。春、春、春。
この冬は大阪城公園で越冬して楽しませてくれる鳥が少なかった。例えばキマユムシクイ、キクイタダキ、ニシオジロビタキ、ルリビタキ、マヒワなどなどだめだった。そしてトラツグミも。
しかし越冬しなかったが、今朝は山へ帰る途中のトラツグミが公園事務所前の林に立ち寄ってくれた。
これからは、夏鳥が到着するまでの間に、種々の冬鳥たちが通過するので気を付けて観察する必要がある。
・トラツグミ1羽 公園事務所前。
・ツグミ3羽 太陽の広場東の森、城南地区、一番やぐら。
・シロハラ5羽 太陽の広場東の森。豊国神社裏、飛騨の森ほか。
・カワラヒワ3羽 太陽の広場東の森、沖縄復帰の森。
・ジョウビタキ♂3♀1 一番やぐら、梅林、愛の森、北外堀沿い。
・コゲラ1羽 修道館裏。
・シメ1羽 市民の森。
・アトリ16羽 市民の森。
・モズ2羽 太陽の広場東の森、沖縄復帰の森。
・アオジ6羽 音楽堂西側上、梅林南側上桜広場、豊国神社裏。
・ウグイスさえずり3羽 音楽堂西側上、沖縄復帰の森、飛騨の森。
・エナガ4羽 音楽堂西側上、飛騨の森ほか。
音楽堂西側上の小径でエナガにカメラを向ける少年に気付いた。この鳥は何か分かる?と声をかけると
「シマエナガ」
当たらずとも遠からじ。予想外の答えで驚く。シマエナガはと説明していると、お母さんが来て少し立ち話。
彼は8歳とのこと、ハワイ在住で鳥が大好きらしい。日本の鳥が見たいと言うので連れてきたらしい。
こんな若い子から 「シマエナガ」 との言葉が出てくるのに驚き。きっと日本の鳥を勉強してきたのだろう。聡明そうな少年であった。
ウグイスが見たいと、沖縄復帰の森で鳴き声を頼りに懸命に探していた。TVゲームばかりに興じている子たちに比べ何と素敵な少年だろう。
・オカヨシガモ1羽 東外堀。内堀の西の丸庭園側の小島部にはボートで人が2人上陸。もちろん鳥は1羽もいなくなっている。ヨシガモを期待していたのだが。
・ヒドリガモ12羽 東外堀、北外堀。
・ホシハジロ72羽 内堀、北外堀。
・キンクロハジロ205羽 東外堀、南外堀、内堀、北外堀。
・コガモ13羽 南外堀、内堀。
・カルガモ3羽 人工川、内堀。
・マガモ3羽 人工川、内堀。
・ハシビロガモ21羽 内堀、北外堀。
・ハクセキレイ6羽 各所。
・オオバン33羽 東外堀、南外堀、西外堀、内堀、北外堀、第二寝屋川。
・カワウ88羽 第二寝屋川に78羽 多い。
・カイツブリ1羽 西外堀。
・ゴイサギ3羽 北外堀。
・コサギ1羽 第二寝屋川。
●今日の観察種。
ハクセキレイ、ツグミ、シロハラ、カワラヒワ、シジュウカラ、オオバン、オカヨシガモ、ヒドリガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、シメ、アトリ、モズ、エナガ、アオジ、ウグイス、コガモ、カワウ、トラツグミ、カルガモ、マガモ、カイツブリ、コゲラ、ジョウビタキ、ハシビロガモ、ゴイサギ、コサギ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。
◆◆カワセミ (1997.3.15 北外堀)
朝から2羽のカワセミが飛騨の森の樹冠部を「チィーチィー」と鋭く鳴きながら追いかけ合うように飛びまわる。時には高い木の突き出た先にとまる。
カワセミが高木の上を飛びまわることは少ない。つがい形成の行動であろうか。やがて高いところから聞こえていた声が北外堀の中から聞こえるようになった。
石垣が組み合った凹んだ隅に長い間上から落ちてきた土砂が積もり高く盛り上がる。
飛び回っていたカワセミが体当たりを始めた。しかしせいぜい30センチも掘れば石垣に突き当たってしまう場所だ。営巣できるだけの穴はできるのか。懸命に体当たりし、少しずつ掘り進み体が見えなくなるほど深くなった。
翌週には巣穴のそばに1羽がとまっている。1羽が中で抱卵の様子。結果3月9日が初認で23日が終認となった。抱卵日数としては不足ないが育雛の日数が足りないのでは。悲しいことだが何らかの理由で放棄した可能性もある。
場所さえあれば大阪城公園で必ずカワセミが繁殖すると断言できる。将来的には、積極的に鳥たちの営巣場所を造ることになるだろう。愚かな人間たちは致命的な影響が出始めるまで行動しない。間に合わないことも知ろうしないで。