食中毒にご注意

2011年08月04日 17時41分33秒 | B地点 おかか

 

 

喫茶店に行こう 10杯目

 
おかか先生が、マスター。
おむさんが、ウエイター。
そんな二人の喫茶店。
今日もお客がやってきた。
「いらっしゃいませ。ご注文は?」
「エスプレッソ」
「お待たせしました。さ、どうぞ」
「あっ、マスター! それはダメです!」
「ん?」
「それは昨日のコーヒーの残りですよ!」
「えっ? もう飲んじゃったよ」
「しまったーーー!」
「うううっ! 古いコーヒーなどお出しして、申し訳ありません」

「な、なにも泣かなくても」
「お客様、どうかお許し下さい! ううううっ」

「気にしないでよ、マスター。おいしかったよ」
「……いや~、今日は失敗だった」
「昨日のコーヒーを出すなんて、店のプライドにかかわるからな」
「だが、待てよ……。おいしかった、って言ってたな……」
「もしかして、時間が経つと、かえっておいしくなるんだろうか」
「一週間前のコーヒー、ちょっと飲んでみるか……」

「えっ!? やめて下さい! きっと腐ってますよ!」

「いやいや! 熟成が進んで、おいしくなってるかもしれん!」
マスターは、一週間前のコーヒーを飲んでみた。

ごっくん
「ぐえーーーーーーっ」
がくっ
「だから言ったのに……」