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喫茶店に行こう 18杯目 |
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毎度おなじみ。 おかか先生とおむさんの、喫茶店である。 |
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喫茶店ではあるが、猫は飲み物を作ることができない。 そこで、既成のペットボトル飲料などを仕入れて、客に供している。 |
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問題は ―― 仕入れのコストが、高くつくことである。 |
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「う~む。何とか安く仕入れる工夫はないものか……」 |
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そこへやってきた、この男。 「だんな。仕入れはあっしにお任せください」 |
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「ん? あんた卸売りの業者かい?」 |
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「へい。バッタもん専門ですわ」 |
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「バッタもん? というと……非正規ルートの商品のことだな?」 |
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「お安くしまっせ!」 |
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「ふむ。商品のサンプルを見せてくれ」 |
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「へい。これです」 |
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「……ん?」 |
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「これですがな!」 |
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「わーっ! ほんとのバッタはいらん!」 |