福島瑞穂氏「ミュンヘンの大学生がヒトラーを批判するビラを配っただけで、国家反逆罪で斬首刑になりました。そんなばかなと思われるかもしれないが、公益によって基本的人権が制限できるとなれば、いかなる言動も制限できるのです」は、第二次大戦中のドイツにおいて行われた非暴力主義の反ナチ運動。
ミュンヘンの大学生であったメンバーは1942年から1943年にかけて6種類のビラを作成した。その後グループはゲシュタポにより逮捕され、首謀者とされるハンス・ショルほか5名がギロチンで処刑された
安倍自民党政権が求める独裁主義は、結局は、このナチズムに非常に似通ている。ロシアのプーチンと仲が良いのも、その辺のメンタリティがあるからだろう。ニホンのメディアはすでに骨抜きにされているが、新聞その他も似たり寄ったり。学校などの教育現場では言論封殺は当然になりつつある。
私たちは、知らない、意識しないうちに社会が変化し、結局は警察権力などによってがんじがらめにされる事を知らないといけない。自分たちの自由や権利は、国家は絶対にまもらない。だからこそ、憲法が存在するのに、憲法を誤解して理解する人達の何と多いことか。
ナチスがコミュニスト(共産主義者)を弾圧した時,私は不安に駆られたが, 自分はコミュニストではなかったので,何の行動も起こさなかった。
その次,ナチスはソーシャリスト(社会主義者,労働組合員)を弾圧した。
私はさらに不安を感じたが,自分はソーシャリストではないので,何の抗議もしなかった。
それからナチスは学生,新聞人,ユダヤ人と,順次弾圧の輪を広げていき,
そのたびに私の不安は増大したが,それでも私は行動に出なかった。
ある日ついにナチスは教会を弾圧してきた。
そして私は牧師だった。
だから行動に立ち上がったが,その時は,すべてがあまりに遅過ぎた。
マルチン ニーメラーの有名なことば。
気が付いた時、抵抗しようとしたとき、その時は、すでに、貴方の家族やあなた自身が、国家権力によって逮捕され、死刑にされている時かもしれない。
だからこそ、はやく、早く、国家への抵抗を選挙や自由な言論のあるうちに行うしかない。