あくびでつづる白鳥の湖

2011年08月09日 17時13分52秒 | B地点 おむ

 

 

昔々 ―― 強く美しい王子様がお城に住んでおりました。

その名は、ジークフリート
ある日、ジークフリート王子が、湖のほとりに行くと、

(←特別出演、亀)
一羽の美しい白鳥がおりました。
白鳥は実は、オデットというお姫様でした。

悪魔の呪いによって、姿を変えられていたのです。
でも、王子の愛があれば、呪いは解けるのです。

「オデットよ、明日、お城においで。お前に永遠の愛を誓おう」
ところがお城にやって来たのは、悪魔の娘、オディールでした。
オディールは魔力によって、王子の心を惹き付けてしまいました。
王子はふらふらと、オディールに愛を誓ってしまいました。
陰で見ていたオデットは、びっくり仰天。
「ひ、ひどいわーーーーっ!」
オデットは、悄然として湖へと戻り、
「悲しみの舞い」を舞うのでした ―― 。
一方、お城では ―― オディールが正体を現しました。

「は~っはっは~! だまされたわね、ジークフリート王子!」
「しまったあああ!」
王子は再び、湖へと向かいます。

「許してくれ、オデット!」
「俺は、悪魔にたぶらかされていたんだーっ」

誤解が解けたので、二人はいつまでも幸せに暮しましたとさ。

 ―― 幕 ――