土佐っぽ

四国は土佐国のもんが、日々の中で思いゆう事や、得手勝手な考えを書きよります。どうぞよろしく。

自分の「差別性」を見直す大切さ。

2012年09月06日 20時39分24秒 | Weblog
芸人母の生活保護報道「倫理違反」 専門家らBPOに(朝日新聞) - goo ニュース


河本生活保護報道をBPOに審議要請
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=2144451&media_id=8

バブルやその他の好景気の時には、

多くの人が、「ホドコシ」を、悪意では見ない。
社会的弱者に「ホドコス」のを、ある種の上位者としての
当然の物だとする、感覚があったりする。

しかし、
景気が悪化し、
上位や中流という意識の中にいた人たちが、
所得減になると、

それまで、まったく意識に無かった。
又は、
それまで、ほとんど意識しなかったこと。

公務員の給与や、待遇、などなど。
社会的弱者の人たち。

そういう人たちの、日々のあれこれが、非常に気になり、

公務員には、楽して儲けて、民間より高所得。
年金その他は優遇されなどなど、いろいろなパッシングを始める。
それは、メディアも、まったく同じ論調で、
まるで、公務員が社会に巣くうノミやダニのごとく言い出す。
そして、
民間の低いレベルまで、落とせと。

そういう、意識や思い、気持ちを、
極めて有効活用し、自らの地位を確立したのが、
大阪の、前知事で現市長だろう。

もちろん、官僚たちの雇用条件は非常に優遇されているが、
彼らは、公務員の中でも特別以上の特別な連中。

そして、
ホームレスや、障がいのある人たち、さらには、失業者など。
そういう人たちにはは、
「働かざる者喰うべからず」などと豪語しだす。
そして、
生活に困窮する人たちへの扶助は、

自分たちの生活が苦しい中から、
血税で養ってやっているんだと、、
そういう意識で見下げだし、

自分たちの最低賃金より扶助額が多いと、
「なんと言う事だ。許せない。」と、怒りを爆発させる。
そして、
扶助額を減らせ。。。。。と。

メディアも、一斉にその方向に走りだす。

多くのワイドショー形式の番組で、

企業による、儲けの再分配。
税金の再分配。
経済活動における、再分配。

そう、「富の再分配」という社会保障の基本理念と、
だれもが幸福に生活できる。
『基本的人権』の最大尊重を、
評論する、コメンテーターは、ほとんど存在しない。

結局は、

「下見て暮らせ。」

という、低所得に全ての労働者が、足並みをそろえるような、
そんな、非常に危険極まりない方向に、一生懸命走ろうとする。

公務員の給与が、高い。うらやましい。
それなら、
全ての民間企業の労働者が、
公務員を超える給与を請求すればいい。

このニッポンほど、
労働環境が劣悪で、
労働者の権利が踏みにじられている、
先進国という国は、存在しない。

この国の大企業が、本当に、利益が激減しているのか、
そんなはずはない。
数字のマジックの中で、
企業と政府が、必死カッパで「ウソ」を塗り固めている。
まるで、
「電力の不足」のように。

社会的弱者を攻撃する。
公務員を攻撃する。

そんな力があるのなら、

最も強大な権力。

政府、官僚、企業。

ここを攻撃する方が、
はるかに、、はるかに、、
自分たちの暮らしの向上になるし、
なによりも、

だれもが、幸福に暮らせる権利の最大の守備になる。