私は脱原発の急先鋒ではない:田坂広志(内閣官房参与、シンクタンク・ソフィアバンク代表)(Voice) - goo ニュース
2011年8月16日の高知新聞夕刊の1面コラム、話題に
「大小の声」という文章がある。
「自己責任」
7年前、イラクで人質になったニホン人のボランティア活動家に対し、
この言葉を借りた激しいバッシングが浴びせられた。ネット上では
見苦しいほどの人格攻撃が行われ、時の官僚や首相までが自己責任論を
前面に押し出し、不快感をあらわにした。
イラクの惨状を伝えようとした小さな声は、国のあまりにも大きな
ステレオタイプの合唱にかき消された。
対照的だったのは、海外の反応だった。
アメリカの国務長官は「日本国民は、リスクを背負って行動した彼らを
誇りに思うべきだ」。
個人に対する経緯の払い方がどうも日本とは違っていた。
とても印象的に残っている。
原発事故の賠償にあえぐ東電の資金繰りを支える法律が成立した。
被害者救済は遅々として進んでいない。速やかに賠償を進めることは急務だが、
支援には税金が投入される。いずでは、電気料金も値上げされるかもしれない。
結局は、被害者を含め、国民全体で国策の尻拭いをしなければならない。
ふるさとを失い、家に帰ることも出来ない人たちもが
背負わなければならない賠償の仕組み。
「クリーン」「安全」を連呼し、
指摘され続けた危険性については振り返ることも無く、
何かに盲従するかのように推し進められた原発政策とは、一体何だったのか。
そんなことをあれこれ考えている時、
ふと、イラクの一件が頭をよぎった。
この国は人質事件で、個人の行動を大きな声で批判したが、
原発推進に関わってきた政治家、官僚、電力会社の「自己責任」を問う声は、
とても小さく、耳には届いてこない。
高知新聞社 竹内 誠
このミクシの日記にも何度か書いた。
しかし、
あえてなのかどうか、
沈黙をひたすらにまもっていた、
新聞が、1面のコラムにこう書いている。
もう、、
いつまでも搾取され、
増税だ、、あれだと、
低所得者をいたぶる、
そういうことに、めいっぱい文句を言うときだ。
ツールは、いくらでも存在している。
まずは、
自分の意見を届けることだろう。
小さな声を、大きな声にするために。
2011年8月16日の高知新聞夕刊の1面コラム、話題に
「大小の声」という文章がある。
「自己責任」
7年前、イラクで人質になったニホン人のボランティア活動家に対し、
この言葉を借りた激しいバッシングが浴びせられた。ネット上では
見苦しいほどの人格攻撃が行われ、時の官僚や首相までが自己責任論を
前面に押し出し、不快感をあらわにした。
イラクの惨状を伝えようとした小さな声は、国のあまりにも大きな
ステレオタイプの合唱にかき消された。
対照的だったのは、海外の反応だった。
アメリカの国務長官は「日本国民は、リスクを背負って行動した彼らを
誇りに思うべきだ」。
個人に対する経緯の払い方がどうも日本とは違っていた。
とても印象的に残っている。
原発事故の賠償にあえぐ東電の資金繰りを支える法律が成立した。
被害者救済は遅々として進んでいない。速やかに賠償を進めることは急務だが、
支援には税金が投入される。いずでは、電気料金も値上げされるかもしれない。
結局は、被害者を含め、国民全体で国策の尻拭いをしなければならない。
ふるさとを失い、家に帰ることも出来ない人たちもが
背負わなければならない賠償の仕組み。
「クリーン」「安全」を連呼し、
指摘され続けた危険性については振り返ることも無く、
何かに盲従するかのように推し進められた原発政策とは、一体何だったのか。
そんなことをあれこれ考えている時、
ふと、イラクの一件が頭をよぎった。
この国は人質事件で、個人の行動を大きな声で批判したが、
原発推進に関わってきた政治家、官僚、電力会社の「自己責任」を問う声は、
とても小さく、耳には届いてこない。
高知新聞社 竹内 誠
このミクシの日記にも何度か書いた。
しかし、
あえてなのかどうか、
沈黙をひたすらにまもっていた、
新聞が、1面のコラムにこう書いている。
もう、、
いつまでも搾取され、
増税だ、、あれだと、
低所得者をいたぶる、
そういうことに、めいっぱい文句を言うときだ。
ツールは、いくらでも存在している。
まずは、
自分の意見を届けることだろう。
小さな声を、大きな声にするために。