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名探偵ホおむズ 事件簿036 |
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この日、事件が起こった。 |
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ワトソンが大切に育てていた植木が、引き抜かれ、捨てられていたのだ。
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どうやら、ワトソンに対する嫌がらせらしい。 |
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名探偵ホおむズは、さっそく捜査を開始した。 |
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捜査の結果、犯人が判明した。 ロンドン暗黒街の帝王、モリアーティ教授である。 |
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「おいっ、モリアーティ! あれをやったのはお前だな?」 「ふふふ。よくぞ見抜いた。流石だな、ホおむズ」 |
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「や、やっぱり貴様が犯人かーーーっ!」 |
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「おっ? ワトソン博士の登場か。ふふふふ」 |
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「許せんっ! 逮捕するっ!」 |
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「ふっふっふ。私を逮捕できるかな……?」 |
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「お、おい、ワトソン。危ないぞ。気をつけろよ」 |
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「今すぐ捕まえてやるわーーーっ!」 |
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バッ ワトソンは、モリアーティに飛びかかった。 |
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だが ―― モリアーティは、素早く身をかわした。 さっ |
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ドサーッ |
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「あいたたた!」 |
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「おいっ、大丈夫か、ワトソン!?」 |
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「う、うう……」 |
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「ふっふっふ。腕が落ちたな、ワトソン博士」 |
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「や、やかましいっ! 腕は落ちてない!」 |
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「私が落ちたんだ!」 |
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「……確かに」 |
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