早くも静電気が

2011年08月29日 16時41分42秒 | B地点 おかか

 

 

酷暑の夏も、終わろうとしている。
この日は、空気がカラッと乾いて、涼しく、過ごしやすい日であった。
だが ―― 湿度が低くなってくると、猫にとっては、静電気が問題になる。
冬場など、化繊の服を着て猫を抱いたりすると、強い静電気が起きて、猫も人も、共に痛い思いをすることがある。
この日は、湿度がとても低かった。

しかもおむさんは、ナイロンのリュックに乗っていた。

そのため、恐ろしい静電気が生じてしまったのである ―― 。
特に尻尾が、強く帯電してしまった。
おかか先生の尻尾が、くっ付いてしまう程であった。
節電が叫ばれる昨今、この強力な静電気を、何とか利用できないか?
―― と、おかか先生は考えた。
「おい! この静電気で、ひと儲けできそうだな!」
「う~ん。それは難しいでしょう……」
「だが、もったいないじゃないか」

「あっ!? 触っちゃだめです!」
おかか先生の鼻が触れた瞬間、凄まじい放電が!

バチバチバチッ

「うわっ!?」
「うわああーーーっ!?」
「う、うう……」
ガクッ
し~ん
「う、うう……」
ガクッ
ぴくぴく
ガクッ
し~ん