きっとここにある

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

残雪のある風景

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

冷たいなあ

 

 

	おなじみ、おむさんとおかか先生である。
	「……まだまだ寒いですねえ、先生」
	「うむ。寒いなあ」
	「……だがな、寒さに対して消極的ではいかん」
	「寒さに対して、積極的に立ち向うのだ！　いや！　むしろ、寒さを楽しむのだ！」
	「というわけで、どうだ？　がまん大会をやらんか？」
	「がまん大会……？」
	「うむ。寒さをエンジョイしよう！」
	「ほら、ここに、解け残りの雪があるだろ？」
	「見ての通り、ガチガチに凍っているが」
	「敢えて、この上に寝ようではないか！」
	ごろん
	「うはー！　冷たいなあ！」
	「だ、だが楽しいぞ！　さあ一緒にやろう！」
	「お断りします」 ←冷淡
	「……」
	「つ、冷たいなあ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あのサイボーグ戦士の自滅

 

 

オムイ外伝シリーズ　第二部（超時空篇）　第10話

	「ふッふッふ……」
	「死んで貰うぞ、オムイ！」
	「むッ！？　刺客か！？」
	「いかにも！　貴様を倒すため、はるばるタイムトラベルして来たのだ！」
	「名を……名を名乗れッ」
	「サイボーグ戦士、島村ジョー！」 ※島村ジョーは最近ちょっと太ったようです
	「見ろ！　深紅のコンバット・スーツ！」
	「風になびく、黄色いスカーフ！」
	「そ、そのスタイル……まさしく、サイボーグ００９！」
	「その通りッ！」 バタバタバタッ （←スカーフが風になびく音）
	「ゆくぞ、オムイ！」
	「ううッ……これは強敵だ……」
	「……う、うぐぐッ！？」
	「……どうした？」
	「しまった……スカーフを強く締め過ぎた……」
	「く、くく、苦しい……」
	ガクッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パンチを喰らった瞬間（嘘）

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

猟奇的な彼氏

 

 

オムイ外伝シリーズ　第五部（人情濃厚篇）　第29話

	抜け忍オムイと、追忍との、死闘である。
	身を翻す追忍。
	それを追う、オムイ。
	追忍は、地上へ飛び降りた。
	ザザザッ
	だがオムイは、執拗に追い詰める。
	すたっ
	「追忍め！　覚悟せい！」 「しまッた！」
	ドカッ
	「ぐはあーーーーッ」
	「ぬ、ぬかった……また俺の負けだ……」
	「ふッ。オムイよ、先にあの世で待ってるぜ……」 「おッと。貴様をカッコ良く死なせるわけにはいかん」
	「……な、何だと？　どうするつもりだ！？」
	「貴様の首を切り取って……さらし首にしてやる！」
	「さ、さらし首！？　やめてくれえ～ッ」
	「は～ッはッは～！　泣け！　わめけ！」
	「うう……無念だ……」 ガクッ
	オムイの猟奇的な趣味によって、追忍の首は、さらし首にされた。
	余りにも残酷である……。
	「うわあああッ！？」
	「……おかか先生、どうしました？」
	「ゆ……夢だったのか……」
	「いや～、怖い夢を見ちゃったよ」 「どんな夢だったんですか……？」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

きりっ