土佐っぽ

四国は土佐国のもんが、日々の中で思いゆう事や、得手勝手な考えを書きよります。どうぞよろしく。

6000の命と30000の命

2008年01月02日 18時34分23秒 | Weblog
交通事故死者 6000人を下回る
と、ニュースが言う。



11歳の秋、学校から帰ると家が妙にドタバタしていた。
父親がバイクで市内に向う途中でダンプと事故をおこして、
パトカーで近くの病院に運ばれたと。
ただ、意識もあるので、それほどの、、、と。

その小さな医院で亡くなったのは、その日の夜。
脳内出血だった。

その医院から目鼻に、県立の総合病院があり、
もし、そこに救急車で搬送されたら、、
とか、
もし、しっかりとレントゲンなどでと、
まあ、、
思えばあれこれがある。

その時から、
交通遺児と呼ばれだした。

交通事故死者が、10000前後から、
シートベルト、
ヘルメット、
などなどの車の改良や、
法の強制で、減少してきた。

車社会のこの国で、それが実現したのは、
やはり、素晴らしいことだと思う。
自分自身が車の運転を毎日のようにする今、
やはり、安全速度と安全運転、そして、安全確認は
大事だと思っている。

ただ、
交通事故に対して、

「自死」をえらばざるを得ない、、

そういう人達への配慮は、
やっぱり、、この社会では希薄じゃあないか。

交通事故は、加害被害が明確になる。
判例でも、、かなりはっきりとしている。

自死は、
じゃ、あ、どうか。
川人弁護士のグループは、
実は、
加害は、かなりはっきりとしている。
しかし、
社会は、それを認定しようとしない。
いや、
認定することから逃げまわっている。

貴方は、無給の残業や土日出勤をしていませんか?

貴方は、上司や同僚からイジメや嫌がらせを受けていませんか?

社会の中で、
あの、神奈川で九州で、、飲酒運転で起こした事故への怒り、
これは、非常に強く大きいものがある。

しかし、
過剰労働や、低賃金などへの怒りは、
なかなかでてきにくい。

社会の敵になりにくいらしい。

交通事故死者数は減少している。

それは、まともな社会だからだろう。
それなら、
自死を選ぶしかない人達の数も、減少するべきだ。

民主主義と基本的人権の尊重を大切にする社会であるなら、、
コメント
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