薄暮の語らい

2008年12月03日 16時56分00秒 | B地点 おかか

 

薄暮のおかか先生。
瞳が円くなってきている。
この眼の奥で、何を思っているのだろう。

おむさん。
何かを待っている。
何を待っているのだろう。

枯葉を踏む、おかか先生。

(ストロボ使用)

よっちゃんとおむさん。話している。
一体、何を語らっているのだろう。

(ストロボ使用)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


夕日の色の猫

2008年12月03日 15時14分00秒 | G地点 その他

 

キャットである。
去勢された雄である。
ご覧の通り、長毛種である。
細く柔らかい毛の手触りは、いわゆる日本猫のそれとは明らかに異なる。
人慣れしている。
捨てられたのか、迷ったのか。
とりあえず、今ここで、すこやかに過ごしている。
この先どうなるかは、勿論、わからないけれど……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


お年玉にも早すぎて

2008年12月03日 14時54分00秒 | G地点 ミーコ

 

キザでナルシスト、しかも図々しいこの男。その名も「キャット」。どうやらミーコさんに気があるらしい。

「なあ、ミーコ」
「……何なのよ、その気取ったポーズは? て言うか、なれなれしく呼び捨てにしないで頂戴」
「クリスマスには、プレゼントをくれるんだろうね」
ブチッ

「え~え~、くれてやるわよ! クリスマスと言わず、今すぐにね!」
「これでも喰らえ!」

ぶわっ

ブチ切れたミーコさんは、元気玉を投げつけた。
しかし、この男の鉄面皮を突き破ることはできなかった。

アグアグ ごっくん
ぺろり

「ありがとう。まあまあの味だったよ」
「……」

げんなり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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愛、変わらず

2008年12月03日 14時48分00秒 | G地点 ミーコ

 

ミーコさんである。
相変わらずだ。
「相変わらず」が、一番いいのだろう。
一週間ほど「失踪」した時は、正直なところ、私も諦めかけたが、
こうして戻ってきて、また以前と同じように暮らしている。
新参の猫とも、うまくやっているようだ。
相変わらず綺麗で、相変わらず強くて、
相変わらず元気だ。

そう、「相変わらず」が、一番いい。
何か「変わったこと」が起こる度に、そう痛感するのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


なんとかは風邪を引かない

2008年12月03日 14時35分00秒 | G地点 ミーコ

 

「ミーコさん、君に頼みがあるんだ」

「えーと、あなたキャットさんでしたっけ? ご用は何かしら?」
「僕、風邪を引いてしまってね。苦しくて堪らない」

「あら、それは大変ね」
「だから泣かせてくれ、君の胸で」

ズコッ
「ちょ、ちょっとあんた、なに言ってるの?」
「いいんだよ、そんなに恥ずかしがらなくても」

ピクピク
「ふっ。ミーコさんはシャイなんだね」

「あ、あのねぇ」
「大体、あんたが風邪を引く筈ないわよ」
「ふふ。僕ってそんなに強そうに見える?」

「だめだこりゃ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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